レ「全国のPHU(ぺったんこ、ほそい、うすい)好きの皆のカリスマ、レミリアよ」
フ「………えーと、胸がAAに戻ったフランだよ」
レ「それこそが本来の有るべき姿」
フ「脳がまた壊れてきたお姉様は置いておいて、えーと、キャラの崩壊が激しいよ」
レ「まあ、今更よね」
フ「で、前回暴走しすぎたので今回はマイルドで」
レ「もう何がマイルドなんだか解らないって作者が言ってたわね」
フ「もう末期だね」
レ「でしょうね、では始まり始まり~」
紅魔館で対魔理沙用最終決戦兵器が暴走している頃。
博麗神社では……………
即身仏が二つ出来上がりつつあった。
「……………………」
「霊夢、今日で一週間目だね」
「…………萃香、喋ると無駄に体力を使うわ」
そう言うと霊夢は再び黙って畳みに寝転んだ。
私と霊夢が最後に食べ物を口にしたのは一週間前。
そろそろ飢え死にしそうで小町が手を振っているのが見える。
「…………霊夢はこれでいいの??」
「……まさかこの年で即身仏に成ろうとはね」
もう首を動かす体力も惜しいのか霊夢は此方にすら向いていない。
あぁ、山での生活や、かつての仲間達の顔が浮かんでは消えていく。
私が走馬灯を映画感覚で見ていると、突然空中にスキマが現れた。
「はぁーい、って一週間顔を出さないだけでなんでミイラになりかけてるのよっ」
「あらー美味しそうなホルスタイン………」
どうも霊夢には紫が牛に見えているらしい。
まぁ、あの胸なら仕方が無いだろう。
それに多少お腹も………
「ちょと誰が牛よっ」
「食っちゃ寝の生活しておきながらよくもまぁ」
「何よ、どうせ餓えてるだろうからって差し入れを持ってきたのに」
その言葉を聴いた瞬間霊夢は亜光速の速さで土下座した。
さすが霊夢、食べ物の為ならプライドなんて幾らでも捨てるんだね。
「はぁはぁー紫様ぁ」
「はいはい、ほらコレよ」
そう言って紫が取り出したのはいかにも怪しげな紫色の液体だった。
何所をどう見ても私には即身仏を進行させる薬にしか見えない。
ってか、コレが差し入れ??
「……………ちょっと其処のパパラッチ」
突然霊夢がその怪しげな薬の入ったビンを掴むと、庭の茂みに声を掛けた。
まさか、其処に文でも居るのだろうか??
「いえ、こっちですけど」
天井から顔が出て来た。
おまえは忍者か。
「と、見せかけてっ。この距離貰ったわ」
霊夢は天井から顔を出している文に向けてビンを突き出しながら飛び上がった。
文が回避しようとした時には既に遅く、その口にビンがねじりこまれる。
「うわぁ」
「わくわく」
「紫??」
一体あの薬は何なのだろうか。
少なくともジュースと言われたら信じれない。
この世に有る葡萄ジュースはあんなに怪しいオーラを出さないのだから。
ポンッ
「しゃめいまるー」
「「「!!!!」」」
一瞬紫の煙に包まれたかと思うと、其処にはちっこい天狗の少女が居た。
着ていた服はダボダボでうーとか唸ってる。
まんまちっこい文だ。
「へぇー、こんな効果が有る物を飲ませようとしたのねぇ~」
「霊夢、餓えて死にそうだったのに異常に元気だね」
「紫ぃぃぃ」
「やばっ」
さすがにマズイと感じたのか紫はスキマを展開してその中に逃げ込んだ。
が、相手は霊夢。
閉じるスキマをこじ開けその中に入って行く。
「アンタ厄介事を残して立ち去る気っ」
とか。
「食料ださんかいっ」
だとか。
「幼女と化した射命丸をどうするか考えろっ」
という声は聞かなかった事にしよう。
そしてスキマから出て来た霊夢は爽やかな笑顔で。
逆に紫は衣服はボロボロ、少し涙目だ。
一体スキマの中でどんな乱闘が………
「霊夢は人間じゃないわ、人の皮を被った鬼よっ」
「黙りなさい、そしてコレをどうするか考えなさい」
ねぇ、鬼が突っ込むのを待ってるの??
でも無理だよ、だって私今死にそうなんだもの。
具体的に言えば空腹で。
「しゃめいまるー」
「で、紫はあの薬を紅魔館から持ってきたのね??」
「ええ、なんか内部で揉めてたからその隙に」
「てっきり怪しげな薬は永遠亭の専売特許だと思ってたわ」
「あ、霊夢それ私のっ」
今何をしているかと言えば、私達三人+しゃめいまるで食卓を囲んでいる。
食材とうは紫がスキマから取り出した。
最初枕が出て来た時は呆れたが……。
「かれーかれー」
「ほら口の周りを汚しちゃって」
「霊夢~お母さんみたいよ~」
「………紫、もうワンラウンドイってみる??」
「え、そのゴメンなさい」
なんでか紫は土下座した。
ホントにスキマの中で何が………
「でもカレーに濁り酒ってのも合わないなぁ」
「アンタの伊吹瓢の酒しか飲み物はないのよ、我慢しなさい」
せめて飲み水くらいは置いておこうよ霊夢。
たとえ井戸を引いてなくても、川まで片道五分じゃないか。
「でも紫が料理をするなんて意外ね、明日は豚かしら??」
「霊夢、それは有り得なくね??って事かしら」
「キャラ的に無理があるかと」
「失礼な、藍に料理を教えたのは私なのよ??」
でも豚が降るのは大歓迎だね。
食料、というか生きる力の確保になるし。
「れいむーのどかわいた」
「はいはい、紫スキマ」
「…………」
もはや体の良いパシリとかした紫は黙って川までスキマを繋げた。
あ、目じりに涙が………。
「最強なのに、妖怪なのに」
「幻想郷に常識は通じないのよ」
非常識しか居ないからね。
そして常識の有る者は一箇所に萃まると。具体的には人間の里。
「はい水」
「わーい」
スキマを使って僅か5秒で水を汲んだ霊夢はしゃめいまるにソレを差出し会話の続きへ。
でも紫じゃなくてもお母さんにしか見えない………。
「で、この薬は何時になったら効果が切れるのかしら??」
「さぁー」
「さて、もうワンラウンド、イってみるか」
「や、やめてっ、触らないでっ」
なんかトラウマを刺激されたらしい紫は生娘のように体を抱えて縮こまってしまった。
うーん、意外なキャラが立ってきたなぁ。
「そう、イヤならちゃっちゃと知ってること全部いいなさい」
「いやね、その薬効果もわからず持ってきちゃったから」
「さぁーて始めますか」
いそいそと霊夢は布団を引いている。
レスリングでもするのだろうか??
そして紫はもうガタガタと震えていた。
嘘でもいいから直切れるとでも言えばよかったものを。
「れいむーなにしてるのー」
「私はこれからこの紫おばあちゃんと熱く語るから萃香と外で遊んでてね」
「うおっ、私に子守をしろと」
「ヤレ」
………霊夢、怖い。
そして今。
先ほど霊夢が水を汲んだ川に来ていた。
しゃめいまるは服が無かったので紫が適当に用意した。
もう紫は傍から見ても哀れなくらい震えていた。
でも助けなかった、誰しも自分が一番可愛いのだから。
「わーい」
ばっちゃんばっちゃんと川の中ではしゃぐしゃめいまるはまんま子供。
なんとなーく癒される。
ポンッ
「あや??」
そこにはスッポンポンで川に嵌った文が……。
どうやら薬の効果が切れたようだ。
「いやぁーーーーーー」
まさかのストリップショーに悲鳴を上げながら川に浸かり体を隠そうとしている。
さすがに可哀想なので持ってきていたタオルを投げてやる。
「すみません、情けない所を見せてしまって」
「いやいや、それより着替えは神社に有るけどどうする??」
今頃神社ではレスリングでも行われているのだろう。きっと。
「いや、さすがにタオルだけってのはちょっと」
「うーん、それじゃあ戻るかぁ」
「あぁ、もう、もうらめぇぇぇぇぇ」
………なんだろう、この紫のエロティックな声は。
子供が見てたらどうするんだ。教育上よろしく無さ過ぎるだろ。
「ふふ、萃香達が帰ってきちゃうかもよ」
「いやぁ、やだぁ」
「ふふ、紫ったらホントに可愛いわねぇ」
…………さて、文の服でも萃めるか。
そして終わった頃に帰ってこよう。
それまでは地下にでも潜ってよう、勇儀、元気にしてるかなぁ。
「…………文??」
「あうあうあうあうあうあうあう、なななななな、なんですか不潔ですよ不潔っ」
「いや、どうしたのさ」
「だって同性ですよ同性、そ、そんな……」
「まあ色々な愛の形が有るってことで。この中はイブとイブのエデンと化してるんだよ」
うーん、意外な一面を見たよ。
文は潔癖主義だったのか。
「わ、私は帰りますねー。あ、なるべく子供化した事は内密に………ホントに」
思い出してかなり恥ずかしかったんだな、顔が真っ赤だよ。
さて、文も帰ったし私も行きますかなぁ。
「いらっしゃーい」
「駆け付け一杯」
「まいどー」
「萃香今日は随分と荒れてるねぇ」
「そりゃぁねえ、店主串焼き持ってきてー」
「はぁーい」
結局の所紫が帰ったのはほんの数分前。
どんだけ元気なんだよって突っ込みたいが、突っ込めない。
まあそれで勇儀を引っ張ってきて屋台で酒を飲んでるんだけどさぁ。
「そういえば伊吹瓢は??」
「あ、神社に置きっぱなしだ」
まいいや、酒はあるし。
今日はもう帰れそうにないなぁ。
「ま、何があったかは知らないけどトコトン付き合うよ」
「当然ワリカンね」
「ちょ、そこは奢る所だろっ」
「ゴメン、私の財布の中はもう素っ寒貧」
「……………あれ、なんだか涙が」
「勇儀も大変だねぇ」
「いや、私より萃香、アンタの方が……」
「あはははははははっ、ここの支払どうしようかなぁっ」
「もう何も言うな萃香、私が、私が奢るからっ」
「あはははははっ」
「これってもしかして朝帰り??ようやく萃香にも春が来たのかしら??」
とは幻想郷レズ推奨委員会NO,3の博麗霊夢の言葉である。
ちなみにNO,1たる会長はアリスでNO,2の副会長は小悪魔であり。
そして、萃香の為に弁護するならば、ただただ飲み明かしただけで、今も飲んでいるだけである。
「ちん、もうお酒ないよ………」
「「もっと酒をよこせっ」」
かつての中間達
霊夢何しとるwww
>濃すぎる紅魔館の出番は格段に減ります
そのせいで今回濃すぎる博麗神社の出番になったんですね、わかります。
>でも助けなかた
「っ」が抜けてますね。無くてもいいのかもしれないけど(ぇー
相変らず過激やないっすかwwww
1>
修正しました。感謝。
2>
霊「性欲をもてあます」
3>
脱字修正しました。感謝。
紫「私のこの扱いはなに??」
4>
紫「あの子が異常なだけよっ、私がおかしい訳じゃないわっ」
早「ちょっとお話があります、ね、紫さん」
紫「え!?」
5>
アルェー、自分だとこれがミルク+砂糖のコーヒー並みにマイルドなのに………
『博麗、貴女は限界(ゆかれいむというお約束)を超えてしまったのね……だったら孕(すす)みなさい!徹底的にね!!』みたいな。
分かって貰えなかったらごめんなさい。
まぁそれはさておき、貴方にはいくら感謝しても足りません。
取り敢えずあややんはにとりんに介抱して貰ってると良いよ。
妖怪の山はにとりんの嫁しか居ないからね!(ごめんね脳が腐敗しててごめんね)