Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

「ごめんなさい」が言えなくて

2008/12/14 16:43:01
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レ「さぁ始まるざますよ」
小「いくでがんす」
フ「ふ、フンガー(赤)」
パ「まともに始めなさいよ」


今更だがやってみたくなった。
反省も後悔もしていない。  by紅魔
















「ほーらほらー、早くしないと日記を公開するわよー」
「返せぇぇぇぇぇぇぇ」
「じゃあ捕まえてごらんなさぁーーい」
「ああっ!!」
「へ??」



ドーーーーン     クキッ



「私の向日葵ーーーーー!!」
「あいたたた」
「うう」
「あ、え、と、その幽香??」
「幻月のアホー、バカー、スカポンタン、家出してやるーーーーーっ」
「ちょ、ちょっと幽香、幽香ーーーーー」










チュンチュン

「凄く爽やかな朝だけど、最悪の朝だわ」

うわぁー、寝汗でグチョグチョ。
少し透けてるじゃないの。
なんでこんなに寒いのに汗かいてるんだろ。

「あーもう最悪、一番思い出したくない事じゃないの」
「何がだ店長」
「そりゃあもう幻月の馬鹿が私の向日葵を圧し折ったこと…………って部屋に入るなって何度も言わせるなぁぁーーーー」



ドッカン



「中々に刺激的な姿だぞ店長ーーーーっ」


おのれボブめ、毎朝毎朝懲りないヤツだ。
次にやったら畑の肥料にしてやる。

「………とりあえず着替えるか」

なんで朝から疲れてるんだろ。
はぁー。





「おはよう店長、健やかな朝だな」
「だと言うのに元気がないな」
「あんた等が無意味に元気なのよ、ってかボブ帰ってくるの早いわね」

毎朝恒例のムッキンムキ体操を見ていると頭が痛くなってくるわ。
朝食作って仕事しよ、仕事。

「店長もどうだ??最近気になってるお腹の弛みが解消さ―――ぶべらっ」
「何か言ったかしらボブ」
「………………いいふぇ、はひも(いいえ、何も)」

全く、失礼なヤツね。
この完璧なプロポーションの何所に弛みがあるんだか。

「店長、食後のデザート、三時のおやつ、寝る前の糖分たっぷりの紅茶」
「…………………」

何故か反論の言葉が出てこないわ。
何故、何故なの、相手はディックなのに。

「ほれ、この通り摘めるではないか」
「黙れって言ってんのよーーーーー」

何これ、大衆の面前で。
新手の羞恥プレイ??

「もういいから飯にするわよ」
「了解だ店長」
「ディック、前が見えないんだが」
「自業自得だボブ」
「むぐぅ」






カチャカチャ

「そういえば店長、店長は夢幻館と言う所に住んでいたのでは??」
「帰らなくていいのか??」
「なんでアンタ等が知ってるのよ」
「いや、小耳に挟んだのでな」
「何か事情でもあるのか??」
「あるっちゃあ、あるわね」

今思い出しても忌々しい。
私の大切な大切な向日葵を圧し折った幻月だけは許せないわ。
辛いこと、悲しいことを一緒に乗り越えてきた一輪だったのに。

「……………向こうから謝りに来るまで死んでも帰らないわ」
「「………………」」
「でも思い返せば大分経つわね」

確か最初が…………



「あ、アンタが家出したってどうやって生きてくっていうのよ、友達もいないくせにっ」
「うるさいっ、友達なんて直作ってやるわよ、聞いて向日葵も出来なくなったしねっ」
「ちょ、ちょっと幽香、幽香ー」


で、勢いのまま飛び出して…………


「え、何、ケンカして夢幻館を放り出して家出したわけ??」
「そーよー紫ー」


友人のよさに涙を流したあの夜に慧音が空き家を貸してくれたんだっけ。
代わりに知能の低い妖怪を撃退する役まで貰ったけど………
そーいや、一度も戦ってないわね。
なんでかしらね??
んで、ただただ住んでいても暇だったから近くの空き地を開拓して畑作って店を出したのが始まり。
思えば色々あったわね。




「そういうボブとディックは何で此処にいるわけ??」
「…………藪蛇だったか」
「そろそろ白状するべきではないのか??」
「??」
「覚悟を決めるか……」
「付き合わされるのはそろそろ疲れたしな」

何、何を白状するっていうのよ。



ポンッ

「え、えへへ、私でした」
「同じく、夢月です」
「………………」

え??
え??え??

「えーとねぇ、そのー、ね??」
「何時まで経っても姉さんの予想通りに泣いて帰ってこないんで探しに来たんです」

ディックとボブが夢月に幻月??
何、何事。
これは夢、幻??

「その途中でした、マチョリーさんに勧誘されたのは」
「面白そうだから付いて行ったのよ」
「そうしたらあら不思議、変な建物に入った瞬間マッチョに」
「ありゃー驚いたわ」

あははははははははははははは。
って

「納得できるかぁぁぁぁぁぁぁっ」
「いやあね、マッチョになっている間はどーしても筋肉を極めたくなるのよ」
「不思議な効力があるものです」
「でね、建物が崩壊した後元に戻れたんだけど幽香も見つかってなかったし」
「というかお姉ちゃんがヘタレて直接会うのが怖いとか言い出したんです」
「……………突っ込まないわよ」
「残念」
「で、当も無くムキムキのままで彷徨ってたら人間の里で幽香が店をやってるじゃない」
「そこでマチョリーさんから貰った偽名を使って雇ってもらったんです」
「いやあ、まあ幽香の珍しい所も見れたしね??」
「それなりの役得はありました」

……………何、つまり私は幻月と夢月と一緒に過ごしてたわけ??
で、でもボブとディックは確かに男だったはずよ。
それはどうなのよ。

「なお、私達はマッチョになる際にマチョリーさんに頼んで性転換までして貰いました」
「そしたら尚更バレないかなーって」
「かなり不死身になりましたよね」
「そうね、幼女鬼に殺されかけたり、幼女吸血鬼に血を山ほど吸われたりで悲惨だったけど」
「挙句の果てに瓦礫の下敷き」
「軽く三回は死んでるわね、生きてるけど」

ギャグ補正って恐ろしいわね。

「そこでまあネタもばらしたしさぁ」
「もう数ヶ月にもなる訳ですから許してあげてください」
「エリーも寂しがってるから、このとーり」
「………………頭が高いわね」
「んなっ、ここまで下げてるのに!?」
「ほーう、そんなに反り返って低いと言うかこの低脳は」

謝る者の態度ってヤツをその身に刻まないといけないわね。

「幻月、本当にすまないという気持ちで胸がいっぱいなら、何所ででも土下座が出来る。
たとえそれが肉焦がし、骨焼く鉄板の上でも」
「ちょ、ちょっと幽香その赤く熱された鉄板は何所から出したのっ!?」
「ほらほらお姉ちゃん、早く」
「た、助けて夢月ちゃん」
「すこしは痛い目みろ馬鹿姉(大丈夫、お姉ちゃんなら耐えられるわ)」
「本音と建前が逆よーーーーーー」

さて、たっぷり十秒耐えてもらいましょうか。
その間に整理しないと、未だによく理解出来て無いもの。

「それじゃあ夢月詳しく説明して頂戴」                            あ、熱いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ>
「解りました」                                        こ、こんなの十秒だなんて死ぬぅ> 

あら、なんだかんだでやってるじゃない。
そういう所は嫌いじゃないわよ。
反省してるみたいだし許してはやるか。



「…………と、まあこんな所です(じっくり三十秒)」                 うふふ、熱さなんて感じなくなってきたわ> 「なるほどね、なんとか理解は出来たわ。あと幻月もう降りてもいいわよ」          え、何よ、早くいいなさいよぉ>

ちーとばかしやばかったわね。
目が正気じゃないわ。

「危なくウェルダンになるところだったわ」
「ミディアムでも危ないわよ、普通に考えて」
「お姉ちゃん大丈夫??」
「いやもう膝とか額がこんがりと」

わおジュシー。
ま、悪魔だから直に戻るんだけどね。

「で、戻ってきてくれるの??」
「そうね、週末は店を閉めて帰るわ」
「そう、よかった」
「これで私達も夢幻館に帰れるわね」
「どういうこと??」
「いやあさ、エリーが幽香と仲直りするまで夢幻館には入れないって………」
「アンタねぇ……」
「いや、ホントなんだって。なんか私でも逆らいがたいオーラで威嚇してくるのよ!?」
「気を抜いたら食べられそうな気迫でした」

エリー、恐ろしい子。
久しぶりに顔見せても大丈夫かしら??

「ところで幽香、アナタの大事にしてたティーカップ割っちゃったんだけど許してくれる??」
「うん、許さない♪」
「はい、お姉ちゃん」
「え、何、また焼き土下座!?今度こそウェルダンになっちゃうわよーーーー」
「三十秒大丈夫だったんだから四十秒くらい余裕でしょ」
「いぃやぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー」





まったく、ボブとディックの時の騒がしさのままじゃない。
ところで疑問に思ったんだけど………

「ボブとディックには戻れないの??」
「お望みならば」





おわり










おまけ


「幽々子様何を読んでるんですか??」
「んー、紫に借りた漫画って言うの」
「面白いですか」
「そうねー、中々の描写よー」
「失礼します、どれどれ」



『やっぱり嘘だったんじゃないですか、お腹の中に、誰もいませんよ??』



「きゅう」
「あらー、妖夢には刺激が強かったかしら」

でも、この絵って何処かで見たことがあるような気がするわねー。
でも彼はもう死んでる筈だし、その筈はないわね。





「へーくしょんっ、うー、風邪か??と、いかんいかん、締め切りが………」
どうも、ボブとディックの正体の話でした。
ぶっちゃけ旧作はやれてないのでキャラがイマイチわからないなぁ。
と言う訳で例の如く性格が違っても突っ込まないで、お願い。
なお、今回より紅魔組みがあの始まりで始めてくれます。
妹様に萌えてやってください。

ところで、何時の間にか新機能が付いてますね。
よく分からないのでシンプルに行きました。
紅魔レヴォリューション
コメント



1.白徒削除
多々突っ込みどころはありすぎてどうしましよう。
とりあえず、まさか此処まで既に夢幻館の住人が居たとは思いもよらなんだ…。
しかしマチョリーの勧誘を面白そうだと…いや、魔法の有酸素運動なら私もやりたいところですが。
幽香りんも一緒にどーだい?気になってるんでしょそのわk(ウェルダン土下座ー

あ、あと誤字かな?「向こうから誤りに」→「謝りに」?
2.名前が無い程度の能力削除
あんたの表現いちいちえろいよ・・・GJ
3.名前が無い程度の能力削除
ボブ&ディックには戻らんといて、おねがいm(・w・)m
4.名前が無い程度の能力削除
前からこの二人は妖怪じゃないかと思っていたが本当だったとは…ハッまさか元さんも
夢幻館書いてくれたありがとうございます
5.紅魔レヴォリューション削除
1>
誤字修正しました♪
幽香りんの脇腹に触れちゃだm(焼き土下座
2>
脳内桃色理想郷の私が書けば気が付けばこうなります。
3>
さぁ、どうでしょうね??行き当たりばったりなもんで。
4>
一応言っておきます、元さんは全力で人間です。
ええ、ええ、そりゃあもう人間ですとも。
6.名前を表示しない程度の能力削除
まさかボブ&ディックの正体が幻月&夢月だとは考えすらつかんwwww
しかし夢幻館を出ていった理由がなんともしょb……いや幽香ならありえるから困る。

>「なお、私達はマッチョになる際にマチョリーさんに頼んで性転換までして貰いました」
つまり今の二人h(筋肉ドリル×2
7.謳魚削除
ふ……甘いですよ。
どうあっても冒頭の4人はお嬢様と小悪魔さんの二人しか萌えませんぜ旦那。

幻月姉さんの焼き土下座に惚れたよ……。
だがしかしあくまで本命は萃勇、しつこくねちっこく愛してる!(待て)
8.名前が無い程度の能力削除
貴方は旧作をプレイ済みか?!
9.名前が無い程度の能力削除
正体が大ショック。夢落ちだと信じてたのに。
ボブとディックに戻ってくれー!
吹っ飛ぶときの「どっかん」が好きです。
10.紅魔レヴォリューション削除
6>
詳しく説明すると、変化状態のみ男になるんですねー、これが。
つまり、幻月と夢月は変身すると女からムキムキの巨漢になれるんです。
7>
レ「だって」
フ「だって、って言われても」
レ「フランに足りない萌えを補うべく次からは裸にエプロンね」
フ「え??」
レ「プラスで猫耳で」
フ「ええ!?」
8>
返事はNOです。
やってみたいなぁ。
9>
戻れます。
夢落ちだったら完全にオリキャラになるからなぁ。
いや、アリならアリでいいですけど。
11.名前を表示しない程度の能力削除
幽香「幻月&夢月がマッチョに化けていたのね。……まさか、逆ではないでしょうね?」
ポルナレフ「そんなこと、どっちだって お・な・じ じゃーないですか。」
12.名前が無い程度の能力削除
本当にすまないという気持ちで胸がいっぱいなら、何所ででも土下座が出来る。
たとえそれが肉焦がし、骨焼く鉄板の上でも

カ○ジの焼き土下座www
モニターに珈琲を吹いてしまいましたwww
13.名前ガの兎削除
使用キャラ、幽香りん
オプション、ボブ・ディック
超兄貴・・・?いや、姉貴か 元祖マッソォースパークとか使えそうですね