※キャラ崩壊あり。
とあるキャラがXX化します。
あと女の子が女の子(?)のことが好きだったりします。
これらのことにご納得の上よろしければお進みください。
「ふふふっ、これが頼んでおいた薬ね」
「そうよ。効果はおよそ1日続くわ。その間は元に戻ることはないと思って頂戴」
「十分よ。効力の方はどう?」
「頼まれた要素は全て詰め込んだはずよ。もっとも、生体実験をしていないからどの程度現れるかまではわからないけれど」
「効き目があるなら問題ないわ。ふふっ、これを霊夢に・・・」
「・・・・・・あなたもよくそんな変なことを考えるものね」
「はぁ~、今日も今のところは平和ね~」
縁側でお茶をすする。たったそれだけの行為がなんと幸せなことか。平穏は人類にとってもっとも大切なことよね。
「れいむー、遊びにきたわよー!!」
・・・・・・ああ、私の幸せは今ここに脆くも崩れ去った。
「はぁ、いらっしゃい紫。・・・・・・って何よそのにやけた顔は?」
いつもどおりスキマからのぞかせた顔は何故か思いっきりにやけていた。それはもう表情を見ただけで「私は何か企んでますよ」と伝わってくるくらいに。
「そんなことないわよ。ああそうだ、今日は霊夢にプレゼントがあるのよ」
「プレゼント?」
「そうそう。え~っと・・・あった、コレよ!!」
そう言って取り出したのは何か液体に満たされたビン。飲み物?
「何よそれ?」
「栄養ドリンクよ。ほら何だかんだと巫女のお仕事って大変じゃない?だからそんな疲れを吹っ飛ばしてあげたいと思って。」
「・・・・・・」
どう考えても胡散臭い。そもそも自慢じゃないが異変などがなければ私がろくに仕事をしていないことは知っているはずだし。
「で、本当の目的はなに?」
「目的なんてそんな、私はただ霊夢に元気になってもらいたいだけよ。」
瞳潤ませ訴えてくる。・・・・・・いやだからそんなところが胡散臭いんだって。
「ほらっ、せっかくだからグッといっちゃって!!」
「え~っ?」
おかまいなしにビンを手渡してくる。フタをあけると少し甘ったるい匂いがしてくる。まさか私に毒を渡してくるとは思わないけれど・・・。
「あっ、藍が男の人に口説かれてる!!」
「なぬっ!?私の娘に手を出そうとはいい度胸じゃない!!」
「いまだっ!!」
一瞬視線がそれた隙をついて紫の顔を拘束。そして無理やり口を開けビンの中身を注ぎ込む。
「んんんんんんっ!?」
「紫ごめんなさい。でもあなたが悪いのよ。こんな怪しいものを渡してくるから」
ちょっと乱暴だった気はするけど、まあ紫だし大丈夫でしょ。
「・・・うっ、ぐはぁ」
「飲んだわね。・・・しかしこれって一体なんなのよ?」
ビンを見てもラベルも何もついていない。ビンそのものにも特徴らしきものはない。
「ねぇゆか・・・・・・り?」
「ん~?なあにれいむ?」
幼女がいた。それはもうどこをどう見ても見まごう事なき完璧な幼女が
「な、な、な、な」
「なななな?」
「なんじゃこりゃーーー!?」
きっと私の叫びは幻想郷中にとどろいたに違いない。
「ああそれ子どもになる薬」
「ってやっぱり犯人はあんたかーー!!」
薬で思い当たる人物など一人しかいない。それでかっ飛んできたら案の定犯人は永琳だった。
「犯人って失礼ね、私はただ依頼されたものを作っただけよ」
「・・・その依頼人っていうとやっぱり」
「そう彼女」
永淋は小さくなった紫を指差した。
「・・・はぁ、まあ一番の元凶は紫だというのはわかったわ。で、何の目的でそんなの頼んだんだって?」
「なんでもあなたを子どもにして一日中可愛がりたかったそうよ。それがなぜか当の本人が子どもになってしまったみたいだけど」
そりゃあ危険を察知した私が反抗したからよ。しかし紫もろくなことを考えないわね。
「迷惑かけたことは私からも謝るわ。・・・それじゃあ解毒剤ちょうだい」
「ないわよ」
「・・・・・・は?」
「だから解毒剤なんてないわよ。試作品だからそれ一つ限りだったし効用時間もそれほど長くないからいらないかと思って」
普通薬って万全を期して作るものじゃないの?詳しくは知らないけど。
「・・・じゃあ悪いけど解毒剤作ってくれる?」
「作るのはかまわないけど、でも今から作るとしたら材料集めとかで結構時間がかかるわよ?薬の効き目はせいぜい一日だし自然に待っていた方が早いわ」
「・・・それじゃあその一日これどうするのよ」
抱えていた紫を前に出す。このままほったらかしというわけにはいかないでしょ。
「あなたが面倒をみてあげればいいんじゃないかしら。ちなみに思考まで完璧に子どもになっているから世話してあげる人が必要よ」
「・・・・・・はぁ」
仕方ない。不本意でも無関係というわけではないし私がなんとかするか。
「そういえば霊夢」
「何よ?」
「そのままの格好にさせておくの?」
「・・・あ」
紫の服装は一緒に小さくなるなんてことはなく元のままだった。当然サイズが合うわけもなくただ布を巻きつけたような姿だ。もちろんところどころ肌も露出している。
「そういう趣味があるなら止めないけど」
「違うわよ!!」
・・・・・・前途多難だ。
今の紫の体格は少女を通り越してもはや幼女だったけど私の昔の服を詰めることでなんとかなった。備えあればなんとやらね。片付けしてないだけだけど。
「・・・さて、これからどうしようかしら」
「どうするの?」
いつもより純粋さ120%増しの顔をして私を見上げてくる紫。・・・本当に頭の中まで子どもになっているみたいね。
「薬の効き目は一日くらいらしいしその間あんたをどうするかってことよ。やっぱり藍に引き渡すのが一番かしら」
「!?」
「っと?」
何か巫女服の裾をぎゅっと掴まれた。
「ちょ、いったいどうしたのよ?」
「やだやだれいむといっしょがいい!!」
「いやそんなこと言われても」
私子どもの面倒なんてみたことないわよ。
「う~~~」
「うっ、そ、そんな顔しないでよ」
涙を湛え唇を固く結び私を見上げてくる。そんな顔されたら私が悪者みたいじゃない。
「・・・・・・はぁ~、わかったわよ。私が最後まで面倒見てあげるわよ」
「わ~い!!」
先ほどの涙はどこへやら満面の笑顔を浮かべてはしゃいでいる。・・・ここでコロッと切り替わるあたりが紫らしい。小さくても紫は紫ってことね。
「でも一度藍に相談するわよ。私一人じゃどうしたらいいかわからないもの」
「でもらんはおうちにいないよ?」
「・・・それを先に言いなさいって」
大方仕事を任されているのだろう。さすがは幻想郷随一の苦労人。
「でも一人じゃ心許ないしな~」
本質は同じでも今の紫はただの子ども。それなりに世話をする必要はあるんだろうし。となると誰か子どもの扱いに長けている奴は・・・。
「あ、ちょうどいいのがいるじゃない」
幼女の世話のエキスパートが。
「・・・なるほどね。それで私に相談に来たってわけ」
「そうそう。レミリアの世話をしているのは咲夜でしょ。何かコツみたいなものがないかなと思って」
場所は紅魔館。ちょうど一仕事終えたところの咲夜を引っ張り事情を話した。ちなみに紫はレミリアと一緒。その姿に興味津々だったけど、まあ悪いようにはしないでしょ。見た目あんまり変わらないし。
「コツと言われてもね。私と霊夢じゃだいぶ立場が違うでしょ」
「それはそうなんだけど・・・私としても突然のことで途方にくれちゃって。せめて中身がそのままだったら楽だったんだけどね」
「でもよくここまで相談に来たわね。目の届く範囲で適当に放っておくって手もあったでしょうに」
「う~ん、私も上手く言えないんだけど何となく世話してあげたいなって気がしてくるのよ」
幼い姿の紫を見ているとなぜかだんだん面倒を見てあげないとという気分になってくるのだ。もしかしたらこれが母性愛なのかもしれない。よくはわからないけど。
「主従関係とかそういった立場を除いてだと・・・そうね一つだけ言えることはあるわ。それは愛を持って接することよ」
「愛を持って接する?」
「私の場合は、だけどね。私がお嬢さまのお世話をしているのは単に主従関係だからというだけではないわ。私はお嬢さまをお慕いしているの。わかりやすく言えば”愛”ね」
「・・・いや、愛とか言われてもね」
この場合の”愛”って所謂母親から子どもへの愛ってことになるのかしら?
「うわ~んれいむ~っ!!たすけて~!!」
「えっ、ちょ、どうしたのよ?」
背後から突然抱きつかれてしまった。何かに怯えているみたいだけど・・・。
「ぎゃお~、食べちゃうぞ~!!」
「ってあんたの仕業かい!?」
カリスマどこに忘れてきたのよ。
「あら私はその子と遊んであげているだけよ。子どもの遊びといったら鬼ごっこでしょ?」
「本気で怯えさせてどうするのよ」
「ふっふっふっふ。この機会に私に対する恐怖心を植え付けてやるわ。さあ、このレミリア・スカーレットこそあなたの主よ!!」
いやいや、言ってることは尊大だけどやってることはただのガキ大将と同じだから。
「はぁ~、咲夜あんたからも言ってやっ・・・」
「うっとり・・・」
咲夜はふんぞり返ってそびえ立つレミリア(見た目幼女)の姿に見惚れていた。
「・・・ダメだこのメイド」
この愛は参考になりそうにないわ。
カリスマ(笑)のお嬢様にはとりあえず夢想封印を叩き込んでおいた。その後「うーうー、さくや~いたいよ~」と蹲るレミリアと「ああっお嬢さま大丈夫ですよ私が側にいます!!」となぜか満面の笑顔でレミリアを抱きしめる咲夜の姿があった、が放っておいた。
「ふむ、それで私のところへきたわけか。」
「そうなのよ。慧音なら子どもの相手もお手の物でしょ」
慧音が寺子屋で先生をしていることに気づいたのでその足で人里に向かった。餅は餅屋ってやつね。
「なるほどな。だが私が言えることもあまり変わらないぞ」
「と言うと?」
「大切なのは心をもって接してあげることだ。子どもっていうのは案外人の感情などに敏感だからな。上っ面で接してもわかってしまうんだ」
なるほどね。愛が大切ってそういうことか。
「もちろん子育てとなると教育なども絡んでくるけどな。でもこの場合なら側にいて一緒に過ごしてあげるのが一番だろう」
「わかった頑張ってみるわ。ありがとうね」
「いや構わないよ。それに霊夢なら頑張らなくても自然とそうできるさ。相手がその子なら、な」
「・・・それってどういう意味よ?」
「ふふっ、わざわざ言わなくてもわかるだろ?」
「む~」
この先生は意地が悪いわ。
「あ、そういえば食材が足りなかったわね。紫は何か食べたいものある?」
「ん~とね、え~っとね。たくさん!!」
「たくさんじゃわからないでしょ。まあいいわ、一つずつ言ってみなさい」
「それじゃあねぇ~・・・」
まあこんなときくらい紫のリクエストに応えてあげるとしますか。
「うわ~おいしそう」
「むぅ、思わず張り切ってしまったわ」
ちゃぶ台の上には二人分にしても少し多いほどの料理が並んでいた。私も大食いというわけではないしちょっと作りすぎちゃったかも。
これも調理中にちび紫がキラキラした瞳で見つめてくるからだ。しかも何かするたびに「うわぁ」とか「すご~い」とか言われたし。料理の腕なんて大したことないからそんな風に言われたことなくてつい調子に乗ってしまった。
「さてと、それじゃあ冷めないうちに食べましょうか」
「いただきま~す!!」
「いただきます」
「ほら人参もちゃんと食べなさい」
「うぇ~」
「食べられるものはちゃんと食べる。それが生きていくうえで大切なのよ」
「わかったぁ~・・・」
「ほねがおおい~」
「骨と言っても小骨だし気をつけながらちょっとずつ食べれば大丈夫よ。ほら、あ~ん」
「あ~ん」
「それでよく噛む。・・・どう?」
「ごっくん。たべられたよ!!」
「よし。いい子ね」
「へへへ」
「私の作ったごはん美味しい?」
「うんとってもおいしいよ!!」
「そっか。・・・・・・この日のために頑張った甲斐があったわ。予定とだいぶ違ったけど」
「なにかいった?」
「な、何でもないわよ」
「ごちそうさまでした~」
「はいお粗末様。」
この後はお風呂だけど・・・一人で入れるのかしら?
「ねぇ紫、お風呂一人で入れる?」
「えっ、れいむもいっしょにはいろうよ~」
「ん~」
・・・まあ今の紫は子どもだし別にいいかな?これが大人だったら要注意だけど。
「わかったわ。それじゃあ一緒に入りましょう」
「わ~い」
「・・・しかし紫はここからどうやってあんな身体になったっていうのよ」
「どうしたの~?」
「何でもないわよ」
甘えてくるままに身体を洗ってあげる。子どもだからもちろん身体の凹凸は無いに等しいけれど・・・ここからあのナイスバディになるっていうの?
「・・・・・・はぁ」
自分を見下ろして悲しくなった
「流すわよ」
「は~い」
身体についた泡を流し落とす。次は髪ね。
「・・・髪も本当に綺麗よね」
大人のときと変わらない艶やかな光沢を放つ豊かな金髪。幼い身体もどこか神聖さすら感じさせ、正直なところメチャクチャ美しい。・・・いくら普段それほど気を使ってないとはいっても、女としてはそれでも少し嫉妬してしまう。
「でもれいむのかみもきれいだよ」
「えっ?」
「れいむのかみってとってもきれいなくろなの。わたしはだいすきだよ」
「・・・ありがとうね」
「えへへっ」
その笑顔にドクンと胸が高鳴った。・・・・・・ってあれっ?
「今のはちょっと不味くない?」
「ん~?」
「な、何でもないわ!」
「・・・で、あんたは何をやっているわけ?」
「え?いっしょにねるんだよ」
さきほどのときめきは忘れよう。だから同じ部屋で寝ても問題はないだろうと判断し客用布団を寝室に敷いたまではいい。で、その紫はなぜか私の布団に横たわっているのだが。
「そこは私の布団よ。あんたのは隣のそれ」
「い~や~だ~、わたしはれいむといっしょにねるの~」
いやいや言いながら手足をばたつかせる。確かに今の紫なら一つの布団でも一緒に寝られるだろう。もちろん身体を密着させてだが。まあ確かに私が意識しすぎてるだけだけど・・・。
「れいむ~そっちにいっていい?」
「だ~め。それじゃあ意味がないでしょ」
結局妥協案として布団同士をピッタリとくっつけることにした。・・・いや私はいたって普通よ?ただこの幻想郷じゃ何が起こるかわからないから用心しているだけ。
「む~っ、れいむはわたしのこときらいなの?」
「いやそんなことはないけど・・・」
紫の方をむくと膨れっ面していた。・・・・・・全然怖くないんだけどね。むしろ愛らしいくらいだし。
「も~、だったられいむといっしょにねてもいいでしょ~!」
「え、あ、う、う~ん・・・問題はないはずなんだけど・・・ね」
「?」
食事でもお風呂でもこれまで何故か意識してなかったけどよくよく考えてみれば私は今紫と一つ屋根の下でこんなにも近くにいるのだ。もちろん幼くはなっているもののやっぱり彼女は八雲紫なわけで。・・・今度は逆に意識しすぎてしまってる。
「もういいもん。かってにするもん」
「へっ?」
「とりゃ~!」
コロコロスポッ、っと私の懐に納まった。
「へへへっ」
「・・・まったく、仕方がないわね」
考えてみるとちょっと過剰に反応しすぎているのかもしれない。ごちゃごちゃ考えてしまったけど結局のところ今の紫は子どもなんだし私にそっちの毛はない。なら大丈夫でしょ。
「それにこれはこれでなかなか・・・」
子ども体温というのか触れているだけでポカポカと温かい。このままぎゅっと抱きしめたら気持ち良さそう・・・。
「むぎゅっ」
「ん~、あったか~い」
もうどうでもいいや。眠いし。
「・・・・・・ねぇねぇれいむ?」
「・・・・・・ん~っ、どうしたの~?」
もうちょっとで夢の中だったんだけど。
「れいむはわたしのことすき?」
「ふぇ?」
何を藪から棒に・・・ってわけでもないか。さっきも似たようなこと聞いてきたし。
「またどうしてそんなことを聞くのよ?」
「ん~なんとなく」
なんとなくってあんたね。
「でもききたいの。れいむはわたしのことすき?」
不安・・・ってことかしら?そんなに不安がらせることはしてないと思うんだけどな。
「大丈夫よ。私は紫のことが好きよ。だから安心しなさいね」
「うん!!」
頭もなでてあげる。・・・・・・うううっ、本当に可愛いな~。私って幼女趣味でもあったのかしら?
「紫はどうなの。私のこと好き?」
「だいすきだよ!!」
「どのくらい?」
「んとねんとね、このくらい!!」
両手を突き出しだして大きく輪を描く。その幅は彼女が目一杯手を広げた大きさだった。
「それだけ?」
「え、えっと、もっともっとだよ!!」
立ち上がらんばかりの勢いで身体を動かす紫。
「冗談よ冗談。ありがとうね」
「むきゅ」
優しく抱きしめてあげる。大人のときも子どものときも変わらず想われているなんて私は幸せものね。
「私も大好きだから。・・・だからあんたに愛し続けてもらえるように私も頑張るわ」
「う~う~、れいむ~くるしいよ~」
とりあえずまずは明日の朝食から頑張りましょうか。
「・・・・・・んんっ、もう朝?」
鳥のさえずりと障子越しに降り注ぐ光で目を覚ます。今日はいつもよりよく寝られた気がするわ。
「ゆかり~朝よ・・・」
「すぅすぅ」
「・・・・・・は?」
今私の目の前で寝ているのは確かに紫だ。胡散臭くていい加減で面倒ばかりかけてきて、でもどこか憎めなくてそのくせいざというときは震えるくらいカッコいい姿を見せてくれる私の大好きな紫だ。・・・・・・そう、元の大人の姿の紫だ。
「・・・・・・ホワィ?」
ええっと、薬を飲んでから一日だから時間はまだあるはずなんだけど・・・・・・あの薬師適当なこと言ったわね。
「しかもなんで裸なのよ」
「だってあの服じゃサイズが合わないんですもの。」
「ってうぇぃっ!?」
ちょ、起きてたの!?
「どうやら人間用に作ったから妖怪の私には効き目が少し弱かったみたいね。30分も前には元に戻ったわ」
「それだったら起こしてくれてもよかったのに」
「だって霊夢の寝顔があまりにも可愛らしいんですもの。いつまでだって見ていたかったわ」
「・・・そんなこと言ってもう」
何か恥ずかしいじゃないの。
「・・・・・・ところで、なんで四つんばいでにじり寄ってくるのかしら?」
「あら、じゃあなんで霊夢は後ずさっているのかしら?」
「いやそれはあんたが迫ってくるからで・・・って近い近いっ!!」
目の前に白い二つの塊があっ!?
「だって霊夢ったら昨日はあんなに好きって言ってくれたじゃない。だったらそれに応えないわけにはいかないわ」
「ちょ、覚えているの!?」
「当然よ。誰も記憶が残らないなんて言ってないでしょ?」
た、たしかに誰も言っていなかったわ。
「もっとも頭の中は本当に子どもになっていたから実感は薄いのだけれどね。だ・か・ら、今度はちゃんと実感させて頂戴」
「え、あ、あのねまだ朝も早いことだしそういうことは・・・そうだ朝食にしましょう!!」
「ええ朝食にしましょうね。じゃあいただきま~す」
「だから私じゃなくてっ、あ、ああっ、ああああああああ!?」
━━その日の文々。新聞には『早朝の博麗神社から悲鳴が 異変の前触れか?』と書かれていたという。
おしまい
ゆかれいむも可愛すぎる!
いいぞ、もっとやれ!
もっとやれ!