「ちょっと、藍、これを見なさいな」
「紫様、今度は何ですか?」
「『冥界レイディオ』よ」
「見た目は普通のラジオにしか見えませんが?」
「違うわよ、藍。ラジオじゃなくてレイディオよ」
「発音の問題じゃないですか」
「それでね、このレイディオは、今の冥界で行われている会話を聞くことができるのよ」
「紫様、それはただの盗聴です」
「いいからいいから。じゃあ、スイッチをつけてみるわね」
プチ
ガーガー
---冥界レイディオ-------------------------------------------
『さあ、妖夢、早くして』
『そんなこと言ったって、ゆゆ様、無理ですよ』
『じゃあ私がやっちゃうわよ?』
『ど、どうぞ、ってちょっと待ってください!』
『あら、どうしたの?』
『そこ触っちゃダメです!』
『もう、妖夢ったら、怖いの?可愛いわねぇ』
『べ、別に怖いってわけでは』
『あらぁ、じゃあ別にいいじゃない。妖夢の臆病虫』
『って、だからダメー!むやみにあちこち突っつかないでー!』
『うるさいわね。こういうのは時に、大胆さも大切なのよ』
『ゆゆ様は大胆すぎるんです!って、だからその場所は触らないでください!』
『いやいや妖夢、私はやるわよ。やるって言ったらやる女よ』
『ダメダメ、そこは絶対ダメ!あ、あーッ、あ────────ッ!!』
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プチ
「紫様、このラジオだかレイディオだか知りませんが、捨てましょう。橙の教育によくありません」
「よむ×ゆゆ、いいわぁ、可愛いわぁ(鼻血どくどく)」
「もう駄目だこの主人。橙を連れて、新しい主人でも探すとするか」
~そのころの冥界では~
「ゆゆ様はやり方が荒いんですよ。大胆すぎるんですよ。だから倒れるんです」
「妖夢みたいに慎重すぎるのも私はどうかと思うわ」
「バランスという物があるんですよ。あそこでアレを抜いたら倒れるに決まってるじゃないですか」
「そんなものなのかしら」
「庭師はバランス感覚も大切なんです。私だって日々鍛えているんですから」
そう言いながら、冥界の庭師と姫は仲良く、散乱したジェ○ガを片付けていたという。
って、あなた剣術使いでしょうがw
常識的に考えてに代わる言葉を友達と考えた結果がこれだよ!!
蜘蛛の卵でも駆除してるのかと思ったらジェンガでしたかww