美「こんにちわ、紅魔館の門番兼庭師の紅美鈴です」
小「図書館の歩くエロ単語帳こと小悪魔です」
美「というかそのあだ名クラスに一人は居そうですよね」
小「はっはっはっ、私のそういう知識を舐めてもらっては困りますね」
美「何かあるんですか??」
小「エロい内容の広○苑が出来ます」
美「凄いんだか、凄くないんだか………」
小「さて、今回の作品ですが、連載になります」
美「前作、というか全ての作品の続編です」
小「せめて筋肉革命を見てない人は先に見ることをお勧めします」
美「まぁたぶん大丈夫でしょうけど」
小「ところで私と美鈴さんの出番はコレだけなんですけど………」
美「えぇ!!」
その日、咲夜の様子がおかしかった。
何かと挙動が不審な上、セリフの語尾も僅かに上ずっている。
そして極めつけに――――――
「お嬢様ぁ、後生ですから血を少しだけ、本当に少しだけ分けてください」
よりにもよって吸血鬼に血を請っていた。
もはや訳が解らない。
「お嬢様、本当に、本当にお願いします。血を下さったらおやつはお嬢様の好きな物を作りますから」
む、むぐぅ、なんて魅力的な誘惑なの!?
だ、ダメだわ、プリン食べたさに咲夜のナイフで肌に傷をつけそう……
あ、やっちゃった。
「あっっっっっりがっとーーーーございましたーーーーー」
瞬く間に咲夜は私の肌に滲んだ血をスポイドで回収すると、廊下の果てへ消えていった。
一体どうしたのだろうか??
「ところで、私のおやつは??」
答が帰ってくるわけもなく、虚しく誰も居ない廊下に吸い込まれて消えて行った。
「やったわ、最難関だった吸血鬼の血は確保完了。
後はこの怪しいすぎるキノコと気色悪いエメラルドグリーンな蜥蜴と、無意味に牙の長い妖虎の牙。
ハクタクの角、カエルのエキス、そして魔法使いの魔力を吸いまくった紫の髪。
これらをじっくりゆっくり混ぜて、混ぜて」
咲夜におやつの催促をすべく咲夜の自室に向かっていたのだが、私はコンマ一秒で後悔した。
なんだろう、この部屋から漂う瘴気のようなオーラは。
というか紫色の気体が部屋からあふれ出している。
「うわっ、気持ち悪っ」
じっとりネットリと纏わり付くような空気がイヤになり、私は逃げ出した。
こんなに険悪感を抱くのはフランを汚らわしい目で見る男ぐらいねっ。
「出来た、出来たわ、これでウフフフフフフフフフフ」
「や、ヤバイわ、何がヤバイのかよく解らないけど、凄くヤバイわ」
具体的に言うなら脱いだら凄い小悪魔が脱いじゃってネチョ指定されるぐらいヤバイ。
そりゃあ削除物さ、18歳未満はお帰りくださいなシロモノなんだからって私は何を言っているのだろう。
「もう私ってば天才ね」
咲夜、一体何があったの??
でも深くは追求しないわ、だって、だって。
ここは紅魔館なんだものっ。
「はぁはぁ、なんだか自分で自分の首を絞めた気がするわ」
さて、いい感じに壊れた咲夜をどうしようか??
大分部屋から離れたが、今からでもまだ間に合いそうな気がする。
「でもまぁ、近づきたくないのも事実よねぇ」
咲夜の部屋から聞こえた不気味な声もそうだが、あの廊下に充満していた毒物バリバリな空気がイヤだ。
いくら死なないからってアレはいやだ、それに部屋から聞こえた咲夜の声によると蜥蜴を入れてるそうじゃないか。
私、蜥蜴嫌いなんだ。
無意味に光ってたりして。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ」
私が蜥蜴を想像して吐き気を催していると、無意味にHIな咲夜が全力疾走してきた。
そしてそのまま地下室の倉庫目掛けて走って行った。
紫の空気を振り撒きながら。
「もうなんなのよコレ」
体に異常は見られないから毒ではないみたいだ。
「お、おねえさまぁーーーーー」
「どうしたの私の愛しいフラン、好きよ」
「そ、それどころじゃないよっ、咲夜の振り撒いてた紫の空気を吸ったら、そ、その………」
「どうしたの??」
「む、胸が………」
「??」
「………怒らない??」
「フラン、これだけは言っておくわ。私がフランを怒るなんて生涯にかけて無いわね」
「……お姉様レベルにまで縮んじゃった………」
…
……
………
………………それってどういう事??
「あ、あんまり見ないでね」
そういってフランは普段着をゆっくりと脱いで行く。
私はもう大・興・奮だ。
「ほ、ほら」
そこには(詳しく描写するとR指定なレミリア思考の為、省略)なフランの(小悪魔マジックッ)がっ!!
いやぁー、フランも私と同じダブルAになったのねー。
こう言うとガンダ○っぽくなるわぁ。
「うんうん、それがフランの有るべき姿よね」
「うぅー、で、でも他の妖精メイド達にも同じ症状が出てるよ??」
「マヂで??」
まあ考えれる原因は一つ、というか一人しか居ない。
どう考えても異常にHIだった咲夜だ。
というかぶっちゃけ咲夜以外に考えられない。犯人的に。
「とりあえず咲夜の部屋を調べましょ、何か残ってるわよ」
「そうだね、あんまり行きたくないけど」
それは私も同じよ。
でも行かなきゃダメなのよねぇ。
そこは夢の島でした。
「お、お姉様ぁ~」
既にフランはベソをかいている、萌え。
さて、萌え萌えなフランをおかずにするのは決定として、適当に漁るか。
「くっさーい、何よこの液体」
「うわっ、私の盗撮写真だ……」
「なんですって、没収ねっ」
「……お姉様??」
はっ、そうね、今は冷静に写真をパクルことじゃなくて咲夜の作ってた物を調べるのが先よね。
うーん、中央の巨大な壷に入っている紫の液体は何かはわからないし……。
「お姉様、この本は??」
「図書館の本かしら??タイトルは
『全世界のPHU(ぺったんこ、ほそい、うすい)をこよなく愛する人へ。禁断のツルペタ薬の作り方』
……………………………………パチェ、なんでも仕入れたら良いって物じゃないわよ」
「えーと、禁断の幼女化薬の作り方、人面キノコ、エメラルドな蜥蜴、牙の長い虎の牙、ハクタクの角、カエルのエキス、吸血鬼の血、魔法使いの髪だって」
「それで私の血を欲しがったのねっ」
なんてこと、もしこの薬が幻想郷にばら撒かれたら皆がツルペタすとーんな幼女になってしまうわ。
まさに咲夜の、咲夜による、咲夜の為の世界っ。
咲夜その道は修羅の道よっ。
「そういえばお姉様、咲夜地下室に向かったよね??」
「…………………」
地下室、そこには紅魔館が『白夜館』だった頃。
お父様の趣味とお母様の趣味で集められた変態的な道具から外界の日曜道具まで幅広く放置してある。
さらに言えば、使い道の無くなった物も置いてあるのだ。
「しまった、アレを使うつもりなのねっ」
「アレは対魔理沙用に作った物だから……」
「ええ、マスタースパークにだって耐えれる対魔法装甲や通常弾幕じゃ歯が立たないくらいの装甲を持っているわ」
あれはまだ魔理沙が紅魔館の門を吹き飛ばしていた頃の事。
いい加減に美鈴以下門番隊の治療費、門の修理費が馬鹿にならなくなってきたので作った一品だ。
外界で建造された物を完璧に模造した決戦兵器。
しかし、完成したは良いが魔理沙はマチョリーに押し倒された挙句に色々失って引き篭もってしまった。
そして等々日の目を拝むことは無かった。
「アレなら幻想郷中に薬がばら撒けるわっ」
「もう大分時間が立ってるよっ」
「くっ、間に合うかしらっ」
地下室に辿り着くと、既にソレは起動していた。
対弾幕少女用決戦兵器、メタ○ギアREX(真紅な紅魔仕様、通常の三倍の出力です)。
脱出装置なんて大層な物は付いていない未完成機体だ。
が、既に主武装は完成しており、私の予想が正しければ右肩のレールガンの弾の中身は薬だ。
「咲夜っ、降りてきなさいっ」
「そうだよっ、そんな事して何になるのっ」
私達の声に反応したREXはスピーカーを通じて返事をしてきた。
そして、その声はバリバリ咲夜だった。
『お嬢様、妹様、私は真理を得たのです。私以外を貧乳にしてしまえば私一人だけが巨乳になれると』
なんて、なんて痛い。
もはや中学生の妄想以上に痛々しい。
そこまで追い詰められていたのだろうか??
『散々やれPADだ、やれ貧乳だとネタにされ、私は疲れたのです』
「咲夜、意味が分からないわ」
『しかし、それも今日まで。幻想郷の全ての巨乳は今日を境に幼女となるのです。
そして私は新世界の神となるっ』
「もうやめてっ、咲夜。それじゃあただのアホだよっ」
「そうよっ、これ以上紅魔館の顔に泥を塗りたくらないで頂戴」
『いいえ、もう止められません。既に砲弾には薬をコレでもかと詰めてあります』
くっ、これ以上幼女キャラは要らないって言うのにっ。
新キャラも出てきて色々インフレしてきたのに余計な事をっ。
『これを幻想郷の中心に打ち込めば某スキマや、某亡霊や、某花の妖怪、某死神、某薬師、某半獣、そして美鈴をぺたんこに出来るんですっ』
もはや血反吐を吐いてそうな叫びだった。
哀れすぎて涙もでない、この騒ぎが終わったら絶対減給してやる。
そして咲夜、アナタの言う某薬師だけど私の予想がただしければ巨乳のままよ………。
あのエベレストは其処に存在しつづけるわ。
アナタの大雪山では太刀打ちできないわ。
悲しいけど、サイズ差がでか過ぎるのよね。
『お嬢様も本当は望んでいる筈です、幻想郷が幼女で溢れる事を』
「馬鹿ね咲夜、私はフランを愛しているの。他の幼女に興味はないわ」
「お姉様………嬉しいけど寝言は寝て言ってね??」
「あぁーー、フランの絶対零度の視線が痛いっ」
『………わかりました、どうしても止めるというのならコレを破壊してください』
REXを??無茶言わないでよ。
パチェと小悪魔が面白がって貴重なレアメタルをふんだんに装甲に使ってる所為でフランの弾幕だって弾くのよ??
それにグングニルだって対魔法装甲によってただの槍にされるから効果なし。
事実上最強兵器をどうやって黙らせるのよ。
挙句の果てに紅魔館の年間予算の三十パーセントの予算をつぎ込んでるのよ、ソレ。
「お姉様っ、確か小悪魔が弱点として酸素供給ホースを露出させてたわ」
「そうだったわね、確か顎の下っ」
この時だけ小悪魔に感謝ね。
REXはコックピットが完全に密閉される為、酸素を外部から供給しなければ数分で酸欠になってしまう。
本来なら弱点のレーダー部を破壊すればいいのだが、パチェのアンポンタンがその部分を撤去。
そしてレーダーの類は全て本体の装甲の内側に存在している。
「フラン、一気に決めるわよっ」
「スターボウブレイクッ」
「不夜城レッドッ」
『ザ・ワールド。時よ止まれ』
有ろうことか咲夜は時を止めてREXを空に飛び上がらせていた。
卑怯だぞ、その能力を使うなんてっ。
『貰いましたっ、必殺マジックミサイルッ』
「クッ、まるで(こぁー)なミサイルをっ」
「イマイチシリアスに決まらないのはお姉さまの言動の所為だったんだねっ」
地下室を吹き飛ばしまくるマジックミサイルを掠り点を稼ぎながら避けていた。
くそっ、この隣の部屋をなんだと思ってるんだ。
隣は原発なんだぞ、もし炉心が吹き飛んだら紅魔館を閉鎖しないとダメじゃないか。
『今よっ、今こそ決めるのよっ』
REXの顎の下に取り付けられたステキなレーザー砲。
威力は楽に地上まで貫く程度の威力は有る。
その先端は迷わず私に向いた。
「ちょ、咲夜落ち着きなさい」
『いいえお嬢様、私は凄く冷静です。冷静に、確実にお嬢様を打ち抜く事しか考えてませんから』
「全然落ち着いてないっ」
マズイ、マズイわ。
あんなのを受けたら死んでしまうっ。
『お嬢様、また会いましょう』
あ、撃ちやがった。
チクショウ、こんな事で、こんな事でぇ。
~~~回想~~~
「お姉様、フランお姉様と結婚するのー」
「えへへ、おねーさまぁー」
「お姉様、フランの初めて、貰ってくれる??」
「お姉様、いいえレミリア。愛してる」
~~~回想(妄想)終了~~~
あぁ、途端に全てが遅く見えるわ。
華麗にレーザーを避けると、フランが目に入った。
フラン、弾幕を必死で放つアナタもステキよ。愛してる。
「お姉様っ、援護してっ」
フランが振り向いた瞬間。
スカートの中の理想郷が見え、その先に肌色の丘の桜の木。
私は答えを得た。
「大丈夫よフラン、答えは得たわ」
マチョリーと決着をつけた時以来のフルパワー。
迸るこの力。
今の私の弾幕は誰にも止められないっ。
「紅色の幻想郷っ、次にアナタは「そんな馬鹿なっ」と言うわ」
「…………………」
『そ、そんな馬鹿なっ』
なんだかフランから軽蔑の眼差しを受けているような気もするが、きっと気のせいだろう。
それに私の弾幕を受けたREXはボロボロだし。
プシャーと言う音を立てながら開いたコックピットの中には咳き込む咲夜。
大方煙でも吸い込んだのだろう。
「あ、あのですね、ほんの出来心と言いますか、そのですね」
「咲夜、もういいの」
「え??」
「アナタの遺言はもう良いわ」
うふふ、今夜は寝れそうにないわねぇーーーーー。
Sの血が騒ぐわーーー(フランのみM化)
「フラン、もっと石を抱かせなさい」
「はーい、一気に三個追加ね」
「あぁー、足が、足がぁー」
「大丈夫よ咲夜、パチェの作った試作三号型エリクサーがあるわ、もっとも副作用が恐ろしくて試験すらされてないけどね」
それを聞いた咲夜の顔はサッと青ざめた。
うふふ、これ実はただの絵の具を混ぜた水なんだけど………
もっと虐めるか。
なんというか咲夜の表情が中々そそる。
私、才能があるかもしれない。
「アッーーーーーーー」
「うわぁ、お姉様なんだかえっちぃよう」
「大丈夫よ、セリフだけなんだから。まだまだGOGO」
「こ、これ以上はマズイんじゃ………」
「ええいじれったいわね、もう一気にズブッと行きなさいズブッと」
「そ、そこはらめぇーーーー」
小「図書館の歩くエロ単語帳こと小悪魔です」
美「というかそのあだ名クラスに一人は居そうですよね」
小「はっはっはっ、私のそういう知識を舐めてもらっては困りますね」
美「何かあるんですか??」
小「エロい内容の広○苑が出来ます」
美「凄いんだか、凄くないんだか………」
小「さて、今回の作品ですが、連載になります」
美「前作、というか全ての作品の続編です」
小「せめて筋肉革命を見てない人は先に見ることをお勧めします」
美「まぁたぶん大丈夫でしょうけど」
小「ところで私と美鈴さんの出番はコレだけなんですけど………」
美「えぇ!!」
その日、咲夜の様子がおかしかった。
何かと挙動が不審な上、セリフの語尾も僅かに上ずっている。
そして極めつけに――――――
「お嬢様ぁ、後生ですから血を少しだけ、本当に少しだけ分けてください」
よりにもよって吸血鬼に血を請っていた。
もはや訳が解らない。
「お嬢様、本当に、本当にお願いします。血を下さったらおやつはお嬢様の好きな物を作りますから」
む、むぐぅ、なんて魅力的な誘惑なの!?
だ、ダメだわ、プリン食べたさに咲夜のナイフで肌に傷をつけそう……
あ、やっちゃった。
「あっっっっっりがっとーーーーございましたーーーーー」
瞬く間に咲夜は私の肌に滲んだ血をスポイドで回収すると、廊下の果てへ消えていった。
一体どうしたのだろうか??
「ところで、私のおやつは??」
答が帰ってくるわけもなく、虚しく誰も居ない廊下に吸い込まれて消えて行った。
「やったわ、最難関だった吸血鬼の血は確保完了。
後はこの怪しいすぎるキノコと気色悪いエメラルドグリーンな蜥蜴と、無意味に牙の長い妖虎の牙。
ハクタクの角、カエルのエキス、そして魔法使いの魔力を吸いまくった紫の髪。
これらをじっくりゆっくり混ぜて、混ぜて」
咲夜におやつの催促をすべく咲夜の自室に向かっていたのだが、私はコンマ一秒で後悔した。
なんだろう、この部屋から漂う瘴気のようなオーラは。
というか紫色の気体が部屋からあふれ出している。
「うわっ、気持ち悪っ」
じっとりネットリと纏わり付くような空気がイヤになり、私は逃げ出した。
こんなに険悪感を抱くのはフランを汚らわしい目で見る男ぐらいねっ。
「出来た、出来たわ、これでウフフフフフフフフフフ」
「や、ヤバイわ、何がヤバイのかよく解らないけど、凄くヤバイわ」
具体的に言うなら脱いだら凄い小悪魔が脱いじゃってネチョ指定されるぐらいヤバイ。
そりゃあ削除物さ、18歳未満はお帰りくださいなシロモノなんだからって私は何を言っているのだろう。
「もう私ってば天才ね」
咲夜、一体何があったの??
でも深くは追求しないわ、だって、だって。
ここは紅魔館なんだものっ。
「はぁはぁ、なんだか自分で自分の首を絞めた気がするわ」
さて、いい感じに壊れた咲夜をどうしようか??
大分部屋から離れたが、今からでもまだ間に合いそうな気がする。
「でもまぁ、近づきたくないのも事実よねぇ」
咲夜の部屋から聞こえた不気味な声もそうだが、あの廊下に充満していた毒物バリバリな空気がイヤだ。
いくら死なないからってアレはいやだ、それに部屋から聞こえた咲夜の声によると蜥蜴を入れてるそうじゃないか。
私、蜥蜴嫌いなんだ。
無意味に光ってたりして。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハッ」
私が蜥蜴を想像して吐き気を催していると、無意味にHIな咲夜が全力疾走してきた。
そしてそのまま地下室の倉庫目掛けて走って行った。
紫の空気を振り撒きながら。
「もうなんなのよコレ」
体に異常は見られないから毒ではないみたいだ。
「お、おねえさまぁーーーーー」
「どうしたの私の愛しいフラン、好きよ」
「そ、それどころじゃないよっ、咲夜の振り撒いてた紫の空気を吸ったら、そ、その………」
「どうしたの??」
「む、胸が………」
「??」
「………怒らない??」
「フラン、これだけは言っておくわ。私がフランを怒るなんて生涯にかけて無いわね」
「……お姉様レベルにまで縮んじゃった………」
…
……
………
………………それってどういう事??
「あ、あんまり見ないでね」
そういってフランは普段着をゆっくりと脱いで行く。
私はもう大・興・奮だ。
「ほ、ほら」
そこには(詳しく描写するとR指定なレミリア思考の為、省略)なフランの(小悪魔マジックッ)がっ!!
いやぁー、フランも私と同じダブルAになったのねー。
こう言うとガンダ○っぽくなるわぁ。
「うんうん、それがフランの有るべき姿よね」
「うぅー、で、でも他の妖精メイド達にも同じ症状が出てるよ??」
「マヂで??」
まあ考えれる原因は一つ、というか一人しか居ない。
どう考えても異常にHIだった咲夜だ。
というかぶっちゃけ咲夜以外に考えられない。犯人的に。
「とりあえず咲夜の部屋を調べましょ、何か残ってるわよ」
「そうだね、あんまり行きたくないけど」
それは私も同じよ。
でも行かなきゃダメなのよねぇ。
そこは夢の島でした。
「お、お姉様ぁ~」
既にフランはベソをかいている、萌え。
さて、萌え萌えなフランをおかずにするのは決定として、適当に漁るか。
「くっさーい、何よこの液体」
「うわっ、私の盗撮写真だ……」
「なんですって、没収ねっ」
「……お姉様??」
はっ、そうね、今は冷静に写真をパクルことじゃなくて咲夜の作ってた物を調べるのが先よね。
うーん、中央の巨大な壷に入っている紫の液体は何かはわからないし……。
「お姉様、この本は??」
「図書館の本かしら??タイトルは
『全世界のPHU(ぺったんこ、ほそい、うすい)をこよなく愛する人へ。禁断のツルペタ薬の作り方』
……………………………………パチェ、なんでも仕入れたら良いって物じゃないわよ」
「えーと、禁断の幼女化薬の作り方、人面キノコ、エメラルドな蜥蜴、牙の長い虎の牙、ハクタクの角、カエルのエキス、吸血鬼の血、魔法使いの髪だって」
「それで私の血を欲しがったのねっ」
なんてこと、もしこの薬が幻想郷にばら撒かれたら皆がツルペタすとーんな幼女になってしまうわ。
まさに咲夜の、咲夜による、咲夜の為の世界っ。
咲夜その道は修羅の道よっ。
「そういえばお姉様、咲夜地下室に向かったよね??」
「…………………」
地下室、そこには紅魔館が『白夜館』だった頃。
お父様の趣味とお母様の趣味で集められた変態的な道具から外界の日曜道具まで幅広く放置してある。
さらに言えば、使い道の無くなった物も置いてあるのだ。
「しまった、アレを使うつもりなのねっ」
「アレは対魔理沙用に作った物だから……」
「ええ、マスタースパークにだって耐えれる対魔法装甲や通常弾幕じゃ歯が立たないくらいの装甲を持っているわ」
あれはまだ魔理沙が紅魔館の門を吹き飛ばしていた頃の事。
いい加減に美鈴以下門番隊の治療費、門の修理費が馬鹿にならなくなってきたので作った一品だ。
外界で建造された物を完璧に模造した決戦兵器。
しかし、完成したは良いが魔理沙はマチョリーに押し倒された挙句に色々失って引き篭もってしまった。
そして等々日の目を拝むことは無かった。
「アレなら幻想郷中に薬がばら撒けるわっ」
「もう大分時間が立ってるよっ」
「くっ、間に合うかしらっ」
地下室に辿り着くと、既にソレは起動していた。
対弾幕少女用決戦兵器、メタ○ギアREX(真紅な紅魔仕様、通常の三倍の出力です)。
脱出装置なんて大層な物は付いていない未完成機体だ。
が、既に主武装は完成しており、私の予想が正しければ右肩のレールガンの弾の中身は薬だ。
「咲夜っ、降りてきなさいっ」
「そうだよっ、そんな事して何になるのっ」
私達の声に反応したREXはスピーカーを通じて返事をしてきた。
そして、その声はバリバリ咲夜だった。
『お嬢様、妹様、私は真理を得たのです。私以外を貧乳にしてしまえば私一人だけが巨乳になれると』
なんて、なんて痛い。
もはや中学生の妄想以上に痛々しい。
そこまで追い詰められていたのだろうか??
『散々やれPADだ、やれ貧乳だとネタにされ、私は疲れたのです』
「咲夜、意味が分からないわ」
『しかし、それも今日まで。幻想郷の全ての巨乳は今日を境に幼女となるのです。
そして私は新世界の神となるっ』
「もうやめてっ、咲夜。それじゃあただのアホだよっ」
「そうよっ、これ以上紅魔館の顔に泥を塗りたくらないで頂戴」
『いいえ、もう止められません。既に砲弾には薬をコレでもかと詰めてあります』
くっ、これ以上幼女キャラは要らないって言うのにっ。
新キャラも出てきて色々インフレしてきたのに余計な事をっ。
『これを幻想郷の中心に打ち込めば某スキマや、某亡霊や、某花の妖怪、某死神、某薬師、某半獣、そして美鈴をぺたんこに出来るんですっ』
もはや血反吐を吐いてそうな叫びだった。
哀れすぎて涙もでない、この騒ぎが終わったら絶対減給してやる。
そして咲夜、アナタの言う某薬師だけど私の予想がただしければ巨乳のままよ………。
あのエベレストは其処に存在しつづけるわ。
アナタの大雪山では太刀打ちできないわ。
悲しいけど、サイズ差がでか過ぎるのよね。
『お嬢様も本当は望んでいる筈です、幻想郷が幼女で溢れる事を』
「馬鹿ね咲夜、私はフランを愛しているの。他の幼女に興味はないわ」
「お姉様………嬉しいけど寝言は寝て言ってね??」
「あぁーー、フランの絶対零度の視線が痛いっ」
『………わかりました、どうしても止めるというのならコレを破壊してください』
REXを??無茶言わないでよ。
パチェと小悪魔が面白がって貴重なレアメタルをふんだんに装甲に使ってる所為でフランの弾幕だって弾くのよ??
それにグングニルだって対魔法装甲によってただの槍にされるから効果なし。
事実上最強兵器をどうやって黙らせるのよ。
挙句の果てに紅魔館の年間予算の三十パーセントの予算をつぎ込んでるのよ、ソレ。
「お姉様っ、確か小悪魔が弱点として酸素供給ホースを露出させてたわ」
「そうだったわね、確か顎の下っ」
この時だけ小悪魔に感謝ね。
REXはコックピットが完全に密閉される為、酸素を外部から供給しなければ数分で酸欠になってしまう。
本来なら弱点のレーダー部を破壊すればいいのだが、パチェのアンポンタンがその部分を撤去。
そしてレーダーの類は全て本体の装甲の内側に存在している。
「フラン、一気に決めるわよっ」
「スターボウブレイクッ」
「不夜城レッドッ」
『ザ・ワールド。時よ止まれ』
有ろうことか咲夜は時を止めてREXを空に飛び上がらせていた。
卑怯だぞ、その能力を使うなんてっ。
『貰いましたっ、必殺マジックミサイルッ』
「クッ、まるで(こぁー)なミサイルをっ」
「イマイチシリアスに決まらないのはお姉さまの言動の所為だったんだねっ」
地下室を吹き飛ばしまくるマジックミサイルを掠り点を稼ぎながら避けていた。
くそっ、この隣の部屋をなんだと思ってるんだ。
隣は原発なんだぞ、もし炉心が吹き飛んだら紅魔館を閉鎖しないとダメじゃないか。
『今よっ、今こそ決めるのよっ』
REXの顎の下に取り付けられたステキなレーザー砲。
威力は楽に地上まで貫く程度の威力は有る。
その先端は迷わず私に向いた。
「ちょ、咲夜落ち着きなさい」
『いいえお嬢様、私は凄く冷静です。冷静に、確実にお嬢様を打ち抜く事しか考えてませんから』
「全然落ち着いてないっ」
マズイ、マズイわ。
あんなのを受けたら死んでしまうっ。
『お嬢様、また会いましょう』
あ、撃ちやがった。
チクショウ、こんな事で、こんな事でぇ。
~~~回想~~~
「お姉様、フランお姉様と結婚するのー」
「えへへ、おねーさまぁー」
「お姉様、フランの初めて、貰ってくれる??」
「お姉様、いいえレミリア。愛してる」
~~~回想(妄想)終了~~~
あぁ、途端に全てが遅く見えるわ。
華麗にレーザーを避けると、フランが目に入った。
フラン、弾幕を必死で放つアナタもステキよ。愛してる。
「お姉様っ、援護してっ」
フランが振り向いた瞬間。
スカートの中の理想郷が見え、その先に肌色の丘の桜の木。
私は答えを得た。
「大丈夫よフラン、答えは得たわ」
マチョリーと決着をつけた時以来のフルパワー。
迸るこの力。
今の私の弾幕は誰にも止められないっ。
「紅色の幻想郷っ、次にアナタは「そんな馬鹿なっ」と言うわ」
「…………………」
『そ、そんな馬鹿なっ』
なんだかフランから軽蔑の眼差しを受けているような気もするが、きっと気のせいだろう。
それに私の弾幕を受けたREXはボロボロだし。
プシャーと言う音を立てながら開いたコックピットの中には咳き込む咲夜。
大方煙でも吸い込んだのだろう。
「あ、あのですね、ほんの出来心と言いますか、そのですね」
「咲夜、もういいの」
「え??」
「アナタの遺言はもう良いわ」
うふふ、今夜は寝れそうにないわねぇーーーーー。
Sの血が騒ぐわーーー(フランのみM化)
「フラン、もっと石を抱かせなさい」
「はーい、一気に三個追加ね」
「あぁー、足が、足がぁー」
「大丈夫よ咲夜、パチェの作った試作三号型エリクサーがあるわ、もっとも副作用が恐ろしくて試験すらされてないけどね」
それを聞いた咲夜の顔はサッと青ざめた。
うふふ、これ実はただの絵の具を混ぜた水なんだけど………
もっと虐めるか。
なんというか咲夜の表情が中々そそる。
私、才能があるかもしれない。
「アッーーーーーーー」
「うわぁ、お姉様なんだかえっちぃよう」
「大丈夫よ、セリフだけなんだから。まだまだGOGO」
「こ、これ以上はマズイんじゃ………」
「ええいじれったいわね、もう一気にズブッと行きなさいズブッと」
「そ、そこはらめぇーーーー」
続編待ってます。
>某薬師だけど私の予想がただしければ巨乳のままよ
そこんとこ詳しk(天呪「アポロ13」
スゲー!!紅魔館スゲー!!お嬢様ったらさいきょうね!!
1>
今後もカオス一筋精進します。
2>
次は何時になるかなぁ。
3>
某薬師には薬が効かないんですねぇ、これが。
4>
さりげない演出、それが小悪魔マジック。
5>
詳しくは門番日記を見てね。
6>
フランちゃんうふふ
この作品を要約すると、この1行で間に合うwww
言われてみれば、まだ貴公の霊夢を見ていない。
>Sの血が騒ぐわーーー(フランのみM化)
フランM化のMは「Madness(狂気)」のMですねわかります
ごめん。