Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

G

2008/09/10 23:55:55
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 私が昼寝をするのはいつも決まって白玉楼の庭園隅っこ、桜の木の根元でございます。
私はどうにも情報不足なのですが、同じく情報に精通しているとは思えない同僚(友人やら仲間ではないような気がして、同僚という言葉が一番しっくり来ます)が申しますにはもう秋なのだということでした。

 そこで、昨日昼寝につく前、空を見上げたところ雲が大分高くなっているのに気付きました。
季節というのはありがたいもので、霊となったこの身にも感じられます。

 私は霊の中でも内気な方でして、同僚達がしているように幽々子様や妖夢様にまとわりついて遊ぶことが出来ません。
しかし、二人とも近くを通る際にはちゃんと声をかけて構ってくださいます。

 



 今朝のことでした。私ともう一人の同僚(前述した情報に疎そうな彼です)が並んで日光浴を楽しんでおりましたところ、妖夢様が私達に手招きし、「付いて来る」ように促したのでございます。

 何事かと思い妖夢様の部屋まで付いて行きましたところ、妖夢様は「これから頼み事をするが、お前達は他言しないでくれるか」とおっしゃいました。
 造作も無いことでございます。私と同僚が頷きますと妖夢様は私達の頭を撫でてくださいました。
 もちろん妖夢様には半霊がいらっしゃる訳でございまして何かを頼む際には彼を使えばいいわけなのですが、そうしなかったということは何か理由があるのだろうな、と思いました。

 

 

 妖夢様は水を持って来ると、それを私達の口に含むように促されました。

 皆様はご存じないでしょうが、私達幽霊の頭にあたる所のやや下には口があります。
私達の体は薄い膜のようなものでして中は空洞になっているわけですが、口から摂取することによりましてそこに水などを蓄えられるのでございます。口の小さな袋を想像していただいて差し支えありません。尻尾にあたる箇所は中まで身が詰まっているため中空ではございません。
 物を飲み込めないのか気になるかも知れませんが、それは絶対に申し上げられません。秘密です。
下手をすれば、地獄に落とされてしまいます。
 また、目などもちゃんと付いているのですが、その話しはまた別の機会にいたします。

 私と同僚が飽和量まで水を口に含みますと、妖夢様は片手にそれぞれ私達を掴みさわり心地を確かめておりました。
それが終わると、私達は絶対に口を開かないように言われました。そこで、私達は頷きます。

 妖夢様は全身鏡の前に立ちますと、上着とブラウスをまくり上げました。
そして、困惑する私達を抱えると左右、胸の所に押し込みまして上着とブラウスを元に戻されました。
 私は妖夢様のしたいことをようやく理解しました。彼女もまた乙女だったのです。

 尊敬する妖夢様の胸に密着した私は幸せでした。もはや、煩悩はありませんから下品な意味ではございません。精神的に満たされたということです。
 妖夢様は私達の体をぐいぐいと寄せたり上げたりされながら、「素晴らしい、完璧だ」と漏らしました。
 おいたわしや、妖夢様。幽々子様や他の方々に引け目を感じていたのでしょう。幽々子様は美貌もさることながら、体付きも素晴らしいのでございます。





 私が口を固く閉じて、圧迫に耐えている時のことでございました。
 あろうことか、ノックの直後、部屋に幽々子様が入ってきたのでございます。
こうなると、もはやノックはノックの意味を成さない訳でありまして、幽々子様の小さな「あ」という声が聞こえて参りました。
 途端に驚愕のためか、幽々子様の方に向き直ったと思われる妖夢様の手に力が加わり私は服に向かって水を噴き出してしまいました。同僚も少し遅れて水を噴き出しました。

 さて、この時幽々子様の目にどのようなものが映ったかですが、見違える程の大きな胸を抱えた妖夢様が自分の胸を握りしめて、そして、まあ、そこからは私が噴いた水が飛び出しているという大変な光景だったのではないかと思われます。
 さらにこの時、水は、固く閉じられていた口の間から鋭く射出されたため、服などたやすく貫通し一本の長い線を描いたことと思われます。あくまでも想像ですが。
 
 服の中におりましたため、幽々子様の表情は分かりませんでしたが、「ごゆっくりと」という声の後、扉が閉まる音が聞こえました。外へ這い出せば、妖夢様が顔を真っ赤にして泣いております。





 まあ、確かに妖夢様にとっては大変な心の傷が出来たのでしょうし、水を噴き出した私達にも少なからず責任はあったかも知れませんが、こうして同僚と二人して暴行を受けた挙げ句、尻尾を紐でくくられて軒下に吊されているのはどうにも納得がいかないものでございます。同僚は目から涙をこぼしております。
 
 先ほど、幽々子様が私達の所へいらっしゃいまして、「このままではここに居づらいだろうからしばらく仮の住まいを用意してあげましょう」とおっしゃいました。
妖夢様のことを鑑みますに、私達は感謝しつつ好意を受け入れることにしました。
 白玉楼を離れるのは心苦しいものの、しばしの辛抱です。
 幽々子様によりますと、どうやら、私達を引き取ってくれるのは紅魔館の十六夜という方だそうでございます。
ここまで読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。

G(HOST)カップって訳ですよ。皆様。
乙女の悩みです。絶対にからかってはいけない。

背景は緑。

>コメント7
ご明答です。申し訳ありません。確かに全体的にシ×ルイを意識して書きました。
>コメント11
触り心地です。本来はお湯にする予定でしたが、妖夢にとってもぬるま湯を作るよりお手軽であろうと。
yuz
http://bachiatari777.blog64.fc2.com/
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
次はPってわけですね?わかります。
2.名前が無い程度の能力削除
うーん、とってもおいたわしやw
3.喚く狂人削除
妖夢可愛いよ妖夢
4.名前が無い程度の能力削除
おいたわしや
5.名前が無い程度の能力削除
なんともおいたわしやw
6.名前が無い程度の能力削除
悲劇だ
7.名前が無い程度の能力削除
ゆゆ様と牛股師範の顔がダブる。助けてくださいw
8.転寝削除
お気をつけください!十六夜さんは吊るすくらいでは済みませぬ!
9.名前が無い程度の能力削除
こやつら、あの紅魔のメイドの胸板にも収まろうというのか!けしからん!
10.名前が無い程度の能力削除
妖EDの箱庭冥界を先に思い出したので、咲夜さんの胸の方に頭が行かなかったw
11.名前が無い程度の能力削除
水を含む元来の意味って何だったんだろ?
そっち方面だったら牛乳のような・・・
12.名前が無い程度の能力削除
リグルンかと思って読んだ結果がこれだよ!

とりあえず咲夜さんとか終着駅すぎるw 幽霊逃げてー
13.名前が無い程度の能力削除
「素晴らしい、完璧だ」に吹いたw
>同僚も少し遅れて水を噴き出しました。
あと同時に、じゃないのが何ともw
14.名前が無い程度の能力削除
煩悩がなくなったら成仏するんじゃないかな?
煩悩なしと言っていて実は……。
15.蜃気楼削除
幽霊達、さようなら。
死ぬなよ…!あっ、死んでたわ。