Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

祈りが届く時

2009/01/21 12:24:27
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 階段を駆け上がる。
 もっと速く走りたいのに体がついていかない。
 こんな事ならもっと運動しておくんだった。
 やがて見える鳥居の先は――



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「結論から言うと、彼女の体に異常は見当たらないわ」

 竹林を越えた先、ひっそりと佇む屋敷の奥。
 幻想郷はおろか、外の世界相手でも比肩しうる者がいないであろう女医が発した台詞はそれだった。

「詳しい話を聞かせてもらえないかしら。私たちは何もわかって無いので」

 正直失望感は大きい。
 だが、諏訪子の言うとおり私たちには何の手がかりも無い以上、彼女に頼るほかなかった。
 娘にも等しい我が巫女、早苗が横たわる傍らで、私たちは八意医師の言葉を待った。



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 色褪せた鳥居をくぐる。
 時折吹く風以外には音を立てる者も無い。
 今が深夜だからではない、生きるものが存在しない時に感じられる無音の空間。
 無名と呼ばれた神社の成れの果て。



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「医学的な見地から言うと、健康そのものよ。念のために遺伝子レベルでの調査も行ったけどね」

 八意医師の言葉は続く。
 細かい医療用語まではわからないものの、念以上の念を押した検査でも異常が見つからなかった事はわかった。
 だが、そうなるとますます謎は深まるばかりだ。
 現に早苗は目を覚ます気配が無いのだから。



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 夜の学校が怖いのは、昼間は子供たちにより必要以上に活気付いている場所だからだと思う。
 夜の帳が降りてからの無音の世界とのギャップがより恐怖を駆られるから。
 廃墟への恐怖も似たようなものなんだろうか。
 かつては人がいたのに今はいない、その差が。
 でも、怖がっていてはいけない。
 確かめなければならない。


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 早苗が倒れたのは本当に唐突だった。
 いつものように諏訪子とじゃれていた様子を苦笑しながら眺めていた早苗が突然足元から崩れ落ちた。
 声を上げることなく、綺麗とすら言えるような倒れ方だった。
 呼吸や心拍には問題があるようには見えなかったが、どれだけ声をかけても全く反応しない。
 長く生きてきたが、あれほど取り乱したのは記憶に無い。
 諏訪子の落ち着いた指示がなければ今でも途方にくれていた可能性もある。
 ともあれ、私たちの手でどうにもならない以上専門家の力を借りるしか他なく、かねてより噂を耳にしていた
 幻想郷随一の医師を尋ねる運びとなった。
 結果は芳しくなかったが。



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 どうして思い出したのか、いや、そもそもなぜ忘れていたのかはわからない。
 ただ、ひとつだけわかっている事がある。
 覚えているのは私だけ。
 文字通り私だけ。
 世界すらその事を忘れているように見える。



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「何か思い当たる事とかないかしら。医学的なものだけじゃなくてもいいから」

 諏訪子が話を進めてくれている。
 形は子供そのものでも、土着の神の頂点に立った強力な存在だ。
 何か問題が起きた時は、いつも私よりずっと落ち着いていた気がする。
 情け無い話だが、正直私一人ではどうにもならなかったかもしれない。

「そうね、私個人の見立てに過ぎないけど、この娘、存在そのものが薄れてる気がするわ」
「存在が薄いってどういう意味?影が薄いとかそういうのじゃないんでしょ?」
「文字通りよ。消えかかっているといえばわかるかしら。どちらかというとこういうのは八雲紫辺りに相談する方がいいと思うわ」
「……厄介な話ね。それが事実とすると確かに医療行為でどうにかなる話じゃないね」
「ごめんなさいね、力になれなくて」
「ううん、怪我や病気じゃないってわかっただけでも助かったわ。助言どおり八雲の賢者を頼る事にするわ」
「最も、八雲紫はその居場所がなかなか知れないのが難点ね。心当たりはあるのかしら」
「うーん、麓の巫女か冥界の姫辺りに聞こうと思ってたけどね。あの二人のどちらかなら知ってるん……」

 音が消える。
 諏訪子がしゃべるのをやめたから、というだけではない。
 あるべき形がゆがめられたような違和感。
 力があるものだからこそわかる感覚。
 視線の先には混沌の具現。
 滑らかな金と自身の名を纏い佇む妖。

「こんばんは。呼ばれたような気がしたから馳せ参じましたわ」

 八雲紫。



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 立ち入り禁止の看板とロープを超え、出して中に入ってみた。
 中は荒れ放題だった。
 予想通り、そして私の期待を打ち砕くように。

 壁は剥がれ落ち、柱は朽ちる寸前。
 懐中電灯の灯りで浮かび上がる像はひどいものだった。
 これなら危険だから立ち入り禁止になっているのもうなずける。
 まさに、無人となってから10年20年経過した廃墟だ。
 だが、私の記憶では少し前までここには人が住んでいた。
 小さい頃からの私の親友だ。

「さっちゃん……」

 僅かに漏れたつぶやきは闇と同化して消えていった。



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「ちょうど探してたところだったよ。タイミングよくて助かるよ」
「そうね、タイミングがよすぎるわ。また隙間から様子でも伺っていたのかしら。」

 諏訪子と八意医師の言うとおり。
 八雲の賢者はまさに必要だというタイミングで降臨した。
 ありがたいことはありがいたいのだが、彼女の風評及び実際に相対した時の印象からすると素直に喜べない。

「様子を伺っていたのは事実ですわ。助けが必要なようでしたので、それならば、と参上させて頂いたわけですわ」

 その物言いに八意医師が眉をひそめる。

「何を企んでいるのかしら。言っておくけど、面白半分に事を引っ掻き回していい類の問題じゃないわよ?」
「ひどい言われようね。ここにやってきただけでそんな事言われるなんて」
「だって、貴方自らが動くような大事とは思えないもの。そこの二人にとっては重要な問題でも、貴方や幻想郷にとって見れば瑣末な問題でしょ」

 思わず抗議したくなったが、確かに冷静に考えてみれば八意医師の言う事は正しい。
 早苗は私たちにとってはかけがえの無い存在だが、この世界にとってはただの一人の人間に過ぎない。

「確かにそうですわ。ただの人間の生死なんて、幻想郷において、いや幻想郷でなくても日常の範囲内。私が動くような事ではないですわ」
「なら、貴方の意図は何なのかしら」
「逆に言えば、その娘の生死が幻想郷にとって問題だからやってきた、そうは考えられないかしら?」

 早苗を見据えたまま、八雲紫はそう言った。



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 確かに人が住んでいた痕跡はある。
 でも、さっちゃんに繋がるものは見つからない。

 いったい何が起きたんだろうか。
 私自身が正常だと仮定するなら、さっちゃん、東風谷早苗という部分だけが世界から切り抜かれている気がする。
 寒気がする。
 私の知覚できる範囲を超えた何かが起きたのか、私自身がどうかしてしまったのか。



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「未練?」

 それが八雲紫の出した結論だった。

「そう、未練ですわ。そのせいでその娘は半分ほど外の世界に引っ張られている形になっていますわ。ゆえにこの世界での存在が不安定に」

 ショックだった。
 幻想郷に移る際、本当によいかと早苗には何度も確認したものだ。

 ――こっちの世界にはそれほど未練はありませんから。

 そう言って笑った早苗。
 あれは私を安心させるための嘘だったんだろうか。
 こうやって消えかかるほどの未練を抱えながら無理をしていたのだろうか。
 やはり、人の子を神の都合に合わせるなんてことは現の代においては行うべきではなかったのか。
 激しい後悔に身を包まれる。

「誤解しているようなので教えて差し上げますわ。この娘はあちらに対してそれほど強い未練はもって無いようですわよ」

 落ち込む私にかけられたのはそんな言葉。
 一体どういうことだろうか。

「どういうこと?実際早苗はその未練によって向こうに引っ張られてるんでしょ?」

 その思いは諏訪子も一緒だったようだ。

「ええ、引っ張られてるの。この娘ではなく、この娘に対する未練が、ね。こんなケースは初めてですわ」



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「神隠し……?」

 不意に思い浮かんだその言葉。
 人が突然いなくなる現象を表した言葉。
 そう、神隠しだ。
 それも、対象の人間に関する情報もまとめて隠されてしまうほど強力な。

 そんなことが本当にありえるんだろうか。
 昔ならともかく現代における神隠しは、実際のところ誘拐だったり拉致だったりといった人的要因だとばかり思っていたのだが
 今回のものは明らかに違う。

「さっちゃん……本当にいなくなっちゃったの?」



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「つまり、外の誰かが早苗を強く思うことで文字通りあちらに引っ張られているって事?」
「そういうことですわ。普通ならこちらに来た段階であちらの世界では対象の存在記憶が消えてしまうのだけど」

 八雲紫の話をまとめると、外の世界の誰かが早苗に対して強い未練を持っていたため、何かのきっかけで
 失われたはずの記憶が戻ってしまい、それが結界を超えて早苗に影響しているとのことだった。
 人々から忘れられていき、結果的に幻想郷にやってきた者たちとは違い、私たちはまだその存在が認知されている段階で
 自らの意志でこの地にやってきたことが影響しているらしい。
 特に早苗は人の子として普通に生活していた分、外の世界とのつながりは非常に強いのだと。

「このままでは、この娘を通じて結界に綻びが出てしまう可能性があるわ。だから私が動いているというわけですわ」
「原因なんかはわかったわ。それで貴方はどうするつもりなの?」
「残念だけど、私だけではどうにも出来ないの。だからあなたたちの元へ来たのですから」
「私たちの力が必要なら何でも言って欲しい。早苗のためなら何だって協力するよ」

 諏訪子が言う。
 私だって同じ気持ちだ。
 平穏な生活を捨ててまで私たちのわがままに付き合ってくれた早苗。

「私が結界に揺らぎを作ります。その隙にあなたたちに結界に楔を打ち込んで欲しいのです。天と地の理を繰るあなたたちの能力なら出来るでしょう?」
「うーん、いまいち具体像がつかめないね。楔といってもどういう類のものなのかとか、その結界の性質とかがわからないと」
「実際方法は何でもいいのです。この未練を断ち切る何かを行ってもらえれば。楔というのはその何かに具体的な像を与えるための表現に過ぎませんわ」
「そういうことね……なら」

 ちらりとこちらを見る諏訪子。
 長年連れ添った関係というのはこういうときに助かるものだ。
 頷き、諏訪子の正面へと対峙する。

「お二方、準備はいいですか?」
「神奈子ともども大丈夫だよ。やっちゃって」
「方法は任せますわ。では、始めます」

 再び空間への違和感。
 先ほど八雲紫が現れた時と同じ。

「やるよ、神奈子」

 応と答え諏訪子の力に合わせる。



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 そういえば昔、さっちゃんはよく言ってた。
 神様は本当にいるんだって。
 みんなには見えてないだけだって。
 神社の娘だからそういうこともあるのかと思ったこともあったけど、
 さっちゃんのお母さんもお父さんも、お爺ちゃんお婆ちゃんですら見えたことは無いって。
 だからさっちゃんの言葉も信じていたわけじゃなかった。
 私は神様の子分だからえらいんだぞーと言っていたさっちゃんをからかったりしたものだった。


 でも、もし神隠しが文字通り神の手によるものだったら…



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「だめ。上手く行かない」

 楔を打ち込もうとするも上手く行かない。
 後一歩足りないのだ。
 早苗がいつまで持つかわからない以上悠長に事を構えてる余裕は無いのだが…。
 何か方法は無いのだろうか。

「せめて全盛期の半分でいいから力があれば……ねっ!」

 ふたたび力を振るうもやはり駄目だった。
 諏訪子のいうとおり、かつての私たちなら苦も無い作業だったのだろう。
 改めて自分の凋落振りを自覚させられるが、過去の栄光にすがったところで現在の状況を変えられるわけではない。
 闇雲にやっても埒が明かないのならば、機を窺って一発にかけるほうがいい。
 尤も、何のきっかけも無いのであればそれも徒労に終わってしまうのだが。
 ともあれ、時間ぎりぎりまでは我慢するしかない。
 正直こういうのは苦手なのだが、早苗のためだ、そんな泣き言を言ってる余裕なんぞありゃしない。

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 これまで考えた事なんかなかった。
 だって、そんなものがいるなんて今の世で信じられるはずが無い。
 でも、今この時、本気で祈ってみようと思った。
 藁にもすがるとはこういう気持ちのことを言うのだろうか。
 手を合わせ祈る。

 ――届くはずが無い

 今この瞬間だけはその常識を完全に捨て去る。








 「神様!お願いします!さっちゃんを……さっちゃんを返してくださいっ!」

























 どれくらいの時間祈ったのかはわからない。
 空を見上げると満天の星空が広がる。
 人の手が余り施されていないこの辺はまだまだ綺麗な星空を拝むことが出来る。
 いつもと同じ綺麗で静かな空だった。

「やっぱりだめなのかな……」

 いつもは信じていないものを困った時だけ頼るなんて都合のいい話。
 自分だったら、そんな相手と付き合うなんて御免被りたい。
 期待が打ち砕かれた徒労感からか、私は座り込んでしまった。



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「っ!!」

 諏訪子も気づいたようだ。
 何かはわからないが、そのきっかけが来た!
 機は今しかない!

「いくよ!神奈子!」

 二人で力を振り絞る。
 早苗……今助けてあげるから!



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「……?」

 何か、急に周囲がざわめき出した様な気がする。
 木々が騒ぎ、静寂の夜を乱す。
 ふと空を見上げると、星々の光が大きくなっている。

「これは……っ」

 光は徐々に空を覆い、青白い世界に包まれる。

 これは奇跡なんだろうか。
 私の祈りが届いたのだろうか。

「さっちゃん……」

 白光に包まれた空はこの世のものとは思えぬほど綺麗だった。

















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「お二方には本当にご迷惑をおかけしました。申し訳ありません」

 すっかり回復し、土左衛門は回避できた早苗だが、代わりにと言うべきか、事情を話した途端土下座衛門と化してしまった。
 私も諏訪子もそんな事は全く気にして無いので、この状態はいささか居心地がよろしく無い。

「あ~う~。早苗もうやめてよそれ。はっきり言ってそれの方がよっぽど堪えるよ」
「ですが、神に仕える身でありながらその主君の手を煩わせるような真似を…」
「あ~、もうそれ駄目!禁止!早苗は私たちの娘なんだから。親は子の為ならなんだってするんだよ。だから気にしたら負け!」

 全く同じ気持ちだ。
 早苗のためなら何だってやってやるし、大概のことが出来る力もある。
 早苗は私たちの加護を受けながら伸び伸びと生きてくれればいいのだ。
 それこそが私たちへの最大の恩返しになるのだから。

「洩矢様、八坂様……。私感激です!こんなに思われていたんですね……っ!」
「そうだよ~。早苗は普通にしていればいいの。わかってくれた?」
「はい、わかりました!私東風谷早苗は、改めてこの身を一生お二方のために捧げる決意をすることが出来ました!ありがとうございます!」
「あ~う~。全然わかってないよ、この子……」

 頭を抱える諏訪子を笑い飛ばす。
 それに怒った諏訪子が
 いつものように諏訪子とじゃれあう私を笑いながら眺める早苗。

 うん、やっぱり早苗には笑っていてもらいたい。
 そのためなら今後も努力を惜しむ事なんて無いだろう。
 手を振り回す諏訪子の頭を押さえつけながら思う。


――ああ、ここは今日も平和だねぇ。





























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――次のニュースです。
  今日未明、諏訪市の無名神社付近で地震と落雷があり
  神社が炎上・崩壊するという事件が発生しました。
  焼け跡から若い女性と見られる遺体が見つかり、警察で
  身元の確認を急いでおります。無名神社は、20年ほど前から
  無人となり、近々取り壊しが行われる予定でしたが……
神話とかそういう類の話では、神に近づこうとする人間は殺される事が多いような気が。
近づかれる事すら嫌がるとは、人間嫌われたものです。
八百万の方だと人間と神様であんまし扱いに差が無いみたいですけどね。
とりあえず、初っ端からオチがわかるような話で申し訳ないです。
こういうの上手く書ける方は凄いですね。
のっとふぁうんず
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コメント



0.簡易評価なし
1.無評価名前が無い程度の能力削除
最初はこのような皮肉的な話に持っていくとは思わなかった・・・

幻想郷の内外を改めて考えてしまった
2.無評価名前が無い程度の能力削除
確かにオチはすぐわかったよ。
命を救うためとはいえ、神や妖怪からしたら名も知らぬ人間なんてこんな扱いだろうね。
3.無評価名前が無い程度の能力削除
なぜ幻と現の境界を越えて、早苗さんのことを思い出すことができたのか・・・
偶然か、必然か、紫の能力を跳ね返すほどの力を彼女が持っていたのか
いずれにせよ不運だったと言うしかないですねぇ・・・

他者を想う心というのはそれ即ち祈りであり、祈りとは信仰である
ということは彼女は早苗さんを信仰していたに他ならない
かつて、祈りと呪いは同じ言葉として扱われていたことを考えると
彼女の熱心な信仰は強大な呪いとなってしまったのですね
神は信仰によって力を得るが、幻想の住人となった現人神たる早苗は
現実世界の住人の信仰は毒にしかならなかった
永遠に届かない祈りほど悲しいものは無いですね・・・
4.無評価名前が無い程度の能力削除
>我が巫女
諏訪子だったらともかく、神奈子の言葉だったら誤字でしょう