Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

たまには……

2008/10/22 23:39:05
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注意!
軽い微妙な百合要素が入ってますので、苦手な方は回れ右した方がいいです。
 
 
 
 
 
「小町……あなたという人は……」
 魂が送られて来なくなり、サボってることを確信した映姫は小町を捜しに来ていた。そして案の定、サボって寝ていた。
「こ、これは違うんです四季様」
「言い訳するならせめて起き上がってからにしなさい!」
「は、はいぃ!」
 寝転がっていた小町は、飛び起きた後、映姫に向き直る。
「そこに正座しなさい」
「……はい」
「あなたはサボりすぎです。課された仕事を充分にこなさないなんて――」
 一時間近く、とっぷりと説教が続いていた。
「分かりましたか小町、今後は身を引き締めて――って小町?」
 映姫が反応しない小町を見ると。
「上司の説教中に寝るとは良い度胸ですね……」
 寝てた。それはもう気持ちよさそうに、涎を垂らしながら正座したまま寝ていた。
「起きなさい!」
「ふぇ……」
「さて、言い訳があるなら聞いてあげます。もちろん許しませんが」
「ちょ、許してくれないなら意味無いじゃないですか!」
「あなたが私を納得させる理由を話せる筈がありませんから」
「だって……」
 小町が言い淀む。映姫はお怒りモードを崩さない。
「四季様の声を聴いてたら、心が満たされてる感じがしまして……」
「な!?」
「そしたらリラックスし過ぎて寝ちゃいました」
「な、何を馬鹿なことを……」
「だってあたいは好きですよ。四季様の声も」
 完全に攻守逆転。自分でも顔に血が集まって赤くなるのが分かり、惑う映姫に対し、平然と言う小町。
「まぁそういうわけで四季様も悪いんです」
「どういうわけでですか! 大体元は小町がサボるから……」
「さぁ、一緒に寝ますか四季様」
「意味が分かりませ……きゃっ!」
 映姫をガッチリと腕の中に収める小町。当然抵抗する映姫だが、あまりにもしっかりと抱き締められているため、身動きがとれない。
「は、離しなさい小町!」
「解放したら説教が待ってそうだから嫌です」
 そう言って小町はそのまま横になり、寝てしまった。ガッチリホールドされた映姫はしばらくしたら脱出できないと悟り、おとなしくなった。
「……たまには良いですかね。どうせ離してくれませんし」
 深い溜め息の後、映姫も温かい陽気に負け、眠りに落ちていった。
 後日、文々。新聞に、幸せそうに抱き合って眠っている二人が一面を飾ったのだった。
どうも喉飴と嶺上開花といいます。
山が全くないこの作品を最後まで読んで下さりありがとうございます。
『ベタな話』をコンセプトにしてみました。
なんでもないような、平凡な日常を書いてみたかったので。
平凡な日常こそが幸せなんじゃろうなぁ……

そんなこんなで少しでも楽しんで下さったなら幸いです。
喉飴と嶺上開花
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
こまえーではよくある話

だがそれがいい!
2.名前が無い程度の能力削除
うむ。よくある話

だがそれがいい!
3.名前が無い程度の能力削除
ああ、よくある話

だがそれがいい!
4.名前が無い程度の能力削除
そう、よくある話

だがそれがいい!
5.名前を表示しない程度の能力削除
どう見てもベタな話。

だがそれがいい!
6.名前が無い程度の能力削除
いくらでもある話

だがそれがいい!
7.喚く狂人削除
ほのぼのしたらコメントで吹いた。

だがそれがいい!
8.喉飴と嶺上開花削除
えーと、1~4様に6様に名前を表示しない程度の能力様に喚く狂人様、みんなまとめて……

全力で吹いたじゃないですかw

そしてありがとうございますw
ベタって誰もが思い付くからこそいいですよね。先が読めてしまうのが難点ですが

だがそれがいい!
9.敬称略削除
だ が そ れ が い い
10.喉飴削除
>>敬称略様
まさか私の初投稿作品にいまさらコメ付いてるとはww嬉しい限りですw
だがそれがいい!
11.名前が無い程度の能力削除
これでいい、これがいい。
12.名前が無い程度の能力削除
コメント欄カオスwww


だがそれがいい!
13.名前が在る程度の能力削除
ごめん正直SSよりもコメント欄で吹かせてもらったw

だがそれがいい!
14.名前が無い程度の能力削除
喉飴さんの伝説はここから始まったのか…
だがそれがいい!∵