永遠亭に独り残された藍。
「八雲藍さん…」
深刻な声で鈴仙が呼ぶ。
その声を聞いて、藍は覚悟した。
「残念ながら…橙さんは…」
いくら覚悟していても、受け入れ難い真実を突き付けらるのは、あまりにも酷である。
「……」
返事すら出来ない。藍の表情は、もはや絶望でしかなかった。
「せめて、顔だけでも…」
「……………」
黙って部屋に入って行く。
橙の亡骸を見た時、藍の中で何かが切れた。
そして、その場に崩れ落ち、声も上げずに泣いた。彼女の目には、既に光は無かった。
「永琳さま…橙の亡骸は、こちらで葬っておきます。有難うございました」
「えぇ、分かったわ…心から、ご冥福をお祈り致します」
「私は…一人の命も救えない…何が月の頭脳よ…何が天才よ!!」
その後、藍の所在は明らかになっていない。
唯一、藍の書き置きが残っている。
紫さまへ
今まで有難うございました。
橙へ
待ってろ、すぐにそっちに行く。
…………紫さまの出番ですね、こうなると。
でも、冥界に橙が行って、結局藍とまた会えるって言う バット→ノーマルエンドも悪くない
……どっかの誰かさんは人の作品のその後とかばっか語るのはどうにかならんかねぇ
その分、読みやすかったのも事実だが。
あの方が出るとややこしくなってくるので、私の我が儘でお休みして貰いました。
>脇役さま
バッドに堕ちたらそのまま…という様な感じで書きたかったので、今回は申し訳ありません。
>名無し3さま、4さま
貴重なお言葉、有難うございます。まだまだ発想と表現が甘かったようです。精進致します。
鬱系(バット)スト-リを割合好んで読む傾向がある私ですが…正直少々物足りないなぁ
感想が感想でなかったことに気づいて再コメントしてます、ゴメンなさい。
(正直、ここで終わり?という感じがしたので)
作品自体、ちょっと短かった、と言うか、途中で終わってしまった、というような気がします。
やっぱり、この後の展開が気になります。
とりあえず、物語が途中である印象が強いので、「これで終わり?」というのが感想です。
再コメントした挙句にこんなこと言ってすみませんでした。
確かに他の方々の作品と比較したら、一目瞭然ですね…
精進致します。ご意見有難うございます。
>地球人撲滅組合さま
いえいえ、謝るなんてとんでもありません。至らない点のご指摘、有難い限りであります。
一発ギャグじゃないんですから、もっと練ってから投稿してください。