ぷ「きゅー」
小「こんな可愛いぷチルノをくれた地球人撲滅組合さんに感謝を」
ぷ「きゅー♪」
小「さて、今回で最終回となりました。楽しみにしてくれた人、います??」
ぷ「きゅう??」
小「では、ゆっくりとお楽しみください」
「で、此処に来たと」
私の目の前に居る門番、美鈴さんの顔はそうとう引き攣っていました。
まあきっと原因は間違いなく私の背中のゆゆこ様と、隣に居る妹紅さんの肩のけーねさんでしょうけど。
「それで図書館に入りたい、ですか」
「その通りだ」
大まかな事を言えば大抵入れてくれるんですけど、今日はえらく渋りますね。
何か有ったんでしょうか??
………………あれ??なんだろあの穴。
「ってなんか庭に大穴が開いてないか??」
「深そうですねー、何かあったんですか??」
「えーとですね、あー、えー、うー」
美鈴さんが完全に返事に困っていると、図書館の方から小悪魔さんがやってきました。
「あ、お客さんですかー。すみませんねー今散らかってまして」
「散らかってるっていう次元か??」
つい先ほどまで弾幕やってましたって言われたら信じそうです。
それほどにまでボロボロですよ。
「で、何か御用ですか??ってなんですかそのちびっ子達は、可愛いですねー」
「やっぱ食いついたか」
「もう女ならなんでもいいんでしょうか??」
「うわっ、酷い言われようですよ。まあ入ってください、話はそれからです」
あんまり気にしていないのかニコニコしながら小悪魔さんは入れてくれました。
ところでなんでそんな獲物を狙うかのような目でゆゆこ様やけーねさんを見てるんですか。
「…………ぶしつけな質問をしますけど」
「なんだ??」
「もこーここどこー」
「此処はな、図書館だよ」
「お二人の隠し子ですか??」
ズシャー
「おー」
「わー」
互いに地面をすべり、ゆゆこ様とけーねさんが空を舞います。
そしてその先には本を読んでいるパチュリーさん。
あー、こりゃ終わったかな??
「!!遅いっ」
私がそう思った瞬間、パチュリーさんが本を置くと、次の瞬間にはゆゆこ様とけーねさんはキャッチされていました。
正直貧弱、軟弱、最弱な体と大絶賛だったので回避は無理だと思っていたんですけど……。
まさかキャッチできるなんて。
「ねえ小悪魔、なんで私の体ってこんなに動くのかしら??」
「それはきっとパチュリー様だからですよー。(言えない、一時期ムキムキになっていた所為だなんて、言えない)」
「はい、次からは気をつけて頂戴」
優しくお二人を床に降ろすとパチュリーさんは再び読書に戻りました。
チラッと見えた本のタイトルは『手乗りサイズゴーレム作成大全 著 魅魔』とか書いてあります。
「ところで、何をしに来たの??」
「いやですね、幽々子様と」
「慧音がちびっ子のまま戻らないんだ」
「……………咲夜の業も深くなったわね、待ってなさい、今本を取って来るわ」
あれ??なんだか展開が速いですね。
心当たりでもあるんでしょうか??
「小悪魔さん」
「プイッ」
「いや、顔を逸らさないでくださいよ」
「タラタラ」
「ふう」
突然妹紅さんが起き上がると小悪魔さんの後ろに回ります。
そして、首を舐め上げました。
「ひゃんっ!!」
「この味は隠し事をしている味だぜ??」
「ななななな、何を言って」
自分で暴露したも同然の反応ですね。
やっぱり何か関係あったんですか、さすが負の中心。
「誰っ、今紅魔館の事を負の中心とか言ったヤツっ」
突如図書館の壁を突き破って巨大な物が入ってきましたよ、なんですかコレ。
「レミィっ、図書館に被害を出さないでっ」
「お黙りっ、私はこれ以上紅魔館の威厳を失墜させる訳にはいかないのっ」
………乗ってるのレミリアさんなんですか??
なんというか、自分で威厳を失墜させてますね。
「なんです、コレ」
「えーとですね、紅魔館仕様実験型対弾幕兵器メタル○アREXです」
「対弾幕??」
「ぶっちゃけると魔理沙さんです、正直被害総額が億に達した為已む無く建造に」
「億!!」
個人でそれだけの被害を出すって何やってるんですか……。
「偶々外界から運送していた金塊が丸ごと消滅しましたからねぇ、マスパで」
「うわぁ、勿体無い」
「でもまあお嬢様は払えっこないからって見逃しましたけど」
「優しいじゃないですか」
「代わりに血をガロン単位で頂きましたけど」
「死んじゃうっ」
「一年かけてジワジワと搾り取りました」
「む、惨い」
でも金塊消滅させたなら仕方ないかな??
「ちなみに本人はその時はまったく悪びれていませんでした、が、今は反省??したのかすっかり旧作みたいな状態に」
「なんですか旧作って」
ギャオオオオオオオオオオオオオ――――カパッ
「訂正しろぉぉぉぉぉぉぉ」
「あ、バッテリー切れましたね。まったく表に出してませんけど」
「バッテリー使ってるの!!」
「はい、河童脅威の技術力の集合体です」
いえ、紫さまがやってたP○Pとか言うのバッテリーでしたよ??
外界じゃ当たり前の状態に………。
「因みに当初の建造計画では核リアクターでした」
「なんて危険な………よくわかりませんけど」
そういえば妹紅さんは??
「これなんだけど、解除方法が欠片も書いてないわ」
「じゃあどうやって戻すんだよっ」
「とりあえず作者を探すか、魔法薬を作れる人を探すかね」
「パチュリーじゃ無理なのか??」
「今レミィがREXで突っ込んできた所が私の研究室。機材もなければ材料も無いわ、というか無くなったわ」
「………………仕方無い、アリスの家を訪ねるか」
「そうして頂戴、あとレミィ、今更なんだから辞めなさい。フランが失望するわよ??」
「戦いって虚しいわ、直にやめましょ」
「「「現金な」」」
「いや、自分に素直なのはいい事ですよ??」
素直すぎるからダメなんです。
小悪魔さん、アナタは少しは自重してください。
「ほら妖夢行くぞ」
「あ、はい、ゆゆこ様、けーねさん」
「ばいばーいフランちゃん」
「じゃあねー」
「うん、ばいばい」
あれ??何時の間に仲良く遊んでたんですか。
「さて、お姉様話があるの」
「ふ、フラン??」
「お姉様、どうして馬鹿なことばかりするのかな??かな??」
「お、落ち着きましょう、奇数を数えて」
「1、3、5、7、⑨」
「あ、ありがと」
「えいっ」
「あああああああああああああああああああああああああああん♪」
後にした紅魔館から絹を引き裂くような、イボイノシシの断末魔のような声が聞こえてきました。
でも振り向かなかった、何故なら見たら後悔すると直感が告げていたからです。
妹紅さんの対応もまったく同じでした。
「で、此処に来たと」
私の目の前にはアリスさん、あれ、なんかデジャブ。
「まあ作れるには作れるわ」
「え、本当ですかっ」
「魔理沙ー、幼児化魔法薬の解除薬の予備ってあったっけ??」
「アリス、それなら四番目の棚の奥だぜ」
「ありがとー」
仲、いいんですねぇ。
奥から匂うこの匂いって夕飯でしょうか??
私白玉楼から昼を抜いてきたんでお腹が空いてます。
「あーあー、これね。はい」
笑顔でアリスさんが差し出してきたには土留色の液体の入ったビン。
え??これ薬なんですか??
なんだか一定周期でゼブラ色に染まってますよ。
「大丈夫、ちょーーと、苦くて、臭くて、吐き気がした挙句意識がホワイトアウトするだけだから」
「飲むのゆゆこ様とけーねさんなんですけど」
「………さすがに罪悪感を感じるわね」
すやすやと眠ってしまった二人を見てアリスさんは少々顔をしかめました。
でも飲んでもらわないとダメなんですよねぇ。
いっそ眠っている今がチャンスなのでは??
「妹紅さん、どう考えます」
「チャンス、だな」
ですね、これはチャンスです。
いろんな意味で。
あ、丁度いいビーカー発見。
半々に分けてっと。
「アリスさんっ、ろうとっ」
「は、はいっ」
「もう一個だ、同時に流し込むぞっ」
どちらかの泣き声で目覚められたら堪りません。
さすがは妹紅さん、人生経験が豊富です。
「どうぞ」
「妹紅さん、同時に行きます」
「カウントどうぞ」
「1」
「2」
「3」
「「GOっ!!」」
ちょろちょろちょろちょろ
二つのビーカーに分けられた薬が同時に小さな口の中へ。
「「!!ひぇうなぷえぼおいjふぢあ」」
もはや声になりません。
あんまりにも悲痛な声に涙がでます。
でも昔から言うじゃないですか、良薬口に苦しって。
「わぁぁぁぁぁぁぁぁん、もこうのばかぁぁぁぁぁ」
「ようむのいぢわるぅーーーー、にがぁぁぁいよーーーーーわぁぁぁぁん」
うぐぅ、物凄く良心が痛みますねぇ。
あとアリスさん、私は関係ないわよって顔で魔法書読まないで下さい。
もっとマシな薬は出来なかったんですか。
「な、なんだなんだぁ」
「あ、魔理沙さん顔を見たのは三ヶ月ぶりですね」
「そそそそそそそうだな」
なんでそんなにどもるんですか。
というか何が有ったんですか。
「何この魔法書、配合も素材もいい加減じゃない」
「どういうことだ、見せてくれ」
アリスさんから魔法書を受け取った魔理沙さんは表紙を見て苦笑い。
そして中を見て呆れ顔。
「なんだこりゃ、マトモな素材がカエルのエキスだけか??」
「なんとなーくだけどね、どのカエルか解ったわ」
「ああ、山の上のな。誰だそんな事したヤツ」
「なんか紅魔館が関係ありそうでしたよ」
対魔理沙兵器とか作ってたし、小悪魔さん当りが犯人なのでは??
「………私の予想だと咲夜よ」
「私も咲夜だと思うぜ」
…………いえ、もうどうでもいいです。
「たぶんだけど、このカエルのエキスから幼女成分が染み出してるのね。他のはより禍々しさを出す為なのかしら??」
「出してどうするんだよ、そんなの」
魔理沙さんの言うとおりです、でも説得力欠片もないですよ??
あんな薬作ったんですから。
「おい妖夢、元に戻ったぞ」
「え、本当ですかっ」
「妖夢にまた裏切られた、紫にまで、信じてたのに」
「妹紅が私を騙した、嬉しかったのに」
あの薬も真っ青なダークなオーラを纏っておられました。
「妖夢、アナタは私のよき従者だったわ」
「妹紅、おまえは私のよき理解者だったよ」
「あ、騒動なら外でお願いね」
「アリス、私は夕食の準備に戻るぜっ」
「私も手伝うわーーー」
に、逃げたっ。
妹紅さん、逃げましょう。
「妖夢、321で窓を突き破るぞ」
もう他人の家だとか気にしてられませんよね。
「「321ゼロっ」」
ガッシャーーーーーン
「あーーー、妖夢が逃げたっ」
「妹紅まてぇーーーーー」
「チルノちゃーん、聞いて聞いて、なんか変な本の作者を探してるんだって」
「ふーん、大ちゃん。それってどんな本なわけ??」
「えーとね、著者名がチリル、女の人かな??本の名前はね―――――」
あ、ありのまま今聞いた事を話すわ。
エイプリルフールに作った嘘の本が騒ぎを起こしていた。
な、なにを言ってるかわからないと思うけど、私もわからない。
頭がどうにかなりそうだった。
共犯はリグルとルーミアね、だとか、書いたのは面白がったレティだよとか。
そんなちゃっちなもんじゃ断じてないわ。
もっと恐ろしい幻想郷の片鱗を味わったわ。
「チルノちゃん??なんか顔色が悪いよ??」
こ、このまま黙ってたら解らないわよね。
後でリグルとルーミアにも釘を刺しておかないと………。
「それを書いたのは私達なのだー」
「楽しかったよねー、ね、チルノちゃん」
決意してから一秒で暴露された。
くっ、ダメだこの妖怪共、早くなんとかしないとっ。
「へー、そーんな面白い物を書いたんですか、私も見習いたいですねぇ??」
「あらー、おいたが過ぎたわねー??」
「ほーう、それは是非とも宿題を忘れた生徒で鍛えたこの頭の出番だな」
「咲夜が壊れたのはアンタ達が原因かぁ」
「お、おまえらの所為であのメイドに………うぅ、もうお嫁にいけない……」
す、すごい戦力だっ。
射命丸に幽々子に慧音にレミリアに諏訪子。
全員がEXレベルで登場か。
なんだかアタイわくわくしてきたぞっ。
「「「「「覚悟」」」」」
「アタイは最強なのよっ、負けて堪るかぁぁっ」
「そーなのかー」
「え、何、何ぃ??」
そして、チルノは伝説になった??
貧乳革命 完っ
「え??チルノちゃん達が犯人だったの??」
終われ
河童の技術力すげぇ!しかし、何より驚いたのがバカルテットの仕業だったとはww
まぁ、その、何だ。こんなカオスなものを書ける貴方が妬ましいんでとりあえず才能の十割でいい、寄越しやがってくださいませorz
最後辺りのセリフで射命丸、慧音、幽々子、レミリア、諏訪子の順でしゃべるところがあるんですけど慧音と幽々子の順が逆だと思われます(ドウデモイイナ-)
やはり、紅魔さんの書くものはキレ味が良くて楽しめました。
とりあえず、薬を飲まされて泣いた場面の慧音と幽々子の時、もしくはあなたのぷチルノを貰っていきますwww
そして誰か、この幽々子と慧音を止めろwwwww
あ と ミ ス テ ィ ア の 真 実(絶句
ぷチルノに液体窒素を与えると、急激に成長し、チルノんになります。
チルノんはパソコンすらフリーズさせる程度の能力を持つので気をつけてください。
あと、ぷチルノを抱いて寝ると風邪ひきます。今、38℃ほどある私が言うので間違いありません。
1>
いたら正直凄いと思いますよ。
2>
だ が 断 る
この紅魔が最も好きなことの一つは。
才能を寄こせと言うヤツに、NOと言ってやることだ。
3>
修正しました♪
持ってかないでー、たとえPCがフリーズした原因だとしても持っていかないでー。
4>
実は既にフリーズして原稿がまた吹っ飛んだり。
ぷ「きゅー」
ぷチツー「きゅー」
小「きゃっほーい」
もしかして、次はチルノが暴れまわる『天才革命』かッ!?
ところで諏訪子が咲夜に何をされたのか詳しくお願いします。
チ「アタイってば大人気ねっ、サイキョー」
7>
諏「ちょ、ちょっと落ち着いて、ね、ね??」
咲「ふふふ、私は冷静よ??」
諏「い、いやぁ、誰かぁ、神奈子ー、早苗ー」
咲「幾ら叫ぼうが、無駄よ。無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ」
諏「いやぁーーーーーーーーーー」
(以下咲夜さんの咲夜さんによる咲夜さんの為のネチョの最中です、よって描写不能)
諏「メソメソ」
咲「ふふ、これだけ汁を取れば十分ね」
諏「お、鬼っ、悪魔っ、人でなしっ」
咲「なんとでも言いなさい、じゃあね」
8>
チ「ホントアタイって人気ね、やっぱしサイキョー」