Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方で遊戯王20 『鬼哭啾々スクウェア』

2008/10/06 21:17:38
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注意:前回の続きです。
   割と普通にデュエルします。ネタ成分低め。
   ルールが分かる方でないときついです。










輝夜 「待たせたわね」

霊夢 「あ、やっと来た。輝夜」

魔理沙「どこ行ってたんだよお前ら」

永琳 「これからの進行について話し合ってたのよ。時間も随分押しているからね」

アリス「進行ねぇ。じゃあ何で、あんたは目が真っ赤なの?」

輝夜 「う、うるさいわね。別にちょっと負けたからって、どうってことないってのよ」

妹紅 「なかなか泣き止んでくれなくて大変だったわ~」

にとり「よっぽど悔しかったんですね」

文  「泣き腫らした顔もキュートですね~。はい、チーズ~」

輝夜 「しないわよ。カメラぶっ壊されたいの」
              
パチェ「どうでもいいから、早くしてくれないかしら。時間が押してるんでしょう」

咲夜 「今しがた試合を終えたばかりだというのに、やる気まんまんですね。
    その分こちらはなぜか不安になるわけですけど」

パチェ「心配いらないわ。だいたい、さっきも見たでしょう。今日は本当に体が調子いいの。
   なんなら大会終わった後、そのまま徹マンしてもいいくらいだわ」

咲夜 「いや・・・・・・・・・・・・まあ、冗談を言えるくらいなら大丈夫ですね」

パチェ「わたしは本気よ」

レミ 「まあまあ二人とも、その辺にしておきなさい。
   麻雀はいつでもできるけど、これから始まる戦いは今宵一夜限りなんだからね」

妖夢 「一夜限りか・・・・・・・・・・・・確かに。
    あ、そういえば幽々子様」

幽々子「何? 妖夢も泣きたくなったの?」

妖夢 「いや意味がわかりません・・・・・・。
    ところでわたし達は、何のために大会に出たんです?」

幽々子「暇だったからよ」

妖夢 「・・・・・・はあ。やっぱりそれしかないですよね」

紫  「人生全てが暇潰し。あなた達も、盛大に暇を潰す準備はよくて?」

藍  「一応は。この方も、なんとか起きてくれました」

萃香 「いや~よく寝たね。3年は寝たかな」

魔理沙「寝ぼけてるじゃないか」

永琳 「なんだかんだいって、今度はちゃんと揃ってるみたいね。
    では姫様、始められますか」

輝夜 「そうね。勝ち進めなかったのは残念だけど、こうなった以上、
    この大会を完遂させることがわたし達の使命よ。
    そして栄えある優勝チームを、万感の思いで送り出す。いいわね?」

永琳 「ええ。よく言って下さいました。心得ましたよ」

妹紅 「仕方ないな。最後まで付き合ってやるよ」

鈴仙 「わたしもです!」

輝夜 「あなたには訊いてないわ」

鈴仙 「(・・・・・・・・・・・・もういいですよ、この流れ)」

魔理沙「さて・・・・・・・・・・・・バトルロイヤルだったな。どんな感じでやってくんだ?」

永琳 「ご存知の通り、バトルロイヤルとは多人数で行う特殊なデュエルです。
    すなわち、各チームから代表の一人を選抜し、その四人で争っていただきます」

霊夢 「四人でデュエル・・・・・・・・・・・・
    どうなるか想像もつかないけど、とんでもない戦いになりそうね」

輝夜 「このバトルロイヤルは、あくまで最終トーナメントの組み合わせを決めるためのもの。
    ライフポイントが0になった者から抜けていき、最終的に二人になるまで続ける。
    残った2チームは、次の最終トーナメントの一本目、
    無条件で先攻後攻の選択権が与えられるわ」

パチェ「ふむ。先攻かそうでないかは、かなり大きいわね」

咲夜 「でも、肝心の組み合わせの方はどうなるんです?」

輝夜 「勝ち残った2チームのうち、終了時点でライフポイントが多かった方、
    すなわち一位のチームは、先に脱落したチームのどちらとやるかを選ぶことができる。
    まあ、こんなところかしら。
    原作通りだと、あまりに勝ったチームにうまみが無いからね。
    より勝敗が今後の展開に反映されるようにしたわ。
    だから負けてもどうってことないなんて、気楽な考えは持たないことね」

アリス「トップで抜けたチームは、かなり有利に進めそうね。
   これは是が非でも勝っておきたいわ」

魔理沙「まあな。だが、どっちがいく?」

アリス「は? わたしに決まってるでしょ、主人公なんだし。
   くだらない質問してる暇あったら、ひとっぱしりして午後ティーでも買ってきなさいよ」

魔理沙「主人公ねぇ。その割には、ここんとこセリフ少なかったよな」

アリス「これから増えるのよ!」

パチェ「こちらはどうしようかしら。
   といっても、もうレミィの意向は決まってるんでしょうけど」

レミ 「まあねぇ。やる気まんまんなパチェには悪いけど、わたしがいくわ。
   ちょうどいいから、ここでまとめて格の違いに跪かせてくるよ」

幽々子「ふう、一風呂浴びてすっきりしたことだし、ちょっと遊んでこようかしら。
    ああ、妖夢は靴磨きでもしてなさい」

妖夢 「誰のをですか・・・・・・」

萃香 「ウィ~」

藍  「(この人、さっきからフラフラじゃないか・・・・・・)」

藍  「(余計な紛れを無くすためにも、ここはわたしが出たいんだが・・・・・・)」

紫  「(藍)」

藍  「(! ・・・・・・紫様。念話を・・・・・・)」

紫  「(あなたが出る必要は無いわ。萃香にやらせなさい)」

藍  「(そ、そうですか。しかし・・・・・・)」

紫  「(二度も言わせるの? いいから従いなさい。
   わたしの言に従っていれば、間違いなど起こらないわ)」

藍  「(・・・・・・はい。仰せの通りに)」

萃香 「まあそんなに心配しなくていいよ。わたしに任しときな」

藍  「は、はあ。まあ確かにあなたほどの方なら、万一も無いでしょうが・・・・・・」

萃香 「当然。飲み比べでは負けたことが無いからねぇ」

藍  「(の、飲み比・・・・・・べ?)」

輝夜 「全チーム、代表者は決定したようね。では最後に、ターンの順番を決めます。
    出場する四人は、この山札からカードを引きなさい。
    攻撃力の高いモンスターを引いた順に、試合を進めていきます」

アリス「また面倒くさい儀式ってわけね。まあいいわ。
   主人公であるわたしから引かせてもらうわよ」


    千眼の邪教神  攻撃力0


アリス「(д ) ゚ ゚」

魔理沙「お前なぁ。オチは最後までとっとくもんだろうに」

パチェ「ある意味空気を読んでるわね」

霊夢 「まあ、これであんたが最後ってのは確定かしら。次はレミリアね」

レミ 「わたしの指運に間違いは無いわ。
   ・・・・・・これね」


    女帝カマキリ  攻撃力2200


幽々子「ふうん、なかなかじゃない。ではわたしは、これを」


    カクタス  攻撃力1700


幽々子「あっはっは、凄いわ~。妖夢にそっくり~」

妖夢 「(何がそんなに面白いんだ・・・・・・)」


    モリンフェン  攻撃力1550


萃香 「残念。中吉だね~」

輝夜 「さて、決まったようね。全ての準備は整った。あとは、あんた達の心構えだけよ」
    
アリス「愚問ね。覚悟の無い者が、戦場に立っているはずがないでしょう」

レミ 「ククク、違いないわね。わたしもいつでもいいわよ」

幽々子「もちろん、わたくしも」

萃香 「よくわからんけど、わたしもいいかな」

霊夢 「後半の二人はたぶん無さそうね。覚悟とやらが」

輝夜 「よろしい。そろそろ始めましょうか。永琳、開始の合図を」

永琳 「わかりました。では決勝戦バトルロイヤル・・・・・・・・・・・・初め!」



    *



アリス&レミ&幽々子&萃香「デュエル!!」





 <バトルロイヤルオリジナルルール>


・1巡目のターン、全てのプレイヤーは攻撃ができない。

・プレイヤー1人につき、場、墓地、デッキ、エクストラデッキは一つずつ。

・LPが0になった者、デッキからドローができなくなった者は続行不能とし、そのプレイヤーの場及び場に存在していたカードは全て消滅する。

・基本的に、カードテキストの『相手』は『自分以外の全員』とする。さらに、『お互い』は『全員』とする。

・同一タイミングでチェーンする時、現ターンの者に次いで、次にターンが回ってくる順に優先権が与えられる。

・プレイヤーが特殊勝利条件を満たした時、そのプレイヤーの勝利でデュエルは終了する。

・他は通常のデュエルと同じ。

・パートナーとの相談は可。ただしパートナーは自チームのプレイヤーの側に立ち、他プレイヤーの手札は見ることができない。








      レミリア【紅き叫びの波動!】LP8000 


                               VS


                            アリス【魔法少女マガトロ十字軍】 LP8000


                     VS


  萃香【見様見真似・大江力業】LP8000
            

                             VS


                         幽々子【デッドリー・ダイエット】LP8000


                           
                
    順番:レミリア→幽々子→萃香→アリス    



レミ 「わたしのターンからね。ドロー」

レミ 「モンスターをセット。カードを1枚伏せるわ。
   ターン終了。永い夜になりそうね」

幽々子「くすくす、まったくですわ。ドロー」

幽々子「モンスターをセットして、ターンを終了しましょう」

萃香 「さっそくうじゃうじゃカードが出てきたねぇ。ドロー」

萃香 「さっそく蹴散らしてやりたいところだけど、たしか一巡目は攻撃できないんだったよね?」

永琳 「ええ。攻撃できるのは次の周からになります」

萃香 「なら仕方ない。業に入れば業に従えってね」

藍  「字が違うような気がしますが・・・・・・」

萃香 「違わないよ。弱肉強食が世界の理。
    鬼の力業の前では、誰もが平伏せざるを得ないんだからねぇ」

萃香 「モンスターをセット、さらにカードを1枚セット。ターンを終了するよ」



レミ    LP8000:手札4:裏守備、伏せ1
幽々子 LP8000:手札5:裏守備
萃香   LP8000:手札4:裏守備、伏せ1
アリス   LP8000:手札5:無し



アリス「やっときましたわたしのターン! ドロー!」

アリス「(・・・・・・と意気込んでみたはいいものの、
   バトルロイヤルなんて初めてだからどう動けばわからないわ)」

魔理沙「そこそこの手札だな」

アリス「まあね。なるべく探り探りやっていきたいところだけど・・・・・・・・・・・・
   相手は三人。しかもこの面子。そう悠長に構えている暇は無いわ。
   初手だけど、このカードを伏せておこうかしら」

魔理沙「一応この勝負のプレイヤーはお前だ。口は出すが手は出さないぜ」

アリス「まあ大船に乗ったつもりで、任せておきなさい。
   モンスターをセット。リバースカードを1枚伏せる。ターンエンドよ」



レミ    LP8000:手札4:裏守備、伏せ1
幽々子 LP8000:手札5:裏守備
萃香   LP8000:手札4:裏守備、伏せ1
アリス   LP8000:手札4:裏守備、伏せ1



咲夜 「一巡目終了か。わかっていたことだけど、これだけでもかなり長いわね」

霊夢 「それもそうだけど、なんだか意外だわ」

咲夜 「何が?」

霊夢 「いや、バトルロイヤルっていうからもっとガンガン攻撃しあうものだと思ってたのに。
    初めは全員裏側表示のカードしか出さないのね」

咲夜 「いやまあ、一巡目は攻撃できないしね」

輝夜 「様子見は当然よ。なにせ、相手は三人。
    ふと隙を見せれば、全員からたちまちつけこまれる。
    総攻撃を受けたらライフポイント8000なんてすぐに飛ぶわ」

永琳 「だから本当に勝ちにいくなら、ある程度は守備を重視していかざるを得ない。
    プレイヤーは通常のデュエル以上に、警戒心と慎重さを持たなければならないの。
    一瞬の油断が命取りってわけね」

レミ 「・・・・・・・・・・・・ようやくわたしのターンね、待ち遠しかったわ。ドロー!」

パチェ「(ふむ。さすがレミィ、いきなり素晴らしいカードを引いたわね。
   これでわたし達の優位は、早々にほぼ確定・・・・・・)」

レミ 「ククク、微塵たりとも容赦はしないわ。リバースカードオープン、大嵐!」


《大嵐(おおあらし)/Heavy Storm》 †
通常魔法(制限カード)
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。


アリス「(・・・・・・な、いきなりですって!?)」

レミ 「フィールドの魔法・トラップを全て破壊する! 
   もちろんあんたたち全員のをよ。さあ、その伏せカードどもをどかしなさい」

妖夢 「うわぁ・・・・・・このルールで、対象が全体の大嵐は強烈ですね。
    まあわたし達は伏せカード出してないから、被害は無いですけど」

幽々子「妖夢」

妖夢 「あ、はい?」

幽々子「あなたは喋らなくてもいいの。そこでけん玉でもしてなさい」

妖夢 「(さっきは靴磨きって・・・・・・)」

萃香 「先制攻撃ってわけかい。いいねぇ、その殺気。嫌いじゃないよ。
    チェーンしてリバースカード発動、終焉の焔」


《終焉(しゅうえん)の焔(ほのお)/Fires of Doomsday》 †
速攻魔法
このカードを発動する場合、
自分は発動ターン内に召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分のフィールド上に「黒焔トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)を2体守備表示で特殊召喚する。
(このトークンは闇属性モンスター以外の生け贄召喚のための生け贄にはできない)


萃香 「黒焔トークンを2体特殊召喚。わたしに対しては不発ってとこだねぇ。
    そっちのあんたは?」

アリス「く・・・・・・激流葬よ。破壊されるわ」

魔理沙「あー、激流がやられたか。痛いな」

鈴仙 「これで全ての場の魔法・罠は消え去った。まさか、もう仕掛ける気でしょうか?」

永琳 「どうかしらね。もう少し守りを固めてからの方が無難な気はするけど」

レミ 「モンスターをセット。さらにカードを1枚伏せて、ターンエンドよ」



レミ    LP8000:手札3:裏守備2、伏せ1
幽々子 LP8000:手札5:裏守備
萃香   LP8000:手札4:黒焔トークン2、裏守備
アリス   LP8000:手札4:裏守備



幽々子「あら、大嵐を使ったのに、攻撃はしてこないのね。ドロー」

レミ 「そうね。まずはお前達の手足をもいで、身動きをとれなくするのが先」

パチェ「(レミィ・・・・・・やっぱり、もう仕掛けるのね)」

レミ 「お前達全員、終わりだよ。幽々子のドローフェイズ直後に、リバースカードオープン! 
   死のデッキ破壊ウイルス!!」


《死(し)のデッキ破壊(はかい)ウイルス/Crush Card Virus》 †
通常罠(制限カード)
自分フィールド上の攻撃力1000以下の闇属性モンスター1体を生け贄に捧げる。
相手のフィールド上モンスターと手札、発動後(相手ターンで数えて)3ターンの間に
相手がドローしたカードを全て確認し、攻撃力1500以上のモンスターを破壊する。


妖夢 「・・・・・・死デッキ!?」

魔理沙「ああああああああああ。
    あいつ、バトルロイヤルでなんてことを・・・・・・」

レミ 「さらにリリースしたクリッターの誘発効果発動。
   デッキから、ジャイアントウィルスを手札に加えるわ」


《クリッター/Sangan》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/悪魔族/攻1000/守 600
このカードがフィールド上から墓地に送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下のモンスター1体を選択し、
お互いに確認して手札に加える。その後デッキをシャッフルする。


鈴仙 「開始2巡目で・・・・・・普通のデュエルでも、これだけ早い死デッキは痛いっていうのに」

レミ 「容赦はしないと言っちゃったしねぇ。
   ほら、お前達みんなの手札、そしてその裏守備を確認させなさい。
   わたし達にだけ、見えるようにね」

霊夢 「わたし達にだけ?」

永琳 「ピーピング効果は、そのカードのコントローラーのみ有効になります。
    この場合、相手の手札、裏守備を見れるのはレミリアさんのみということね」

レミ 「そういうことよ。わかったらとっとと手札を広げなさい。ようく見えるようにね」


幽々子 場:ピラミッド・タートル
   手札:生者の書-禁断の呪術、ゾンビ・マスター、ダブルコストン、月の書、王宮のお触れ

萃香  場:ダンディライオン、黒焔トークン2
   手札:冥界の宝札、火之迦具土、スプリット・D・ローズ、洗脳-ブレイン・コントロール

アリス 場:見習い魔術師
   手札:ブラック・マジシャン、ディメンション・マジック、お注射天使リリー、万能地雷グレイモヤ


パチェ「(・・・・・・亡霊はやはりアンデット。アリスは魔法使い。
   鬼の方は・・・・・・冥界の宝札を軸にしたパワーデッキってところかしら)」

パチェ「(にしても、みんななかなかいい手札ね。
   さすがにここまで勝ち上がってきただけはあるってことか・・・・・・)」

レミ 「ククク・・・・・・ゾンビ・マスター、ダブルコストン、火之迦具土、ブラック・マジシャンを破壊。
   墓地に捨てなさい」

霊夢 「さすがレミリア・・・・・・えげつないわね」

アリス「でも、こっちは割と被害が少なくて助かったわ」

魔理沙「そうだな。一番落ちたのは、幽々子か。
    だが随分余裕そうなところを見ると、あの裏守備はピラタか死霊辺りか・・・・・・?」

レミ 「ちょい、お前」

幽々子「妖夢、呼んでるわよ」

妖夢 「え? わたしですか?」

レミ 「お前よ、亡霊。半人前は引っ込んでなさい」

妖夢 「・・・・・・しゅん」

幽々子「で、何の話でしたっけ?」

レミ 「まだしてないわ。お前、ドローカード見せてないでしょう。
   誤魔化そうとしても無駄よ、わたしの眼は欺けない。
   その袖に隠したやつを出しなさい」

妖夢 「ちょ、幽々子様そんなことしてたんですか。さすがに反則ですって」

幽々子「あら、意外と吝嗇家なのね。これぐらい見逃してくれてもいいじゃない」

輝夜 「駄目に決まってるでしょ。運営委員舐めんじゃないわよ」

幽々子「誰もあなたなんか舐めやしないわよ。
    そんなに言うなら見せてあげるわ。どうぞ」


   つ  闇より出でし絶望


レミ 「!?」

パチェ「(絶望・・・・・・!)」

幽々子「くすくす、いい顔ねぇ。もったいぶった甲斐があったわ。
    破壊され墓地に送られたことで、誘発効果発動。攻撃表示で特殊召喚するわ。
    おいでませ、絶望先生」


《闇(やみ)より出(い)でし絶望(ぜつぼう)/Despair from the Dark》
効果モンスター
星8/闇属性/アンデット族/攻2800/守3000
このカードが相手のカードの効果によって手札またはデッキから墓地に送られた時、
このカードをフィールド上に特殊召喚する。


紫  「さすが幽々子のフェイバリットカードねぇ。いいタイミングでいつも手札にいるんだもの」

幽々子「あら。亡者を束ねるわたしにとって、死霊を操ることなど造作も無いことよ」

魔理沙「というかあいつ、レミリアが気づかなかったらどうする気だったんだ」

アリス「まあ、いちいちあの人の言う事を真に受けてられないわね」

幽々子「さあて、大嵐のおかげで伏せを気にする必要もないわね。
    どの娘を攻撃しようかしら・・・・・・」

幽々子「まあ、まだ始まったばかりだし、無難に慎ましくいこうかしらねぇ。
    闇より出でし絶望で、萃香の黒焔トークンを攻撃」

萃香 「お、わたしかい。破壊されるよ」

幽々子「まだまだ宴は始まったばかり・・・・・・・・・・・・カードを1枚伏せて、ターンエンド」



レミ    LP8000:手札4:裏守備
幽々子 LP8000:手札2:絶望、裏守備、伏せ1
萃香   LP8000:手札3:黒焔トークン、裏守備
アリス   LP8000:手札3:裏守備



萃香 「次はわたしのターンだね。ドロ~」

レミ 「ドローカードを見せてもらおうかしら。この酔っ払い」


    つ  和睦の使者


パチェ「(トラップカード・・・・・・破壊はできないわね)」

萃香 「気が済んだかえ?」

レミ 「済んでないけど、もういいわよ」

萃香 「さて。なら・・・・・・これかな。
    冥界の宝札を発動するよ」


《冥界(めいかい)の宝札(ほうさつ)/Precious Cards from Beyond》 †
永続魔法
2体以上の生け贄を必要とする生け贄召喚に成功した時、
デッキからカードを2枚ドローする。


萃香 「でもって、場の裏守備のダンディライオンと黒焔トークンをリリースし、アドバンスセット。
    ダンディの誘発効果で綿毛トークン2体を特殊召喚。
    チェーンして冥界の宝札の効果で、さらに2枚ドローするよ」


《ダンディライオン/Dandylion》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/地属性/植物族/攻 300/守 300
このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上に「綿毛トークン」
(植物族・風・星1・攻/守0)を2体守備表示で特殊召喚する。
このトークンは特殊召喚されたターン、生け贄召喚のための生け贄にはできない。


レミ 「死デッキの効果中に冥界の宝札を使うとは、いい度胸ね。
   ドローカードを見せてもらうわよ」


    つ  死者蘇生、聖なるバリア-ミラーフォース


レミ 「・・・・・・ふふん、いい引きじゃない。手札に加えるがいいわ」

萃香 「相変わらず吸血鬼は口だけは達者だねぇ。
    カードを1枚伏せて、ターンエンドだよ」



レミ    LP8000:手札4:裏守備
幽々子 LP8000:手札2:絶望、裏守備、伏せ1
萃香   LP8000:手札3:裏守備、綿毛トークン、冥界、伏せ1
アリス   LP8000:手札3:裏守備



アリス「わたしのターンよ。ドロー」


    つ  水晶の占い師


アリス「(・・・・・・やっぱり、みんな簡単には攻めてこない。
   今動いたら集中攻撃を喰らうって、わかってるからだわ)」

アリス「(なら、ここはひとまず・・・・・・)
   カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」



レミ    LP8000:手札4:裏守備
幽々子 LP8000:手札2:絶望、裏守備、伏せ1
萃香   LP8000:手札3:裏守備、綿毛トークン、冥界、伏せ1
アリス   LP8000:手札3:裏守備、伏せ1



レミ 「わたしのターンねぇ。ドロー!」

レミ 「(死デッキの効果で、三人の手札は全て把握済み。
   カードを裏で出しても、わたしには透けて見えるも同然・・・・・・)」

レミ 「裏守備の黄泉ガエルをリリースし・・・・・・・・・・・・軍神ガープをアドバンス召喚!」


《軍神(ぐんしん)ガープ》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2200/守2000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
フィールド上に存在するモンスターは全て表側攻撃表示となり、
表示形式は変更できない。(この時、リバース効果モンスターの効果は発動しない。)
また、1ターンに1度だけ手札の悪魔族モンスターを
相手に見せる事で、このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで
見せたカードの枚数×300ポイントアップする。


霊夢 「ガープですって!?」

レミ 「ガープが場にいる限り、全てのモンスターは表側攻撃表示になる。
   お前達全員、裏守備のモンスターを表にしてもらおうかしら」

幽々子「あら、構わなくてよ。わたしはピラミッド・タートル」

萃香 「スプリット・D・ローズだよ。さらに綿毛トークンを攻撃表示に変更」

藍  「(わたし達の場のモンスターは・・・・・・全員が攻撃力0で攻撃表示か)」

アリス「(萃香もきつそうだけど、わたしもまずいわね・・・・・・)見習い魔術師よ」


《ピラミッド・タートル/Pyramid Turtle》 †
効果モンスター
星4/地属性/アンデット族/攻1200/守1400
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから守備力2000以下のアンデット族モンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。


《スプリット・D(デモン)・ローズ/Regenerating Rose》 †
効果モンスター
星7/闇属性/植物族/攻 0/守1500
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分フィールド上に「D・ローズトークン」
(植物族・闇・星3・攻/守1200)を2体特殊召喚する事ができる。


《見習(みなら)い魔術師(まじゅつし)/Apprentice Magician》 †
効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 400/守 800
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
フィールド上で表側表示の魔力カウンターを乗せる事ができるカード1枚に
魔力カウンターを1個乗せる。
このカードが戦闘で破壊された場合、デッキからレベル2以下の
魔法使い族モンスター1体を選択して自分フィールド上にセットする事ができる。


レミ 「どいつもこいつも嬲りがいがありそうね。でも、標的はすでに決めてあるのよ。
   ガープの起動効果を発動。手札のジャイアントウィルスを見せることで、
   攻撃力を300アップ。これで2500よ」

レミ 「(奴らのリバースカード・・・・・・鬼はおそらくミラーフォース。攻撃はできない。
   亡霊は月の書。人形使いは、グレイモヤね。だから・・・・・・ふふふ)」

レミ 「軍神ガープで、見習い魔術師を攻撃!」

魔理沙「・・・・・・何!?」

霊夢 「萃香のモンスターじゃないの!?」

永琳 「伏せカードを警戒したんでしょう。
    死デッキの効果で、あれが何かは見当がつくわけだしね」

アリス「・・・・・・させないわ! トラップ発動!」

魔理沙「あっ! 馬鹿・・・・・・」

アリス「万能地雷グレイモヤよ! 軍神ガープを破壊!」


《万能地雷(ばんのうじらい)グレイモヤ/Widespread Ruin》 †
通常罠
相手が攻撃を宣言した時に発動する事ができる。
相手攻撃表示モンスターの中から一番攻撃力が高いモンスター1体を破壊する。


レミ 「やはり引っかかったわね。あなた以外のフィールド上で最も攻撃力の高いモンスター、
   それはガープではなく、闇より出でし絶望よ。
   これがバトルロイヤルルールだってこと、忘れてたみたいね」

アリス「(! ・・・・・・じゃあそれを承知で攻撃してきたっていうの!?)」

文  「トラップが発動されても、アドバンテージを失うのは他の二人。
   これはさすがと言わざるを得ないですねぇ」

パチェ「(・・・・・・それだけじゃない。見習い魔術師でリクルートできるモンスターは、
   そのほとんどが低ステータスのリバース効果モンスター。
   つまり場に出た瞬間に、ガープの効果で無効化できる。完璧ね)」

レミ 「グレイモヤで闇より出でし絶望は破壊。さっさとそれをどかしなさい」

幽々子「ひどいわねぇ。この子は何もしてないのに」

レミ 「わたしの前に立ちはだかること自体が、万死の罪と自覚しなさい。
   バトル続行よ。ガープ、その貧弱な魔導師を粉砕するのよ」

アリス「くっ・・・・・・先制を受けたか。
   でも・・・・・・墓地の見習い魔術師の、誘発効果を発動!」LP8000→6900


《見習(みなら)い魔術師(まじゅつし)/Apprentice Magician》 †
効果モンスター
星2/闇属性/魔法使い族/攻 400/守 800
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
フィールド上で表側表示の魔力カウンターを乗せる事ができるカード1枚に
魔力カウンターを1個乗せる。
このカードが戦闘で破壊された場合、デッキからレベル2以下の
魔法使い族モンスター1体を選択して自分フィールド上にセットする事ができる。


レミ 「ふふふ、折込済みよ。
   デッキからレベル2以下の魔法使い族をセットしたところで、ガープの効果で表になる。
   また雑魚が出てくるだけね」

アリス「(なんて奴・・・・・・そこまで計算していたなんて。
   これでは見習い魔術師の長所である、リバモンのリクルートができない・・・・・・)」

アリス「(リバモンはできない・・・・・・・・・・・・そうか! 
   ならそれ以外のカードを持ってくればいいんじゃない。しかもあのカードなら・・・・・・)」

アリス「・・・・・・それはどうかしら。わたしはデッキから、このカードをセット! ものマネ幻想師!」


《ものマネ幻想師(げんそうし)/Copycat》 †
効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
このカードの攻撃力・守備力は、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体の元々の攻撃力・守備力になる。


レミ 「!」

アリス「このカードは、相手モンスター一体のステータスをコピーすることができるのよ。
   さらに、そのモンスターの効果を逆用させてもらうわ。
   セットされた時、ガープの効果で表になる! その瞬間、このカードの誘発効果発動!」

永琳 「しません。攻撃力は0のままです」

アリス「・・・・・・ガクッ。
   なんでよ! 効果の発動タイミングは合ってるじゃない」

魔理沙「お前・・・・・・今自分で言ったじゃないか。
    見習い魔術師の効果はあくまでセットであって、特殊召喚じゃあないんだよ」

パチェ「おまけに、ガープの効果はあくまでリバースして表側攻撃表示にするだけであって、
   反転召喚ではないわ。テキストよく見ましょうね」

アリス「(・・・・・・ボーゼン)」

霊夢 「うーん、正直わたしには何が何やらだけど。
    ようするに、アリスの奴がプギャーってことでいいのかしら」

咲夜 「いやまあ、あなたに言われたくはないでしょうけどね」

レミ 「あっはっはっは。なによ、いきなり面白いわね。出し惜しみする気も失せたわ。
   メインフェイズ2に移行し、強者の苦痛を発動!」


《強者(きょうしゃ)の苦痛(くつう)/Burden of the Mighty》 †
永続魔法
相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの攻撃力は、
レベル×100ポイントダウンする。


魔理沙「げぇ、苦痛ガープかよ・・・・・・あいつ、本気で容赦無いな」

紫  「大人気ないともいうけどねぇ」

レミ 「ふふふ、大人気なくとも構わないわよ。
   わたしこそは、永遠に幼き紅い月。レミリア・スカーレット。
   カードを1枚伏せて、ターン終了」



レミ    LP8000:手札2:ガープ、苦痛、伏せ1
幽々子 LP8000:手札2:ピラタ(攻800)、伏せ1
萃香   LP8000:手札3:スプリット、綿毛トークン、冥界、伏せ1
アリス   LP5900:手札3:ものマネ



妖夢 「永遠に幼女だから、何してもいいって言いたいみたいですね。まさに唯我独尊」

幽々子「妖夢は永遠に半人前だけどね」

妖夢 「ええ~。頑張ってるのに。頑張って生きてるのに」

幽々子「うふふ、その調子よ妖夢。ドロー」

幽々子「こうするしかないわよねぇ。
    ピラミッドタートルで、萃香の綿毛トークンを攻撃」

霊夢 「えっ!? アリスのものマネ幻想師じゃないの??」

萃香 「おや、いいのかい? この伏せカード、トラップかもしれないよ?」

幽々子「ええもちろん。むしろ、望むところですわ」

パチェ「!」

萃香 「なら使ってあげないとねぇ。
    リバースカードオープン。聖なるバリア、ミラーフォース!」


《聖(せい)なるバリア-ミラーフォース-/Mirror Force》 †
通常罠(制限カード)
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手フィールド上の攻撃表示モンスターを全て破壊する。


萃香 「あんたたちの場のモンスターは全て攻撃表示。全滅ね」

霊夢 「全滅ですって!?」

レミ 「(く・・・・・・わたしのガープまで。あの亡霊、とんだとばっちりを・・・・・・)」

レミ 「(! まさか、わざとトラップを発動するために攻撃を・・・・・・)パチェ、今の・・・・・・」

パチェ「レミィもそう思う? どうやらそうみたいね。
   強者の苦痛があるから、ピラタの特攻で竜骨鬼あたりを呼んでもガープは倒せない。
   ならばいっそ他のプレイヤーを攻撃し、全体除去を誘発させる。
   死なばもろともってわけね」

レミ 「ふうん、なるほどね。
   わたしがさっき鬼の方に攻撃しなかったから、あの伏せが迎撃用だと読めるわけか。
   鬼のデッキは最上級山積みの重量デッキ、トラップは少ない。
   だとしたら、ミラーフォースぐらいしかないわけね。
   まさかあの頭の中までふわふわしてそうな奴が、そこまで考えていたとは思わなかったけど」

霊夢 「とかなんとか言ってるけど、実際どうなの?」

紫  「あの幽々子がそんなに深い読みをするわけないでしょう。
   でも、してもおかしくないわ」

霊夢 「・・・・・・日本語でおkって言ってもいいかしら?」

文  「言い得て妙というより、そのまんまの意味なんでしょうね。あの人の場合」

幽々子「バトルフェイズは終わったけど、モンスターは召喚しておかないとね。
    まずは、生還の宝札を発動」


《生還(せいかん)の宝札(ほうさつ)/Card of Safe Return》 †
永続魔法(準制限カード)
自分の墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。


幽々子「そして手札から、生者の書を使うわ。
    ゾンビ・マスターを墓地から攻撃表示で特殊召喚」


《生者(せいじゃ)の書(しょ)-禁断(きんだん)の呪術(じゅじゅつ)-/Book of Life》 †
通常魔法(準制限カード)
自分の墓地に存在するアンデット族モンスター1体を特殊召喚し、
相手の墓地に存在するモンスター1体をゲームから除外する。


《ゾンビ・マスター/Zombie Master》 †
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1800/守 0
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
手札のモンスターカード1枚を墓地に送る事で、
自分または相手の墓地に存在するレベル4以下のアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


パチェ「(まずいわ。アンデットのドローコンボが・・・・・・)」

幽々子「萃香の墓地のダンディライオンを除外しておくわ。
    そして生還の宝札の効果で1枚ドロー」

幽々子「さらに、ゾンビマスターの起動効果を発動。
    手札の馬頭鬼を墓地に送り、ピラミッドタートルを守備表示で特殊召喚。
    さらに1枚ドロー。ターン終了」



レミ    LP8000:手札2:苦痛、伏せ1
幽々子 LP8000:手札2:ゾンマス(攻1400)、ピラタ(攻800)、宝札、伏せ1
萃香   LP8000:手札3:スプリット、綿毛トークン、冥界、伏せ1
アリス  LP5900:手札3:無し



魔理沙「(ガープは去ったが、わたし達の場はがら空き・・・・・・攻撃されたらきついな。
    ここで萃香のターンだが、あいつはどう動く気だ?)」

萃香 「わたしのターンね~。ドロー」

萃香 「スプリットデモンローズと綿毛トークンを、守備表示に変更。
    そして手札から、洗脳を発動するよ」LP8000→7200


《洗脳(せんのう)-ブレインコントロール/Brain Control》 †
通常魔法(制限カード)
800ライフポイント払う。
相手フィールド上の表側表示モンスター1体を選択する。
発動ターンのエンドフェイズまで、選択したカードのコントロールを得る。


萃香 「幽々子のゾンビマスターのコントロールを得るわ。
    ゾンマスで、レミリアにダイレクトアタック」

咲夜 「何ですって?」

霊夢 「攻撃するならアリスでしょ。フィールドががら空きなんだし。
    やっぱりあいつ酔っ払ってんのかしら」

永琳 「酔ってるのは間違いないけど、判断は正しいわ。
    レミリアに迎撃の伏せカードを使われたとしても、破壊されるのは幽々子のカード。
    自分に損は無い。そうなったら、むしろアドバンテージを稼げるからね」

レミ 「・・・・・・やってくれるじゃない。通すわ」LP8000→6600

萃香 「おや、通ったかい。ならメインフェイズ2に移行。
    ゾンマスと綿毛トークンをリリースし、アルティメット・ティラノをアドバンス召喚するよ」


《究極恐獣(アルティメットティラノ)/Ultimate Tyranno》 †
効果モンスター
星8/地属性/恐竜族/攻3000/守2200
このカードが自分のバトルフェイズ開始時に攻撃表示だった場合、
一番最初にこのカードで相手フィールド上に存在する
全てのモンスターに1回ずつ攻撃しなければならない。


妖夢 「うわぁ、またとんでもないのがでてきましたね」

パチェ「(バトルロイヤルだと、あのカードは三人全てのモンスターに攻撃できる。
   まずいわね。早めに除去しないと・・・・・・)」

萃香 「冥界の宝札の効果で2枚ドロー。
    カードを1枚伏せて、ターンを終了しようかね」



レミ    LP6600:手札2:苦痛、伏せ1
幽々子 LP8000:手札2:ピラタ(攻800)、宝札、伏せ1
萃香   LP7200:手札3:究極恐獣(攻2200)、スプリット、冥界、伏せ1
アリス   LP5900:手札3:無し



アリス「(気を取り直して・・・・・・)
   よし、わたしのターン・・・・・・ドロー!」

魔理沙「前のターンはなんとか攻撃されずに済んだな。とはいえこの状況、どうする?」

アリス「当然、守りに徹するわ。攻撃は最大の防御。でも、それは前方の敵に対してのみ。
   側面から狙われたら終わりよ」

魔理沙「兵法か。多勢に無勢が得意なだけはあるな」

アリス「だからここは攻撃あるのみよ! 
   手札から、お注射天使リリーを召喚するわ」


《お注射天使(ちゅうしゃてんし)リリー/Injection Fairy Lily》 †
効果モンスター
星3/地属性/魔法使い族/攻 400/守1500
このカードが自分・相手のターンに戦闘を行う場合、
そのダメージステップ時に発動する事ができる。
2000ライフポイントを払う事で、このカードの攻撃力は
ダメージ計算時のみ3000ポイントアップする。


アリス「リリーで萃香の究極恐獣に攻撃! 検診のお時間よ!」

霊夢 「・・・・・・あんなステータスの低いモンスターで!?」

文  「この巫女は・・・・・・どこまでもテキスト嫁といわざるを得ないですね」

アリス「リリーはダメージステップでライフを払うことで、攻撃力を3000アップすることができるわ。
   これならティラノを倒せる!」

萃香 「まったく、あんたは甘いったらないねぇ。リバースカードオープン、和睦の使者よ」


《和睦(わぼく)の使者(ししゃ)/Waboku》 †
通常罠
このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける
全ての戦闘ダメージは0になる。
このターン自分モンスターは戦闘によっては破壊されない。


アリス「しまっ・・・・・・!」

萃香 「これでティラノは戦闘では破壊されない。でもあんたのモンスターは別。
    返り討ちにならないためには、効果を使わざるを得ないよねぇ」

アリス「(くっ・・・・・・まさか和睦とは)
   ダメステでライフを2000支払って、リリーの効果を使うわ。
   カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」LP5900→3900



レミ    LP6600:手札2:苦痛、伏せ1
幽々子 LP8000:手札2:ピラタ(攻800)、宝札、伏せ1
萃香   LP7200:手札3:究極恐獣(攻2200)、スプリット、冥界
アリス   LP3900:手札2:リリー(攻100)、伏せ1



パチェ「リリー・・・・・・勘よく和睦でかわされたようね」

レミ 「結構じゃない。あのでかいのは、わたしの手で倒してやらないと気が済まないわ。
   さっきの一撃の礼もかねてね・・・・・・」

レミ 「ドロー。モンスターを裏守備でセット。ターン終了」

幽々子「わたしのターンね。ドロー」

幽々子「くすくす、残念ねぇ。その願いは叶いそうにないみたいよ」

レミ 「何? わたしに言ってるのか」

幽々子「墓地の馬頭鬼の効果発動。
    このカードを除外し、墓地のゾンビマスターを特殊召喚。攻撃表示ね」


《馬頭鬼(めずき)》 †
効果モンスター
星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800
墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
自分の墓地からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。


幽々子「生還の宝札の効果で1枚ドロー。さらにゾンマスの起動効果発動。
    手札のノーブル・ド・ノワールを墓地に送り、ダブルコストンを特殊召喚よ。
    さらに1枚ドロー」


《ダブルコストン/Double Coston》 †
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1700/守1650
闇属性モンスターを生け贄召喚する場合、
このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。


パチェ「(ダブルコストン・・・・・・・・・・・・アドバンス召喚? 
   でも、ティラノの攻撃力を超えるアンデットなんて・・・・・・)」

幽々子「ダブルコストンは闇属性のモンスターをアドバンス召喚するとき、
    2体分のリリース要員になるわ。
    そんなわけで、場のダブルコストンとピラミッドタートルをリリースし・・・・・・」

幽々子「おいでなさい。邪神、イレイザー」


《邪神(じゃしん)イレイザー/The Wicked Eraser》 †
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールド上に存在するモンスター3体を
生け贄に捧げた場合のみ通常召喚する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は、相手フィールド上に存在する
カードの枚数×1000ポイントの数値になる。
このカードが破壊され墓地へ送られた時、フィールド上のカードを全て破壊する。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを破壊する事ができる。


パチェ「な・・・・・・! 邪神!?」

魔理沙「まずいぜ! あのモンスターの攻撃力は・・・・・・」

幽々子「一応説明しましょうね。
    邪神イレイザーの攻守は、相手フィールドのカード数×1000。
    この場合、あなたたち全員の場のカードがカウントされる。
    つまり、イレイザーの攻撃力は・・・・・・」


    邪神イレイザー  攻撃力7000


霊夢 「な、7000ですって!?」

永琳 「正確にいうと、強者の苦痛の効果で6000ね。
    だとしても、これは・・・・・・」

咲夜 「ルールをうまくついた戦術ってわけですね。
    イレイザーの攻撃力をこれほど上昇させるなんて・・・・・・」

鈴仙 「というか、卑怯くさくないかしら」

輝夜 「認めるわ。余裕で」

鈴仙 「は、はあ。さいですか・・・・・・」

幽々子「さあて、この邪神の攻撃が通れば、あなたたち二人は終わりよねぇ?」

レミ 「・・・・・・」

アリス「(この伏せカードなら・・・・・・アド損はひどいけど、攻撃は防げるわ)」

幽々子「(二人ともトラップみたいね)・・・・・・うふふふ。まあ、いいわ。
    あなたの場には、伏せカードが無いわね。
    イレイザーで、萃香の究極恐獣を攻撃。ダイジェスティブ・ブレス」

萃香 「あいた~」LP7200→3400

妖夢 「(さすが幽々子様。時として全く容赦がないなぁ・・・・・・)」

霊夢 「うわ~。通っちゃったわね。このダメージは痛いわ」

咲夜 「しかもイレイザーは、破壊された時フィールド上の全てのカードを道連れにする。
    迂闊には倒せませんね」

萃香 「やってくれるねぇ。というかあんた、さっきからわたしばっかり狙ってない?」

幽々子「あら、そう? 偶然よ。あるいは必然。ターン終了」



レミ    LP6600:手札2:苦痛、伏せ1
幽々子 LP8000:手札3:イレイザー(攻5000)、ゾンマス(攻1400)、宝札、伏せ1
萃香   LP3400:手札3:スプリット、冥界
アリス   LP3900:手札2:リリー(攻100)、伏せ1



萃香 「ふふふ、あんたも好きだねぇ。ドロー」

萃香 「モンスターを裏守備でセット。カードを1枚伏せて、ターンエンドだよ」

アリス「お次はわたしのターンよ。ドロー!」

アリス「リリーを守備表示に変更。そしてモンスターをセットし、ターン終了よ」



レミ    LP6600:手札2:苦痛、伏せ1
幽々子 LP8000:手札3:イレイザー(攻8000)、ゾンマス(攻1400)、宝札、伏せ1
萃香   LP3400:手札3:スプリット、裏守備、冥界、伏せ1
アリス   LP3900:手札2:リリー(攻100)、裏守備、伏せ1



鈴仙 「この状況だけでいえば、幽々子さんがダントツですね」

永琳 「まあね。ライフだけでなく、場も手札も十分。
    宝札は健在だし、何よりあのイレイザー。
    あいつをいつ破壊するかが、今後の展開を左右することになりそうね」

輝夜 「いいなぁ・・・・・・みんな楽しそう。わたしもやりたかったわ、バトルロイヤル」

妹紅 「わたし達は負けたから仕方ないさ。二回負けたお前は尚更だ」

輝夜 「(・・・・・・ビキビキ。くどい奴)」

レミ 「ドローするわ」

レミ 「(すでに策はわたしの手札にある。
   次にこいつを攻撃してきた時、地獄を見せてやる)」

レミ 「モンスターをセット。エンドよ」



レミ    LP6600:手札2:裏守備、苦痛、伏せ1
幽々子 LP8000:手札3:イレイザー(攻9000)、ゾンマス(攻1400)、宝札、伏せ1
萃香   LP3400:手札3:スプリット、裏守備、冥界、伏せ1
アリス   LP3900:手札2:リリー(攻100)、裏守備、伏せ1



幽々子「はい、わたしのターンね。ドロ~」

幽々子「ゾンビ・マスターの起動効果よ。
    手札のゴブリンゾンビを捨て、魂を削る死霊を特殊召喚」


《魂(たましい)を削(けず)る死霊(しりょう)/Spirit Reaper》 †
効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200
このカードは戦闘によっては破壊されない。
魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
このカードを破壊する。
このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃に成功した場合、
相手はランダムに手札を1枚捨てる。


幽々子「ちなみに守備表示ね。生還の宝札の効果でさらにドローするわ」

妖夢 「それで、幽々子様。このターン、誰を攻撃するおつもりですか?」

幽々子「妖夢は誰がいいと思う?」

妖夢 「わたしですか? うーん、そうですね。
    一気にライフの少ない鬼の方を潰したいところですが、
    スプリットデモンローズがいるし、伏せカードもある。
    となると、一番モンスターの少ないレミリアさんの方でしょうか」

幽々子「何言ってるの妖夢。そんなことを訊いているんじゃないわ」

妖夢 「え?」

幽々子「誰が一番かわいいか訊いているのよ」

妖夢 「え、ええええええええええええ。
    別にそんな、なぜ今急に・・・・・・」

幽々子「今が一番、いい顔をしているからに決まっているじゃない。
    わたしの邪神を恐れ、救いを請う顔をね。ふふふふふ」

妖夢 「(幽々子様・・・・・・・・・・・・よかった。そっちに目覚めたわけじゃないんですね)」

幽々子「そんなわけで、わたしの目に一番魅力的に映ったのはあなたよ。レミリア・スカーレット。

イレイザーで、裏守備モンスターを攻撃!」

レミ 「(・・・・・・ククク、来たわね!)
   この裏守備は、ジャイアントウィルスよ」


《ジャイアントウィルス/Giant Germ》 †
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻1000/守 100
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、
相手に500ポイントのダメージを与える。
さらにデッキから同名カードをフィールド上に
表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。


レミ 「誘発効果発動。500ダメージを与え、同名カードを2枚特殊召喚。
   この場合は、相手全てにダメージでいいのよねぇ?」

永琳 「仰るとおりです」

アリス「な、全員ですって!?」LP3900→3400

幽々子 LP8000→7500

萃香  LP3400→2900

魔理沙「マジか。バーン効果も全体に及ぶなんてな。
    こんなことならフルバーンでいくんだったぜ」

永琳 「ちなみに仕込みマシンガンとかその辺は、使ったら反則負けになります」

霊夢 「反則負けじゃなくて、初めから禁止カードにしときなさいよ」

妹紅 「わたしが出れば圧勝だったんだけどなー。
    誰かさんがボロクソに負けるから」

輝夜 「ねえ、別にいらなくない? ボロクソはいらなくない? ねえ?」

鈴仙 「ひ、姫様。ですからサバイバルナイフは、世界観的にも・・・・・・」

幽々子「あら、増えちゃったか。
    じゃあそうねぇ、ゾンビマスターで・・・・・・萃香の裏守備に攻撃しようかしら」

萃香 「素早いモモンガよ。誘発効果で、ライフ回復。
    さらにデッキから2枚このカードをセットするわ」LP2900→3900


《素早(すばや)いモモンガ/Nimble Momonga》 †
効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻1000/守 100
このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、
自分は1000ライフポイント回復する。
さらにデッキから「素早いモモンガ」をフィールド上に
裏側守備表示で特殊召喚する事ができる。
その後デッキをシャッフルする。


幽々子「また増えたわ。楽しい。くすくす。ターンエンド」



レミ    LP6600:手札2:ウィルス2、苦痛、伏せ1
幽々子 LP7500:手札4:イレイザー(攻11000)、ゾンマス(攻1400)、死霊(攻0)、宝札、伏せ1
萃香   LP3900:手札3:スプリット、裏守備2、冥界、伏せ1
アリス   LP3400:手札2:リリー(攻100)、裏守備、伏せ1



萃香 「相変わらずこの亡霊は陽気ね~。ドロ~」

萃香 「じゃあわたしも便乗して、陽気にいこうかねぇ。
    スプリットデモンローズを攻撃表示に変更し、強制転移を発動~」


《強制転移(きょうせいてんい)/Creature Swap》 †
通常魔法
お互いに自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスターのコントロールを入れ替える。
そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。


パチェ「この場合はどうするの?」

永琳 「そうですね。テキストにはお互いと書いてありますが、
    この場合は交換するプレイヤーを選択してもらうということで」

萃香 「だよね。じゃあ幽々子。わたしが選ぶのはもちろん、スプリットデモンローズよ~」

幽々子「あら。ご指名ありがとうございますわ。魂を削る死霊を差し上げましょう」

萃香 「準備もできたし、そろそろいこうかねぇ。
    わたしは、場の死霊と裏守備2体をリリースし・・・・・・」

レミ 「(また3体だと・・・・・・)」

萃香 「こいつをアドバンス召喚よ。出てきな、邪神アバター」


《邪神(じゃしん)アバター/The Wicked Avatar》 †
効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールド上に存在するモンスター3体を
生け贄に捧げた場合のみ通常召喚する事ができる。
このカードが召喚に成功した場合、相手ターンで数えて2ターンの間、
相手は魔法・罠カードを発動できない。
このカードの攻撃力・守備力は、フィールド上に表側表示で存在する
「邪神アバター」を除く、攻撃力が一番高いモンスターの
攻撃力+100ポイントの数値になる。


魔理沙「な・・・・・・アバターだって!?」

霊夢 「邪神・・・・・・2体目!?」

萃香 「アバターの誘発効果発動。
    召喚に成功したことで、あんた達全員2ターンの間、魔法とトラップが発動できなくなるよ」

妖夢 「・・・・・・幽々子様、危険です!」

幽々子「わかってるわよぅ。チェーンしてリバースカードオープン、月の書よ」


《月(つき)の書(しょ)/Book of Moon》 †
速攻魔法(準制限カード)
表側表示でフィールド上に存在するモンスター1体を裏側守備表示にする。


幽々子「アバターを裏守備にするわ」

鈴仙 「あっっっぶないですねぇ。
    フリーチェーンのカードを伏せてたとは、悪運の強い・・・・・・」

永琳 「アバターの攻撃力は、場の最も攻撃力の高いモンスターを常に100上回る。
    もし月の書が無かったら、アバターの攻撃力は10100までいってたからね。
    攻撃力0のデモンローズを攻撃されていたら終わっていたわ」

萃香 「さすがに防いだか~。そうこなくちゃねぇ。
    冥界の宝札の効果で2枚ドロー。カードを1枚伏せて、ターン終了よ」



レミ    LP6600:手札2:ウィルス2、苦痛、伏せ1
幽々子 LP7500:手札4:イレイザー(攻10000)、ゾンマス(攻1400)、スプリット、宝札
萃香   LP3900:手札3:裏守備、冥界、伏せ2
アリス   LP3400:手札2:リリー(攻100)、裏守備、伏せ1



魔理沙「確認しとくぜ」

アリス「ええ。邪神を召喚した幽々子と萃香の独壇場。
   現状わたし達は、相当に不利と言わざるを得ないわね」

魔理沙「ああ。問題は、これから先どんな展開になっていくかだ」

パチェ「・・・・・・つまり、主導権を握っているあいつら二組が、
   今後どう動くかでこちらの対応が決まる。
   奴らが潰しあってくれれば、こちらにも反撃の糸口は見えてくるけど・・・・・・」

レミ 「ふん。わかっているわ。おそらく、そうはならないわね。
   イレイザーの攻撃力ではアバターは倒せないし、
   逆にアバターはイレイザーを攻撃できない。
   イレイザーの全体破壊効果が発動するからね。そうなったら元も子もないわ」

魔理沙「・・・・・・ということは、だ。奴らは自分達で潰しあうことはしない。つまり・・・・・・」

アリス「十中八九、残りのわたし達二人を狙ってくる・・・・・・」

魔理沙「わかってるみたいだな。そういうことだぜ。わたし達は確実に狙われる立場になった。
    あいつらの猛攻を凌ぎ、どう端緒を開いていくか・・・・・・」

アリス「愚問ね。わたしには心から信頼し合えるカードがある。やる事は変わらないわ」

鈴仙 「うーん・・・・・・今の状況では形勢は二極化していますが、
    いったいこの後どうなっていくんでしょう?」

永琳 「さあね。強力なモンスターは出ているけど、
    まだそれほどアドバンテージは偏ってはいないから」

鈴仙 「やっぱり師匠にも予測はできないんですか?」

永琳 「断定はできないと言っているの。
   でも、ただ一つ言えることは・・・・・・・・・・・・
   誰しも心血を注げば、争いは必ず紙一重になるということよ」

萃香 「作戦会議は終わったかい? 
    どうやってこいつを倒してくれるのか、楽しみだねぇ」

魔理沙「やれやれ、開始早々絶体絶命とは。こりゃきついな。
    いっそのこと、しっぽを巻いて逃げるか?」

アリス「悪くない提案だけど、残念ながらわたしの性には合わないわね。
   むしろここからが、わたし達の悪運の試しどころってものじゃない?」
第二十話です。前回コメント下さった方々、ありがとうございましたm(_ _)m
二十一話にそのまま続きます。こちらは明後日くらいには投稿するつもりです。

そんなこんなでバトルロイヤルなわけですが、オフィシャルに定められている対戦形式ではないので、オリジナルのルールを採用しました。ツッコミは受け付けます(ノ∀`)
デッキは各々の代表的なデッキで。萃香はいわゆる冥界軸最上級多用です。最上級がバカスカ並ぶので、個人的にはけっこう好きなデッキです。


ついに第二十回まできてしまいました。これまで続けてこれたのも、ひとえに読者の皆さんの温かいコメントがあったからだと、改めて思います。本当にありがとうございますm(_ _)m
残すところもわずかですが、最後まで書き上げることを目標に頑張りたいと思います。

で、せっかく記念ということで、今さら自己紹介でもありませんが、キャラと使用デッキをまとめたコーナーを作ってみました。
ずいぶん長いことやってきたので、今までを振り返る意味でもこれで一区切りになるかと思います。
(FC=フェイバリットカード。一部、話では使ってないデッキやカードも有り。????は今後使うかもしれないデッキ)



アリス
Deck:機械族系、魔法使い族系
FC:サイバー・ドラゴン、サイバー・エンド・ドラゴン、ブラック・マジシャン

魔理沙
Deck:ドラゴン族系、恐竜族、D-HERO
FC:青眼の白竜、真紅眼の黒竜、スターダスト・ドラゴン、F・G・D

霊夢
Deck:E・HERO、E-HERO、コンタクト融合
FC:E・HEROネオス、F・W、S・F・W


Deck:アルカナフォース、次元ビート
FC:ⅩⅩⅠ-ザ・ワールド、光の結界、次元の裂け目、マクロコスモス

レミリア
Deck:悪魔族、お触れホルス
FC:ホルスの黒炎竜LV8、幻魔皇ラビエル、ダークネス・デストロイヤー、強者の苦痛

パチュリー
Deck:エレメンタルドリアード、正規儀式、????
FC:精霊術師ドリアード、風林火山

妖夢
Deck:六武衆、戦士族系、????
FC:六武衆-ザンジ、大将軍紫炎、究極・背水の陣

幽々子
Deck:アンデット族
FC:闇より出でし絶望、アンデットワールド

輝夜
Deck:宝玉獣
FC:虹竜

続きは次回へ。



<以下コメントへの返信>
>>1
ご指摘ありがとうございます。
強者の苦痛の効果で攻撃力が下がっているので問題ありません。

>>4
普通に忘れてました\(^o^)/
追加で修正しました。

>>5
残りのライフポイントが高い順に順位がつきます。
ライフが同じプレイヤー達がいる場合は、ターンが回ってくるのが早い順になります。麻雀と同じですね。
このルールだと特殊勝利で勝つのは厳しいと思いますが、終焉のカウントダウンなんかはターンカウントがガンガン進んで面白いかもしれません(その分全員から集中攻撃を受けるでしょうがw)。

>>7
強制転移は対象をとらない効果なので問題ありません。
クラミ痔あ
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
ゾンマスで攻撃したときLP8000→6600 と1400しかダメージをくらっていません
2.名前が無い程度の能力削除
やっぱりバトルロイヤルは大乱戦で良いですね~
次回も楽しみに待ってます。
3.名前が無い程度の能力削除
邪神2体とは何という熱い戦い・・
次回も楽しみにしています。
4.名前が無い程度の能力削除
>つ  闇より出でし絶望

闇より出でし絶望を特殊召喚した際、『闇より出でし絶望』の説明をしていないのはわざとですか?
5.名前が無い程度の能力削除
もし仮に特殊勝利条件を満たして誰かが勝利した場合最終トーナメントでのもう片方の試合の先攻後攻はどうやって決めるんですか?
6.名前が無い程度の能力削除
邪神2体の召還・・・・・・
これはレミリアのドレッド・ルート召還フラグか!?
早く続きを見ないとw
7.名前が無い程度の能力削除
強制転移で魂を削る死霊が選択されたとき、死霊の効果で自壊するんじゃね?