多少壊れてます。
「ねぇ咲夜、あなた美鈴の部屋に……その……夜這いに行ってるって本当なのかしら?」
午後のティータイム中、紅魔館の主であるレミリアは、そばに控えている瀟洒なメイドに問いかけた。
今日館内を散歩している時に妖精メイド達が噂話をしているのを聞いてしまったのだ。
「お嬢様、一体誰がそんな事を?」
「今日、妖精メイド達が噂しているのを小耳に挟んだのよ」
「全く心外ですわ……」
「そうよね。……もちろん、私はあなたを信用していたわよ?ただ、そんな噂話を……」
「10年近くも美鈴と一緒に寝ているのに、今頃になって何を言ってるのかしら、あの子達は」
「え?」
「普通『そろそろ結婚かしら』とかにならないのかしら。ねぇ、お嬢様?」
「知らないわよ!っていうか、10年近くも一緒に寝ているの?!」
「ええ、紅魔館に来てお嬢様にお仕えする様になって、2ヶ月目位からずっと」
「どういう事よ!聞いてないわよ!むしろ、私も誘いなさいよ!」
慌ててしまっている所為か、本音がダダ漏れになっているレミリア。
咲夜はため息をひとつ吐くと真剣な表情でレミリアを見つめた。
その表情にレミリアも落ち着きを取り戻す。
「お嬢様。実は私、紅魔館で働く事になってからすぐに体調を崩してしまったのです」
「そうなの?」
「ええ、俗に言う「不眠症」という物でしたわ。なれない仕事で極度に疲れているのに眠れない。
最初は環境が変わった所為で神経が高ぶっているのかと思い、色々試して見ましたわ。例えば、
寝る前に軽いストレッチをしてみたり、こっそりと人里で睡眠薬を購入してみたり」
「それで?」
「ですが、一向に症状は改善されませんでした。そこで、当時私の教育係であった美鈴に相談したんです」
「で、美鈴は何て言ったの?」
「ええ、『良かったら私の部屋で一緒に寝ませんか?』って」
「何でよ!何でそうなるのよ!!」
「……お嬢様、ここ紅魔館は外観はもとより、廊下、果ては部屋の中に至るまで全て赤いですわね?」
「『赤(レッド)』ではないわ『真紅(スカーレット)』よ。高貴たる吸血鬼、不死王(ノスフェラトゥ)
たる私に相応しい色だわ」
「『カラーセラピー』という概念をご存知でしょうか、お嬢様?」
「からーせらぴー?」
「ええ、現在の多くはラッキーカラー等の「おまじない」に近いものが多いのですが、起源は19世紀
だと言われています。当時はオカルトチックな物でしたが、それから研究が進められ、色彩が人体の
健康に及ぼす心理的影響を科学的な見地から評価されました」
「それで?」
「例えばイエローは幸せを感じさせ、ブルーは心を落ち着かせる効果があるとされています。そして、
レッド……失礼、スカーレットは気分を高揚させる効果があるとされています」
「ふむふむ」
「お嬢様や妖精メイド達は、身体・精神共に強靭なせいか、あまり感じられない様でしたが、人間である
私には『神経の昂ぶりに拠る不眠症』という障害が起きてしまったのです」
「なるほど。それでね……」
「お判りいただけましたか?」
美鈴の部屋(正確には小屋だが)は、緊急事態に備えて館の中ではなく、中庭に程近いところにある。
「出来るだけ門に近い所を」と言う美鈴の希望によって、特別にあつらえたのだ。
レミリアも何度か訪れた事があるが、非常に美鈴らしい木造の落ち着いた雰囲気の小屋である。
質素という言葉がしっくりとくる内装であったが、所々に置かれた内装が寂しさを感じさせず、かと言って
華美に成り過ぎない様に配置されているのは、美鈴のセンスの良さを感じさせる。
たしかに、あの部屋ならば人間は落ち着いて眠れるだろう。
「もしかして、カラーセラピーというのは……」
「ええ、お恥ずかしながら美鈴の受け売りです」
「でも、私に相談してくれれば部屋の改装を許可したのに」
「当時、私はまだ子供でしたから、中々気軽にお嬢様に相談する……と言う訳にはいきませんでした。
今はこの紅魔館の調和の取れた『紅』を私の一存で改装する訳にはいかないと思っております。
また、お嬢様に用意していただいたあの部屋は、私にとってかけがえの無い思い出でございます。
現在、美鈴の部屋で寝ているとはいえ、あの部屋も執務室として使用していますし、やはり、あのままで
あって欲しいと思います」
レミリアの脳裏に浮かぶのは、咲夜を自分のメイドにすると決めた日。住む部屋位は必要だろうと自分の
寝室の程近くの部屋を咲夜用に用意した。
「ここが今日からあなたの部屋よ」
そう言って咲夜を部屋に案内した時、あまりの部屋の広さに目を白黒させていたっけ。
レミリアは咲夜に微笑みかける。
「ふふっ、そう言ってもらえると悪い気はしないわね」
そう言ってから目の前のカップに口をつける。話し込んでしまった所為で紅茶は冷めてしまっていた筈だが
口を付けてみると新しい紅茶の熱さが程よく染み渡る。
この瀟洒な従者がそばにいる限り、紅茶が冷めてしまっている事などありえなかった。
ゆっくりと紅茶を口に含み、香りを堪能する。
存分に紅茶を堪能した所で、レミリアは咲夜に問いかけた。
「……で、本当のところは?」
「美鈴のおっぱい枕サイコー!!!イィィィヤッホウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
「やっぱりそうじゃない!何でよ!私も誘いなさいよ!!私も美鈴のおっぱい枕で寝たいのよ!!」
「断固拒否いたしますわ、お嬢様」
「何故?何故なのよぉぉ!!私の白いシャツも今は(鼻血で)鮮やかなスカーレットなのよぉぉぉ!!」
「美鈴のおっぱいは私の物。私のおっぱいは美鈴の物なのです」
「あなたは美鈴に渡す程おっぱい無いじゃないのよ!」
「ええ!!そうですとも!!私のは小さいですよ!!だから、大きくする為に美鈴に揉んでくれと言っても!
大きく!美鈴の様に大きく!!私の夢を!希望を!未来を!!揉んでくれといっても!!
やさしく!強く!!激しく!!情熱的に揉んでくれと言っても揉みゃあしない!!美鈴何故なのぉ!」
「知るか!!」
「だから私は決めたんです!美鈴が揉んでくれないのなら私がっ!やさしく!強く!!激しく!!情熱的に
美鈴の胸をもみ続けると!!!」
「何でじゃぁぁぁぁ!!」
「愛……そう!愛ゆえに!!」
「意味が解らんわ!とりあえず、私も今日から美鈴の部屋で寝るからね!美鈴の上でおっぱい枕を堪能しながら
甘美な夢に溺れるのよ!!」
そう叫ぶレミリアを咲夜は『まるで判ってない』とばかりに冷ややかな視線を送る。
「な……何よ。その『まるで判ってない』って目は?」
「えぇ、まるで判っておられませんわ。確かに美鈴の上に乗り、あの豊かな双丘に包まれて眠る……
それは至上の快感でしょう。私もそう思っていた時期がありました……
しかし!!それは至上ではあっても究極ではないのです!!」
「な・何ですって!!」
「美鈴のおっぱいについては、ジオンではそれなりに研究が進んでいるようですが、私の10年にも及ぶ
研究の結果、究極のポジショニングは上ではなく横!!『美鈴の腕枕』なのです!!」
どど~ん!!咲夜の後ろに波しぶきが見えた気がした。
「くっ!!しかし、咲夜は『美鈴のおっぱい枕最高!』と言ったじゃない!それでは『美鈴の腕枕最高!』
じゃないの?!」
「甘い!甘過ぎますわ!お嬢様。美鈴に腕枕をしてもらい、ふと横を向いた時に頬に当たる柔らかな感触!
確かに美鈴の上ならば100%のおっぱいを堪能できるでしょう!しかし、あの!自身が横向きの体勢
で頬に微かに触れる「ふにっ」とも「ふにょん」とも言えぬ絶妙の肌触り!加えて言うなら、美鈴の
豊かな双丘の向こうに見える凛々しい、そして美しい美鈴の寝顔を堪能しつつ、寝返りを装いさりげなく
胸やふとももを堪能できる究極の姿勢!まさに「アルティメットスタイル」なのです!!!!」
ガーン!!
レミリアは、まるでガード不可攻撃を喰らったかの様に器用に椅子の上でたたらを踏む。
「く!さすがは咲夜ね。紅魔館が誇る「おっぱいマイスター」は伊達ではないわ。
この前窓から「私がおっぱいだ!」って叫んでいたみたいだけど、その実力なら肯けるわ」
「お褒めに預かり光栄で御座いますわ」
それは褒め言葉なのか?という突っ込みは無しという事で。
「……咲夜、確かに私の考えが甘かった事は認めるわ。しかし!咲夜の理論ならば美鈴の腕は2本ある!
私も一緒に寝ることが出来るはずよ!!」
「……さすがはお嬢様。気が付かれていましたか」
(気付かないと思っていたのかしら?)
「仕方がありません。しかし、美鈴の左腕で眠るのは譲れませんが、宜しいですか?」
「別に構わないけど、何か理由でもあるの?」
咲夜は少し頬を染めると
「……美鈴の心音を聞きながらでないと、良く眠れないのです……」
そう言って微笑った。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
「……なるほど、事情は判りました。私は構いませんが」
ここは紅魔館の中庭にある美鈴の私室である。今夜からレミリアも一緒に眠る事になった訳を
説明していたのだ。……もちろん、カラーセラピーのくだりまでしか話してないが。
「少し狭いのは許して下さいね」
聖母の様な微笑みを浮かべ布団の用意をする美鈴。
「とりあえず、私は美鈴の右、咲夜は左で寝るけど良いかしら?」
「構いませんよ」
「じゃあ、フランはめーりんの上で寝る!!」
「フラン(妹様)!!!!」
皆が入り口の方を見ると、寝巻き姿のフランドールが立っていた。
「おねーさま!私も一緒に寝て良いでしょ?」
「えぇ、勿論よフラン。……美鈴、構わないかしら」
「勿論ですとも」
こうして、この夜から美鈴の布団で4人で眠る事になった。
それはごくありふれた紅魔館の幸せな日常。
追記:妖精達の「咲夜が美鈴の部屋に夜這いをしている」という噂は、
後日「毎夜、美鈴は咲夜・レミリア・フランドールと4(ピー)」という噂になるのだが
それは別の話。
「ねぇ咲夜、あなた美鈴の部屋に……その……夜這いに行ってるって本当なのかしら?」
午後のティータイム中、紅魔館の主であるレミリアは、そばに控えている瀟洒なメイドに問いかけた。
今日館内を散歩している時に妖精メイド達が噂話をしているのを聞いてしまったのだ。
「お嬢様、一体誰がそんな事を?」
「今日、妖精メイド達が噂しているのを小耳に挟んだのよ」
「全く心外ですわ……」
「そうよね。……もちろん、私はあなたを信用していたわよ?ただ、そんな噂話を……」
「10年近くも美鈴と一緒に寝ているのに、今頃になって何を言ってるのかしら、あの子達は」
「え?」
「普通『そろそろ結婚かしら』とかにならないのかしら。ねぇ、お嬢様?」
「知らないわよ!っていうか、10年近くも一緒に寝ているの?!」
「ええ、紅魔館に来てお嬢様にお仕えする様になって、2ヶ月目位からずっと」
「どういう事よ!聞いてないわよ!むしろ、私も誘いなさいよ!」
慌ててしまっている所為か、本音がダダ漏れになっているレミリア。
咲夜はため息をひとつ吐くと真剣な表情でレミリアを見つめた。
その表情にレミリアも落ち着きを取り戻す。
「お嬢様。実は私、紅魔館で働く事になってからすぐに体調を崩してしまったのです」
「そうなの?」
「ええ、俗に言う「不眠症」という物でしたわ。なれない仕事で極度に疲れているのに眠れない。
最初は環境が変わった所為で神経が高ぶっているのかと思い、色々試して見ましたわ。例えば、
寝る前に軽いストレッチをしてみたり、こっそりと人里で睡眠薬を購入してみたり」
「それで?」
「ですが、一向に症状は改善されませんでした。そこで、当時私の教育係であった美鈴に相談したんです」
「で、美鈴は何て言ったの?」
「ええ、『良かったら私の部屋で一緒に寝ませんか?』って」
「何でよ!何でそうなるのよ!!」
「……お嬢様、ここ紅魔館は外観はもとより、廊下、果ては部屋の中に至るまで全て赤いですわね?」
「『赤(レッド)』ではないわ『真紅(スカーレット)』よ。高貴たる吸血鬼、不死王(ノスフェラトゥ)
たる私に相応しい色だわ」
「『カラーセラピー』という概念をご存知でしょうか、お嬢様?」
「からーせらぴー?」
「ええ、現在の多くはラッキーカラー等の「おまじない」に近いものが多いのですが、起源は19世紀
だと言われています。当時はオカルトチックな物でしたが、それから研究が進められ、色彩が人体の
健康に及ぼす心理的影響を科学的な見地から評価されました」
「それで?」
「例えばイエローは幸せを感じさせ、ブルーは心を落ち着かせる効果があるとされています。そして、
レッド……失礼、スカーレットは気分を高揚させる効果があるとされています」
「ふむふむ」
「お嬢様や妖精メイド達は、身体・精神共に強靭なせいか、あまり感じられない様でしたが、人間である
私には『神経の昂ぶりに拠る不眠症』という障害が起きてしまったのです」
「なるほど。それでね……」
「お判りいただけましたか?」
美鈴の部屋(正確には小屋だが)は、緊急事態に備えて館の中ではなく、中庭に程近いところにある。
「出来るだけ門に近い所を」と言う美鈴の希望によって、特別にあつらえたのだ。
レミリアも何度か訪れた事があるが、非常に美鈴らしい木造の落ち着いた雰囲気の小屋である。
質素という言葉がしっくりとくる内装であったが、所々に置かれた内装が寂しさを感じさせず、かと言って
華美に成り過ぎない様に配置されているのは、美鈴のセンスの良さを感じさせる。
たしかに、あの部屋ならば人間は落ち着いて眠れるだろう。
「もしかして、カラーセラピーというのは……」
「ええ、お恥ずかしながら美鈴の受け売りです」
「でも、私に相談してくれれば部屋の改装を許可したのに」
「当時、私はまだ子供でしたから、中々気軽にお嬢様に相談する……と言う訳にはいきませんでした。
今はこの紅魔館の調和の取れた『紅』を私の一存で改装する訳にはいかないと思っております。
また、お嬢様に用意していただいたあの部屋は、私にとってかけがえの無い思い出でございます。
現在、美鈴の部屋で寝ているとはいえ、あの部屋も執務室として使用していますし、やはり、あのままで
あって欲しいと思います」
レミリアの脳裏に浮かぶのは、咲夜を自分のメイドにすると決めた日。住む部屋位は必要だろうと自分の
寝室の程近くの部屋を咲夜用に用意した。
「ここが今日からあなたの部屋よ」
そう言って咲夜を部屋に案内した時、あまりの部屋の広さに目を白黒させていたっけ。
レミリアは咲夜に微笑みかける。
「ふふっ、そう言ってもらえると悪い気はしないわね」
そう言ってから目の前のカップに口をつける。話し込んでしまった所為で紅茶は冷めてしまっていた筈だが
口を付けてみると新しい紅茶の熱さが程よく染み渡る。
この瀟洒な従者がそばにいる限り、紅茶が冷めてしまっている事などありえなかった。
ゆっくりと紅茶を口に含み、香りを堪能する。
存分に紅茶を堪能した所で、レミリアは咲夜に問いかけた。
「……で、本当のところは?」
「美鈴のおっぱい枕サイコー!!!イィィィヤッホウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
「やっぱりそうじゃない!何でよ!私も誘いなさいよ!!私も美鈴のおっぱい枕で寝たいのよ!!」
「断固拒否いたしますわ、お嬢様」
「何故?何故なのよぉぉ!!私の白いシャツも今は(鼻血で)鮮やかなスカーレットなのよぉぉぉ!!」
「美鈴のおっぱいは私の物。私のおっぱいは美鈴の物なのです」
「あなたは美鈴に渡す程おっぱい無いじゃないのよ!」
「ええ!!そうですとも!!私のは小さいですよ!!だから、大きくする為に美鈴に揉んでくれと言っても!
大きく!美鈴の様に大きく!!私の夢を!希望を!未来を!!揉んでくれといっても!!
やさしく!強く!!激しく!!情熱的に揉んでくれと言っても揉みゃあしない!!美鈴何故なのぉ!」
「知るか!!」
「だから私は決めたんです!美鈴が揉んでくれないのなら私がっ!やさしく!強く!!激しく!!情熱的に
美鈴の胸をもみ続けると!!!」
「何でじゃぁぁぁぁ!!」
「愛……そう!愛ゆえに!!」
「意味が解らんわ!とりあえず、私も今日から美鈴の部屋で寝るからね!美鈴の上でおっぱい枕を堪能しながら
甘美な夢に溺れるのよ!!」
そう叫ぶレミリアを咲夜は『まるで判ってない』とばかりに冷ややかな視線を送る。
「な……何よ。その『まるで判ってない』って目は?」
「えぇ、まるで判っておられませんわ。確かに美鈴の上に乗り、あの豊かな双丘に包まれて眠る……
それは至上の快感でしょう。私もそう思っていた時期がありました……
しかし!!それは至上ではあっても究極ではないのです!!」
「な・何ですって!!」
「美鈴のおっぱいについては、ジオンではそれなりに研究が進んでいるようですが、私の10年にも及ぶ
研究の結果、究極のポジショニングは上ではなく横!!『美鈴の腕枕』なのです!!」
どど~ん!!咲夜の後ろに波しぶきが見えた気がした。
「くっ!!しかし、咲夜は『美鈴のおっぱい枕最高!』と言ったじゃない!それでは『美鈴の腕枕最高!』
じゃないの?!」
「甘い!甘過ぎますわ!お嬢様。美鈴に腕枕をしてもらい、ふと横を向いた時に頬に当たる柔らかな感触!
確かに美鈴の上ならば100%のおっぱいを堪能できるでしょう!しかし、あの!自身が横向きの体勢
で頬に微かに触れる「ふにっ」とも「ふにょん」とも言えぬ絶妙の肌触り!加えて言うなら、美鈴の
豊かな双丘の向こうに見える凛々しい、そして美しい美鈴の寝顔を堪能しつつ、寝返りを装いさりげなく
胸やふとももを堪能できる究極の姿勢!まさに「アルティメットスタイル」なのです!!!!」
ガーン!!
レミリアは、まるでガード不可攻撃を喰らったかの様に器用に椅子の上でたたらを踏む。
「く!さすがは咲夜ね。紅魔館が誇る「おっぱいマイスター」は伊達ではないわ。
この前窓から「私がおっぱいだ!」って叫んでいたみたいだけど、その実力なら肯けるわ」
「お褒めに預かり光栄で御座いますわ」
それは褒め言葉なのか?という突っ込みは無しという事で。
「……咲夜、確かに私の考えが甘かった事は認めるわ。しかし!咲夜の理論ならば美鈴の腕は2本ある!
私も一緒に寝ることが出来るはずよ!!」
「……さすがはお嬢様。気が付かれていましたか」
(気付かないと思っていたのかしら?)
「仕方がありません。しかし、美鈴の左腕で眠るのは譲れませんが、宜しいですか?」
「別に構わないけど、何か理由でもあるの?」
咲夜は少し頬を染めると
「……美鈴の心音を聞きながらでないと、良く眠れないのです……」
そう言って微笑った。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
「……なるほど、事情は判りました。私は構いませんが」
ここは紅魔館の中庭にある美鈴の私室である。今夜からレミリアも一緒に眠る事になった訳を
説明していたのだ。……もちろん、カラーセラピーのくだりまでしか話してないが。
「少し狭いのは許して下さいね」
聖母の様な微笑みを浮かべ布団の用意をする美鈴。
「とりあえず、私は美鈴の右、咲夜は左で寝るけど良いかしら?」
「構いませんよ」
「じゃあ、フランはめーりんの上で寝る!!」
「フラン(妹様)!!!!」
皆が入り口の方を見ると、寝巻き姿のフランドールが立っていた。
「おねーさま!私も一緒に寝て良いでしょ?」
「えぇ、勿論よフラン。……美鈴、構わないかしら」
「勿論ですとも」
こうして、この夜から美鈴の布団で4人で眠る事になった。
それはごくありふれた紅魔館の幸せな日常。
追記:妖精達の「咲夜が美鈴の部屋に夜這いをしている」という噂は、
後日「毎夜、美鈴は咲夜・レミリア・フランドールと4(ピー)」という噂になるのだが
それは別の話。
だが、ここであえて新しい『美鈴抱き枕』を提唱してみる
変態という名の淑女だ!
映姫様の説教意味ねー!?
隠れてねぇwwww隠れてるけど結果的に隠れてねぇwww
CV石田彰で脳内再生されました、本当にありがとうございます
多少壊れてるってレベルじゃねーぞ!!!wwww
>「私がおっぱいだ」
俺もおっぱいだ
関智一で再生されたwwww
しかしこの紅魔館、(ダメな意味で)ノリノリである。
あ ん た は 右 代 宮 戦 人 か !
>イィィィヤッホウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
エ○フェニックスですね?わかります。
>>脇役 様
そ・その抱き枕はどこに行けば買えるのでしょう?10個程注文したいのですが。
>>2様
それでも咲夜さんは止まらない・止められない
>>3様
そう、紅魔館には淑女が揃っているのです。
>>4様
いえ、映姫様の説教が変態紅魔館を書く勇気のない自分の背中を押してくれました。
>>喚く狂人様
心の眼で見れば……
>>Unknown様
私の頭の中の妄想は、もっと壊れています。
>>7様
ようこそ、紅魔館へw
>>転寝様
美鈴は皆に愛されているのです。肉欲的な意味で
>>9様
月(ルナ)が咲夜さんを狂わせたのです。あと、俺もおっぱいだ。
>>名前を表示しない程度の能力様
紅魔館は(ダメな意味で)ノリノリでイケイケです。常に。
>>K-999様
いえいえ、咲夜さんは美鈴一筋です。私の脳内では。
>>12様
この話では、レミリアは星屑(美鈴)に手が届いたというハッピーエンドです。
>>13様
待て、それは咲夜さんの罠だ。(AA略
俺たちがおっぱいだ
何だいこの一体感。
美鈴は乳、腕、尻枕を商売にすると儲りそうですね。
『疲れた九尾や半人半霊、狂気の兎に絶大な人気!あの上白沢も認めた!「これは良いモノだ」紅美鈴のドキドキ枕サービス!一時間5千から!~紅魔館御断り~』
まぁ妄想力が無いのでこんな感じに。
上の方々は皆センスがあって羨ましいぜ。
むしろ足したら最強の安眠が得られるんじゃね?w
そしてサンホラネタを食い込んでくるとは・・・・しかもわかってる人がほかにもけっこういたしww
これはすれ違う(紅魔館の)乙女たち誰もが振り返るでしょうねぇw
ジオンは何を研究してるんだよww
何にその研究結果を搭載する気だww
アッガイか?アッガイなのか?w
この言葉で全てぶっ飛んだwwwwwwwwwwwwwwww
>>15様
むしろ、全員おっぱいだ。
>>16様
>一時間5千から!
オークション形式なんですね!締め切り5分前とかはデッドヒートなんですね!わかります。
>>てるる様
ジオンは美鈴のおっぱいを『黄金率』とし個人別にベストな「おっぱい枕」をタイプ別に開発する研究機関を
創設。『乳タイプ研究所』と呼称された。後の『ムラサメ研』である。
>>時空や空間を翔る程度の能力様
「このレミリア・スカーレットは何でもお見通しよ!!」
>>卯月由羽様
咲夜「かかりましたね!!」
彼女のシエスタは誰も邪魔をしてはいけない。
DMCのダンテ(声:ルーベン・ラングダン)が叫んでる。