「みんなー、ご飯の時間よー」
にゃーん
かぁー
わんわん
がぉー
パルパル
ここは地霊殿。そして私は主のさとり。
私はたくさんのペットを飼っていて、食事を与えるのは当然私の務め。一つおかしな鳴き声があったけど気にしない。
私の声に反応して、みんなが私に殺到する。いっぺんに来られるとちょっと困るけど、これはこれで愛嬌がある。
にゃーん
かぁー
わんわん
がぉー
パルパル…ここのペットはみんな愛されてるのね。あぁ妬ましい。
無視する。どこから紛れ込んだのか知らないけれど、あれは私のペットじゃない。このお話にも関係ない。
「ほらほら落ち着いて。ちゃんとみんなの分はあるから」
私がそう言ってもみんな私から離れようとしない。みんなの心が見えて、私がみんなに愛されているというのがよくわかる。
そんなみんながいっそう可愛く思えて、しばらくそのままにしようという気持ちになった。
「まったく、仕方がない子たちねぇ」
にゃーん
かぁー
わんわん
がぉー
パルパル
お酒が飲めると聞いて飛んできました
飲めません。ですから今すぐお帰りください。
あの鬼は一体どこでそんな話を聞いたというのだろう。鬱陶しかったので、パルパル言ってた子と一緒にお帰りいただいた。
そんなやり取りの間も、ペットたちは私から離れる様子を見せなかった。
さわさわ
それどころか、よりいっそう私にその身を擦り寄せて、精一杯甘えてきている。
ぺたぺた
そんなこの子たちが可愛くて、私も精一杯応えてあげる。
私に撫でられて、お燐は幸せそうな顔。でも他のみんなはちょっと不満顔。
はいはい、ちゃんとみんなにやってあげますからね。
なでなで
私の体は一つだけ。一度にみんなを可愛がることはできないのだから、少しは我慢してちょうだい。
もみもみ
私の訴えに、みんなも渋々納得した様子。それでも私から離れる様子は見せない。
でも、それは特には気にしない。
ぺろぺろ
しかし、私にはさっきから気になっていることが一つある。
「…何をやっているの、こいし?」
「ふぇ?」
「何でさっきから私の体を弄って、おしりを触ったり胸を揉んだり挙句首筋を舐めたりしてるの?」
私の妹、こいしは先ほどからずっとペットたちに紛れて私に猥褻な行為を続けていた。
可愛い妹のやることなので特に咎めるつもりはないが、さすがに気になる。
「どうしたの、こいし?」
「じ………」
じ?
「自分、無意識ですから…」
なるほど、それなら仕方無い。
もぞもぞ
こいしは、おもむろに私のスカートの中に手を潜り込ませて
〉なるほど、それなら仕方無い。
なら、さとりんのスカートの中に潜り込んだり!
勇儀姐さんの胸に顔を埋めても無意識だと許されるんですね!
ちょっと幻想郷に行ってきます。
それと、パルパルにもかまってあげて!
こいしさんよりパルパルよりもっとお燐ちゃんとお空ちゃんを出したげて!
続きませぬ!
>2. 名前が無い程度の能力 様
無茶しやがって…
>3. 名前が無い程度の能力 様
「パルパル」
「よしよし、パルちゃんはいい子ね(なでなで)」
「パルパル~…」
…なんか違うな?
>4. 名前が無い程度の能力 様
今回台詞が「にゃーん」と「かぁー」だけでしたね。自分でやっておきながらパルパル並に不憫…
>5. 名前が無い程度の能力 様
ネチョりませぬ
分かります。
きたので、こいしの脳天にエルボードロップをかましておいた。
あまりの痛さに悶えているが私は気にしない。 って続くんですねわかりm(ry
パルパルに愛の手を……。
そして究極のZ戦士『古明寺 さといし』が爆誕するのです。少女っぽい名前じゃないなぁ。
>8. 名前が無い程度の能力 様
さとり様と、こいしちゃんと、お燐とお空だけでも4(ピー)…なんというハーレム状態!
>9. 名前を表示しない程度の能力 様
しかし、不屈の闘志で立ち上がったこいしは「もっとこいやぁ!」と叫ぶ。
そのアピールに観客(ペット)は沸き、どんどんヒートアップしてゆく私たちのガチンコプロレス対決。
このままでは雰囲気に呑まれると判断した私は、決着をつけるためにこいしにラリアートを仕掛けるが、なんと彼女はそれを読んでいた。
いや…おそらくは無意識の行動だったのだろう。やはりこの子にはプロレスの才能が満ち溢れている。
ラリアートの返しに垂直落下式ブレーンバスターを喰らった私の意識は、闇に沈んでいった。どこからか、お空のカウントが聞こえる…
という結末だったんです。わかっていただけたようで安心しました。
~パルパルの救済~
「パルパル」
「パルちゃんは可愛いわね(ぎゅっ)」
「パルパル~…」
…やっぱりなんか違うなぁ?
>10. 喉飴と嶺上開花 様
ネチョりm(ry
3カウントが決まろうとした。その時!
客席から颯爽と現れる黒い影。
敵か!味方か!どこの誰かも解らない謎の覆面レスラー。
そう彼女こそマスク・ザ・ユーギ!!
さとりとマスク・ザ・ユーギ。この二人がのちに幻想郷の頂点をかけて戦うことになろうとは、その時神でさえ見抜けなかった…
とさらに続くんですねわかります。
ネチョじゃない方向で続きませんかっ?
マスク・ザ・ユーギの一喝により意識を取り戻した私は勢いよくこいしのフォールを振り解く。まだ勝負は終わっていない。
しかし依然として厳しい状況が続く。ダメージ大の私に対して、こいしは殆ど無傷の状態だ。
加えて相手の心を読んで戦う私に、無意識で行動するこいしは相性が悪すぎる。
こいしは無意識ゆえにナチュラルな動きができるために、非常に洗練された技を持っているため真っ当な勝負では話にならないだろう…
一体どうしたら…? と思い悩む私に、マスク・ザ・ユーギの声が再び掛かる。「焦るなッ! 持ち味をイカせッッ!!」
私の持ち味……そうか! こいしの心は読めないが、私は彼女の姉だ。だとするならば…こいしのトラウマをつくことができるッ!
こいしが勢いに乗って私に襲いかかる。恐らくは決め技の、飛びつきDDTからの逆エビ固めを狙うつもりだろう。しかしそうはいかない。
私はなんとかこいしの突進をかわし、そのすれ違いざまに彼女のトラウマを呟いた。それを聞いたこいしは膝から崩れ落ち、ギブアップを宣告。私の勝利だ。
辛くも勝利を収めた私にマスク・ザ・ユーギが近寄り、「よくぞ勝ち残った。だが苦難はまだまだこれからだ」との言葉を残し去って行った。
マスク・ザ・ユーギ…彼女がいなければ初めの技で負けていた。しかし彼女はなぜ私を助けるようなマネをしたのだろうか…
私の勝利を受けて、観客たちが私の傍に駆け寄り祝福の言葉をかける。しかし、そんな私に忍び寄る新たな影があるのだった…
悪ノリし過ぎました…反省してます…
>13. 名前が無い程度の能力 様
方向性が見えないので無理だと思います。ご期待に添えず申し訳ない…