「お姉ちゃん、遊びに来たよ――ってありゃ?」
こいしがさとりの部屋に入ると、さとりは穏やかな笑みを浮かべて、静かに眠っていた。
「珍しいなぁ、お昼寝なんて」
頬を指先で軽くつつく。身動ぎをしたが、目覚める気配は無い。
「お姉ちゃん」
さとりからの反応は無い。しかし、こいしにはそれが良かった。
何故なら、普段は面と面を向かって言えないことが言えるから。
「私ね、お姉ちゃんのこと好きだよ。大切だと思ってるよ」
勿論さとりからの反応は無い。
「ごめんなさい。自分勝手な妹でごめんなさい」
普段言えないことを全て吐く。
「私は素直になれないし、勇気が無いから、面と向かって言えないけれど、いつかちゃんと伝えるからね」
こいしがそう言った瞬間、さとりがこいしの腕を引っ張って――
「え、きゃっ!」
そのままベッドに倒れこむ。
「お姉ちゃん、起きてたの!?」
「寝相が悪いだけです。そしてこれは寝言です」
顔を決して見せないで、そう呟くさとり。
こいしはそんな姉の姿に、思わず笑みが零れてしまう。
「無理あり過ぎだよ、お姉ちゃん」
「私は素直じゃありませんから。こいしと一緒で」
「ねぇ、お姉ちゃん」
「何ですか?」
「久し振りに、一緒に寝よう」
「……良いですよ」
互いに寝転がった状態で向き合う。
目と目が合い、手と手を重ねる。
何かおかしくて、お互いにクスクスと笑う。
笑った後は、そのまま手を握った状態で、目を瞑る。
「お姉ちゃん、私が今何を考えているか分かる? 私はお姉ちゃんの考えていること、分かるよ」
「私も分かってますよ」
心が読めなくても、伝わり合う気持ち。
それは――
「幸せだね」
「私も、幸せです」
そして、二人は可愛らしい笑みを浮かべて、眠りについた。
こいしがさとりの部屋に入ると、さとりは穏やかな笑みを浮かべて、静かに眠っていた。
「珍しいなぁ、お昼寝なんて」
頬を指先で軽くつつく。身動ぎをしたが、目覚める気配は無い。
「お姉ちゃん」
さとりからの反応は無い。しかし、こいしにはそれが良かった。
何故なら、普段は面と面を向かって言えないことが言えるから。
「私ね、お姉ちゃんのこと好きだよ。大切だと思ってるよ」
勿論さとりからの反応は無い。
「ごめんなさい。自分勝手な妹でごめんなさい」
普段言えないことを全て吐く。
「私は素直になれないし、勇気が無いから、面と向かって言えないけれど、いつかちゃんと伝えるからね」
こいしがそう言った瞬間、さとりがこいしの腕を引っ張って――
「え、きゃっ!」
そのままベッドに倒れこむ。
「お姉ちゃん、起きてたの!?」
「寝相が悪いだけです。そしてこれは寝言です」
顔を決して見せないで、そう呟くさとり。
こいしはそんな姉の姿に、思わず笑みが零れてしまう。
「無理あり過ぎだよ、お姉ちゃん」
「私は素直じゃありませんから。こいしと一緒で」
「ねぇ、お姉ちゃん」
「何ですか?」
「久し振りに、一緒に寝よう」
「……良いですよ」
互いに寝転がった状態で向き合う。
目と目が合い、手と手を重ねる。
何かおかしくて、お互いにクスクスと笑う。
笑った後は、そのまま手を握った状態で、目を瞑る。
「お姉ちゃん、私が今何を考えているか分かる? 私はお姉ちゃんの考えていること、分かるよ」
「私も分かってますよ」
心が読めなくても、伝わり合う気持ち。
それは――
「幸せだね」
「私も、幸せです」
そして、二人は可愛らしい笑みを浮かべて、眠りについた。
ただこの直後に空や燐が乱入するシーンしか思い浮かばない自分は重症。
お燐ちゃんとお空ちゃんが乱入してきて「あたいは遊びだったんですね!」とか「酷い、もうさとり様しか愛せないのに……」などの台詞を吐きまくりその後こいしさんが絶縁状をタタキツケル所までしか幻視出来ませんorz
続きをo(いやぁ、トラウマが、トラウマがぁ!
…短い中の暖かな話ありがとです。
やっぱりこの後はおくうとかおりんが乱入してどたばたになってしまうのではないかとヒヤヒヤしています。
やっぱりこいしとさとりの二人はイチャイチャが似合うのですよ
修行後、書けたら書きますww
>>名前を表示しない程度の能力様
ベタ展開的にはお約束ですよねww
>>謳魚様
ほんわかしていただいたようで嬉しい限り!
修行後、書きたいと思います!
>>こうが様
こいしとさとりって動かし難いキャラですけど好きですw