こたつの話

冬だった
寒かった
だから霊夢はこっそりと
集めておいた春度を使う
そしたらなぜか頭から
ちいさなさくらが生えちゃった


意味を問うてもわからない
答えてくれる人もなし
そのうち魔理沙がやってきた


なんだそりゃ
世間は冷たい冬なのに
頭にさくらを生やしてる


春の気分と霊夢が言えば
そんなもんかと魔理沙も納得
ともかく寒いし身体は冷える
議論もそうそうこたつに入る


はー、ぬくぬく


こうしてみると、さくらの木
盆栽みたいでかわいいし
ちょっとは風情もあるだろう


そのうちレミリアやってきた
なんなのそれはと当然聞いた
新手の趣味ねと勝手に決めつけ
風情があるわと優雅に笑う
ともかく日差しは弱いけど
吸血鬼にはまだまだきつい
こたつに入って一時避難だ


はー、ぬくぬく

今度は輝夜がやってきた
永遠亭のうさぎたち
迷彩率が高すぎる
どこもかしこもまっしろけ
たすけてえーりん
へるぷみー
ともあれいまはゆっくりと
おこたでからだをいやしましょう


はー、ぬくぬく


元気なチルノがやってきた
冬はあたいの季節なの
大ちゃんいっしょにあそんでくれる
どうしてみんなで遊ばない
みんなでいっしょに遊ぼうよ
こたつはちょっと溶けちゃうの


はー、どろどろ


みんなで鍋を囲んでいたら
スキマ妖怪あらわれた
霊夢のさくらをチラリと見ても
紫はそんなのおかまいなし
オチがなくてもおちついて
けっきょく最後は大団円


ぬっくり

超一発ネタ集

ミスチーが鍋にされ命を散らす。
略してミスチル。

咲夜さんがチルノにつららみたいなもので頭をぶっさされその瞬間に「ザ・ワールド」
つららをツツツと引き抜きながら
「わたしを暗殺することはぶべら」
人間だもの。

レミリアが部屋のなかでＪＯＪＯ立ちしてる。

霊夢の脇が妙にかぐわしくなる。