Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

香霖堂に行ってみた

2009/01/10 02:24:17
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 わう!皆さんこんちわ
 妖怪の山で哨戒天狗している椛です
 
 今日は壊れてしまった大将棋盤の代わりになる物を探そうと
 香霖堂に向かおうと思っています

 前に行って見た事があったんですけど
 色々と面白い物があるそうなのでなにか面白い物があるかも知れません
 
 というわけでやって来たのですが…




 月曜日 


 今日は早上がりでしたから12時にお店にやってきました

(こーりん!昼飯できたぜ!)
(ん?そうか、すぐに行くよ)
(さあ!暖かい内に食べてくれ)
(はいはい…)

 …どうやら今日は魔理沙さんが来ているようですね
 わう…お邪魔になりますから明日にしましょう

 火曜日

 
 今日は三時頃が空いてましたので香霖堂にやってきましたけど

(ふぅ…霖之助さんの淹れてくれたお茶はおいしいわね)
(やれやれ…頼むからツケを少しでも払ってくれ)
(神社にお賽銭がはいったらね?)


 わう?霊夢さんがいるんですか…
 …どうもあの人苦手ですからまた明日にしましょう 

 水曜日 


 わう~仕事が長引いちゃったので
 今日は午後の五時にお店の前にやってきました

(お帰りなさい貴方♪始めに何にする?ご飯?お風呂?…それとも…)
(…なんで君が此処にいるんだい?)
(あら?せっかくご飯作ってあげたのに釣れないわねぇ)

 …ど、どうやら隙間妖怪である八雲紫さんが来ているみたいです
 お取り込み中みたいですからまた明日です
 哨戒天狗…危うきに近寄らずです…

 木曜日


 今日は夜中勤務ですから、朝早めにお店にやって来ました 

(ほらほら起きろ、霖之助)
(…ああ…慧音君か…頼む、あと少し…)
(駄目だ…まったく、お前と言う奴は昔から…)
(…腐れ縁と言う奴だ…仕方が無い…起きるとするか)

 わう?慧音さんが霖之助さんを起こしに来てたんですか…
 お味噌汁の匂いもしましたから、これから朝ご飯みたいですね
 …意外な交友関係でしたね…さて帰りましょう…

 金曜日


 わう~…夜勤の後寝て、起きたら夕方でした 
 というわけで今日は六時頃に香霖堂に…

(聞いてください香霖さん!)
(やあ神綺…今日はどうしたんだい?)
(夢子ちゃんたら酷いんですよ!?ちょっとサボっただけなのに…)

 …わう、誰かわかりませんがお取り込み中のようです
 時間も時間ですから…また明日来ることにします…
 
 土曜日


 今日は通常勤務でしたから
 お昼過ぎてから香霖堂の前にやってきました 
 流石にもうそろそろ…

(これが終ったら棚の上の掃除だよ)
(み、魅魔…ちょ、ちょっと休ませてくれ…)
(だらしないねぇ…)
 
 わう…大掃除の時間に引っかかってしまいましたか
 それじゃあ今行っても仕方ないですね…
 また明日にする事にしましょう


 日曜日


 わう…気がつけば一週間香霖堂の前にやってきています
 まあ、大将棋と同じぐらい面白い物が聞けましたけどね
 と言うわけで、今日もやってきました

(店主はいるかの?)
(やあ、いらっしゃい)
 わう?今日も誰か居るみたいですけど…
(すいませんのう…家の御主人様が何時も何時も…)
(まあ、仕方がないと思っているよ)
 
 誰でしょう?このような声は一度も聞いた事が…

(…とりあえず、これが今月の分の御主人様の御茶代ですじゃ)
(毎回毎回…律儀にすみません)

 御主人様?…わう…誰?それに御茶代って

(いやいや…このお店が無くなったら、幻想郷の危機ですからのう)
(ははっ…流石にそこまでは…)
(…それでは…ワシはまたこれで…)
 
 …こんな声の人物…今まで聞いた事が…

(ああ、そうだった…この前妖忌さんも来たんですけどね)
(おおっ?妖忌殿がですか…珍しいですな…)

 わう、妖忌って言えば!冥界の庭師である
 魂魄妖夢さんのおじいさん!?
 そんな人を知っているって事は…かなり長生きしている人物!?

(久しぶりに温泉に飲みに行こうかと話してまして)
(温泉?…いや~たまにはのんびりとお湯に浸かりたいものですなあ…)

 長引きそうですね…どうしましょうか?
 でも、せっかく此処まで来たんですし…

(というわけで、たまには肩の力抜いて露天風呂でお酒でも)
(ぜひワシもお供させてくだされ!)
(ええ、今度また連絡いれますよ…それでは…)
(はい…それでは…)

 あっ、お話が終ったみたいですね

(また気楽に香霖堂にきてください)
(はい…御主人様の事…霊夢殿の事をよろしくおねがいしますじゃ)

 えっ?れ、霊夢さんが御主人様… 
「わう~!?」

(おや?表にお客がいらっしゃるみたいですぞ?)
(いけない、それは気がつかなかった)

 わ、わう!?い、いけない思わず大声を上げて…
(がちゃ…)
 ああ~お店のドアが開いてしまいました!?
 
「おやおや…天狗のお嬢ちゃんみたいじゃのう…」
「おや?椛君じゃないか」

 わう?…目の前に居るのは店主である森近霖之助さんだけ
「今誰か中におらっしゃいませんでしたか?」
「誰か?」 
 霖之助さんが不思議そうに私を見る 
(ま、まさか…幻聴?)
 
 疲れすぎでしょうか…今度病院に行かないと…
「ワシの事かのう?」
 わう!足元から声が…って
「亀?」
「ふぉっふぉっふぉ…始めまして…博麗神社の池に隠居しておる
 玄爺と言う名前のただの年を取った大亀じゃ」

 ああ、ですから見えなかったんですか

「ですけど…なんで霊夢さんの事を御主人様と…」
「ああ、君は知らないと思うけどね…」
 店主の森近霖之助さんが亀…玄爺さんを指差して

「昔は霊夢を背に乗っけて異変を解決していた事もある兵なんだよ」
「わう!?霊夢さんって空飛べるんじゃ!」
「霖之助殿…昔の話等されるな…」
 玄爺さんが恥ずかしそうにしていますけど
 今はそれよりもお話です

「昔、霊夢が飛べなかった頃にね…」

 そこから、霖之助さんと玄爺さんのお話が始まりました

 曰く、魔界に殴り込みをかけた巫女のお話
 曰く、陰陽球(ぶつけられて凄く痛かった)をめぐる悪霊のお話
 曰く、異世界から来た科学者との戦いの話

 どれもこれも、史実に記されていないお話ばかり
(わう、こ、これは凄い歴史的なお話かも…)

「…おっと、思わず話し込んでしまったわい…」
「わう、貴重なお話ありがとうございました」
 玄爺さんがそう言って頭を垂れると
「ワシはそろそろかえりますじゃ…では」
 そう言って玄関から出て
「しゅわっち!」
 クルクル回転して飛んでいってしまいました 
「玄爺さんって…凄いんですね」
「…ああ、それにとても義理堅い方でもある
 霊夢のお茶のツケの代金を毎回払いに来てくれるんだ」

 この幻想郷に…そんな義理堅いお方居るなんて…
 わう!この犬走椛!実に感動しました


「…所で、何か買い物に来たのかい?」
「わう!?忘れる所でした」

 大急ぎで目的である大将棋盤の代わりの物を探さないと
「わうわうしかじか」
「そうか…ちょっと待っていると良い確か奥に…」


 それからしばらくして無事に大将棋盤を見つける事が出来ました









「わう…日記お終いっと…」
「あやや、椛いま少し時間良いですか?」
「わう?どうしましたか文様」
「実はですね、文々。新聞で何かネタになる物を探しているんですけど」
「わう…残念ですけど私ではそのような物は…」

 わう?待てよ…

「あの、文様宜しかったらお話を書かせてもらいたいのですが」
「椛がですか?」
「わう!ぜひ書きたい物があります」




「こーりん!新聞持って来たぜ」
「持って来たというよりは、見たい物があるから持って来たんだろう?」
「まあ、硬い事いうなよ…それよりも『とある兵』の話見ようぜ?」





 文々。新聞で連載されている
 『とある兵のお話』と名が打たれた連続小説は
 幻想郷中で大人気のお話である
 一説によれば、モチーフになった人物が存在するらしいが
 その人物がいまだ生きているのかどうかは
 作者に聞いてみないとわからない
「椛!早く次のお話を書いてください」
「わう~!?で、ですがもう前のお話渡したじゃないですか!」
「私も続きが見たいんですよ!」

 お願いですから…ねぇ?椛!
 わう~(涙)いい加減に哨戒のお仕事に戻させてください
 にとりと一緒に将棋をしたいんですよ~


 
 どうも、脇役です
 香霖ハーレムのお話ですよ
 本当はこの後『続香霖堂に行って見た』と言う
 魔理沙や霊夢等が霖之助に甘えているお話にしようと思いましたが諦めます

 最近は旧作キャラしか書いていないなあ… 
 でも、旧作キャラも悪くないよね
 
 さあ、魅魔様のお話と特命門番長のお話を書きにいきます
脇役
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
香霖ハーレムなのか?
近所の兄ちゃんに世間話しているしか見えないけど
椛視点の話は面白かった、特に紫は予想通り過ぎるww
2.名前が無い程度の能力削除
こーりんうぎぎぎ
妖忌旅は!?
後、諦めたらそこで(ry
3.名前が無い程度の能力削除
香霖堂は台風の目ですね、わかります。
4.名前が無い程度の能力削除
副題:「狼と香霖堂」でw
ぶっちゃけ「狼と香辛料」とか見たこと無いんですけどね(笑)
5.与吉削除
のほほんとした日常が実に素晴らしいです。
こういう肩肘張らずに楽しめる作品はとても魅力的だと思います。
6.名前が無い程度の能力削除
さあ早くこーりん×けーねを書く作業に戻るんだ
7.脇役削除
コメント返しさせてもらいますね

>1番様
 一週間少女がお店に来ていたんですよ?ハーレムじゃないですか
(日曜日の玄爺?…甘いね、椛自身が少女ですから)

>2番様
 香霖!うぎぎっ…は置いて置くとして
 妖忌さんは、たまに帰ってきていますよ?
 ただ孫娘に見られないように歩いて…

>3番様
 旧キャラも新キャラもやって来るイメージがありますね
 そういう意味では、幻想郷という台風の中の目ですね

>4番様
 た、確かに『狼(椛)と香霖堂』だww
 でも、この二人で旅させる話は難しいかも
(やれそうに無いわけではない)

>与吉様
 そう言ってもらえると凄く嬉しいです
 これからも気楽に見てもらえる作品をかければと思っています

>6番様
 か、勘弁してくださいOTL
 ただでさえ家のこーりんは既に魔界神、隙間妖怪、祟り神、
 普通の魔法使いを落としているから周りから怨まれてるんです
 これ以上女性を落とす事になったら大変な事になりますww
(主に作者の書くスピード的な意味で)
8.名前が無い程度の能力削除
玄爺、玄爺じゃないか!!
9.名前が無い程度の能力削除
わうわうしかじかに萌えたのは俺だけでいい
10.名前を表示しない程度の能力削除
おめでとう! もみじは しょうかいから ものかきに てんしょくした!
それはともかく香霖堂は人妖問わず来る店だから旧作が来ても問題ないと思うんだ。
よってこれからも新旧あふれる香霖堂を書いてください……の前に魅魔様と特命門番長ですNE!!
11.名前が無い程度の能力削除
教授を筆頭に旧作が大好きな俺は嬉しい限りです。
これからもよろしくお願いします!!
12.名前が無い程度の能力削除
漁夫の利を狙ってこうりん×永琳を書くのだ!
13.名前が無い程度の能力削除
玄爺からものすごい特撮臭がしますねw