とある少女の家のドアを、金髪の少女がコンコンと二回叩く。
「いらっしゃい」
「いらっしゃったぜ」
「とりあえず椅子にでも座ってて」
「はいさ」
「紅茶入れるけど、何が良い?」
「じゃあレモンティーで」
「銘柄の事よ」
「わかんないからテキト~にお願いするぜ」
「はいはい」
「あれ、この人形どうしたんだ?」
「ふふっ、いいでしょ。 新作なのよ」
「へえ~、相変わらず悪趣味……いてっ!」
「相変わらず、は余計なのよ」
「悪趣味なのは否定しない……いたいって!!」
「あんたの存在自体が余計なのね。 よ~くわかったわ」
「そんなこと言わないで欲しいぜ……」
「全く。 そういえば、そっちの研究の方はどうなってんの?」
「バッチリだぜ。 この間も図書館行って色々調べてたんだ」
「あら、そうなの。 今度ついでに私の分も借りてきてちょうだい」
「それが最近たくさん借り過ぎてるせいか、返さないとこれ以上貸さないって断られてるんだよ」
「自業自得よ馬鹿。 ちゃんと返しなさいよ」
「はいはい、分かりましたよ」
「もう一回殴られたいの?」
「おっとそいつは勘弁だぜ」
「はあ、紅茶が冷めちゃったじゃない」
「で、今日は何の用で呼んだんだ?」
「ああ、ちょっとこっちの研究が停滞していてね。 手伝って欲しいのよ」
「ええ~、面倒くさい……」
「報酬は美味しい美味しいストロベリーパイでどう?」
「喜んで手伝わせていただきます」
――
「ふぅ、お疲れ様」
「本当に疲れたぜ……」
「あら、もうこんな時間。 とりあえずお茶にしましょうか」
「やったぜ! お茶お茶~♪」
「全く。 本当、子供みたい」
「どうしたんだ? 早くお茶にしようぜ!」
「あんたがしたいのは3時のおやつでしょう。 今紅茶を淹れてるから少し待ってなさい」
「は~い」
――
「ふぅ~、美味しかったぁ。 これ自分で作ったのか?」
「ええそうよ。 試しに焼いてみたんだけど……どうだった?」
「もう最高だぜ! また作ってくれよ!」
「はいはい。 また手伝ってくれたらね……っと、もうすぐ日が暮れるわね。
早めに帰りなさい。 もう少ししたら妖怪達がうじゃうじゃ出てくるわよ」
「出て来る訳ないって。 ここを何処だと思ってるんだ?」
「可能性の話をしているのよ。知らないとは言わせないわよ?」
「ああ、そうだったな。 また近い内にあっちにも顔出してみるか。 それじゃ、おじゃましたぜ」
「おやすみなさい」
「ああ、おやすみだぜ」
そう言ってちゆりは夢美の自宅を後にした――
…と思ったら、そっちか!!
てっきりマリアリかと(ひっかかった
ストロベリーパイで疑いを持つべきだったwwwww
ちくしょう、苺で気づけよ俺……
…くそぅw
口調で決め付けちまった。あっちが元祖なのに、好きなのに・・・
NOOOooooooo!!
気づけなんだ
逆に旧作に興味がわいてきました。
今から情報集めにいってきます。
夢見って元祖だぜっ娘でしたっけ?
いや、楽しませて頂きました
してやられたわ!
教授忘れてたよ…。
ちきしょう!好きなのに…好きなのに!
まんまと引っかかりました。
パチュリーの所じゃなくて、図書館って言ったから違和感感じてたw
なんかすっきりした感じw
美味しいストロベリーパイでした♪
↓
図書館の話で、あれ?魔理沙とアリスか?
↓
ストロベリーパイで最初の直感が正しかったと思った
↓
イェイww
今更ですが、元祖だぜっ娘はちゆりですよ。