「ちぇっ……なんだよ香霖の奴……」
魔理沙は、自室のベッドに勢い良く倒れこんだ。
少し埃が舞うのを見て、最近布団を干してない事を思い出した。
いつも通りの香霖との喧嘩(一方的に捲し立てただけだが)。
明日になればいつも通りの関係。
「解っちゃいるけどさ……」
香霖は自分を女としては見てくれてはいない。
出会った時と変わらず、やんちゃな妹分として自分を見ている。
「女の子らしくかぁ……」
首をもたげて自分の胸を見る。なだらかな大草原。確かに「女性」としての魅力は薄い……かもしれない。
しかし、これも後2…いや、3年もあれば藍とは言わないが、咲夜くらいには成長しているハズ。たぶん。
その頃には、自分は女性らしくなっているのだろうか?
「はぁ……」
ため息をつく。妖艶な……とまでは言わないが、いわゆる一般的な「女性らしい」自分と言うものが想像出来ない。
どうすればなれるのかも解らない。
「はぁ……」
再びため息。
もう今日はこのまま寝てしまおうか。そう考えていた時
『女らしくなる方法を教えてあげましょうか?』
何の気配も無かった所から声が聞えた。
「うぉっ!!」
魔理沙があわてて辺りを見渡すと、部屋の中にいきなり空間の亀裂が現れた。
「なんだ紫か。覗き見とは結構な趣味じゃないか」
「なんだとは失礼ねぇ」
クスクスと笑いながら紫がスキマから上半身だけを現す。
「人の部屋にノックもしないで現れるのは、失礼じゃないのか?」
「いいじゃない、何時もの事なんだし。それに、貴女に言われたくは無いわ」
「私はちゃんとノックはしているんだぜ?皆聞えないようだがな」
「聞えないならしていないのと一緒よ」
「……で、女らしくなる方法ってのは何だ?」
魔理沙はベッドから体を起こすと、紫の顔を見つめた。
「あら、興味あるの?」
「正直、興味はある。……だが興味はあるが、1ミリも信用していない」
「信用無いわねぇ」
「だから、まず話だけでも聞いてやる。さっさと話せ」
紫は持っていた扇子で口元を隠すと、薄く笑った……様に見えた。
「実はねぇ、幻想郷には『かわいい少女』は多いけど『妖艶な美女』ってのは少ないじゃない?」
紫の言葉に魔理沙は腕を組んで考える。
……確かに思いつくのは、目の前にいる八雲紫(本人は少女だとのたまっているが)、西行寺幽々子、
八意永琳、八坂神奈子……位か?慧音や美鈴、小町なんかは『妖艶』とは違う気がする。
……って言うか、胸か?胸なのか?胸なんだなコンチクショウ!!
微妙に目に殺気を浮かべた魔理沙を無視して紫は話を続ける。
「それでね、大人の女性になるためのノウハウを学ぶ為の教室を作ったのよ。名づけて『八雲塾』!!」
どど~ん!!と効果音が鳴った気がした。たぶん、気のせいだが。
「ほほう。で、どんな内容なんだ?」
「そうねぇ、例えば、皆で毒薬を飲んで、解毒剤の入った箱の鍵を入れたボールを奪い合ったり、
油の満たされたタライで座禅を組んで、火をつけた蝋燭を立てた小船を浮かべたり……」
「ちょっと待て!『大人の女』関係無いじゃないか!!」
「何を言ってるの?大人の女には忍耐も必要よ?」
「それはそうだが、やり方がおかしいだろっ!!」
「そんな事無いわ。現にこの前『我々を差し置いて淑女(レディ)等とはおこがましい!』って
紅魔館が戦争を仕掛けてきたし。」
「何やってんだ?あいつら……」
「そこで我々「八雲塾」と「紅魔館」で4人づつ代表を出し合い、勝負する事にしたのよ」
「弾幕か?」
「名付けて『八雲大四凶殺』!決戦場所は霊峰妖怪の山よ!」
「何時の間に霊峰になったんだ!?」
「『八雲大四凶殺』では第一凶から第四凶までの闘場で1人づつ戦うの……」
紫、魔理沙を華麗にスルー。この段階で魔理沙はすでにツッコミ疲れてきていた。
「最初の凶では落ちれば骨まで溶けてしまう1000度の硫黄泉に点在する足場で、八雲塾一号生・藍と
紅魔館三面拳・パチュリーが死闘を繰り広げたわ」
「紅魔館三面拳ってなんだ!ってか、アイツ喘息は大丈夫なのか?」
「パチュリーの身軽な体術と素早い足技に、さすがの藍も翻弄されたわ」
魔理沙の脳裏にパチュリーの姿が浮かぶ。
額に『大往生』と書き、なまず髭を生やしたパチュリーが爪先にナイフを仕込んだ靴を履き、器用に
跳ね回る。
『まさかあれは……!!!中国拳法で言う所の「印毘時武瑠振夢雲」!!!!』
『何ぃぃぃ!!知っているのか!!パチュリー!!!!!』
……ヤッベェェェェ!!!色々知っていそうだ!!
頭を抱える魔理沙を無視して、紫は話を続ける。
「最早、満身創痍の藍は己の死を覚悟して渾身の「マッパパンチ」を繰り出したわ……」
「マッパ!?」
「結果は両者死亡による引き分けだった」
「死んだのか!」
「それぞれ残った者は悲しみを堪え第二凶に向かったわ。第二凶は崖に吊られた2本のロープに掴まり
闘うという物だった。八雲塾からは一号生の霊夢が、紅魔館からは三面拳・美鈴が代表として闘ったわ」
「霊夢が?」
「体術に於いては紅魔館三面拳随一と言われる美鈴の前に、拳法の素人の霊夢ではやられるのも時間の
問題だった。でも、美鈴の最後の攻撃をかわした霊夢は、美鈴を道連れに崖下へと落下していった……」
「霊夢飛べるじゃん!飛べない霊夢はただの巫女じゃん!!」
「第二凶も両者死亡による引き分け。続く第三凶では……」
「お願い!スルーしないでっ!!私の精神力はもうゼロだぜ!!!」
でもスルー
「紅魔館三面拳最強と言われる咲夜と、八雲塾一号生・橙が闘ったわ。でも2人も引き分けだった……」
「え?出番カット?」
「詳しく話すと、橙の大放屁を喰らった咲夜が激怒して全身に刺青を……」
「私が悪かった。カットしてくれ、頼む」
マジ泣きする魔理沙
「結局、全ては大将戦に託されたわ。そして最終戦の舞台は山頂の火山の火口に張られた蜘蛛の巣状の
ロープの上だったの」
「妖怪の山は火山じゃないじゃないか!」
「火山よ?しかも現在も活動中。いつ噴火してもおかしくないわ」
「守矢神社にげてぇぇぇ!!!!」
「そして最終決戦で闘ったのは紅魔館総大将・フランドール……」
「レミリアクビ?!!」
「そして、八雲塾一号生筆頭・チルノ!!」
「無理!!絶対無理じゃん!!フランとチルノの殴り合いってセ○ム・シュルトとエ○パー・伊藤くらい
戦力差があるじゃん!!!」
「そう、あまりの戦力差にチルノは直ぐに追い詰められてしまったわ。……でも、その時奇跡が起きたの」
「奇跡だって?」
「チルノの脳裏に聞えるはずの無い声が響いたの。それは、遥か山の麓で重さ300kgもある通称
『あがらずの大塾旗』を掲げ大鐘音エールを送るレミリアの声だったわ……」
「レミリア寝返ってる?!」
「そしてチルノの奇跡の大逆転によって、八雲塾は紅魔館に打ち勝ったのよ!!
今では紅魔館の面々も八雲塾で女を磨いているわ」
「そうか、それは良かったな」
そう言うと、魔理沙はクローゼットから着替えとタオルを取り出すと、部屋から出て行こうとする。
「あら、どこに行くの?」
「風呂にはいって、もう寝る事にするぜ」
そう言って振り返った魔理沙の顔には「いろいろ疲れました」と書いてあった。
「八雲塾には入塾しないの?」
「遠慮しておくぜ。というか、聞くだけ無駄な時間を過ごした」
「あらあら、つれないのねぇ」
「つれなくて結構だぜ。お前らで勝手にやっててくれ。私はもう寝る」
「ねえ、藍や橙はともかく、何故霊夢やレミリア、果ては咲夜まで入塾したのか判る?」
魔理沙の足が止まる。それを見て紫は薄く笑った。
「……今『八雲塾』に入塾すると、特別サービス期間中につき「貧乳と巨乳の境界」を操作して
胸を30%増量中よ」
…
……
………
「押忍!!霧雨魔理沙、八雲塾に入塾希望であります!!共に学ぶ仲間の為!ひいては八雲紫塾長の為
命をかける所存であります!!」
「あなたなら、そう言ってくれると思っていたわ」
「押忍!」
「ならば早速任務を与えるわ。現在、我が『八雲塾』は4年に一度開催される「幻想五輪大武會」に
出場中よ。今は予選トーナメント決勝において「彼岸娜亜羅十六僧」と対戦中だわ。
あなたは一刻も早く霊夢達の助っ人として合流してちょうだい」
そう言うと紫はスキマから一枚の地図を取り出し魔理沙に渡す。
「まかせてくれ!!必ず八雲塾を優勝に導いてやるぜ!!」
その地図を受け取るやいなや、魔理沙はホウキを掴み窓から飛び出す。
そして窓の外でホウキをホバリングさせ、紫に向かって一度ウインクをしてから高速で空に舞い上がった。
飛び立つ魔理沙の起こした風が部屋の窓を閉めた時、そこに紫は既に居なくなっていた。
行け魔理沙!八雲塾を救う為に!
行け魔理沙!女道を究める為に!
気をつけろ魔理沙!紫は胸を30%増量と言ったが、それはバストではなく胸板だ!
魔理沙は、自室のベッドに勢い良く倒れこんだ。
少し埃が舞うのを見て、最近布団を干してない事を思い出した。
いつも通りの香霖との喧嘩(一方的に捲し立てただけだが)。
明日になればいつも通りの関係。
「解っちゃいるけどさ……」
香霖は自分を女としては見てくれてはいない。
出会った時と変わらず、やんちゃな妹分として自分を見ている。
「女の子らしくかぁ……」
首をもたげて自分の胸を見る。なだらかな大草原。確かに「女性」としての魅力は薄い……かもしれない。
しかし、これも後2…いや、3年もあれば藍とは言わないが、咲夜くらいには成長しているハズ。たぶん。
その頃には、自分は女性らしくなっているのだろうか?
「はぁ……」
ため息をつく。妖艶な……とまでは言わないが、いわゆる一般的な「女性らしい」自分と言うものが想像出来ない。
どうすればなれるのかも解らない。
「はぁ……」
再びため息。
もう今日はこのまま寝てしまおうか。そう考えていた時
『女らしくなる方法を教えてあげましょうか?』
何の気配も無かった所から声が聞えた。
「うぉっ!!」
魔理沙があわてて辺りを見渡すと、部屋の中にいきなり空間の亀裂が現れた。
「なんだ紫か。覗き見とは結構な趣味じゃないか」
「なんだとは失礼ねぇ」
クスクスと笑いながら紫がスキマから上半身だけを現す。
「人の部屋にノックもしないで現れるのは、失礼じゃないのか?」
「いいじゃない、何時もの事なんだし。それに、貴女に言われたくは無いわ」
「私はちゃんとノックはしているんだぜ?皆聞えないようだがな」
「聞えないならしていないのと一緒よ」
「……で、女らしくなる方法ってのは何だ?」
魔理沙はベッドから体を起こすと、紫の顔を見つめた。
「あら、興味あるの?」
「正直、興味はある。……だが興味はあるが、1ミリも信用していない」
「信用無いわねぇ」
「だから、まず話だけでも聞いてやる。さっさと話せ」
紫は持っていた扇子で口元を隠すと、薄く笑った……様に見えた。
「実はねぇ、幻想郷には『かわいい少女』は多いけど『妖艶な美女』ってのは少ないじゃない?」
紫の言葉に魔理沙は腕を組んで考える。
……確かに思いつくのは、目の前にいる八雲紫(本人は少女だとのたまっているが)、西行寺幽々子、
八意永琳、八坂神奈子……位か?慧音や美鈴、小町なんかは『妖艶』とは違う気がする。
……って言うか、胸か?胸なのか?胸なんだなコンチクショウ!!
微妙に目に殺気を浮かべた魔理沙を無視して紫は話を続ける。
「それでね、大人の女性になるためのノウハウを学ぶ為の教室を作ったのよ。名づけて『八雲塾』!!」
どど~ん!!と効果音が鳴った気がした。たぶん、気のせいだが。
「ほほう。で、どんな内容なんだ?」
「そうねぇ、例えば、皆で毒薬を飲んで、解毒剤の入った箱の鍵を入れたボールを奪い合ったり、
油の満たされたタライで座禅を組んで、火をつけた蝋燭を立てた小船を浮かべたり……」
「ちょっと待て!『大人の女』関係無いじゃないか!!」
「何を言ってるの?大人の女には忍耐も必要よ?」
「それはそうだが、やり方がおかしいだろっ!!」
「そんな事無いわ。現にこの前『我々を差し置いて淑女(レディ)等とはおこがましい!』って
紅魔館が戦争を仕掛けてきたし。」
「何やってんだ?あいつら……」
「そこで我々「八雲塾」と「紅魔館」で4人づつ代表を出し合い、勝負する事にしたのよ」
「弾幕か?」
「名付けて『八雲大四凶殺』!決戦場所は霊峰妖怪の山よ!」
「何時の間に霊峰になったんだ!?」
「『八雲大四凶殺』では第一凶から第四凶までの闘場で1人づつ戦うの……」
紫、魔理沙を華麗にスルー。この段階で魔理沙はすでにツッコミ疲れてきていた。
「最初の凶では落ちれば骨まで溶けてしまう1000度の硫黄泉に点在する足場で、八雲塾一号生・藍と
紅魔館三面拳・パチュリーが死闘を繰り広げたわ」
「紅魔館三面拳ってなんだ!ってか、アイツ喘息は大丈夫なのか?」
「パチュリーの身軽な体術と素早い足技に、さすがの藍も翻弄されたわ」
魔理沙の脳裏にパチュリーの姿が浮かぶ。
額に『大往生』と書き、なまず髭を生やしたパチュリーが爪先にナイフを仕込んだ靴を履き、器用に
跳ね回る。
『まさかあれは……!!!中国拳法で言う所の「印毘時武瑠振夢雲」!!!!』
『何ぃぃぃ!!知っているのか!!パチュリー!!!!!』
……ヤッベェェェェ!!!色々知っていそうだ!!
頭を抱える魔理沙を無視して、紫は話を続ける。
「最早、満身創痍の藍は己の死を覚悟して渾身の「マッパパンチ」を繰り出したわ……」
「マッパ!?」
「結果は両者死亡による引き分けだった」
「死んだのか!」
「それぞれ残った者は悲しみを堪え第二凶に向かったわ。第二凶は崖に吊られた2本のロープに掴まり
闘うという物だった。八雲塾からは一号生の霊夢が、紅魔館からは三面拳・美鈴が代表として闘ったわ」
「霊夢が?」
「体術に於いては紅魔館三面拳随一と言われる美鈴の前に、拳法の素人の霊夢ではやられるのも時間の
問題だった。でも、美鈴の最後の攻撃をかわした霊夢は、美鈴を道連れに崖下へと落下していった……」
「霊夢飛べるじゃん!飛べない霊夢はただの巫女じゃん!!」
「第二凶も両者死亡による引き分け。続く第三凶では……」
「お願い!スルーしないでっ!!私の精神力はもうゼロだぜ!!!」
でもスルー
「紅魔館三面拳最強と言われる咲夜と、八雲塾一号生・橙が闘ったわ。でも2人も引き分けだった……」
「え?出番カット?」
「詳しく話すと、橙の大放屁を喰らった咲夜が激怒して全身に刺青を……」
「私が悪かった。カットしてくれ、頼む」
マジ泣きする魔理沙
「結局、全ては大将戦に託されたわ。そして最終戦の舞台は山頂の火山の火口に張られた蜘蛛の巣状の
ロープの上だったの」
「妖怪の山は火山じゃないじゃないか!」
「火山よ?しかも現在も活動中。いつ噴火してもおかしくないわ」
「守矢神社にげてぇぇぇ!!!!」
「そして最終決戦で闘ったのは紅魔館総大将・フランドール……」
「レミリアクビ?!!」
「そして、八雲塾一号生筆頭・チルノ!!」
「無理!!絶対無理じゃん!!フランとチルノの殴り合いってセ○ム・シュルトとエ○パー・伊藤くらい
戦力差があるじゃん!!!」
「そう、あまりの戦力差にチルノは直ぐに追い詰められてしまったわ。……でも、その時奇跡が起きたの」
「奇跡だって?」
「チルノの脳裏に聞えるはずの無い声が響いたの。それは、遥か山の麓で重さ300kgもある通称
『あがらずの大塾旗』を掲げ大鐘音エールを送るレミリアの声だったわ……」
「レミリア寝返ってる?!」
「そしてチルノの奇跡の大逆転によって、八雲塾は紅魔館に打ち勝ったのよ!!
今では紅魔館の面々も八雲塾で女を磨いているわ」
「そうか、それは良かったな」
そう言うと、魔理沙はクローゼットから着替えとタオルを取り出すと、部屋から出て行こうとする。
「あら、どこに行くの?」
「風呂にはいって、もう寝る事にするぜ」
そう言って振り返った魔理沙の顔には「いろいろ疲れました」と書いてあった。
「八雲塾には入塾しないの?」
「遠慮しておくぜ。というか、聞くだけ無駄な時間を過ごした」
「あらあら、つれないのねぇ」
「つれなくて結構だぜ。お前らで勝手にやっててくれ。私はもう寝る」
「ねえ、藍や橙はともかく、何故霊夢やレミリア、果ては咲夜まで入塾したのか判る?」
魔理沙の足が止まる。それを見て紫は薄く笑った。
「……今『八雲塾』に入塾すると、特別サービス期間中につき「貧乳と巨乳の境界」を操作して
胸を30%増量中よ」
…
……
………
「押忍!!霧雨魔理沙、八雲塾に入塾希望であります!!共に学ぶ仲間の為!ひいては八雲紫塾長の為
命をかける所存であります!!」
「あなたなら、そう言ってくれると思っていたわ」
「押忍!」
「ならば早速任務を与えるわ。現在、我が『八雲塾』は4年に一度開催される「幻想五輪大武會」に
出場中よ。今は予選トーナメント決勝において「彼岸娜亜羅十六僧」と対戦中だわ。
あなたは一刻も早く霊夢達の助っ人として合流してちょうだい」
そう言うと紫はスキマから一枚の地図を取り出し魔理沙に渡す。
「まかせてくれ!!必ず八雲塾を優勝に導いてやるぜ!!」
その地図を受け取るやいなや、魔理沙はホウキを掴み窓から飛び出す。
そして窓の外でホウキをホバリングさせ、紫に向かって一度ウインクをしてから高速で空に舞い上がった。
飛び立つ魔理沙の起こした風が部屋の窓を閉めた時、そこに紫は既に居なくなっていた。
行け魔理沙!八雲塾を救う為に!
行け魔理沙!女道を究める為に!
気をつけろ魔理沙!紫は胸を30%増量と言ったが、それはバストではなく胸板だ!
私のライバルと勝手に任命する!
よって私も貴方に脇役の知っている奥義『雛賓気津苦』を決める事にする
この技は、拳の一点と足先の一点、この二点に力を籠める事から
『二点道』と呼ばれ、始めに習得した蹴り技の名手『魔李雄』が名づけた
極めた者は、自分の頭上にある岩を拳で砕き
その足で地面の岩を破壊する事ができたとされる
後に、これを知ったゲームの会社がそれにあやかり『任天堂』になったのは有名な話である
「どきっ!ゲーム会社の名前の由来」より…
そして最後の一行にやられましたw
でも塾長は叫ばないと!!!
紫は褌一丁で宇宙空間泳げるのか?w
魔理沙のツッコミに3回は笑わせてもらいましたwww
飛べない霊夢はただの巫女は名言にニンテン出来るww
セ○ムとエ○パー伊藤ってwwwww
>>脇役様
スゲェ!スゲェよ任天堂!
あと、個人的に脇役様の1ファンと致しまして、ライバル認定は光栄の至りです。
>>欠片の屑 様
しまったぁぁ!忘れてたぁ!と言う訳で今此処で。
「私が八雲塾塾長 八雲紫である!!!!!!!!」ばばん!
>> Unknown様
不覚にも褌一丁の紫を想像してときめいてしまいましたw
今回魔理沙はツッコミ頑張ったと思います。
>>喚く狂人様
そのネタの為に、今回橙がひどい役回りにw
書いてた途中は「大威震八連制覇」ネタでした。
でも、辺りを暗闇にして見えないブーメランを投げるルーミアとか、
大妖精邪鬼とか、思いとどまって良かった……
確かに!!!wwwww余計なことまで知っていそうだ!!
乙女な魔理沙ウギギ。
>>6様
ヴアル図書館には民明書房の本があると信じています。
>>後藤様
魔理沙は幻想郷で1・2を争う乙女だと思うのですよ。
次があればぜひ読ませていただきたく!!!!!!
妖怪の山は何回役割チェンジするか楽しみだわwwwwwwwwwwwwww