「咲夜」
「どうしました妹様」
「暇だから遊んで?」
「では、絵本を」
「何で絵本なの?」
「お決まりなのです」
「嫌な予感しかしないんだけど」
「大丈夫です。『浦島太郎』ですから」
「あ、桃太郎じゃないんだね」
「はい。読んでよろしいですか?」
「うん!」
『未来未来、至る所に浦島太郎がおりました』
「はい、出だしから違った! 未来じゃおかしいし至る所に浦島太郎が居たらそれはクローン人間だよ!」
『ある日、太郎は子供達に苛められている亀を助けました』
「うんうん」
『亀はお礼に龍宮城へ連れて行きますと言い、太郎は亀に乗りました』
「いいよいいよ」
『海中で太郎は言いました。「息出来ない! マジ無理だって!」と』
「息出来ないの!?」
『亀は無視し、龍宮城へにゃんとか着きました(笑)』
「笑えないよ!」
『そこにはたくさんの永江衣玖がおりました』
「怖っ!」
『そして太郎は乙姫の格好をした輝夜に会いました』
「昔話の作品が違うよー」
『太郎は散々永江衣玖の踊りを見て遊んだ後、そろそろ陸へ帰せ馬鹿野郎と言いました』
「最低だよ!」
『輝夜は言いました。野郎じゃなくて女なんですけど! と』
「あぁ、そこじゃないだろ!?」
『まぁ、なんだかんだアナコンダあって、陸へ帰ることになりました』
「段々ボケがしょーもなくなってるよ!」
『最後に玉手箱を渡しました。桃太郎、決して開けてはなりませんYo!』
「ここでまさかの名前間違えた!?」
『そして太郎が戻ると知ってる人が居ませんでした』
「やっとクライマックスだ……」
『皆何処へ行ったんだ! と叫んだ瞬間、クラッカーが大量に鳴り響き、ハッピーバースデーの文字が目の前にありました』
「え!?」
『皆は浦島太郎を驚かす為に、隠れていたのです』
「何この無駄なハッピーエンド!」
『開けてはならないと言われた玉手箱を開けると、中には誕生日ケーキが』
「ハッピーエンドすぎだよ!」
『浦島太郎はあまりのことに涙を流しながら言いました。「皆、今日……誕生日じゃないよ」と』
「色んな意味でバッドエンド!?」
『めめめめ、めめめめ♪』
「めでたし、めでたしだよ! 何その終わり方! 『め』しか言って無いじゃん! しかも言い難いし!」
「咲夜、これ作ったのは?」
「パチュリー様です」
「パチュリー出てこいやぁ!」
自分は短くても誰かが楽しめればいいじゃないと考える人なので、
これからも誰かを楽しませる気持ちで頑張ってください。
しかし番外編が早すぎるwwwwww
ちょっとパチュリー出てこいやぁ! 妹様と一緒にパッチェパッチェにされてやんよ!
20作目おめでとう! これをお蔵入りは勿体ないですよ
ぶっちゃけ、もうどこから笑ったらいいのかわかりませんw
強いて言えば最初から最後までですがw本当にこのスリーズは最高です
>はい、出だしから違った!
フランはもう突っ込むことが目的になってますね
>にゃんとか
ここで著:パチュリーってわかりますね
>たくさんの永江衣玖
一人もらっていきますね
結局、竜宮城と陸の皆さんはグルだったとw
次回の読み手は小悪魔か美鈴か
とにかく期待してます。
いやー毎回フランちゃん最高ですな。
この紅魔館最高だww
>『そこにはたくさんの永江衣玖がおりました』
俺、いまから酸素ボンベ用意して亀探してくる!
さくぽっぽとは愛が違うと言う事ですね、分かります。
ありがとうございます。あなた様のコメントは毎回励みになります。
またよろしければ絵本のお蔵入りしたシリーズを出したいですw
パッチェパッチェにされるとパチュリーしか愛せなくなりますよww?
>>前々作コメ10様
本当にこんな作品を好いて下さって嬉しいです。
おーあなた私にまだこのシリーズを続けろと言いますかwお蔵入りした作品で美鈴が話り手がありますが、それで良いのなら……
あと一度終わりと宣言したのに続きを書くのを皆様が不快に感じなければ、気紛れに書きたいです。
>>3様
また私ですみませんww
ツッコミがフランしかいないこんな紅魔館じゃポイズン
>>4様
そう言ってもらえると嬉しいですww
>>5様
暇を潰す代わりに体力を消費しましたww
見つけられたら衣玖さんが貰えますw
>>6様
出だしでボケるのは難しいのですが笑って下さり嬉しいですw
>>謳魚様
違和感をポジティブに捉えて下さり激しく感謝w
読んで下さった全ての方に感謝を!
20作目おめでとうございます! このシリーズから喉飴さんを知ったのですごく嬉しいです。
さて、過去作をさがしてみようかな・・・w
ありがとうございます!
私をこれで知ったのなら過去作品は見ない方が(ぇ
色んなジャンルに挑戦しているのが過去なんでこれとは全く違う作風に戸惑いますよww?
>>10様
笑って下さることが一番の幸せ!
この胸に吹きすさぶ隙間風はなんだろう?
それはフランちゃんに恋したのです!え?違う?すみませんでした。
読んで下さって感謝!