・注意!
コメディでありながら東方に登場しない人物が主要キャラクターとなっております。
そういうのが苦手な方は各々の判断で戻る、読み進める等お願いします。
プチ作品集32にある「それは落とし物?」を読んでからだとなんとなくいいかもしれません。
──あらすじ!────
とある大妖怪の気まぐれによって、とてもとても愛された人間が居ました。
しかしその人間は、その大妖怪の手によって勘違いで地に埋められてしまいました。
しかしその人間はなんと、まだ生きておりました。
「うっ、うー、うー、んんんん・・ぐぅぅぅ・・・・」
向日葵畑の一角の、不自然に固められた土から声がする。
数分もするとうめき声に近いそれは消えてしまった。直後ひんやりとした何かが通り抜けていった。
きっと霊魂に違いない。幽霊。
場所は変わり、向日葵畑上空。
白いブラウスにチェック柄のベスト、同じくロングスカートに身を包んだ妖怪が飛んでいる。
「……っ……っ」
泣いたあとなのだろうか、目が赤い。
「泣いてなんか、ないからね。
あら、私ったら誰に言ったのかしら。独り言なんて嫌ね」
長年生きていると、独り言が増えますからね。
こんな気分の時は冥界へ行きたくなります。
「(なんだか急に冥界へ行きたくなってきたわ)」
そんなこんなで、冥界の門をくぐりたどり着いた冥界。
そこにはなんと、見慣れた、しかしちょっと前とは違う若々しい顔があった。
「あー!」
「ぶっ!」
幽霊となった人間の少女と向日葵畑の妖怪は唐突に再会を果たした。
「幽香じゃない、冥界まで来てくれたんだぁ」
「あ、あなた…何でこんなところうろついてるのよ!?
それにどうして名前を…」
「ちょっと迷って。
名前はね、親切な人に教えてもらったの。
あなたみたいな格好をした人が幽香で、あと私は生前あなたと永遠の愛を誓ったとか」
「ふ、ふざけないでよ!それにあんたなんて精々ペットがいいところだわ!
大体誰に聞いたのよ…」
顔を赤くして怒りだす幽香に、しおらしく目に涙を浮かべてみる少女。
「そうだったの…?記憶は無いけど…私はその程度だったのね…」
「ち、ちょっと、何落ち込んでるのよ!
(何だかペースが狂うわ…いつもはこんなじゃないのに…)
大体あなた性格変わりすぎだと思うわ。やっぱり死ぬと頭がおかしくなるのかしら?」
「私はこんな性格よ?大体恥ずかしがらなくてもいいじゃない。
死に別れた人にまた会えたのだから、涙でも流して抱き合うのが普通じゃないの?」
「今のあなたを見たらそんな気分も削がれてしまったわ…
後、もう一度聞くけど誰にそんなこと聞いたの?そんなこと知ってる人なんてあまり居ないと思うけど」
「なんて言っていいかわからない。でもなんだか他人の気がしなかったかなぁ。
そういえば幽香、未亡人よね。ぷぷっ」
「いきなり何言って笑ってるのよ。大体あんなのは正式な…」
「あーあ、またゆうかりんのお味噌汁がほしいなぁ~」
「~~っ!(どうして?一向にこっちの流れに持っていけない…っ!)」
「どうしたの?ゆうかりん。顔が真っ赤よ?私が冷やしてあげようか?冷たいし」
「~~っ…(何かしら…馬鹿にされてるのに…この感じ…)」
「ゆうかりん…そのカオ、もしかしてこういうの好きなの?」
「う、うるさいっ!!」
幻想郷最強の妖怪「四季のフラワーマスター」「ドS」「89のD」の名を持つ花の妖怪が新たなる快感に目覚めた瞬間である。
「また来てね~。待ってるから~」
「ふんっ…」
以来、冥界付近でもちょくちょく風見幽香の目撃報告がされるようになった。
コメディでありながら東方に登場しない人物が主要キャラクターとなっております。
そういうのが苦手な方は各々の判断で戻る、読み進める等お願いします。
プチ作品集32にある「それは落とし物?」を読んでからだとなんとなくいいかもしれません。
──あらすじ!────
とある大妖怪の気まぐれによって、とてもとても愛された人間が居ました。
しかしその人間は、その大妖怪の手によって勘違いで地に埋められてしまいました。
しかしその人間はなんと、まだ生きておりました。
「うっ、うー、うー、んんんん・・ぐぅぅぅ・・・・」
向日葵畑の一角の、不自然に固められた土から声がする。
数分もするとうめき声に近いそれは消えてしまった。直後ひんやりとした何かが通り抜けていった。
きっと霊魂に違いない。幽霊。
場所は変わり、向日葵畑上空。
白いブラウスにチェック柄のベスト、同じくロングスカートに身を包んだ妖怪が飛んでいる。
「……っ……っ」
泣いたあとなのだろうか、目が赤い。
「泣いてなんか、ないからね。
あら、私ったら誰に言ったのかしら。独り言なんて嫌ね」
長年生きていると、独り言が増えますからね。
こんな気分の時は冥界へ行きたくなります。
「(なんだか急に冥界へ行きたくなってきたわ)」
そんなこんなで、冥界の門をくぐりたどり着いた冥界。
そこにはなんと、見慣れた、しかしちょっと前とは違う若々しい顔があった。
「あー!」
「ぶっ!」
幽霊となった人間の少女と向日葵畑の妖怪は唐突に再会を果たした。
「幽香じゃない、冥界まで来てくれたんだぁ」
「あ、あなた…何でこんなところうろついてるのよ!?
それにどうして名前を…」
「ちょっと迷って。
名前はね、親切な人に教えてもらったの。
あなたみたいな格好をした人が幽香で、あと私は生前あなたと永遠の愛を誓ったとか」
「ふ、ふざけないでよ!それにあんたなんて精々ペットがいいところだわ!
大体誰に聞いたのよ…」
顔を赤くして怒りだす幽香に、しおらしく目に涙を浮かべてみる少女。
「そうだったの…?記憶は無いけど…私はその程度だったのね…」
「ち、ちょっと、何落ち込んでるのよ!
(何だかペースが狂うわ…いつもはこんなじゃないのに…)
大体あなた性格変わりすぎだと思うわ。やっぱり死ぬと頭がおかしくなるのかしら?」
「私はこんな性格よ?大体恥ずかしがらなくてもいいじゃない。
死に別れた人にまた会えたのだから、涙でも流して抱き合うのが普通じゃないの?」
「今のあなたを見たらそんな気分も削がれてしまったわ…
後、もう一度聞くけど誰にそんなこと聞いたの?そんなこと知ってる人なんてあまり居ないと思うけど」
「なんて言っていいかわからない。でもなんだか他人の気がしなかったかなぁ。
そういえば幽香、未亡人よね。ぷぷっ」
「いきなり何言って笑ってるのよ。大体あんなのは正式な…」
「あーあ、またゆうかりんのお味噌汁がほしいなぁ~」
「~~っ!(どうして?一向にこっちの流れに持っていけない…っ!)」
「どうしたの?ゆうかりん。顔が真っ赤よ?私が冷やしてあげようか?冷たいし」
「~~っ…(何かしら…馬鹿にされてるのに…この感じ…)」
「ゆうかりん…そのカオ、もしかしてこういうの好きなの?」
「う、うるさいっ!!」
幻想郷最強の妖怪「四季のフラワーマスター」「ドS」「89のD」の名を持つ花の妖怪が新たなる快感に目覚めた瞬間である。
「また来てね~。待ってるから~」
「ふんっ…」
以来、冥界付近でもちょくちょく風見幽香の目撃報告がされるようになった。
うっうーって言ってたからアイマスのやよいが出演してるのかと思った