「ちゆり!実験するわよ!」
「よう、教授!今日は何を作るんだ?」
「ふっふっふ…この私の力にかかれば、伝説のメニューも…」
「だから何を作るんだ?」
「苺料理の伝説の一つよ」
「(また苺か…まあ、変な実験よりいいぜ)で?何を作るの?」
「苺料理には『苺スパ』『苺大福』『七年分の苺サンデー』等色々あるけど」
「へいへい…」
「今回作るのはその中でも化け物である『いちご豆腐』!」
「なっ!?そ、その料理は!?」
「そう…あの任天堂の…(がすっ!)」
「…そこから言うなら、この小さくても必殺の武器が火を噴くぜ」
「もう叩いてるじゃない…しかもバットで」
「いちご豆腐にちなんだだけだぜ」
「…まあいいわ、まずは作って見ましょう」
「了解!とりあえず材料を用意してくるぜ」
実験の準備中…
「用意できたぜ」
「よし、それじゃあまず苺を…」
「苺を?」
「(ぱくっ)むぐむぐ…美味しい」
「そぉい!(SMAAAAASYU!)」
「あぶなっ!?あたったら痛いじゃない!」
「(ちっ!肩に力が入りすぎたぜ)もっと真面目にしろ!」
「わかったわよ…とりあえず…」
「とりあえず?」
「はい、ちゆりも…あ~ん」
「あ~ん…」
((もひゅもひゅ…))
「甘くておいしい!」
「でしょ?やっぱり苺はいいわね!」
「悪くないぜ…でも、実験に行かないと」
「そうね…」
「まず、普通の豆腐の作り方を真似て大豆を水につけてふやかす」
「水と大豆を用意したぜ!」
「そこで水の代わりに苺シロップを入れてみる!」
「うぇ…」
「美味しいのよ!苺シロップも!」
「(苺狂いめ)…へいへい」
しばらく経過
「ふやけたぜ…あんまり見たくないけどな」
「よしよし…それじゃあ、それと苺を掻き混ぜる…ちゆり!よろしく」
「このドロドロの液体と苺をこのミキサーの中に入れたぜ」
「しばらくの間、旧作の音楽を聴きながら混ざるまで待つ」
「リーインカーネイションと神話幻想の二つがあるけどどっちにする?」
「せめてそこはStrawberry Crisis!! か貴方のテーマ曲にしなさいよ!」
少女達音楽鑑賞中(リーインカーネイション)
(私はまだここに居るよ~?)
「なあ、変な声聞こえなかったか?」
「気のせいよちゆり、それより無事に混ざったようだからゆっくりと煮る事…今度は私がやるわね」
「わかったけど、アルコールランプでやると時間がかかるぜ?」
「仕方が無いから、普通に煮る事にするわね…」
「煮る間にまた音楽をかけるぜ!」
少女再び音楽鑑賞中(神話幻想)
(曲が聞こえてきたので歩いて…あれ?鍵が?開けて!開けて!)
「鍵かけておいて、正解だったぜ」
「良くやったわちゆり」
「無事に煮終えたので、次はこれを絞って豆乳を作る」
「ザルと水切りネットを用意してあるから、こしてみるぜ」
「これで、苺のおからと、苺の豆乳ができたわけだけど…」
「…ピンク色だぜ」
「ピンク色ね…」
((これ…食べれるかな?))
「ま、まあ、とりあえず、苺豆乳を暖めて『にがり』を入れましょう」
「おおっ?固めるんだな」
「では、暖めながら『にがり』を…」
「はいはい」
「はい、ちゆりあ~ん」
(SUMAAAAASYU!)
「…ボケるのはまだ早いと思うぜ?教授」
「…痛い(4分の1の確率に当たった)」
「とりあえず、教授の代わりに『にがり』を入れるぜ…次は?」
「…固まるまで待つ(頭を押さえている)」
「じゃあ、残った曲をかけるぜ」
音楽鑑賞中
(Strawberry Crisis!! )
「…なあ、固まらないぜ?」
「時間が足りないのかしら?」
「あれから、一時間たっているんだけどな」
「…失敗ね…まあ、とりあえずこの豆乳美味しそうだから飲んでみるわ」
「うわっ!やめておいた方が良いと思うぜ!?」
「まあまあ、見た目苺ミルクみたいだし…(ぐいっ!)」
「ぐぉぅえっ!?」
「きょ、教授!?し、しっかりしろ!」
(夢美…夢美…死んでしまうとはなさけない)
うるさいわね…苺の発展の為なら命惜しくないわ
(そなたに、もう一度チャンスをやろう)
そうね!今度こそ苺豆腐を完成させて見せるわ
(囁き、詠唱、念じろ!)
魂までロストはしていないわ!
「いい加減に起きるんだぜ!」
(SUMAAAASYU!!)
「…はっ!?ここは!?」
「よかった、起きたようだぜ…」
「苺豆乳は!?」
「全部捨てたぜ!あれは料理じゃない」
「…今度はもっとやりやすく作る事にするわ」
「まだ作るのか?」
「…苺豆腐ができたら、それに特許をつけて大金持ちになれるわ」
「よし!早速美味しい苺豆腐を作る研究だぜ!」
「とりあえず、今度はこれを使うわ」
「ただの豆乳?」
「これで、豆腐が作れるらしいからこれをベースにして苺を加える」
「まあ、やり方は色々だから楽するのも大切だぜ」
「今度はこれと苺を、ミキサーに入れて…」
「入れたぜ?」
「今度はそれに、『にがり』も入れてみる」
「面白そうだぜ、では『にがり』をいれて…」
「「ハリケーン!ミキサー!」」
「綺麗に混ざったぜ!」
「よし、それを確認したから、今度は…」
「煮るのか?」
「いえ、今度はレンジで『チン』するわ」
「おお?新しい方法か!?」
「いえ、この豆乳のパックにそう書いてあるの」
「…(ぱしん!)」
「な、なによ!?叩く事ないじゃない」
「バッドじゃないだけマシと思え!」
(レンジの前でウマウマを踊って待つ二人)
(ちんち~ん♪)
「よし、これでいいはず」
「なあ、この卑猥なレンジ買い換えようぜ?」
「我慢して、お金がないんだから…」
(がちゃ…)
「うわぁ…」
「爆発して吹き零れてるぜ…また失敗か?」
「…ちゆり、嬉しそうにバット持つの止めなさい」
「(ちっ!)しかも、残っているやつ固まってないし…」
「舌打ちするのも駄目!…仕方ないから…蒸しましょう」
「まだやるのか?」
「教授は度胸!なんでもやってみるのよ!」
(な、なんて人なんだ…この教授は…失敗した物を蒸してみるなんて)
「とりあえず、蒸してみたんだけど…」
「ど、どうなったんだ?」
「無事に固まった」
「おお?固まったぜ」
「…ちゆり、試食してみて?」
「イヤだぜ!…それより教授が食べないと
『マスター・オブ・ストロベリー』の名前が泣くと思うぜ?」
「そ、そうね…ではスプーンで…(パクッ)」
(もひゅもひゅ…)
「……」
「ど、どうだ?(うわ~教授が固まっているぜ)」
「…(ぱくぱく)」
「た、食べられるのか?」
「うん、これなら苺豆腐の名前にふさわしいわ!」
「そうか、じゃあ早速…」
「あ、ごめんちゆり全部食べた」
「そぉーい!SUMAAAAASYU!!!!」
「ぎゃああああっ!?」
ちゆりは教授を倒した
7100の経験地を手に入れた
レベルが上がった
PK『フルスイング』を会得した
「ま、まあ、完成したけど…まだ形が駄目ね」
「…形までこだわるのか?」
「ええ、今度は色々実験してみることにするわ」
次の日…
「完成したわ!ちゆり!」
「早いな!?」
「冷蔵庫から取り出した新作だけど、食べてみて?」
「おお、綺麗に固まっているぜ?」
「ふふっ、この私にかかればこのぐらい」
「頂きます!」
(もひゅもひゅ…)
「こ、これは、なかなか美味しい」
「よし、成功ね!」
「どうやって作ったんだ!?」
「苺と豆乳入れて『にがり』の代わりに寒天入れてみたの」
「それは、ババロアって言うんだぜ?」
「でも、美味しいでしょ?」
「(もひゅもひゅ)確かに美味しい…」
「よし!苺豆腐(ババロア)製造マシンも作ったし!里で売るわよ!ちゆり!」
「了解!」
後に、里の定番スイーツになる苺豆腐ババロアの誕生秘話であった
教授たちのSSってかなり久しぶりに見ましたよw
あと気になったんですが教授の曲はStrawberry Crisis!!でストロベリークロス(苺クロス)は教授の技名だったと思うんですが。
あとリンカーインネーションもリーインカーネーションじゃ・・・。
細かくてごめんなさい。
先こされちゃったよ、でもあたしの教授たちの何倍もすばらしいよ。
それにしてもこいつはすげぇ実験だ。なぜこれを外の世界にもたらさなかった!
なんか久々に苺食べたくなってきた。
作ってみようかな?
祈りがないぜ
とりあえずスマッシュは英語表記だとsmaaaaaaash!!!ですね。誤字報告でした
苺スパくらいなら出来るかな?
ところで神綺様、鍵開けてあるからこっちにおいで。