「お姉様」
「あらフラン、どうしたの?」
「眠れないの……一緒に寝て?」
「ごぶらぁっ!」
「お、お姉様!?」
吐血したレミリア。
「そ、それは色々不味いわ。だから眠れるまで絵本を読んであげるわ」
「えー私もう子供じゃないよ」
「大人な子は一緒に寝てなんて言わないわよ」
「うゃぅ~」
唸るフラン。
「ほら、読んであげるからいらっしゃい」
「……うん」
肩が触れ合う位にくっつく。
互いの体温が心地良い。
「じゃあ、これを読みましょうか。パチェから貰った絵本『桃太郎-桃=太郎』」
「嫌な予感しかしないんだけど……」
『昔、昔、あんな所にお爺さんとお婆さんが居ました』
「何処!?」
『お爺さんは銀行に、お婆さんは川へ☆☆しに行きました』
「近代じゃん! ていうか、お婆さん川に何しに行ったの!?」
『お婆さんが川で☆☆していると川上から気絶したフランドールが流れて来ました』
「私!? 川から流れてきてる時点で命の危険が!」
『お婆さんはとりあえず色々楽しんだ後、お爺さんとも楽しもうと思い、家に持ち帰りました』
「私お婆さんと何したの!?」
『お爺さんとお婆さんがいろんな意味で食べようとした瞬間、フランは目を覚ましました』
「頑張って逃げて私!」
『二人に、きゅっとしてドカーン』
「私やりすぎた!」
『お爺さんとお婆さんはバラバラになりました』
「パチュリーは何を思ってこれ作ったんだろう……」
『そして二人を漬物にしましたとさ』
「なんで!?」
『おひたし、おひたし♪』
「どんな終わり方!?」
「眠れた、フラン?」
「眠れないよ! ツッコミ所多すぎるよ! タイトル関係無いし内容グロいし!」
「あはは、フランは可愛いわね」
「何でこのタイミングで可愛いって言うの!? ムード考えようよ!」
「もう、文句ばっかり」
「そりゃそうだよ! 第一鬼退治にすら行ってないから、肝心の猿や犬や雉や鬼が登場してないじゃん!」
「あら、フランそれは違うわ」
「え?」
「確かに猿と犬と雉は出て無いけど鬼は出てたわよ」
「え? 何言ってるのお姉様?」
「フランは吸血『鬼』でしょう?」
「あ~、これは一本取られたよ」
「あはははは」
「あはははは」
「あはははははは」
「あはははははは……って笑えるか~!」
にゃんだきゃんだで、仲の良い姉妹です。
いや述べて下さいお願いします!
だがそこが格好良いぜ。
ところでパチェはなにか嫌なことがあったんでしょうか?(笑)
病院には手遅れです、と追い返されました。
>>2様
お婆さんとフランという新ジャンルが確立しました。もちろん私はそんなジャンル嫌ですがw
>>3様
続けようと思えばずっと続けられますが、流石に皆様飽きてしまうでしょうから次かこれで絵本シリーズはラストにします。
>>4様
笑って下さり激しく嬉しいです!
>>謳魚様
フランが喜ぶ絵本を作れるまでパチェは止まりませんw
>>6様
パチェは案外、素かもしれませんw
読んで下さり皆様に大感謝祭!
>やっぱりギャグはあまり得意ではないですが
ということはボケ突っ込みはギャグに入らないんですよねww
パチュリーは一度脳を洗浄した方がいいと思います
ギャグ苦手な私ので笑って下さり嬉しいです。
こういう会話は普段から日常で発してますので慣れているのですw
>>9様
あれ詳しくは見てないんで今度見て来ますw
>>10様
おひたしの部分はラーメンズより使わせて頂きましたw
パチュリーの脳は魔女なので常人には理解出来ないのですw
>>11様
おお!あなた様とは美味しい三ツ矢サイダーが飲めそうです!
よく分かって下さいました!ラーメンズの『読者対決』最高w!
しかしフランの全力ツッコミでいちいち吹くw
>「そ、それは色々不味いわ。だから眠れるまで絵本を読んであげるわ」
レミリア自身の理性的な意味で不味いんですね分かります。
笑ってくれて嬉しいですw
流石!あなた様は良く分かってらっしゃる!あなた様とも美味い三ツ矢サイダーが飲めそうです!
サイダー噴出したwwwww
ギャグ苦手な私のギャグで笑って下さり嬉しいです。
ちょ、勿体ないです!サイダーは、サイダーだけは吹いちゃダメ!
色んな意味でwww
まさか新たに読んで下さってる方がいるとはww楽しんで下さって幸いです。
2年近く経ったこの作品を読み直してもやっぱり笑ってしまったwww