Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

かぐや姫さまの思い出。

2008/09/30 13:24:48
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石作皇子のお話。


仏の御石の鉢を取ってくるように言われた石作皇子は、そこらへんの寺からかき集めた中で一番上等な石鉢を前にしてこう言った。
『これこそが姫のお望みになった仏の御鉢にございますっ!』


姫が提示した宝物は、『仏の御石の鉢』と言う。
満ち溢れるブッダパワーはあまりの濃厚さにもはや肉眼で感知できてしまうレベルの輝きを放つ光と同等の効果をもつ物質となり、
具体的に言うと素敵に神々しく光り輝く鉢なのである。
それは美しい最上級の金剛石の様に、後光がぴかぴかしている筈なのである。

対して皇子の持ってきた鉢。
どう見てもただの鉢である。
多少見てくれのいい造詣はしているが、ただの鉢である。
神々しく光るどころか、ブッダパワーの欠片も感じられないただの鉢である。
ラッピングだけは妙に高級感に溢れているのがまた癇に障る。


姫は皇子を凍えるような目で見た。
何か苦し紛れな物を出すとは思っていたが、ここまで適当な物を出しておきながら自信満々に演説をするというのはどういう事なのか。
そんな感じの視線が皇子に突き刺さっていた。

『苦節三年、天竺まで赴き寺院を全て探し回りました!そして見つけた最高の鉢がこれです!
なんとこの鉢は某寺院の御神体としてこの間まで祀られていた鉢でありましてそれはもう私確信いたしましたともこれこそが求めて居たブツだと!!
何せ御神体ですからね!神々のご加護によるこの濃厚なブッダパワーがもう手に取るように判るというものじゃあありまs……、
姫?な、何故にその様な冷たい瞳を私にお向けなさるのですか?』

姫はこめかみに浮かぶ青筋を隠す事無くゆっくりと口を開いた。

『全然光ってないじゃない…。てゆーかどう見たってただの貧相な鉢じゃないのコレ!
物理的な後光はおろか、百歩譲って心の中で感じる神々しさすら無いに等しいわよこんなモノ!
大体そもそもお釈迦様は天竺の人間だってのに、御鉢の造詣が和風な訳無いでしょうが!
そこらへんの寺から持ってきたのがモロバレなのに天竺行ったなんて大嘘ついてんじゃないわよ!!』

『いやだって天竺なんて超遠いし…じゃなくって、えーと、ほら、アレですよ、
「姫様の輝かんばかりの美しさの前には仏の御鉢と言えども輝きを失ってしまうのです」
という奴です。と言うか、そういう事にしてくれません?
鉢(恥)をしのんでお願いします!とか言っちゃって今の分かりました?鉢と恥をかけてるの!うひゃひゃひゃhy』

『駄目に決まってんでしょ!帰れ!!』






『山のように求婚者は来たけど、コレが上から三番目にマシな男でした、って言ったら信じる?』

『あははー、そんなのは流石に無いですよね姫…、って、え?本当に?冗談じゃなくて?』

『唯一ちょっとイイかなーって思えた王様は実は女の人だったし』

『え゛っ!?』

『蓋を開けたらほんまもんのガチレズで、引いたわ、正直。』

『なんて言うか…。実は大変だったんですね姫…』

『そーだったのよー(遠い眼)』
意訳が入りまくってますが本当のお話。
姫は、その美貌の割には男運は皆無だったようです。不憫だ。
時代的に帝も女帝だった可能性が有るとか無いとか。

ちなみに妹紅の父親は全力でお宝の偽造に走るも詰めが甘く、思い切りバレたんで行方をくらましました。
最悪ですね。
すまー
コメント



1.喚く狂人削除
ブッダパワー云々のくだりで吹いた。

面白いから、どうせなら五人全部でやってほしかったかも。
2.名前が無い程度の能力削除
駄目っ子な父親だからもこたんも愛しいんじゃないかと。
限度は有るでしょうけれど。
姫さまおいたわしや……。
そーゆー時こそ霖ちゃんの出番だ!
おとなしく姫さまの慰み物になりなさい。
裸割烹着で。
とまぁそんな戯言は置いといて、上の方と同じくブッダパワァにやられましたので五人と育ての親のじーちゃんばーちゃんが見てみたいです。
3.名前が無い程度の能力削除
これはひどいw 史実なあたりが特に。
ところで何故二重カギ括弧?
回想部分だけ二重でうどんげに話す所が普通の括弧なら場面転換が分かりやすくていいと思いますが、そうじゃないみたいだし。