Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

シスとコン

2008/10/20 22:58:15
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て「ども、てゐです」
マ「マチョリーよ」
て「あー、この度はネタが枯渇した為、思いつくまでトイレに篭城してみたり」
マ「風呂場で長湯をしてみたりしてた作者がやっとこさ書き上げた一品よ」
て「短いけどね」
マ「仕方無いわよ。正直短くてゴメンって言ってたし」
て「ところでマチョリー、あんたを中心とした筋肉革命Ⅱ、考案されてるらしいわよ??」
マ「ふふ、カオスな予感ね」
て「うわぁ、嫌な予感。それじゃあお楽しみくださいな」




























私は今非常に悩んでいた。
どうしようもない位に悩んでいた。
全ては一冊の書物の所為。



『家族とは結婚できませんよ、常識的に』



この一文。
この一文で私はもう三日寝ていない。
いい加減に死にそうだ。





さて、賢い人ならお分かりだろう。
私はレミリア・スカーレット。
貫徹四日目に今、突入した。





早朝


「また、一睡も出来なかった」

目の下の隈も大分目立ってきた。
どうしたらいいの、フラン。
今までは結婚できると思って余裕ぶっこいてたけど、そうも行かないわ。
まさか、姉妹が結婚できないなんて。

「いけないわ、このままでは」

愛するフランの為にも結婚する手段、または別の方法を考えなければ。
………私の体の為にも。


グラグラグラグラグラ


「あ、あら??」

地震かしら??大したこと無かったけど。
この程度でふら付くなんてちょっと危ないわね。
早急にこの問題を解決しないと。








「てっとりばやいのは法を知ることよね、抜け道があるかもしれないし」

そういってやってきたのは三途の川。
四季映姫に色々教えてもらおう。

「え、映姫さま、マズイですよ」
「いいじゃないですか、どうせ誰も来ませんよ」
「そ、そうかもしれませんが……」

こ、これはっ!!

おもわず扉に耳をくっつけて聞きの体勢に。
誰だ盗聴って言ったヤツ。

「小町が悪いんですよ、私をほったらかしにしていた罰です」
「そ、それじゃあ今晩にしましょう、ね」
「ダメです、いまじゃなきゃイヤです」

…………なんか腹立つ位に甘ったるいわね。
私は寝不足と人生の悩みで苦しんでるってのに。

「こまちー」
「えーきさまー」

「やってらんねー」

さり際に扉に蹴りを入れて私は立ち去った。
今頃さぞかし焦っているだろう、ざまーみろ。





「はぁ、最初から幸先が悪いわね。でも今度は大丈夫」

次に訪れたのは人間の里。
幻想郷の良識、上白沢に色々相談しようと思ったのだ。

「うーん、いい天気ね」

尚、灰になるんじゃね??とか無粋な事を考えたヤツ、不夜城レッド。

「お邪魔するわ、よ??」
「う??」
「…………」

ナニコノチッコイノ。

「なんだレミリアか、慧音に何か用か??って大丈夫か??物凄い隈だぞ」
「エエ、ダイジョウブヨ」
「ホントに大丈夫か??なんだかカタコトだぞ」
「ソレヨリケーネハドコカシラ」
「目の前にいるだろう」

この子供が慧音??
ぶっちゃけ幼女よ??

「あの薬(貧乳革命参照)の所為で新月になると幼女に戻るんだよ」
「うわぁ」

満月でハクタク、新月で幼女って随分と忙しいわねぇ。

「もこーごはんはー」
「ああ、直できるから待ってろよ」

………なんかお母さんみたいね。
と、言う事は慧音がお父さん兼娘??



「なんだかとってもドチクショー」



「あれ??レミリアは」
「なんか泣きながら出てったよ」




ぐぅぅ、ドイツもコイツも見せ付けやがって。
結婚できるのをそんなに自慢したいのかっ(被害妄想)

はぁ、虚しい。
他に相談できそうな人っていたかしらね。
ああ、こんな時こそ友達よね。







「で、パチュリー様をお探しと」
「その通りよ」
「………非常に申し上げにくいのですが」

小悪魔の視線を辿ると、その先には崩れた本の山。
今日の地震の所為だろうか??

「随分と派手に崩れたわね」
「ええ、尚且つです、運悪いことにパチュリー様がその下を歩いていた時に地震が起きたんです」
「…………………」
「私の見積もりでは発掘するのに三日は掛かります」
「…………………死んでない??」
「たぶん大丈夫ですよ、ほら、ミラクルパワーってヤツで」
「…………………」

葬式の準備位はしておこう。
さようなら、パチュリー。
このSSが終わるまで忘れないわ。

「で、何かお悩みですか??」
「よく解ったわね」
「お嬢様がパチュリー様を訪ねる時は暇か、困った時ですから」
「よく解ってることで」

小悪魔に話したら少しは楽になるかしらね??

「実はカクカクシカジカマルマルサンカクサンカクウエウエシタシタヒダリミギヒダリミギビィエーなのよ」
「まったく解りません、普通に考えて」
「察しが悪いわね、つまり、私とフランが結婚できないのよっ」
「何当たり前の事で怒ってるんですか」
「ZU-N」

うう、やっぱり常識なの??
私がおかしいの??

「家族同士で結婚って、近親相姦って響きと背徳感が堪りませんが、やっぱマズイですよ」
「うう」
「同性で結婚は出来ますけど、家族はねぇ??」
「で、でもここは幻想郷だし……」
「映姫様の法は外の法を適度に使ってますよ」
「ぐぅ」
「家族同士で結婚できない、それはこの世の常識、世界の理、宇宙の真理ですよ??」

ぼ、ボロクソに言われてるわ。
な、何か言い返さないと。

「小悪魔にフランと結婚できない辛さの何がわかるのグバァァ」
「ああ、お嬢様が悲しみと怒りの余り血を吐いたぁぁぁ」

う、うぐぅ。

「お嬢様、妹様の幸せを願うのなら来るべき日に笑って送り出してあげましょうよ」
「で、でも何所の馬の骨とも解らないヤツに」
「妹様が選んだ相手なんですから」
「………………でも小悪魔は許せるの??」
「許せません」

うぇい。

「だって、ねぇ??」
「いや、そこで同意を求められても」
「ま、あれですよ。結婚式なんてなったら絶対妨害しますね」
「断言するわね」
「当然です、だってこの世で一番信じられないのはダントツで自分ですよ??お嬢様もそうでしょう」
「愚問ね、当然自分がこの世の全ての中で一番信じられないわ」

そもそも信じれる要素がないもの。
フランの部屋に入ったら気が付いたら下着を盗んでるし。
フランを見たら抱きつくし。
フランのナイフとフォークを食事中にそっくりな私のと入れ替えるのはデフォ。
あれ??なんだか自分がこの世で一番最低な生き物に思えて……。

「ま、悩んでもしょうがないですよ」
「そうね、話したらすっきりしたわ」
「さーて、私は掘り出しますよ。パチュリー様を」

ああ、すっかり忘れてた。
でも私は眠いからパス。















「それでは誓いのキスを」
「お姉様……」
「もうお姉様じゃないでしょう??フラン」
「はい、アナタ」



えへへへ。







「なーにだらしない顔で寝てるんだか」
「ふらん、ずっといっしょ………むにゃ」
「……なんだか眠くなっちゃった」

ごそごそ

「おやすみ、お姉様」
「むにゃ」
生きてますよ??


この話、大分前の感想で「もうお嬢様も妹様も結婚しちゃえばいいのに」的な感想を読んで思いつきました。
ま、幾らの幻想郷でも家族結婚は無理でしょう、たぶん。

では、次は何時になるかは全く持って不明ですが、たぶん生きてます。
紅魔レヴォリューション
コメント



1.地球人撲滅組合削除
待ってたよ、貴公を。貴公の、この突っ込みきれないSSを!

>て「ところでマチョリー、あんたを中心とした筋肉革命Ⅱ、考案されてるらしいわよ??」
最初は『マジでかぁ!』って画面に向かって叫んだけど、てゐの言葉だしなぁ………
今日の情報社会、嘘と本当のことはしっかり見極めないと(何?

>満月でハクタク、新月で幼女って随分と忙しいわねぇ。
満月で無敵、新月でれみりゃの貴方ほどではないwww

>カクカクシカジカマルマルサンカクサンカクウエウエシタシタヒダリミギヒダリミギビィエー
まさか『ギガ・グングニルアタァァァック』!?
2.名前が無い程度の能力削除
本当にツッコミに困るw
てか、このお嬢様が律儀にそんなクソッタレな法律守る訳n(スキマ
3.名前が無い程度の能力削除
このお嬢様に事実婚という言葉を教えてあげたいですウフフ
4.名前を表示しない程度の能力削除
筋肉革命きた! これで勝つる!
……え、てゐの情報は鵜呑みにしたら負け? 気にしたら負けなのさっ!

>近親相姦って響きと背徳感が堪りません
さすが小悪魔、もしくはキャーコアクマサーンとしか言いようの無い台詞でs(クナイ弾
5.名前が無い程度の能力削除
まあ、遺伝子病というものが存在しなけりゃ「生物的には」問題ないんですけどね
吸血鬼はどうなんだろ?(そもそもこいつら子供ができるんかしら
問題なくても他の問題で止められるだろうけどw
6.紅魔レヴォリューション削除
1>
えーとですね、革命ネタが尽きたのでテレビアニメの如くセカンドシーズンをと。
まぁそんな感じで。
尚、てゐなのは前書きに出ていなかったからってなわけです。ウソジャナイヨ。
2>
四「そう、妹と結婚したいの??」
レ「その通りよ」
四「でも却下」
レ「何故っ」
四「別に個人的な恨みとかはありませんから、ホントに」
レ「くっ」

3>
ホントにこれこそ小悪魔です。

4>
お嬢様に不可能はありません、きっと気合と根性で作ります。

尚、筋革Ⅱは出します。
他に書くものもありませんし。
7.名前が無い程度の能力削除
レ…レミフラ…だと…!?
GJ
8.名前が無い程度の能力削除
>まさか、姉妹が結婚できないなんて
>ZU-N
吹いた。
>家族同士で結婚できない、それはこの世の常識、世界の理、宇宙の真理ですよ??
悪魔がこの世の常識や世界の理に従ってどうするんですか。
そして神話だと兄妹の結婚があったりすることを誰か教えてあげましょう。
9.時空や空間を翔る程度の能力削除
肝心なフランの気持ちを完全に無視して
事を進めるおぜうさまwwwww
アクセル全快で何処へ行く・・・

>そして神話だと兄妹の結婚があったりすることを誰か教えてあげましょう。

でも、ゼウスの逆鱗に触れて怒りを露にしたとか・・・って聞いたけど・・・
10.名前が無い程度の能力削除
9>
そこで日本神話のイザナギとイザナミですよ!
11.紅魔レヴォリューション削除
7>
レミフラ大好きな紅魔です。

8>
小「あ、私悪魔でしたね、そうでしたね。てっきり淫魔かと」
パ「自分で言ってどうするのよ………」

9>
地平線の彼方まで突っ走ります。
でもそんなお姉様が大好きなフランちゃん。

ゼウス=四季映姫??

10>
第三者がコメントにコメントを返すのは危険ですぜ、旦那。
12.名前が無い程度の能力削除
フラレミすゎいこう。
違った、レミフラレミフラ。
でもお嬢様は『永遠に幼い紅い嫁(幻想郷の)』だと信じてる。
あぁお嬢様がかわゆーてかわゆーて愛が止まらない。
結婚式を挙げちまえば三割位はお嬢様のターンかと。
13.焼肉用刺身醤油削除
へたれみりゃの気さくな行動に素晴らしさを幻視しました