Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

マッハで駆け抜けるクリスマスと冷え性

2008/12/25 17:06:01
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魔「…くあぁ…、…朝か…」

魔「眠…んお、なんだこれ、靴下に…」

『メリークリスマス』

魔「マフラーだ…」

魔「これ、香霖の字…」

魔「…」

魔「………~~~!!」


















霊「…朝」

霊「…朝だ! おはようございます!」

霊「靴下は!?」

霊「………」

霊「……」

霊「…」

霊「クリスマス死ね!!!!!」




―――――――――――――――――――――――――――――――――




魔「よーっす霊夢! メリークリスマス!」

霊「あぁ、そうだね」

魔「どうしたんだそんな死んだ鮭みたいな目して! 今日はクリスマスだぜ!?」

霊「私神道だから、九里済ますなんて知らららららら」

魔「れ、れいむがこわれた」

霊「………!? 魔理沙魔理沙魔理魔理沙、そのマフラー新しいやつよね…?」

魔「お、これか?」

霊「…あ、駄目だこれ墓穴だ! STOP! 魔理沙STOP! 黙れ! やめて!」

魔「これはな、えへへ、香霖が」

霊「狼が来たぞー! 何狼だって!? 退治しなきゃそれじゃあ魔理沙また今度!!!」

魔「霊夢さん!? 霊夢さーん!! ちょ、待ってー!!」









霊「悔しくないもん、羨ましくないもん」

ア「人ん家で体育座りしないでくれる…? ちょ、上海投げんな」

上「モルスァ」

霊「っていうか不法侵入だもん、犯罪者からのプレゼントなんて羨ましくないもん」

ア「何この面倒臭い人…やめろ! 蓬莱投げんな!」

蓬「グアァッ! に、人形を人形とも思わない悪魔め!」

霊「…アリスはプレゼント貰った?」

ア「貰ってないわね」

蓬「右腕を持ってかれたか…!」

霊「…そっか、そうだよねウフフ、アリス友達いないもんね」

ア「何なのこいつ…」

蓬「御主人、玄関に包みが置いてありましたぜ」

ア「お前もさっきから何な…のぁぁ!? プ、プレゼントの箱だ!」

霊「何だとォ!?」

ア「…『ファッキンピーポゥに捧ぐ聖夜の贈り物 by魔理沙ンタ』って書いてある」

霊「うわー終電に遅れちゃう!! じゃあねアリスまた明日!! 滅びろ!!」

ア「滅びろ!?」









霊「このくらいでブチ切れちゃ駄目だよね! 霊夢ちゃん猛省」

リ「はぁ」

霊「リじゃわからないわよ」

リリカ「リ・リ・カ! リリカ・プリズムリヴァーァ! 二度と間違えるな!」

霊「なんだあんたか。いやまぁわかってて来たんだけど」

リ「え、何? 私にストレスを与えるためだけに来たの? 帰って?」

霊「友達のいなさそうな人の所を回ってるの」

リ「現時刻より当該対象を敵性因子と判断する」

霊「うひひひひ貰った? プレゼント貰っくふふひひひ? あんたもこっち側の住人でしょう…?」

リ「気持ち悪いとこ悪いけど、ルナ姉メル姉に貰った」

霊「あ、あれぇ!? しまった家族の存在を忘れてた!! っぐぁ、血が出る!!」

リ「うわああぁ血を出した!? 姉さぁん! 姉さぁーん!」

霊「ギャ痛ァア! やめて! 姉妹愛を見せ付けないで!」

メ「なーによ何よ、血が何だって…血だー!?」

ル「け、警察、警察を」

霊「一時退却よ!! これで勝ったと思うなよー!!」









霊「まさかショックで肩が裂けるとは…痛だだだだ!!」

永「はいはい、とりあえず縫って包帯巻いといたわよ」

霊「ありがとう…、お代はいつも通りスイス銀行に」

永「現ナマで」

霊「さて帰ろう急いで帰ろう」

永「このくらいでお金なんて取りませんわ」

霊「完全に肩が裂けてたけど」

永「サービスサービスよ」

て「脈絡がありませんがどうもてゐです」

永「何かあったの?」

て「いーえー、鈴仙ちゃんがDS占領して返してくれないから暇で」

鈴「PKスターストームα! γブレェド!」

永「とりあえずお茶でも飲んで行きなさい」

霊「お邪魔せざるを得ないわ」

て「あぁっ! 師匠が多分鈴仙ちゃんからのネタ振りを投げ捨てた!」

永「ちょうど今クリスマスパーティーの準備しててねぇ」

霊「がふっ」

永「霊夢ゥ!?」

霊「ご、ごめんごめん、思わずまだお茶を飲んでないのにお茶を噴いてしまったわ」

て「それ飲んで暮らせば…嫌な永久機関だなぁ」

霊「聞いてよお医者さーん…。プレゼントが、プレゼントが…」

永「大統領が?」

霊「誰も大統領くれないのよぉぅ…共感を得れそうなやつらの家巡ったのに…」

て「大統領が貰える家って怖い」

永「ふぅん…? …あげないわよ」

霊「オーバーキルやめて! …多少挑発的だった気もしたけどそんなでもないもん」

永「いやまぁとにかく煎餅食べたら帰りなさいな。それがいいわ」

霊「く、くそう! 腹いせに煎餅をこう…袖に…詰め込んで…わああんお邪魔しましたー!!」

永「はいなー」

て「お師匠さまの外道っぷりを垣間見ました」

永「あれ、てゐには伝わってないの? この前ね、皆で霊夢にごにょごにょごにょ」

て「………あれ、私ハブ?」










霊「ちくしょおおお!! クリスマスなんて商業利用し尽くされてありがたみなんかなんかー!」

霊「…ただいまー…。…煎餅でも食べよう…」

霊「ボリボリボリボリ…痛っ…、…歯茎切れた…」

霊「…」

霊「…ふぇ…」

霊「…」

霊「…………ぅん、…何だろこれ…箱…」


『ベリーメリークリスマス! 魔理沙ンタから聖夜の贈り物だぜ!』『つまりこういう事、ね』

『べ、別にあんたにあげる訳じゃry』『今度また遊びに行くから、御馳走作って覚悟してなさい?』

『ハッピーバースデー!』『チルノちゃん、それ違う』『悪魔としては複雑だけど…、メリークリスマス』…


霊「…」

霊「…ありがとう、みんな…」

霊「…グスッ、中身…」

霊「…」

霊「…味噌…?」




≪500年の歴史を誇る魔界味噌、なめらかな舌触りとコクがあなたの食卓を彩ります。≫
木「なんだかお久し振りです。感覚が思い出せません。参考に自分の最初の作品見て吐血した」
妹「お久し振り。お前味噌馬鹿にすんなよ?」
木「おにぎりには味噌だよね。多分これオチが無い」
妹「だよね。両方に対して同意」
木「あと地霊殿が何故かまだ手に入らなくて迂闊に作品が見れない」
妹「外出たくないなら通販でもしなよ」
木「それすらもなんか面倒で」
妹「ところでだいぶ様変わりしてるねぇ」
木「一行の文字数が増えて幸せです」
妹「無駄な一言一行縛りが楽になったな」
木「無駄とか言わんといて」
妹「あ、これだけ言いたくてずっとウズウズしてたんだ」
木「何だい」
妹「魔理沙と香霖の子供の名前は魔理之助」
木「酷すぎる」
妹「女の子なら霖沙」
木「順番を逆にするべきだったと思うな」
木製
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
なんという完成されたやさぐ霊夢。
前日期待して寝付けなかったんだろうなぁ、とか妄想したら……あれ、目から汗ががが。
そして勢いがスゲェ、まさか「おはようございます!」のテンションで最後まで駆け抜けるとは。
一言一行マジ恐るべしww
2.つくし削除
素晴らしいジェットコースターテンションでありました。

あれ……妹紅のセリフが二重カギカッコじゃない……。
3.名前が無い程度の能力削除
霊夢、プレゼントが貰えて良かったね。
名前を逆にすると響きが危険なのでやめた方がいい……
4.名前が無い程度の能力削除
沖縄に住んでる自分は売っている場所が分からないから通販一択なんだよね(涙)