木々を彩っていた紅葉は無くなり枯木が多くなり始めた幻想郷。
季節はまもなく冬になろうとしていた。
妖怪の山の麓、そこに慌ただしく冬の準備を進める姉妹の姿があった。姉妹の名は秋 静葉と秋 穣子、秋を司る姉妹神である。
「じゃあお姉ちゃん、私はこれから山の神々に挨拶回りをしてくるから、留守番よろしくね。いい、くれぐれも外に出たらダメだからね」
「はいはい、わかりましたってば……穣子も気をつけてね。冬が間近だから服がだいぶくたびれてきてるわ」
静葉の言葉通り穣子の服はくすみ色褪せていた。
「わかってるわよ、いってきまーす」
「相変わらず、忙しないわね穣子は……」
飛んでいった穣子の様子に溜息をつき、静葉は家の中に戻り冬の準備を進めていった。
「あら? どうしましょう、穣子ちゃんの大好きなお芋につけるバターの残りが少ないわ」
しばらくして、冷蔵庫を開けた静葉はバターの置いてある段を見て困惑した。スペースの半分ほどしか入ってなかったからだ。
「どうしましょう。穣子はバターが無いと怒り出すからね~。うーん……よし、買いに行きましょう。穣子も後で理由を話せばわかってくれるでしょう」
冷蔵庫を閉めてからしばらく思案すると、静葉は出かける準備をした。
穣子を引き合いに出したが静葉自身も芋にはバターを欠かせないたちだったからだ。
静葉は書置きを残し人里へと飛んでいった。
「お姉ちゃん、ただいまー…………お姉ちゃん?」
しばらくして、帰宅した穣子は家の中が静かなのに気付き眉をひそめた。
「お姉ちゃん? 寝てるのかな……ん? なんだろ」
部屋の炬燵の上に書置きを見つけ手に取った。
「なになに、『バターが少ないので買ってきます 静葉』ってお姉ちゃん!」
書置きを放り出すと、穣子は外へと飛び出していった。
全速力で人里へと飛んできた穣子は、道に点々と一定の間隔で落ちている紅葉を見つける。すかさず穣子は脇目も振らずに走りだした。
そして、買い物袋を抱き抱えて微笑みながら歩く静葉を見つけた。なぜか里の人々の視線は静葉に釘付けだった。
「お姉ちゃーーーーーん!」
「あら、穣子。どうしたの…………」
穣子は速度を落とさずに静葉へと近付くと抱き上げ空高く飛び上がった。
「何考えてるのよお姉ちゃん! あれだけ外に出ちゃダメだって言ったよね、私」
「でも、バターが少なかったから……」
「そんなの私が後で買いに行ったわよ。もう冬が近いんだから、お姉ちゃんの服が一気に枯れちゃったじゃないの!」
穣子の言葉通り、静葉の服は腰回りしかすでに残っていなかった。
「お姉ちゃんの服は紅葉で出来てるのを忘れたの? これで何着目よ服を枯らしたのは」
「あははは、まあ来年になったらまた作ればいいんだし、まだ家には替えがあるからいいじゃない」
「もう、全然反省してないんだから……これじゃ、来年も同じことしそうだわ」
ニコニコと笑う静葉とは対照的に穣子は深い溜息をつくのだった。
この日、静葉が半裸で街を歩いていた姿は偶然にも射名丸 文によって撮影されており、翌日の文々。新聞の一面を飾ることとなる。
また人里での静葉への信仰心が増えた。
季節はまもなく冬になろうとしていた。
妖怪の山の麓、そこに慌ただしく冬の準備を進める姉妹の姿があった。姉妹の名は秋 静葉と秋 穣子、秋を司る姉妹神である。
「じゃあお姉ちゃん、私はこれから山の神々に挨拶回りをしてくるから、留守番よろしくね。いい、くれぐれも外に出たらダメだからね」
「はいはい、わかりましたってば……穣子も気をつけてね。冬が間近だから服がだいぶくたびれてきてるわ」
静葉の言葉通り穣子の服はくすみ色褪せていた。
「わかってるわよ、いってきまーす」
「相変わらず、忙しないわね穣子は……」
飛んでいった穣子の様子に溜息をつき、静葉は家の中に戻り冬の準備を進めていった。
「あら? どうしましょう、穣子ちゃんの大好きなお芋につけるバターの残りが少ないわ」
しばらくして、冷蔵庫を開けた静葉はバターの置いてある段を見て困惑した。スペースの半分ほどしか入ってなかったからだ。
「どうしましょう。穣子はバターが無いと怒り出すからね~。うーん……よし、買いに行きましょう。穣子も後で理由を話せばわかってくれるでしょう」
冷蔵庫を閉めてからしばらく思案すると、静葉は出かける準備をした。
穣子を引き合いに出したが静葉自身も芋にはバターを欠かせないたちだったからだ。
静葉は書置きを残し人里へと飛んでいった。
「お姉ちゃん、ただいまー…………お姉ちゃん?」
しばらくして、帰宅した穣子は家の中が静かなのに気付き眉をひそめた。
「お姉ちゃん? 寝てるのかな……ん? なんだろ」
部屋の炬燵の上に書置きを見つけ手に取った。
「なになに、『バターが少ないので買ってきます 静葉』ってお姉ちゃん!」
書置きを放り出すと、穣子は外へと飛び出していった。
全速力で人里へと飛んできた穣子は、道に点々と一定の間隔で落ちている紅葉を見つける。すかさず穣子は脇目も振らずに走りだした。
そして、買い物袋を抱き抱えて微笑みながら歩く静葉を見つけた。なぜか里の人々の視線は静葉に釘付けだった。
「お姉ちゃーーーーーん!」
「あら、穣子。どうしたの…………」
穣子は速度を落とさずに静葉へと近付くと抱き上げ空高く飛び上がった。
「何考えてるのよお姉ちゃん! あれだけ外に出ちゃダメだって言ったよね、私」
「でも、バターが少なかったから……」
「そんなの私が後で買いに行ったわよ。もう冬が近いんだから、お姉ちゃんの服が一気に枯れちゃったじゃないの!」
穣子の言葉通り、静葉の服は腰回りしかすでに残っていなかった。
「お姉ちゃんの服は紅葉で出来てるのを忘れたの? これで何着目よ服を枯らしたのは」
「あははは、まあ来年になったらまた作ればいいんだし、まだ家には替えがあるからいいじゃない」
「もう、全然反省してないんだから……これじゃ、来年も同じことしそうだわ」
ニコニコと笑う静葉とは対照的に穣子は深い溜息をつくのだった。
この日、静葉が半裸で街を歩いていた姿は偶然にも射名丸 文によって撮影されており、翌日の文々。新聞の一面を飾ることとなる。
また人里での静葉への信仰心が増えた。
あかん、鼻血が
こんな時間なのに、目が冴えたw
静葉姉さんは脳内妄想(双頭の母性)サイズはAorD。
穣子さんはE一択に2000点。
いやぁ眼福眼福ww
あ、新聞一部下さい。
新聞下さい。
カラーですね、わかります。
半裸の静葉様なら俺も信仰するぜ!