会話中心です。
東方に登場しない人物も居ます。
そんな人物が我らがゆうかりんと仲良くなってしまいます。
ご注意ください。
「貴方を食べる前に、お願いを聞いてあげる」
「私は愛されたことがありません。
だから貴女が私に愛を与えてくれたなら喜んでこの命捧げましょう」
「じゃあ貴方を愛してあげる。何をすればいいのかしら」
「さあ?私にもわかりません」
「そう。じゃあ美味しい食事なんてどうかしら」
「いいですね。いただきます」
「どう?」
「とても美味しい」
「じゃあもう貴方を食べてしまってもいいかしら」
「私はまだ愛を知りません」
「あら、残念。次は何がいいかしら。
星空の下のお散歩なんていいと思うわ」
「いいですね、行きましょう」
「どう?」
「とても楽しかった」
「じゃあもう貴方を食べてしまってもいいかしら」
「私はまだ愛を知りません」
「また、駄目なのね。次は何がいいかしら。
気持ちのいいお風呂に入りましょう」
「いいですね。ご一緒します」
「あなたの目がなんだかおかしかった気がするのだけれど」
「気のせいです」
「じゃあもう貴方を食べてしまってもいいかしら」
「私はまだ愛を知りません」
「また、駄目なのね。次は何がいいかしら。
そうね、一晩中貴方を抱いてあげる」
「いいですね。抱かれるとします」
「どう?」
「とてもあたたかかった」
「じゃあもう貴方を食べてしまってもいいかしら」
「私はまだ愛を知りません」
「また、駄目なのね。次は何がいいかしら…」
一人の妖怪と一人の人間が初めて出逢った日から幾年が経ったろうか。
「愛し合っている者同士は口づけを交わすそうよ」
「ほほう」
「いい?」
「どうぞ」
「どう?」
「あまずっぱい」
「私はなんだか味噌汁の味がしたわ」
「きっと貴女の味」
「今日も味の方はばっちりね」
「愛し合っている者同士は結婚するそうよ」
「ほほう」
「私と結婚して頂戴」
「いいですね。しましょう」
「貴方は愛を知り得ることができたのかしら?」
「わかりません」
「そう。難しいものね」
「ええ」
「ねえ」
「はい」
「大好きよ」
「私も大好きです」
「もう我慢できないわ」
「僕は幸せ者です。
こんな体でよろしければ
どうぞ、好きになさってください」
「…
やっばりやめておくわ。
だって、貴方こんなに痩せてしまって、おなかがいっぱいにならないもの」
「そうですか。」
「ねえ。
起きて。
もしかして私を置いていってしまったの?」
「ねえ」
「また…独り?」
妖怪は泣きました。
一日中。
泣き疲れて、眠ってしまいました。
妖怪が眠りから覚めても目の前のの光景は変わりませんでした。
妖怪は、また泣きました。
妖怪は泣き止むと、動かない人間を土の中に埋めてしまいました。
人間は死んだ人間を土中に埋めると聞いたからです。
おなかを空かした妖怪は、次の食料を探しにどこかへ飛び去って行きました。
「うっ、うー、うー、んんんん・・ぐぅぅぅ・・・・」
向日葵畑で独りなイメージがあったので・・
でも夢幻館のことを考えると一人ではありませんが。
とりあえずゆうかりんが好きで仕方なかったんです!
>>
にんっしんっ
落ちがわかりませんでしたが、続きがあるのですね。
もう少し幽香の設定やキャラが出ていると良かったです。
正直、最初の注意がないと幽香だとわかりません。
指摘ありがとうございます。
む・・!確かに幽香の特徴らしい部分がこれっぽっちもありませんね・・不覚でした。
指摘して頂けるというのは嬉しいことですね。自分の未熟さを表すところでもありますが・・
以後気をつけて作品を作っていきたいと思います。