紅魔館の図書館は
いつもしょーもない事に真剣に取り組む
一週間な魔女がおったそうな
「そんな訳で、ドロワに色々とやってみたわ」
「どんな訳ですか?」
「何でも流行らしいわよ」
その一
埋める
「じゃあ美鈴、後は頼んだわ」
「事の真意が全く読めないんですが……」
「次、いくわよ」
「もう埋めて終わらせる事って出来ませんか?」
「出来ないのよ」
そのニ
投げる
「あんまり飛ばないわね」
「今回の話の飛ばし方は非常に凄いと思うんですが」
「何か言った?」
「いえ、何にも」
その三
枕にする
「枚数がいるわね」
「今履いてるヤツも要りますか?」
「じゃあ履いたままでいいからそこに腰掛けて」
「おっとその発想はデンジャラス」
その四
高温でからっと揚げてみる
パチパチパチ…… じゅわ~~
「調理を冒涜するのは止めましょうよ」
「食べないから冒涜じゃないわ」
「もはや暴力ですね」
その五
どっかの宝箱に
「しかもラストダンジョンって」
「世界に平和が訪れた後、伝説になった彼らの持ち物の中からドロワが……」
「Ⅱの世界にはドロワが伝説の装備として登場ですか」
その六
額縁に入れる
「ルナサ・プリズムリバーを呼んできて」
「いや、いい演奏を入れてもこれは絵になりませんって」
「額縁に納めているまでは楽しかったんだけどね」
その七
社会貢献に
「募金ありがとうございます!ではこの紅いドロワをどうぞ!」
「ちゃんと染め切っているのがポイントよ」
「部分的じゃあジェノサイド」
その八
中に薬草を入れ、口を縛って風呂に放り込む
「ふぅ……いいお湯」
「はふぅ~…その気になれば紅茶でも作れそうですねぇ」
「それ、飲みたい?」
「おっと、そこまでのチャレンジャーじゃあございませんよ」
その九
凍らせてみる
「じゃあチルノ、宜しく」
「ふふん!まぁあたいに任せなさい!そぉれ!!」
「わぁ、流石ですね~」
「あたいったら最強ね!!」
「じゃあもう帰っていいわ、今回だけはあなたを呼ばなきゃいけない気がしただけだから」
「あー…もう気の毒って言葉じゃ追いつかない」
その十
何かの目印に
「なぁパチュリー」
「何?」
「本棚にドロワを挟んでるアレって、何かのまじないか?」
「あなたが盗んでいった本の代本板代わりよ」
「……何でそれがドロワなんだ?」
「大丈夫、全部あなたの名前を書いてあるから」
「答えになってないぜ」
「色々やってみたけど、やっぱり普通に履くのが一番ね」
「そうですね」
(終)
ありそうだww