Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

天災革命2

2009/01/26 22:16:16
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チ「よーし、始めるわよ」
リ「いくでガンス」
ル「ふんがー」
ミ「可愛いは正義??」
















私、大妖精は思う。
世の中には、本当に呪われた物が存在するのだと。

「か、川辺に落ちてたから拾ってきたんだけど」

チルノちゃんが持っているソレは紛れも無いあのノート。
悲しみしか生み出さないソレは鮭の如く戻ってきた。

「貰ったぁっ」
「リグル!?」

やっぱりこうなるか。
だから処分すべきだったんだ、このノート。

「やった、これで僕も大人の女になれるんだ」
「ダメ、リグルその選択は死ぬほど間違ってる」
「いいよ、このまま男だ男だと馬鹿にされるくらいならっ。いっそ派手に散らしましょうぞこの命」

どんだけ追い詰められてるのリグル。
ゴメンね、もう少し本気で相談に乗ってあげればよかったよ。
いつも生返事のいい加減な返事ばかりでホントにゴメン。

「いざっ」

どこから取り出したか鉛筆をノートに走らせる。
凄まじい速さだ、それだけの執念を持っているのね。

「落ち着くのだー」

どげしっ、とルーミアがリグルを蹴っ飛ばしノートを奪う。
なんだか色々と情け無用な事になってきたなぁ。

「私もEXになるのだー」

何時の間にかリグルはEXな状態で、誰にも男だなんて言わせない色気を持ち合わせていた。
艶やかな緑の髪や、出るところは出て、引っ込む所は引っ込んでるその理想の体型。
何故!?何故あれだけ貧相な体つきだったのに行き成りそんな色気ムンムンになれるの??

「はぁー、やっぱりこの姿は落ち着くわ」
「わ、わー、これが僕なんだ」

ダメだ、つい憎しみで人が殺せたらとか考えてしまう。
…………もう書いてしまおうか??

『そうだそうだ、書いてしまえ』←悪魔
『そうですそうです、書いてしまいなさい』←天使
『もう二人もやってるんだぜ??かまやしないさ』←悪魔
『自分に正直になりましょうよ、ほら、あの体つきが羨ましいんでしょう??』←天使??
『ほら、鉛筆を握って』←悪魔
『大丈夫です、冷静に自分の名前を書いてください』←天使??

だ、い、よ、う、せ………はっ。
ま、まさか脳内で天使と悪魔が書けと囁いてきたなんて。
しかも天使が悪魔みたい。
その黒い尻尾がチャーミングね。

「ど、どうしたの大ちゃん」
「なんでもないよチルノちゃん、ちょっとね」

さて、どうしようか。
こうなったらヤケクソで適当な名前を書いてイタズラしようか??

「ねえチルノちゃん、適当に名前挙げて」
「大ちゃん」

『大ちゃん』

「次になって欲しい事」
「爆発」

『大ちゃん  爆発』

よし、……………なん……だと??
これ、私が吹っ飛ぶんじゃないの??ねえ。
何、なんなの爆発って、やばくない??

「って何も起きないし、ってかチルノちゃん言い訳はある??」
「えーと、思いついたまま言ったわ。反省も後悔もしていない」
「チルノちゃん、後で酷いからね」
「でもなんで発動しなかったんだろう」
「たぶん大妖精っていう種族名だからじゃない??」

ダメだ、EXなルーミアとリグルに違和感がありまくる。
お願いだから普段のアホな子に戻って……。

「つまり名前じゃないとダメなのね」
「じゃあ大ちゃんは無理なのか」

べ、別に悔しくないもんねっ。
………私の名前、なんなんだろう。
教えて神主様。

「よーし、次はアタイね。えーと」

『さいぎょーじ ゆゆこ  わっふる』





「妖夢大変」
「何がですか、おやつですか??ご飯ですか??」
「大変だわ、今ならワッフルと結婚できそうな気がしてきた」
「は、ハァ!?」
「あーダメ、もう今すぐ結婚式ね。妖夢準備して」
「お、落ち着いてください。どうやって洋菓子と結婚するですか」
「愛さえあればなんでも出来るのよっ」
「無理ですっ、空を落とすくらいに無理です」
「あ~いを、とりもどっせ~~~」
「幽々子様が壊れたぁ~~~~」





なんだろう、今変な想像が………。
ってかワッフルって、ワッフルって。

「ち、チルノちゃん??」
「洋菓子を書いたらどうなるのか興味はあるね」
「どうなってるのかしら??」
「アタイってば天災ねっ」
「なんか今ニュアンスが違ったけど気にしないようにしよう」
「よし、このまま行くわよ」

『レミリア・スカーレット   鰤』

なんで、なんで鰤だけそんな達筆で書けるのチルノちゃん。
いや、漢字一文字でそんなに誇られても困るんだけど。

「この前レティに言って殺されかけたから良く覚えたわ」
「へ、へぇ」
「あれは雪の降る日のことだった」
「周りがセピア色に!!」
「回想タイムよリグル」




「レティ、外で遊ぼうよー」
「んー、今日はゴロゴロしてたいんだけどなぁ」
「むー、レティなんだか鰤みたい」
「ぶ!!」
「ゴロゴロしてさぁ」
「ち、チルノ??仮にも私を鰤みたいなんて言っちゃダメよ??」
「なんで」
「なんでも、ね??」
「ウン、チルノ覚えた」




「あの時のレティの笑顔は今でも忘れない、あれは賽銭箱を凍らせた時の霊夢の笑顔にそっくりだったわ」

ああ、笑ってるのに目は笑ってないっていう、アレかぁ。
そうか、レティに鰤は禁句なのか。
ところで今大絶賛鰤と書かれたレミリアさんはどうなってるんだろう。



「ふふ、フランと楽しむ紅茶は最高ね」
「そーだね」
「咲夜、おかわr」
「ブバッ」
「おおおおおおおおおおおお嬢様ぁっ!?」

ピッチピッチ

「お、お姉様が鰤になった」
「中々に大きくて立派」
「ってそんな場合じゃないや、なんかもう弱ってるよ」
「す、直に水へ」




………幻想郷に海水が無いから下手したら。




「いやぁ、お姉様鰤がぷかーって」
「うう、お、お嬢様おいたわしや……」


ってな事になってるんじゃ……。
こ、これってバレたら命は無いよね。
どどどど、どうしよう。
か、かくなる上はチルノちゃんを殺害してターンエンド。
そして次のターンでチルノちゃんとリグルとルーミアをイケニエに捧げ私は逃走。
か、完璧??




同時刻紅魔館では。


「ねえフラン、突如降ってきたこの鰤の群れは何なのかしらね??」
「さ、さぁ(お、お姉様がぬめぬめしてる)」
「嫌がらせ??何所の誰かしら、ふふふ」






「……やっぱりこのノートは危険だね」
「そうね、EX化は惜しいけど……」
「レミリアさんの犠牲を無駄にしない為に」

リグルやルーミアも同じ気持ちらしい。
うん、その大きな胸がシャクに触るけど、同志ってことは素晴らしい。

「もう少しやりたかったんだけどなぁ、ゆーかの反応も見たかったし」


「ほう、アナタ達が犯人だったわけね??」

空気読めっ、そう言おうとした矢先の一言。
その響きはどこかスキップしてるかのように軽やか。
そして、後を向いた先に立っていたのは――――

「いつぞやはお世話になったわね??そこの氷精の言う事が本当なら」

風見幽香、その人だった。

「ああっ、ぢのゆーか」
「チルノちゃんのアホっ」
「さ、最悪なのだー」
「ぼ、墓穴!?ねえ墓穴??」

自爆、見事な自爆。
信じられない、何故こうも言い訳の余地を無くしてしまうのか。

「ぢ??それは……それは、私のことかぁぁぁぁぁぁぁぁっ」

な、なんていう金色のオーラ。
今の幽香さんはスーパーなんたら人なの??

「絶対に許さないわよ、ジワジワとぢの苦しみを教えてやる。一人とて逃がさないから覚悟しなさいっ」













その日の事はそれ以上覚えていない。
ただ、全てが終わった時私達は永遠亭に入院していて、お尻が痛くて、ノートは無かった。
おそらく幽香さんが処分したのだろう。

なお、風の噂では幽々子さんは挙式の一歩手前で正気に戻ったらしい。
そして、レミリアさんは至る所に鰤を「新巻鰤よっ」などと言いながら配ってるらしい。
何故互いに食べ物で違ったかのかは不明だけど、どうでもいい事だよね。

「チルノちゃん、反省してる??」
「うん、してる」

何故か倍痛めつけられた筈のチルノちゃんはピンピンしていた。
そして、さっきから聞こえてくるこの太鼓の音は一体。

「でね大ちゃん、なんだか変な箱を見つけたんだけど」



ドンドコドコドンドコドコドンドコドコドン
えーとですね。
皆さんのおっしゃりたい事もわかります。
革命だってのにヤツが居ない。
しかも、このシリーズここでおしまいです。
一文字も書けない一週間を過ごしてこれです。
なんとか話になったと思って読み返したらヤツが居ない。
次回作こそ、ヤツことマチョリーの出番があるかも??
………っていうか書けるかな。

あ、最後の箱はジュマ○ジです。
ある意味ヴ○ン・ベルトは幽香??
紅魔レヴォリューション
コメント



1.NEOVARAS削除
ジュ○ンジ……幻想入りしていたとは!?
しかし、やはりゆうかりんは痔でもいいと思う私。
2.名前が無い程度の能力削除
ジュ卍ダメーーー!!!あれは私のトラウマですよ、ええ。
……置いといて。
テンポ良く、楽しく読ませていただきました。
3.名前が無い程度の能力削除
幽々子様あぁぁ~!!
と思わず叫んでしまいそうだった…
4.名前が無い程度の能力削除
えらいもんがきやがったw
真面目に吹いちまったw
5.紅魔レヴォリューション削除
1>
幽「よし、折檻決定っ」
幻「幽香が物凄いいい笑顔だ……」
夢「きっと新しい獲物を見つけたんですよ」
2>
そう言われると嬉しいなぁ。
3>
幽々「好きな物が増えました」
妖「最近ワッフルよく食べますね」
4>
ル「リグル、ズルしたの??」
リ「だって、5を出したら上がれたから……」
チ「リグル!!頭に触覚が生えてきてるわよっ」
大「いや、元々生えてたじゃん」
6.名前が無い程度の能力削除
ゆうかりんが、嫌がるちびっ子達をぢにしている光景って、
傍から見たら通報ものですよね。
私は最後まで傍観しますが。
7.地球人撲滅組合削除
爆 発 は 反 則 だ wwww

「幽々子さま、正気に戻ったのはうれしいのですが、
 3秒前まで新郎だった方を食されるのは如何なものかと思うのですが」
「いやいや妖夢、結果オーライよ」
8.謳魚削除
ジュ〇ンジ……呪卍?
つまり大ちゃんは『呪式:裏卍解』とか使ってEXに……(ゴクリ
そいえば萃勇は初詣に無事参られたのでしょうか、気になって来ました。
9.名前を表示しない程度の能力削除
そのすごろくはダメぇーーーーー!!

やっぱりゆうかりんにバレてしまったのか……なのにチルノが一番平気ってどういうことだwwww
あとEXなリグルというと、やっぱり赤いリボン付きのロングヘア+ロングスカートだったり……?
10.名前が無い程度の能力削除
ジュマンジかー、確か映画では、
巨大な蚊が出現、
プレイヤーがジャングルへ、
周りがジャングル化、
何処からか動物が大行進、
追跡者ヴ●・ベルト現る、
水がザッパーン、
ズルの罰で体が変化、
だったかな?
何でだろ、あの面子なら平気そう。
11.名前が無い程度の能力削除
大ちゃんのEXはどんなだったか…?
ちょっと確認してきますww
12.名前が無い程度の能力削除
ただでさえ潤っている(経済的に)紅魔館が贈り物でご近所の評判まで得ようとしている!!
ほんとこのお嬢様はソツがないなあ。
13.紅魔レヴォリューション削除
6>
幽「あら、気絶してるわね………」
幽「んー、でも何もしないって訳にはいかないわよね」
幽「よし、お尻でも叩いとくか」
7>
紫「ちょっと幽々子。なんなのこの結婚って!!」
幽々「んー、なにがー」
紫「って写真のワッフル食べてるーー。お婿さんじゃないの??いや、洋菓子がお婿ってのはどうかと思うけど」
妖「紫様、考えたら負けです」
幽々「うまうま~♪」
8>
萃「なんだか視線を感じるなぁ」
勇「気のせいじゃないか??」
射(読者のニーズに答えるのも記者の務め、遠慮なく取らさせていただきます)
9>
特に考えてないので、それでいきます。
問題がなければ、ですけど。
10>
問題は追跡者がレミリアや幽香って所でしょうか??
あと、蜘蛛とライオンと床が液状化ですね。
11>
いってらっしゃーい。
なお、大妖精のEX化は未来永劫ありません。
12>
ざんねんっ……お嬢様は無意識。
狙っていない……完全なる善意。
後からくる……評判……それまで……気がつかない。
14.自分で付けた名前に後悔する程度の能力削除
…私が間違っているのか?レミリア・スカーレッ『ド』ううぅむ?
EXルーミアVS幽香が見てみたかったなぁw
15.名前が無い程度の能力削除
>な、なんていう金色のオーラ。
>今の幽香さんはスーパーなんたら人なの??

スーパーヤサイ人ですね、わかります。
16.紅魔レヴォリューション削除
14>
いいえ、アナタは何も間違えてません。
全ては愛するおぜうさまの名前を間違えるアホ作者のせいです。
暫く頭を冷やしてきますね。
15>
アナタのセンスに脱帽です。

チ「アタイさぁ、マ○クのバーガーに入ってる緑のよく抜くんだけど」
リ「あ、僕も」
ル「美味しくないのだー」

幽「ピクルスのことかぁぁぁぁぁぁぁっ」
17.白徒削除
大ちゃん 爆発 で フイタ 。
jマンジは大好きな映画なので是非次回書いて欲しいところだったりしますが。
とりあえずぬめぬめしてるお嬢様に乾杯(何
18.紅魔レヴォリューション削除
17>
実は何度も書こうとしたんですけどねぇ………。
まったく筆が乗らずに書けませんでした。
もしかしたら書き上げれるかもしれないので、あんまり期待せずにお待ちください。
19.名前が無い程度の能力削除
ジュ○ンジ……だと!?

一発で地獄の追跡者は幽々子様で追いかけられるのはミスチーを思い浮かべたじゃないか!!

……でもここのミスチー平和そうだからそんな展開は無いかwww
20.紅魔レヴォリューション削除
19>
まあからかってるだけですからねぇ……。
うちのみすちーは大体平和です。
21.名前が無い程度の能力削除
「ルーミア Ex」                これでルーミアの姐さんの復活だ!ヒャッハー! 姐さーん!俺だー!結婚してくr(ストームブリンガー