Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

危ないと思ったときにはもう手遅れだぜ

2008/10/02 01:22:40
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「あたいってばホントに⑨なのかな?」
想定外の言葉に彼女―霧雨魔理沙―は自分の耳を疑った。
「今、何て言った・・・?」
恐る恐る聞きなおす。
何とも言えない不安が魔理沙を支配した。
目の前の物体―チルノ―がそのような言葉を発する訳が無い。
チルノは深くため息をつくと、ハッキリと澄んだ声で言った。
「あたいってばホントにバカなのかな?って」
あまりの事態に魔理沙は固まった。
まるで自分の周囲の空気が固形化してしまったのではないかと言う程に息苦しい。
ない。
絶対に無い。
この馬鹿が自分が馬鹿か疑うなんてことは絶対に無い。
馬鹿は馬鹿がゆえに⑨であってバカだから⑨なのに気づかないはずだ。
(考えろ・・・考えるんだぜ)
そう。
こうなったのには何らかの原因があるはずだ。
誰かの大予言とかオヤシロ様のタタリとか笑いの止まらなくなるキノコとか・・・!
そうか!と叫び魔理沙はチルノに向かって言った。
「お前なんか変なもん食べただろ!?」
「スイカバーたべた」
「いや、もっと危ない感じのだぜっ。今日か昨日かはたまた未来かはわからないが必ず食べたはずだぜっ!」
「スイカバーしかたべてないよ」
いけない。
このままではいけない。
何か糸口を見つけなければ魔理沙は頭がどうにかなってしまいそうだった。
むしろもうすでに言動がおかしい気もする。
しかしそんなことにかまってられない。
魔理沙はとっさにひらめいた。
(スイカバーしか食べてない・・・?)
チルノは確かにそう言った。
魔理沙はチルノを凝視したままにじり寄った。
多少おびえたような顔をしていたが、魔理沙は気にもしなかった。
「スイカバーしか食べてないんだな!?」
「う、うん」
「本当だなっ!?」
「う・・・うん」
魔理沙は確信した。
そして口元が緩んでしまう。
「ふふふっ」
「ど、どうしたの・・・?」
しかし、チルノの声はもう魔理沙には届いていなかった。
「はぁあっはっはっはっは!!」
明らかにチルノは困っている。
当然だろう。
普段彼女が突っ込みに回ることは無い。
今この状況で突っ込みを入れるのは彼女しかいないのだ。
オロオロしているうちに辺りが静かになっているのに気づいた。
魔理沙は笑うのを止めていた。
「取り乱しちまったぜ・・・」
その言葉を聞いてチルノは安堵した。
これで突っ込みを入れなくても済む・・・と。
だが、その期待は一瞬で打ち砕かれた。
魔理沙は箒を手にとり、明らかに飛び立とうとしている。
「ちょっと!」
なんだよ・・・といった感じで魔理沙はチルノを見た。
「あたいの話聞いてくれないの?」
怒ったようにチルノが言った。
少し間があって、魔理沙が言った。
「だって汚染米を放っておけないだろ?」
「・・・へ?」
チルノが間の抜けた声を出した。
当然といった感じで魔理沙が続ける。
「最近多すぎるぜ・・・食品問題。そうおもうだろ?」
「それは・・・」
そんな話は聞いたことがあった。
興味が無かったのは事実だが、記憶の片隅に残っている。
「消費者の安全はどこへやらだぜ・・・」
困ったもんだ・・・と呟きながら、魔理沙は再び飛び立とうとする。
しかしチルノはそれを許さなかった。
「まってよ!」
またか・・・と言うように魔理沙が振り向く。
「その・・・あたいバカだから違うかもしれないけど」
「ん?」
魔理沙は興味のなさそうな返事をした。
相手からまともな言葉が飛んでくるとは思ってもいなかった。
自分がおかしなことをしているとも思わなかった。
「・・・スイカバーにお米は入って無いと思うの」
「・・・」
しばらく魔理沙は考えるようなしぐさをして、
「あたりまえだぜ?」
何言ってんの?と言うように言ってのけた。
チルノには意味がわからない。
第一に食べた物を聞かれた理由。
第二にスイカバーに汚染米発言。
最後にはスイカバーには米が入ってないと言う。
そうこうしているうちに、魔理沙は飛び立ってしまった。
「あ・・・れ?」
わからない。
わからないことが多すぎた。
しかしチルノは何かを思いついたようにぽんっと手を叩いた。
「あたいカンケーないんだっ!」
秋です。こんにちは。麻生太郎です・・・うそだよっ!!
とまぁ出落ちマスター七式なわけですが。
言い訳をさせていただきたい!!
エロスに心を奪われて、脳みそプリンなので文章能力がgggg
バカでさーせんorz
読んでもらえばわかるとおり、初めて書きました。
書初め的な?(違
ダメだししてもらえると嬉しかったりするかも?
ロマンチストなので凹むかもしれませんが(ぁ

最後になりましたが、読んで下さった方ありがとうございます。
これからも何か書いていこうかなーと思ってる次第ですので、
生暖かい目で見守ってあげてくださいw
七式
[email protected]
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
ええぇぇっ!?
ここで終わりっすか!?
ノリは好きだからもうちょっと長くてもスラスラ読めたと思うのに!!
第一にチルノが⑨ではなくなりつつあるのは何故かという疑問、理由
第二に魔理沙の汚染米発言・・・ただ混乱してただけにしても、正気に戻るか、または壊れた魔理沙はおいといて、現実を見てくれる人(妖怪)の出現で話を繋いで欲しかった。マジでチルノの話と汚染米が関係ないなら別だが。
とにかく、出落ちだろうが出ピチューンだろうが、続きを読みたいと希望する。
これの終わり方も結局⑨ぽくてアリなのかもしれんが
2.名前が無い程度の能力削除
チラシの裏でお願いします
3.名前が無い程度の能力削除
少しは真面目に書いてください。
4.名前が無い程度の能力削除
いやいや、プチは自由気ままに。自由気ままに。
5.名前が無い程度の能力削除
いくらなんでも汚染米のことで自殺した人までいるんだから
ネタにするなよ。
東方のss書くのは構わないけどこれはあまりにも不謹慎だ。
お前が脳味噌プリンなのは十二分に伝わったが。
6.灰華削除
落ちがよくわからない・・・
まぁ生暖かく見守るのは得意なので任せてくれw

時事ネタって難しいね。誰かが自殺したってだけで不謹慎だと叩かれるんだから。