あらすじ
ハリソン=フォード
この作品は前作「じょーんず」の続編であると共に、NHK総合TVで放映された国際共同制作アニメ「モンタナ・ジョーンズ」とのクロスオーバーとなっています。
「モンタナ・ジョーンズ」をご覧になったことのない方には理解しづらい内容であることをご理解の上で、お読みになられる方は本編にお進みください。
↓↓ この先 エルドラド ↓↓
「ニトロ博士、事情を説明してもらおうか!」
「きゅ、きゅうり味のビールを飲めばいいよ!!」
どっこいニトリ博士でした。
「うわー!?うわー!?うわー!?」
「ええい、うるさい!大声を出すんじゃあない!」
-モンタナ・ジョーンズと不思議の郷-
かわいい谷かっぱのにとりが、ゼロ卿とばったり出会って、てんてこまいなその頃。
魔理沙はおうちにモンタナたちを招いて、とっても上機嫌でした。
里に下りて日々を過ごしていれば、出会えないような刺激的な出来事。
思わずびっくりしてしまう、不思議で素敵な出会い。
あこがれのアニメスターと一緒にティータイムを楽しむ魔理沙は。
改めて、魔法の森に住むことの面白さを実感します。
「へー。飛行機で追いかけっこをしてたら、雷雲に突っ込んで落っこちたのか」
「それで、気がつけば見知らぬ森の中に不時着してたってわけだ」
「あのときは死ぬかと思ったよ……」
「まあ生きてたからいいじゃねえか、アルフレッド」
「そーそー。いいじゃないか」
命のピンチも軽く笑い飛ばしてしまう金色毛並みの二人にアルフレッドはやれやれと肩をすくめます。
モンタナと魔理沙は初めて会ったばかりなのに、まるで古くからの知り合いのように仲良しでした。
「ところでメリッサは?」
「メリッサなら不時着した近くの骨董屋で買い物してるよ」
「ああ、香霖のところか」
「まーた荷物を持つのは俺らになるんだろうなあ……」
「メリッサだもんなあ。あ、今日はギルト博士のレコードはないのか!?」
「あー、それが……」
「もう爆発しちまった後でさ」
「えー。またかよぅー」
またなのでした。
~その頃の香霖堂~
「あら、フォノグラフだわ」
「おや、それをご存知ですか?」
「ええ。レコードの原型でしょ?」
「音声を再生できる装置というのは判明してるんですが、どうにも使い方がわからなくて」
「あら、そうなの? これはね」
~少女説明中~
その頃にとりは、いまだにてんてこまいの真っ最中でした。
「うわー!? うわー!?」
「こら待て! 何故逃げるのだ!」
「だって追いかけてくるんだもん!」
人見知りの激しいにとりが出会ったのは、おしゃれな帽子とおしゃれなマントを身につけた立派な紳士。
けれども、顔はとってもタイガーで、控え目に見て二本足で立って歩く、虎紳士だったのです。
人間に出会うだけでも走って逃げてしまうにとりが、脇目も振らずに逃げてしまっても、仕方ありません。
そして、目の前でいきなり逃げ出されれば、思わず追いかけてしまうのが人情というもの。
リュックの紐をしっかり掴んで逃げるにとり。追うのは我らがゼロ卿です。
頼りになる二人の部下と、名コンビのニトロ博士は現在、少し離れたところでメカローバーの修理中ですが……
「やれやれ、やっとメカローバーの修理が終わったわい……」
「す、スラム~、オイラ、もう一歩も歩けないよ……」
「バカ。早くゼロ卿に報告しねえと、またどやされちまうぞ」
どうやら終わったようです。
「! ニトロ博士、スリム、スラム! その子供を捕まえろ! この場所の情報を聞き出すのだ」
「うわあ!? 前門の虎、後門も虎!?」
後ろから迫る知らない人。前に立ちふさがる知らない人。
シャイなにとりを追い詰める必殺の陣形を前に、にとりのハートは爆発寸前。
真っ赤になっておろおろあうあう、けれども相手は待ったなし。
「あうあー!」
そして輝くポロロッカ。
今日も平和な幻想郷に、またひとつ弾幕が輝くのでした。
にとりが恥ずかしさの余りに放った弾幕に巻き込まれたゼロ卿たち。
黒こげになって地面に倒れるゼロ卿たちを尻目に、にとりは一目散。
「……ニトロ博士、事情を説明してもらおうか」
「い、今少し時間と予算をいただければ……」
「弁解は罪悪と知りたまえ!」
外の世界では忘れられてしまったもの、喪われてしまったもの。
そして、思い出になってしまったものが活き活きと息づく不思議の郷の幻想郷。
そんな郷に迷い込んだ、冒険航空会社の人物たち。
「やー、魔理沙んところにガソリンがあって助かったぜ」
「魔法の実験に使うから香霖から借りてたんだ」
「ともあれ、これでケティを直して飛べそうだね」
冒険とロマンにあふれた旅を、世界各地で繰り広げる彼らの日常は。
「ああ、おめぇはゼロ卿! なんでこんなところに!」
「きっと僕たちと一緒にここへ落ちてきたんだよ!」
「ギルトの弟子どもだと!? ここで会ったが百年目、叩き潰してくれ――」
「うわー、ゼロ卿だー! サイン、サインサイン!」
「ぬぉ!? なんだこの子供は! ええい、かまわん! まとめて叩き潰してくれる! ニトロ博士!」
「お任せを。このメカローバーの力を今こそご覧にいれましょう」
東の果ての、なつかしの国でも。
「やべぇ、逃げるぞ、アルフレッド、魔理沙!」
「ほら、魔理沙はやくはやく!」
「あー、まだサインがー!」
相変わらずのようです。
魔理沙とモンタナたちがこの後、どんな冒険を繰り広げたのかは。
魔理沙の日記の、その中で。
にとりもかわええww
そして何より、モンタナジョーンズ懐かしいww
もしかしたら、あの頃が一番平和だったんじゃないかと、センチな事を思ったり…
つーかモンタナなんて知らねー。
腹筋崩壊www
どっこい二トリ博士ww
HAHAHAご冗談を、注意書きなら最初に書いてあるじゃないか