旧地獄、地下にででーんとそびえる地霊殿、ってギャグはきっと誰かが使ったろう。そんな事は
どうでもいいのだ。魔理沙は箒にまたがりかっ飛びながらそこに侵入する。
「さぁ! この私、『霧雨 魔理沙』が来てやったぜ! ここの主め、顔を見せられるものなら
見せてみろーっ!!」
一気呵成に声も高らか、溢れる勇気はりん、りん、りん。
その魔理沙の眼前に一つの小さな影。景色が後ろに吹っ飛んでいくにつれ、逆に影は大きくなる。
魔理沙はそれが望みの相手と知り、頬を上げてにやり笑いだ。
「そろそろ来る頃だと思っていました」
薄紫の髪の女性は静かに、かつ厳かに告げる。彼女の眼前に魔理沙は降り立った。
「あぁ、来てやったぜ。はるばる地上からな」
「では歓迎しなくてはなりませんね・・・。この地霊殿の主である私、『古明地 にがり』 がね!!」
そう! 霧雨豆腐店の若き当主、魔理沙は究極の豆腐を作るためにはるばる地上から
伝統と格式の残る旧地獄へとやってきたのだ!
桶と共に生きる孤高の桶職人キスメの心を揺り動かし勝ち得た究極の桶。
絹よりも滑らかな糸をつむぐヤマメから分けて貰った糸は、絹ごし豆腐を作るのにはまったく必要
なかった!! しかし魔理沙はあえて気付かないフリをしてみた。
農家っぽいからと緑の目をした橋姫のパルスィを様々な手段で口説き落とし、奇跡としか思えない
味わいを産む大豆が作れたのはきっとなんかの間違いだとは思うが、彼女はそれで農業に
目覚めました。よかったね、パルスィ。
美味い酒を作るのに名水は欠かせない。そんな難癖つけて鬼の勇儀に迫った魔理沙。
弾幕勝負をする暇もあればこそ炒った大豆ぶつけまくり、泣きに泣かせて地獄の名水の在り処を
無理矢理聞き出すことにも成功している。
そして目の前の相手こそ、旧地獄一のにがり職人。古明地 さとり改めにがり。彼女の作る
にがりを手に入れれば究極の豆腐作りはもうすぐ目の前なのである。
にがりの宣言に身を硬くする魔理沙。しばしにがりは魔理沙を見つめると、満点の笑みを浮かべる。
「貴女は本当に豆腐を愛しているようね」
「わ、わかるのか!? まさか心を・・・・・・」
「その箒に掲げたのぼりに”世界一 豆腐を愛する 魔理沙です” と書いてありますから」
「なるほどな」
えーいーはちろくすぷりんたーとれの号と名付けた箒にはのぼりが立っており、力強い文字で
書かれた一文が風になびいている。
「その心に打たれました。さ、奥へ。貴女の豆腐作りの為、至高のにがりをご用意いたしましょう」
「感謝するぜ」
二人は地霊殿の奥、にがり部屋へと消えていった。・・・・・・自分で書いてどんな部屋か
全く想像できないが。
残るはあと2ステージ!
デリケートな豆腐だろうと怨霊パゥワァで崩さずに運べる頼れる運び屋、お燐に出会えることは
できるのか!?
火力の申し子お空から、豆乳を過熱する際の絶妙な火加減を会得することができるのか!?
行く先には苦難の道程が連続して待っている!
だがしかし、究極の豆腐を作り上げるため魔理沙は行くのだ。
この長い長い、豆腐王への道を・・・。
EXは「無意識に最高級豆腐を作ってしまう喜劇の天才」が居られる訳ですね、分かります。
どんな電波拾ったんだよwwww
鬼に大豆もきっちり合致してるし。そういえば作者の色とも合致してるな。
余りにもすばらしい電波なので天子と二人で蹴ってあげるよ!
これは夢で起きたにとアリに目覚めた俺よりやべぇwwww
この発想は凄いよ
ラスボスまでは倒せば協力者になりうようなので、EXボスとはガチンコ豆腐勝負にもつれこむことを希望します
あなたにも伝われ、無意識の豆腐の涙…
で
けられるのとふまれるのではどちらがおこのみですか
地霊殿はパートナーを選ばないといけないぞ!
というか火力と水はパートナーのうち二人ができそうだぞw