-1-
「だーれだ!」
「うっとうしいなぁ。声で分かるし」
「間違えたら隙間落としよ、霊夢」
「紫でしょ」
「ハズレ~幽々子でした」
「ちょ! 手と声で担当別れるの反則でしょ!? って、きゃあぁぁぁ」
隙間落とし
-2-
「パチュリー様、早口言葉言えますか?」
「楽勝よ」
「では、チュッパチャップスチュパチュパチュパるパチュリー! を三回言えますか?」
「チュッパチャップスチュパっ! ……」
「きゃあぁぁ舌噛んで血まみれ! 大丈夫ですかパチュリー様!?」
返事が無い。ただの屍のようだ。
-3-
射命丸文は永琳を追跡していた。
深夜に永琳が人里から少しだけ離れた森へよく行くという噂がされていたからだ。
「(あ、あれは!?)」
そこで文は目撃した。
「は、早くそれを売ってくれ」
「お金は?」
「もちろん持ってきている」
人に薬を渡している永琳。それだけなら普通の光景だが、ありえない額の札束と深夜の森という状況は明らかに怪しい。
「これは、スクープの匂いが……」
木の影から夢中で写真を撮る文。だから気付かなかった。背後の人物に――
「正義記者ごっこは、ここまでよ」
文の頭に激しい衝撃。
男はそれを見て慌てて逃げ去る。
「この娘どうする?」
「新しい薬品の実験台になってもらうわ」
輝夜は気絶寸前の文の体を支える。永琳はポケットから薬品を取り出し飲ませる。
「さようなら、記者さん」
そう言い、二人は闇に消えた。
「……う」
文が目を覚ますと、椛がいた。
「君大丈夫ですか? 名前は言えますか?」
「何言ってるのよ椛」
「何故私の名前を!?」
「もう、何を言ってんのよ椛。私、射命丸文よ」
「えぇ!? ありえない」
「何がありえないのよ」
「だ、だって――」
椛が手鏡を渡す。
「体が縮んでますよ?」
「――え?」
文は目を疑った。
鏡には、幼くなった自分がいたからだ。
「永琳さんの薬」
「え?」
「あれを飲まされたからかもしれない……」
「ど、どうするんですか文様?」
「決まってるわ。私は、元の体に戻るため全力を尽くす!」
たった一つの真実ズバ抜く!
見た目は子供! 頭脳は烏!
その名は、射命丸文!
-5-
「さて収拾つかなくなってきた詰め合わせネタ、どう終わらす」
「お嬢様、私にお任せを」
「分かったわ咲夜」
「このネタとかけまして、お嬢様と妹様の関係と解く」
「その心は?」
「しまいです」
さあ、早くバーロー化した文の物語の続きを書く作業に(ry
咲夜さんベネ!!
事件は迷宮入りだなw
詰め合わせはたまにやらないとね。
>>発泡酒様
もちろん続きはありませんよw
>>2様
シュールは私にとって最高の褒め言葉!
>>3様
そして文はとりあえず妖怪退治している霊夢のトコへ居候します
>>4様
その発想はありませんでしたw
>>5様
事件解決よりもスクープだけを追い求めますw
>>欠片の屑様
小さなネタが溜まったら詰め合わせにできるのが楽しいですw
>>7様
最後に咲夜さんに言わせたいが為に作った作品ですから、そう言ってもらえると嬉しいです
すっぱ抜くんじゃなくて?
>見た目は子供! 頭脳は烏!
吹いた。すごくダメそうw
麻酔銃は時計型よりカメラ型のほうがいいな。
すっぱ抜くだと語呂が悪かったんで(苦笑)
もちろん新聞紙型変声機も使います。
>見た目は子供! 頭脳は烏!
まだ頭脳が天狗なら救い様があったのにww
そう言ってもらえて嬉しいです。
読んで下さりありがとうございます!
もろワロタ。
体中の穴からスライム状の粘液が溢れだすとは…ww
…それはそれとして、とても面白かったです(笑)