「お嬢様。」
「何かしら? 咲夜。」
「昨晩夢を見ました。」
「へぇ、どんな?」
「私が紅魔館を出て行こうとする夢です。」
「内容を聞かせてくれるかしら。」
「はい、私が出て行こうとすると、お嬢様が慌てて引き留めるのです。」
「それで?」
「よほど慌てておられたのか、[咲夜! おつちくのよ! おつちいて!]、とおっしゃっていました。」
「ふんふん、それで?」
「それはそれは可愛らしかったです、先ずお嬢様を落ち着かせてから私の意志が固い事をお話し申し上げましたわ。」
「それで?どうなったの?」
「お嬢様は泣きながら私に縋り付き、行かないで~ 行かないで~と言われておりました。」
「そう、それから?」
「以上です、そこで目が覚めました。」
「そう、でも何故夢の話を私にしたの?」
「ええ、夢の中の私に縋り付くお嬢様にお会いしたくなり、紅魔館を去ろうと思いまして。」
「却下」
「では一昨日の夢では?」
「どんなの?」
「スキマとの賭勝負に負けてメイドに身を窶したお嬢様が、私をお姉様と呼ぶようになるまでの甘~い感動巨編ですわ。」
「却下ね。」
「それならば先一昨日の夢は?」
「一応言ってみなさい。」
「悪の組織に捕まり、あられもない格好にされたレミィ。 このまま彼女は敵の幹部に慰みものにされてしまう…その時であった!!…」
「言わせておいて何だけど 却下よ、お前にレミィって呼ばれるのは新鮮だけどね。」
「そうですか…ではではその前の…」
「駄目よ、それも却下…大体咲夜は夢を見過ぎなのよ」
「そうでしょうか? 夢を見るというのは素晴らしい事ですわ」
「何事も過ぎれば毒になるわよ?」
「毒など怖くありませんわ。お嬢様のご寵愛が受けられなくなる事に比べれば。」
「駄目だこりゃ…誰か~ この子を永遠亭に連れて行って頂戴。」
「そんな事しなくても大丈夫よ」
「あら、霊夢…久し振りじゃない。元気だった?」
「挨拶は後でもいいわ、今はこの状況の打破が先決よ。」
「具体的には? どうするの?」
「夢見る少女の目を覚まさせるお呪いよ。」
「おまじない…ねぇ…」
「そう、夢から覚ますには相手にそれが夢だと認識させてあげれば良いの、これはそのお呪い。」
「もう! 勿体ぶらないで教えてよ!」
「だから簡単よ、好きな人に言って貰うのよ。」
「[起きなさい]ってね。」
「おはようございます、お嬢様。」
「おはよう、咲夜。今日は変な夢を見たわ。」
「左様でございますか、是非お聞きしたいのですが。」
「どうしたの?」
「霊夢が来ております、夢のお話は紅茶を飲みながらと言うのは如何でしょう?」
「いいわね、任せるわ。」
「では、準備させて頂きます。」
「おはよう、霊夢。」
「起きたのね、レミリア。」
「ええ、起きたわ。」
「そう…良かったわね。」
「そうそう、私変な夢を見たのよ。」
「へぇ、どんな?」
「それはね…」
めーりんがフランのお母さんなら、レミィのお母さんもめーりん?(マジにとらえるなよ・・・)
それとも
レミ「今まで黙ってたけど・・・フランと私は腹違いなの・・・」
フラン「めーりんおかーさん!おとーさんはだーれ?」
「ふむ…美鈴が私の母様か…悪くないわね…」
「お嬢様…僭越ながらこの咲夜が母上様…と言うのは…お嫌ですか?」
「甘いわね…どちらかと言うと私がお前の母じゃないかしら?」
「!!…お嬢様…」
「あらあら…泣いてしまうなんて困った娘ね。 さあ、いらっしゃい。」
「…お母様っ!!」
「甘えん坊さんね、咲夜は。」
「はい!! 咲夜は!咲夜はっ! ああ…お母様…!」
「ねぇ、小悪魔、私も夢を見たわ…」
「どんな夢ですか?」
「貴女が悪魔になって私を殺す夢よ。」
「パチュリー様、もう一度その夢を見ていただけますか?」
「何を言い出すのよ…」
「私…そいつを倒します! どれだけ時が掛かっても、何回蘇っても! 絶対! 絶対倒します!」
「馬鹿…ねぇ…それは…貴女の…事じゃ…ない…」
「パチュリー様…苦しい…ですぅ…」
ええ、レス返しですよ?いや本当に。
早く続きを書く作業に戻るんだ!
紅魔館のお母さん紅美鈴で一本みてみたいかも
>>喚く狂人様
お読み頂き有り難うございます。
時々塩かジェロキアを摂取して下さい、味が引き立ちます。
>>4様
お読み頂き有り難うございます。
申し訳ありません! 何故かここの本文が迷子になったので捜索中です!
>>5様
お読み頂き有り難うございます。
さて…それでは!!
しばらくお待ち下さい。
何て素晴らしい夢でしょ~。
お読み頂き有り難うございます。
恐らく一番素晴らしい夢を見させて頂いてるのは私ですね。
ほんぶ~んとあとがきに~とっどまらず~
コメら~んにとう~ぶん~まっきっちらっす~
めいり~んちょ~っとだきしめて~
おじょうさま~ぴーまんのこしちゃ「めっ」~
ときには~えっちなかぜもふく~
ちょっぴりハァハァしちゃうひも~だけど~(んん)だけど~
しょうしゃ~なあなたは~
しょうしゃ~なあなたは~
こあく~ま~さ~ん♪
パ&フラ「私達は!?」
ざんねん、ようりょうがたりなかった!
お目汚し失礼致します。
因みに元は「サザエさんのED」です。
>>謳魚様
「と、いう訳であぶれたわ妹様」
「ん~、パチュリーは……頭がいい近所のお姉さん!」
「お勉強でも教えれば良いのかしら?」
「絵本を読んでもらうの!」
「……ま、いいけど」
「じゃあ、これ読んで!」「巧く載せられた気がするわ」
あぶれさせてはいけませぬ……