しゃべり口調が何か変ですがそれでも言い方はどうぞ。
「ねえ、何をやっているの?」
「ん、これかい?これはこの前来た人間に壊された迷彩スーツを直しているんだよ」
ここは妖怪の山にある川。
白狼天狗の私は見回りをしていたのだがこの前人間に弾幕ごっこを仕掛けたので有名な河童がいたので話しかけている。
なぜ話しかけたのか?
河童の技術力は凄いので見学してみたかったと言う理由もあるがそれ以上に聞きたい事が有るので話しかけている。
「この前来た人間っていうとあの白黒?」
「そーそー、箒にのった白黒にやられちゃったんだよ」
「私もやられちゃったんですよ」
「へー、あんたも大変だ」
「私の後に戦った文さんもやられたし、負けてもしょうが無いと皆に言われましたよ」
「まぁ、あの人間は実際に強かったし、しょうがないよ」
やっぱりあの人間は強かったのか…て、違う違う聞きたいのはそんなのじゃ無い。
そう思った私はストレートに質問した。
「所で、何故貴女は人間と戦ったの」
「ん~やっぱり危険だから先に行くなと忠告するためだと思うよ?」
「何で疑問系なんですか?」
「いや、私にもよくわからないんだ」
「わからない?」
「うん、分からないんだよ」
「そうですか」
「んー、まあ、あれだよ」
「あれ?」
「あの人間を見てたら人間の顔を近くで見たくなったんだよ」
「何でですか?」
「うーん、そうだね。強そうなんだけどどこか危なっかしい奴だったから顔を見たくなったかねぇ?」
「そうなんですか」
「そうだと思うよ」
「でもね…」
「はい」
にとりは深呼吸してこう言った。
「本当は私に似た奴だったから見に行った、…と言うのが多分正しいよ」
「…そうですか」
「なんだかんだ言って結構似ているところが有ったよ」
「たとえばどんな所ですか」
「それは想像任せますよっと、あー、できたできた」
にとりはそんな事を言いながら迷彩スーツを広げる。
きっと修理が終わったのだろう、私も仕事に戻ろう。
そんな事を思っていたらにとりが私に手を差し伸べてきた。
私はなんだろうと思っていたらにとりが話してきた。
「そういえば自己紹介がまだだったね」
そういえばそうだった、私はにとりの事を知っているがにとりは私の事を知らないのだ。
「私は犬走椛と言います」
そう言って私は手を握る。
「私は河城にとりって言うんだ、これからよろしくね」
にとりはぎゅっと手を握り返す。
私たちは数秒の握手をした。
「さて、この後暇かい?暇なら一緒に博麗神社に行かないかい?」
握手が終り帰ろうとしたらにとりが、急に博麗神社に行こうと誘ってくれた。
どうせこの後は上司に報告して終わるだけなのでその後なら言いと伝えた。
にとりはここで待ってるよと言ったので私は大急ぎで戻ろうとしたが最後にひとつの疑問をぶつけてみた。
「何で博麗神社に行こうとするんですか?」
「いや、博麗神社に温泉があるから友達になった記念に一緒に入ろうかと思っただけだよ」
あぁ、なるほど。
温泉に入れるなら早く行かないと。
じゃあまた後でと言い、私は新しくできた友達と温泉に行くため、上司に今日も山は平和だったと報告に行くのであった。
川城じゃなくて河城だよ!!
すぐに直します。