私は古明地さとり。
地霊殿で一人ひっそりと暮らしています。
しかしそんな生活に些細な変化を与えた『あの』人間達。
近頃は私のペットと遊び呆けているらしい。
別にどうって事は無いが、少々あの二匹はペットとして成長し過ぎた。
私の事を変わらず慕ってくれるのは嬉しいが、あれこれと無駄な情報が入りすぎてどうにも疲れる。
そんなある日、こいしの口から面白そうなペットの情報を得ることが出来た。
「お姉ちゃんお姉ちゃん。地上に面白い子が居たよ」
「ふうん」
「何にも考えてない正にペットにぴったりな女の子」
「そんな人間が地上に居るの?」
「厳密には人間では無いけどね。今度連れて来るから会ってみてよ」
こいしが認めるほどの逸材。それならば期待は出来そうだ。
鴉や猫以外のペットも悪くは無い。
◇
「地の底に颯爽とあたい参上!」
「・・・・・・」
嘘。
心が読めない。
・・・・・・むしろ、何も考えてない?
「あんたね!このあたいの天才的な弾幕センスに魅せられて弟子入り志願をしてきた奴はっ!」
あ、読めた。
・・・・・・でも、何て単純な物の考え方をしてるのかしら。
「こいし」
「んー?」
「この子は一体何なの」
「氷の妖精らしいわ。名前はチルノちゃん」
「チルノ、ね」
「あたいチルノ!」
ううーん、どうしよう。ペットとしては面白そうだけど、毎日居たら疲れそうだし。
「私には貴方の心が読める」
「ふっふーん。あたいだってとっくにあんたの考えはお見通し!」
そう来たか。
「『あたいの力を見せてやるわ!行け、アイシクルフォール!』」
「あたいの力を見せてやるわ!行け、アイシクルフォール!」
ヒュンヒュン。
「『中々やるわね!でも本気を出したらこんなもんじゃないのよ!パーフェクトフリーズ!!』」
「中々やるわね!でも本気を出したらこんなもんじゃないのよ!パーフェクトフリーズ!!」
バヒュンバヒュン。
「『う!?うう・・・・・・馬鹿にしやがって~!』」
「う!?うう・・・・・・馬鹿にしやがって~!」
ピチューン。
「どう、理解した?」
「はぁ、はぁ、はぁ、中々やるじゃない。今だったら特別にあたいの子分になることを許してやるわ!」
・・・・・・私の話の記憶が全て抜け落ちてる。確かにある意味この子は天才、かもしれない。
「お姉ちゃん、どう?」
こいし、グッジョブ。
「・・・・・・分かったわ。あんたの子分になってあげる」
「仕方ないわね!」
「さてここで一つ問題。『あんたが子分で私が親分。さて、親分はどちらでしょう?』」
「え?えーーー・・・わ、分かるわよそれくらい!・・・・・・ええっと」
◇
「近頃さとり様が冷たい」
「嫌われたのね」
「うにゅ!?」
地霊殿で一人ひっそりと暮らしています。
しかしそんな生活に些細な変化を与えた『あの』人間達。
近頃は私のペットと遊び呆けているらしい。
別にどうって事は無いが、少々あの二匹はペットとして成長し過ぎた。
私の事を変わらず慕ってくれるのは嬉しいが、あれこれと無駄な情報が入りすぎてどうにも疲れる。
そんなある日、こいしの口から面白そうなペットの情報を得ることが出来た。
「お姉ちゃんお姉ちゃん。地上に面白い子が居たよ」
「ふうん」
「何にも考えてない正にペットにぴったりな女の子」
「そんな人間が地上に居るの?」
「厳密には人間では無いけどね。今度連れて来るから会ってみてよ」
こいしが認めるほどの逸材。それならば期待は出来そうだ。
鴉や猫以外のペットも悪くは無い。
◇
「地の底に颯爽とあたい参上!」
「・・・・・・」
嘘。
心が読めない。
・・・・・・むしろ、何も考えてない?
「あんたね!このあたいの天才的な弾幕センスに魅せられて弟子入り志願をしてきた奴はっ!」
あ、読めた。
・・・・・・でも、何て単純な物の考え方をしてるのかしら。
「こいし」
「んー?」
「この子は一体何なの」
「氷の妖精らしいわ。名前はチルノちゃん」
「チルノ、ね」
「あたいチルノ!」
ううーん、どうしよう。ペットとしては面白そうだけど、毎日居たら疲れそうだし。
「私には貴方の心が読める」
「ふっふーん。あたいだってとっくにあんたの考えはお見通し!」
そう来たか。
「『あたいの力を見せてやるわ!行け、アイシクルフォール!』」
「あたいの力を見せてやるわ!行け、アイシクルフォール!」
ヒュンヒュン。
「『中々やるわね!でも本気を出したらこんなもんじゃないのよ!パーフェクトフリーズ!!』」
「中々やるわね!でも本気を出したらこんなもんじゃないのよ!パーフェクトフリーズ!!」
バヒュンバヒュン。
「『う!?うう・・・・・・馬鹿にしやがって~!』」
「う!?うう・・・・・・馬鹿にしやがって~!」
ピチューン。
「どう、理解した?」
「はぁ、はぁ、はぁ、中々やるじゃない。今だったら特別にあたいの子分になることを許してやるわ!」
・・・・・・私の話の記憶が全て抜け落ちてる。確かにある意味この子は天才、かもしれない。
「お姉ちゃん、どう?」
こいし、グッジョブ。
「・・・・・・分かったわ。あんたの子分になってあげる」
「仕方ないわね!」
「さてここで一つ問題。『あんたが子分で私が親分。さて、親分はどちらでしょう?』」
「え?えーーー・・・わ、分かるわよそれくらい!・・・・・・ええっと」
◇
「近頃さとり様が冷たい」
「嫌われたのね」
「うにゅ!?」