※百合です。責任とれないです
「幽々子~」
「あら、紫」
「遊びに来たわ。これお土産よ」
紫が白い箱を差し出す。
幽々子が開けると、中にはショートケーキが入っていた。
「ありがとう紫」
「そういえば妖夢は?」
「ついさっき買い出しに行ったわ」
「……ちゃんと妖夢の分も残しなさいよ?」
「そこまで食い意地張ってないわよ」
幽々子は紫の言葉に頬を膨らませ、拗ねたように文句を言う。
「まぁ良いわ。それより食べる?」
「勿論!」
皿とフォークを持って来て準備をする。そして、テーブルの上にショートケーキが二つ置かれる。
「イタダキマス」
「なんで片言?」
紫のツッコミを軽く無視して、食べ始める。話しかけても無反応で食べるのに夢中なようだ。
紫も仕方無く食べ始めた。
紫は会話できないことに少し不満気になりながらも食べる。
「ゴチソウサマデシタ」
「だからなんで片言?」
幽々子は満足気な表情だった。そして紫の方を見て、クスッと笑う。
「な、なに?」
笑われたことに少しムスっとしたが、一応理由を尋ねる。
「紫ったら、子どもみたいよ?」
幽々子は身を乗り出して、テーブルの向い側に座っている紫の元へ手を伸ばす。
紫の頬に幽々子の手が触れる。
「な、何よ幽々子?」
穏やかな笑みで、幽々子は顔を近付けてくる。
息が感じる程の、近い距離。
静寂なこの空間では、互いの鼓動さえも聞こえるのではないかという錯覚に陥る。
「可愛いわね紫は」
そう言って、幽々子は紫の唇――の端をペロりと舐めた。
「ひゃっ!?」
思わず可愛らしい声を上げてしまう紫。顔が赤く染まる。
「な、ななな何してるのよ!?」
「何って、唇の端に生クリーム付いてたから舐めとっただけよ?」
「あぅ……」
紫は思考が追い付かない程に、恥ずかしがっていた。
口付けをするよりも唇を舐められる方が何倍も恥ずかしい。
「い、言ってくれれば自分でとったわよ!?」
「だって、美味しそうだったんだもの」
「――っ!?」
美味しそうだったんだもの、なんてこの状況下で言われるとさらに恥ずかしい。
紫はショート寸前だ。
「あ、安心して。勿論美味しかったわよ」
そんなこと誰も訊いてない。しかしこの言葉で完全に紫の頭はショートした。
「きゅ~……」
「きゃあ!? だ、大丈夫紫!?」
意識が薄れる中紫は、二度と生クリーム系は持ってこない、と心に誓った。
と言うことは従者二人で妖藍でしょうか。
次回はパチュアリパチュとパルパルハーレムのおまけが付属して来るんですね、分かります。
それこそケーキを一口食べたら残りを下げられた氣分だ!
謝ってないでもっとよこせ!
クリームでなく紫のことですね勿論わかってます。
しかし生クリーム系を持っていくのをやめても洋菓子にはカスタードクリームというものがあってだね……。
そして次回のパチュアリかパルスィにもりもり期待。
誓わないで!いや、持ってこなかったら、唇の端でなく中央とか中にキスするのか。
それはそれで…!
従者二人書いてみたいと思ってしまいましたw
次回は頑張ってパチュアリをやりとけだいと考えてます。
>>2様
次回はビターテイストで少しでも量増やします。
>>名前を表示しない程度の能力様
流石分かっていらっしゃるwまさにそういう妄想をしやすいように書きましたw
>>4様
「糖分もっと欲しいわ」
「ゆ、幽々子!? んっ!?」
口の中を掻き回すように舐められる。
「ご馳走さま。甘かったわよ」
「ふぁっ……幽々子の、ばかぁ……」
みたいな感じで(自重しろ私
いいです!甘いです!もっと食べたいです!
わかります。