Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

コードネームはセーラー8

2008/12/14 16:36:27
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ババアネタを含みます。嫌いな方はブラウザバック
パロディです。元ネタわからないとわからないネタばっかです。
タイトルからして死の匂いがする方
貴方はきっと正しい






































私は八意永琳。
歳は乙女のヒ・ミ・ツ(はあと)
みんなからはえーりん☆って呼ばれているわ。
普段は普通の女子こうせ・・・・・・もとい、薬剤師をやっているの。
しかし、ピンチのときは大変身、愛と正義の味方、セーラーえーりんとなって悪い敵をやっつけるのよ!
勿論正体を知られてはいけない、だって秘密の戦士だもん。
今幻想郷には、悪の組織、ブラックシスターズが人々を脅かし始めていると聞く。
怪しい踊りを踊っては、人々を恐怖のどん底に陥れ、里では住人の大半が病気にかかってしまったらしい。
「許せない!健康な人々を恐怖に陥れるなんて!まあこちらとしてはもうか・・・・・・ゲフンゲフン。さては、人間のエネルギーをダークエネルギーに変える気ね。そうはさせないわ!このセーラーえーりんが、月に変わってお○おきよ!」



「師匠―、頼まれた薬」
「え」
「・・・・・・」
「・・・・・・」



鈴仙がドアをあけた時、そこは異世界だった。
なぜなら超ミニスカ見えるか見えないかギリギリラインのセーラー服を着た永琳が、ポーズを取っている。額にはティアラが、そして胸元にはハートのブレスレットが付いていた。
鈴仙は、なんとなくその姿が何を催しているのか知っていた。山の巫女が貸してくれた書物の中に、漫画と呼ばれる類のものがあり、そのなかの一つにこんな格好をした女の子が主人公の漫画があったのだ。
でも確か、師匠は漫画なんて低俗よ、などといって手はつけなかった筈だ。夢中になって読んでいる自分を叱りつけたぐらいだ。
その師匠が。
しかも確か、主人公は15歳


「タキシード・ラ・○モーキングボンバー!」
「へぐううう!」


とかなんとか考えている内に、至近距離でアポロ13を放たれた。勿論直撃である。
師匠、それ台詞違いますよ、などという心の叫びは聞こえるはずも無く、鈴仙の意識はフェードアウトしていった。

「危なかった・・・・・・もう少しで奴らに情報がばれるところだったわ。
こんなことしている場合じゃないわよね。里に行って調査しなきゃ。ね、ルナ!」
「ブルブルブル」

永琳は変身を解き、普通の薬剤師の格好に戻る。
部屋の隅では、膝を抱えたルナチャイルドがガタガタ震えていた。

「ブルブルブル」
「ルナ?どうしたの?顔色悪いわよ?」
「ブルブルブル」
「はっまさかルナまで奴らの手に!?こうしちゃいられないわ!すぐに里に行かなくっちゃ!」

永琳はルナチャイルドを脇に抱える。ルナチャイルドは抵抗する気力さえ失せていた。
時々泡を吹いているが、永琳は気付いていないようだった。
永琳は玄関を開け、そのまま空へ舞い上がる。

「待ってて!今助けてあげるから!」

助けるどころか、生命の危機を感じるルナチャイルドであった。






魔法の森・上空

「えーりん!」
「あっ、ゆかりん!」

魔法の森上空で鉢合わせたのは、八雲紫だった。彼女も脇に何かを抱えている。

「ガタガタガタ」
「ち、橙!?」
「違うわよ!これはアル○ミスでしょ!」
「そうだった。失礼」

紫に怒られ、永琳は頭を下げる。
アル・・・・・・もとい橙は顔を青くして震えていた。

「どうしたの!?アル○ミス!」
「最近ずっとこうなの・・・・・・一体何が原因なのかしら。わかる?えーりん」
「ガタガタガタ」

永琳は橙に触る。

「に゛ゃあ!!」
「きゃあ!」
「ちょ、大丈夫!?」

橙に引っかかれそうになる永琳。
それが動物の本能によるものかどうかは定かではない。しかし、最早抵抗らしい抵抗ができない橙は、仕方なくその身を任せることになった。
もちろんルナチャイルドも抱えられたままである。泡吹いて。

「ブラック・シスターズの仕業ね」

眉間に皺をよせ、永琳は言う。

「やっぱりそう思う?」
「コレは一刻の猶予を争う自体になりそうね」
「チビウサには話したの?」
「チビウサは現在里で賽銭を集めているわ」
「それ、ヤバイじゃない!早く行かなくちゃ!」

妖精一匹と、猫一匹を抱え、二人はスピードを速め、魔法の森上空を飛んでいく。













その頃のマヨヒガ

「ち、橙~!!」
「お。落ち着いてください藍さん!」
「これが落ち着いていられるか!ここのところ紫様によく連れられてからというもの、日に日に元気が無くなっているんだ!」
「わかりますけど、わかりますけど!その斧はしまった方が」
「絶対あのババアのせいだ!まってろおおお!橙!」
「・・・・・・」
「妖夢も来い!」
「えええ!?ちょっと、今日は里に兎を調達しに行かなきゃいけないんですよ!ちょっと藍さん!?藍さん!?」

そのころのマヨヒガ、終わり





再び魔法の森上空にて

「はあ、はあ」
「て、手がしびれた」

二人は上空を、疲れた様子で飛んでいた。

「猫が重い」

猫ではない。正確には猫ではない。

「仕方ないじゃない。だってアル○ミスたちがいなきゃ解説役がいなくなっちゃうわ」
「それもそうね、がんばるわ」

結局は解説役でしかない。猫なんてそんなもんである。

「それにしても、クロネコヤマトはどうしたのよ。妖精じゃない」

紫がぐったりしているルナチャイルドを見ながら言う。

「クロネコヤマトには逃げられたわ。地下に。ほら、地下って入っちゃいけないんでしょ」
「えーりんなら許すわ。人間だし」
「月人だけどね」

余談であるが、クロネコヤマト、もといお燐は全力で永琳から逃げたらしい。
それで代用されたのがルナチャイルドだった。
ルナサでもよかったが、いかんせん彼女はテンションが低いので、却下となった。

「ねえねえ、あれ見て。魔法使いの家よ」

紫が指を刺す。
その先には、見た目小綺麗な一軒の家があった。屋根は赤い。

「人形使いの家ね」
「ねえ、誰かが家の前にいるわよ!」


「だ、だめよ魔理沙こんなところでっ」
「いいだろ誰もいないし」
「ダメだってば!ちょ、ちょっとどこ触って」


・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。


「ばかっ」
「そんなこと言ってるが、顔が赤いぜ?」
「あんたのせいでしょ!」

・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。


「どう思う」
「許せねえ」







その時だった。
空に太陽とは違う明るい光が放たれる。
魔理沙とアリスは、いっせいに空を向く。



「な、なんだ!?いいところだってのに!」
(全くよいいところで・・・・・・い、いやいやそんなことはないわアリス!これからあっさり逆転してたっぷり魔理沙の泣き顔を堪能するの☆とかそんなことは考えていないんだからね!魔理沙ハアハアとか、実は強引にされてキュンときているとか、そんなんじゃないんだからね!むしろそう、助かったのよ。助かったと思うべきなのよここは!)






「野外で不埒な行為をしては、乙女の嫉妬心をくすぐる悪しき敵よ!このセーラーえーりんと」
「永遠の少女、セーラーゆかりんが」








「「月に変わってお○おきよ!!」」









魔理沙は目が点になった。
なぜならば、そこには超ミニスカ見えるか見えないかギリギリラインのセーラー服を着た永琳と紫が、ポーズを取っている。額にはティアラが、そして胸元にはハートのブレスレットが付いていた。

「げふう!!」

アリスは血を吐いた。











そのころのルナチャイルド(結界内)

「ぎゃあああああああ!」
「らんしゃまああああ!」

そのころのルナチャイルド・終わり







「お、な、なんだお前ら」
「私?私は永遠の少女、セーラーゆかり」
「それはもう聞いた」

魔理沙はもうなんと言って良いかわからない。アリスはぐったりしている。

「な、何しに来たんだよそんな格好で」
「霧雨魔理沙、あんたを倒すためよ!」
「い、意味がよくわからないんだが」
「ううっ」
「あ、アリス!」

隣で気を失いかけているアリスに、魔理沙は気が付く。

「どうしたんだ!?ま、まさかお前らが」
「うーん、うーん」
「て、てめえら」

セーラー服姿の二人に向かい、魔理沙は叫ぶ。

「許さないぜこのババア共!!」
「「なんですって!!」」















そのころの人間の里

「慧音様!大変です!魔法の森に、ブラックシスターズが現れました!」
「なんだって!?」
「ああ、奴らか・・・・・・」
「知っているのか!?てゐ!!」
「知っているっていうかさあ」
「何だ、奴らの正体は!人々を恐怖に陥れている奴らの正体は!」
「・・・・・・(気が付かないものかねえ)」
「こうしちゃおれない、てゐ、行くぞ!」
「え!?ちょ、お賽銭が、っていうか生命の危機が!」
「待ってろ!ブラックシスターズ!いま退治してやるからな!」

そのころの人間の里・おわり







再び魔法の森・アリス亭前

「くそっなんて強いんだあいつら!」

魔理沙は肩で息をしながら、必死で弾を避ける。
セーラー服を着ているが、腐っても八雲紫と八意永琳である。この二人が組んで、全力を出しているのだ。まさに幻想郷最強のタッグ・もとい最凶のタッグだった。

「あんなふざけた格好しているくせに・・・・・・!」
「なんか言った!?」
「うわあっ!」

弾がまた速くなる。どんどん追い詰められていく。
気を失ってしまったアリスを抱えているため、いつものようにスピードが出せない。

「くそう、このままじゃ、このままじゃ」
「魔理沙!」

そのときだった。前方から声がした。

「あ、あんたは半獣の!」
「助太刀に来た!あいつらだな!ブラックシスターズというのは!」
「ブラックシスターズっていうか」
「くっ、なんという加齢臭!許せん、奴らのせいで里は滅茶苦茶だ!成敗してくれる!」

そこにいたのは、慧音と、お賽銭箱を持っているてゐだった。

「おい、兎!あの薬師一体どうしたんだ!あんな酔狂な格好で」
「なんですって?」

永琳の矢が、魔理沙に向かって放たれる。

「ほ、本当のことだろ!」
「言わないほうがいいウサよ!」
「はっそれもそうだな」
「今更遅いわ!って」

急に二人の手が止まる。少しずつ弾幕も消えていく。

「ど、どうしたんだ?」
「・・・・・・」

「あれ、チビウサじゃない!」
「チビウサっ!!」
「ぎくうっ」

セーラー戦士二人はてゐを指差す。
てゐの背中に、なにやら冷たいものが走った。

「どこにいたの!?チビウサっ!」
「チビウサっ無事だったのね!!」

てゐに近付いた永琳は、そのままてゐをぎゅーっと抱きしめる。
抵抗する気は、最早起きなかった。

(く、苦しい・・・・・・そして痛々しい・・・・・・!)
「チビウサ、ひとつ聞いていい?」

永琳はてゐを放す。その瞬間にてゐは大きく息をする。

「ぜえぜえぜえ」
「チビウサ?はっまさかチビウサまで」
「ちげえよ!」

言われるまでもなくてゐは答えた。

「ところでチビウサ」
「なんだよ」
「蛍ちゃんはどうしたの?」
「蛍なら今花の妖怪に食われてます」
「「なんですって!?」」
















そのころのお花畑

「や、やめてよう」
「やめないわね」
「そんなの痛いよう」
「くすくすくす」
「ひいっ怖いよう」
「あーら、それは残念ね」
「誰か助けてよう」

そのころのお花畑・おわり










「ほ、蛍ちゃんまで・・・・・・!」
「ねえ永琳」
「永琳じゃないのっ!今はセーラーえーりんなのっ!」

憤慨する永琳、もとい、セーラーえーりん。
非常に痛々しい。

「セーラーえーりん、いつまでこういうの続ける気」

ぷすっ
チビウサは注射を打たれて、気絶した。

「ちょ、チビウサ!?チビウサ!?」
「どうしたのチビウサ!はっやっぱりチビウサまで奴らの手に!」

(盛ったな)
(盛ったな)

慧音と魔理沙はばっちり現場を見ていた。

「チビウサ、しっかりして!」
「チビウサ、チビウサあ!」

ぎゃあぎゃあやっている二人を尻目に、慧音は魔理沙にボソボソと話しかける。

(おい、魔理沙)
(なんだよ)
(今はいい。だがあと少しすればもう一度戦わなくてはなるまい)
(そうだな)
(逃げるなら今の内だ)
(何を言ってるんだ)
(私には奴らを倒す使命がある。里の人々を守るという使命が)
(・・・・・・)
(私が奴らの気を引くからその隙に)
(逃げるなんて私らしくないぜ)
(魔理沙)
(上等じゃないか、あの二人が相手なんて)
(しかし)
(ゾクゾクするぜ。せいぜい死ぬなよ、先生)
(・・・・・・)
(さあ、反撃といこうぜ!)
(ああ)

「チビウサ、チビウサあー!」

(いや、やったの自分らじゃん)
(全くだ。悪にもほどがある)

「許さない、許さないわっ!」
「とりあえず、花の妖怪は後回しね」
「今は目の前の敵を倒すのみ!」
「行きましょう、セーラーえーりん」
「ええ。セーラーゆかりん」

二人は慧音と魔理沙のほうに再び向き合う。

「相手にとって不足なしだぜ」
「里に平和をもたらす為だ。覚悟するんだな」

両者は互いに、スペルカードを切る。
弾幕がぶつかり合う音が、魔法の森の空に広がる。
今ここに、新たなる戦いが始まった。














その頃の博麗神社

「こんにちはー」
「あら早苗」
「漫画の続き、持って来ましたよ」
「ありがとう。次に渡すのって鈴仙だっけ」
「うさぎさんだと思いますよ」
「うさぎさんか」
「渡しておきましょうか?」
「ううん、あとで行くからいいわ」
「そうですか」
「一緒に来る?」
「え!?いいんですか?」
「なんでそんなにうれしそうなのよ」
「え、そそそそんなことないですよ!」
「そう」
「ええそうです!」
「じゃあ少しここで休んでから行こう」
「はい」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「今日も平和ね」
「そうですね」

その頃の博麗神社・おわり



















その頃の守矢神社

「ねー、神奈子」
「なによ諏訪子」
「このハート型のブレスレット、何?」
(ギクウッ)
「そ、それ多分、昔早苗が小さいころに流行ったアニメのおもちゃよ。どこから出てきたのかしら」
「そうなんだ。あれ、ここに押すボタンが」
「ちょ、だめ、ダメよ!」
「どうして?」
「えっと・・・・・・で、電池がなくなっちゃうからよ。早苗が悲しむわよ」
「そっか。じゃあいいや」
(ふう、危ない、危ない。そこ押されると本当に変身できるようになっているのよね。すごいわ、あの薬師。天才ね。でもこれは危険だから引き出しの中にしまっておこう・・・・・・)

ピコーン、ピコーン、ピコーン

「・・・・・・」

ピコーン、ピコーン、ピコーン

「・・・・・・」

ピコーン、ピコーン、ピコーン

「・・・・・・」



(え!?なにこれ!なんで点滅しているの!?もしかしてセーラー戦士たちに危機が!?いけない、今すぐ行かなくちゃ!)


「神奈子ー、みかん剥いてー」
「・・・・・・」
「神奈子ー」
「・・・・・・」
「神奈子?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「どこ行ったんだろう」

その頃の守矢神社・おわり









つづき・・・・・・ます
あとがき
まず始めに、寝っぱなし人生様、セラムンネタですいません。妄想が止まりませんでした。

読んでくれた方へ
続くとありますが、なにぶん遅筆なので、いつになるかわかりません。
ただ、このままでは中途半端なので、続きを考えて形にしたいと思います。
読了ありがとうございました。生きていることを祈ります。

最後に一言




これ書いて 

作者のライフ

最早ゼロ




あでう
sirokuma
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
何という少女臭軍団
2.名前が無い程度の能力削除
イナバたちとルナチャが不憫でならないwwww
あとゆかり様、はっちゃけてる間に神社の巫女さんを風祝さんに取られてますよ。
3.名前が無い程度の能力削除
やりやがったwwwww
4.名前が無い程度の能力削除
そうか、続くのか・・・(期待する目で)
5.謳魚削除
取り敢えず。
>(ゾクゾクずるぜ。~)→「ゾクゾクするぜ」かと。
あと
>「タキシード・ラ・〇モークボンバー!」
ちっがぁぁぁうっ!『タキシード・ラ・〇モーキングボンバー』(携帯からなので文字化けが有ったら勘弁して下さい)だっ!
まもちゃんをなめんじゃねぇ!(sirokumaさんごめんなさいごめんなさい御話の続き楽しみにお待ちしております)
6.sirokuma削除
変身レス☆

>1様 作者もギリギリです

>2様 始めはルナチャイルドの役がおりんりんでした。ヨカッタネ☆

>3様 やっちゃいました

>4様 続いちゃいます。

>謳魚様 うお!しまった!確認しました!
しかしネタ的に通じる方がいるとは・・・・・・!
ちょっとタキシード○面に謝ってきます。
7.名前が無い程度の能力削除
三月精が活躍する話だと思った…ルナしか出ないだと?

それはいいとして…早く早苗ちゃんをセーラー戦士としてだしてくれ!
8.名前が無い程度の能力削除
アニメみたいな変身シーンがなくて良かったww
妖夢と藍様は続きで出るんですね?そうですね?(期待)
9.名前が無い程度の能力削除
>くっ、なんという加齢臭!許せん
で腹筋がww 続きも期待してます! ゆあきんもえーりんもかわいいよ!ゲフゥ(吐血
10.名前が無い程度の能力削除
うわ、・・・キッツ