十六夜咲夜と言う人物は、どんな時でも瀟洒である事で有名である
そして、妖怪とも闘える戦闘力と能力を持っている
だから、町で男達に襲われる事があっても
簡単にあしらう事ができた…
その日も、精神的に少し参っていたが
絡まれたチンピラを軽くいなそうとしていたのだが…
「…大丈夫ですか?…s…お、お嬢さん?」
これは想定外であった
今まで、自分の能力ゆえに異端視され
化け物扱いを受けてきたため、常に自分の身は自分で護ってきた
だからだろう…誰かに直接的に護ってもらえる事が始めてなのと…
護ってくれた人が、かっこいい美男子であったため
「(きゅん)は…はい♪」
十六夜咲夜…生まれて初めての胸キュンの瞬間であった
(…やれやれ…余り目立ちたくはなかったんですけど…)
一方、男装している美鈴事、紅龍は辺りを見渡していた
辺りには、数十名のチンピラ達が咲夜と美鈴を睨んでいた
(…まあ、このぐらいなら歩法だけでもいなせそうですけど)
美鈴がそう判断した時
「おうこら!?色男が出張るんじゃねえ!」
一番初めに咲夜にぶつかったチンピラの代表格が
美鈴に対して怒鳴りこむ
そして、美鈴に握られた腕を擦りながら前に出る
「へへっ…その女こっちに渡しな…痛い目にあいたくなかったらな」
そのチンピラがそう言うと、辺りにいたその仲間達が
美鈴と咲夜の周りを囲む
その様子に美鈴がため息を着く
「はぁ…」
それを、諦めと感じたチンピラの代表格が笑いを浮かべる
「へへ…兄ちゃん、相手見てから喧嘩を吹っかけるんだな」
更に距離を詰めてくるチンピラに美鈴が声を出す
「……それは、こちらが貴方達に言いたい台詞ですよ」
「なっ…なんだと!?」
美鈴の台詞に激昂するチンピラ
だが、美鈴はそれを一切無視して後ろを振り向き
「…お嬢さんは危ないから下がっていてください」
咲夜にそう告げた
「あ…で、でも…」
咲夜も顔を赤くしながらも、自分も闘おうとしたが
「大丈夫です、ちょっと闘うだけですから」
笑顔でそういわれて頭をポンと叩かれた為
「(かぁ~)は、はい…」
真っ赤になって、後ろに下がった
それと同時に…
「お前ら!目の前の色男の顔、傷物にしてやろうやないかい!」
『おう!』
数十人のチンピラ達が紅龍に向かって突っ込んでいった
(行くらなんでも、この人数はやばいわ)
それを見て、咲夜が何か投擲できる物を探そうした
だが、その次の瞬間
(ブォン!)
「えっ?」
助けようと思った男性に突っ込んでいったチンピラの一人が
空中で一回転して、地面落ちた
傍から見たら、勝手に突っかかっていき
転んだ風にしかみえないようだったが…
(なに…手を引いたの?)
常日頃から、弾幕をしている咲夜の目には見えた
殴りかかって来たチンピラの手を取ると同時に足を払うのが
「なにやってるんだ!?数ではこっちの方が多いんだ囲め!」
それが分からない、チンピラの代表格が怒鳴ると同時に
周りに居た他のチンピラ達が、紅い髪の男性を円で囲みながら
襲い掛かるのだが
「このやろう!」
「いてまうぞこら!」
挟み撃ちの形でつっこんきたチンピラ二人の攻撃を
無言のまましゃがんで交わすと同時に、片方の足を払う
そして、バランスを崩した方のの拳がもう片方に当たると
二人とも気絶した
背後から腕を掴まれそうになったら
「ふん!」
その相手目掛けて、背中を思いっきりぶつける
まともに、背中を受けたチンピラは吹っ飛ばされて気絶した
(…綺麗…)
数十人対一人の喧嘩のはずなのだが
それはまるで踊りのように綺麗であった
思わず咲夜も、その闘いに魅入っていた
そして、大体半数ぐらいが気絶した時
「ちっ!お前ら刃物出せ!」
『お、おう』
劣勢を感じたチンピラの代表格が、部下にそう指示する
その言葉を聞いた美鈴は心でため息をつく
(はあ…手加減をするのも面倒なんですけどね…)
本気を出せばこの程度の数なら
物の数秒で片がつくのだが、余り目立つのは
情報収集には良くないのだ
だから、極力こちらの力は使わないで相手を倒していたのだが
(…刃物が出てくると、周りの人にも迷惑が…)
たとえ、変装をしていてもその辺はやっぱり美鈴だった
そして、美鈴がチンピラ達にある程度力を出そうとした時…
「やめなさ~い!」
「「!?」」
残っていたチンピラ達の後ろから、誰かが声をかけてきた
「だ、誰だ!?」
代表格のチンピラが後ろを振り向くと
そこにいたのは、頭の禿げている大男であった
そして、それを確認すると同時に
チンピラ達が青ざめる
「あ、兄貴!?」
咲夜と美鈴が混乱していると
その大男は、チンピラ達を睨んでから
「ふぁ~ぁ…たった一人の男に情けない…」
欠伸をしながら、今度は美鈴の方を見て
「部下達がお世話をかけました…謝ります」
そう言って、二人に頭を下げると
「…ですが、このまま引き下がるのは私の組の恥になります」
そう言って、美鈴の前に立つと
「どうです?部下達の代わりに私が相手をしましょう
貴方が勝っても、負けても怨みは残しませんようにしますが?」
その言葉を聞いて、美鈴は少しだけ考えると
(まあ…これで決着が着くのなら…)
「分かりました」
「ちょ、貴方」
闘いを決めた美鈴に、咲夜が声を出すが
「…大丈夫です、私が倒れてもお嬢さんには被害はでませんから」
「そんな問題じゃ…」
咲夜の言葉を途中で阻むと
「…いきますよ?」
美鈴がその男の前で構えを取る
その構えを見て、大男が微笑むと
「さあ、何処からでもどうぞ?」
美鈴の前で、無防備にお腹を出して構える
「あたぁ!」
それに対して、美鈴は人が気絶する程度の威力の拳を
お腹に一撃決める
(この男なら、これで十分…!?)
それによって目の前の男が沈むと思われたが
(ぼよ~ん)
「なっ!?」
だが、美鈴の一撃は目の前の男のお腹の脂肪に阻まれた
驚く美鈴の目の前で、その男が笑うと
「言い忘れてましたが、私の身体は拳法殺しと言われてましてね…」
そして、お腹に手が埋もれて身動きが取れない美鈴に対して手をかざす
「…私はこれで何人もの相手を倒して来たのですよ!」
「ぐっ!?」
大男の一撃を、美鈴が片手でガードするが
そのまま吹っ飛ばされると
近くになった民家の壁に叩きつけられる
「っ!」
それを見た咲夜が急いで叩きつけられた美鈴の所に向かう
「い、いいぞ!破阿党の兄貴!」
「やっちまえ!」
その光景に、周りにいたチンピラ達が大騒ぎをする
吹っ飛ばされた美鈴だが
(…はぁ…面倒な相手に当たってしまったな~)
そう言って、地面に倒れていた
(…仕方ありません、ある程度本気になりますか)
そう思って、起き上がると
「大丈夫?」
自分に声がかけられた
「…生きてますよ?」
その声のするほうを向くと、
心配そうな顔をしている咲夜の姿が
「…もうやめたら?貴方には…」
咲夜が関係ないと言おうとしたら
「勝ちますよ…」
「ッ……」
目の前の男性はそう言って、何事も無かったかのように起き上がった
それを見て、咲夜は何もいえなかった
代わりに、ポケットからハンカチを出して
「そう、でもせめて顔についた血ぐらい拭いたら?」
ガードした時に口を少し切ったのだろう
その際に出た血を真新しいハンカチで拭くと
「…行ってらっしゃい、色男さん」
その言葉を聞いた美鈴は、しばらくぼーっとしてから
「感謝します、お嬢さん」
そう言って、笑みを返すと
再び、大男の前に向かって歩き出した
「…まだやれますよ?」
「生きが良い相手ですね…」
起き上がってきた美鈴に対して
嬉しそうにお腹を擦ると
「今度こそ死になさ~い!」
再び美鈴に向かってその手を振り上げる
「オアタァー!」
だが、その手が美鈴に降ろされるよりも先に
美鈴の蹴りが大男のお腹を蹴りあげる
(ぼよーん!)
そして、再び威力が脂肪で吸収されそうになる
「無駄です!…!?」
「あたあ!」
だが、脂肪で力吸収されるよりも先に、美鈴が二発目のけりを入れる
(ば、馬鹿な…わ、私の体重が?)
二発目の蹴りが入ると、大男の体が後ろに倒れそうになる
自分よりも線が細いその男のキックによって…
そして、それを防ぐ為に足を踏ん張らせると
「あ~たたたたたたたたた!」
目の前の赤髪の男が、更に連続で蹴りを放ってきた
「に、肉が?私の肉が~!?」
それによって、大男のお腹の脂肪がより分けられて
「ほあたっー!」
「ひでぶぅ!?」
遂に、大男が吹っ飛ばされて地面に叩きつけられたのだ
「ま、負けた…」
「あ、兄貴が負けた~!」
「に、逃げるぞ!」
そのあまりの光景に、周りにいたチンピラ達が一斉に逃げ出していった
そして、それと同時に…
「すげえぞ!赤髪の兄ちゃん!」
「かっけぇ~!」
「すごいすごい!」
いつの間にか回りに集まっていたギャラリーに囲まれていた
(あっちゃ~…しまったな)
美鈴が集まったギャラリーに困っていると
「…人気者ね…」
後ろから、護られていた女性が現れる
「…あはは、困ってます…」
「そう」
美鈴がそう言うと、咲夜も嬉しそうに笑って
「ちょっと我慢してね…」
そう言って、ポケットから銀時計を持ち出すと
次の瞬間、ギャラリーの中にいたはずの
紅い髪の男性の姿が忽然といなくなった
「…いや~助かりました」
そしてその頃、人が少ない袋小路の中で
その紅い髪の男性が頭を掻いていた
「いえ、こっちこそ助けてもらって(な、なにか…何か話題を…)」
そして、その男性の前でメイド服を着た女性が
楽しそうに話をしていた
「それにしても、強いんですね」
そして、ほとぼりが冷めるまでしばらくの間
二人で談笑する事になった
「あははっ…本当は怖かったですよ」
「あら、だったらなんで関わったの?(あーもう!私の甲斐性無し!)」
そう聞かれて美鈴が極々普通に答える
「いや、可愛い女性がチンピラに絡まれているなと思ったらつい…」
「そ、そう…(えっ?か、可愛いって…)」
流石に可愛いと言われて、顔が赤くなる咲夜
「と、ところで余り見ない顔だけど里は初めてかしら?」
それを隠す為に強引に話題を変えようとする
「あ、はい…実は、ちょっと探しているお店…」
目の前の男性がそういった瞬間だった
(くぅ~…)
「…」
「(真っ赤)…」
最高のタイミングで咲夜のお腹が鳴った
(…ひっぐ…最低…なんでこんなタイミングで…)
思わず涙目になりかけている咲夜を見て
(…うわ…咲夜さん可愛い…)
紅龍事、美鈴は思わず笑いそうだった
だが、それを必死に堪えて
「…に甘い物が食べれるところがあるんですが、もし良かったら
一緒に入ってもらえるとありがたいんですが」
「…えっ?」
突然の申し出に、咲夜は驚くが
「じ、実は…女性が多い中で一人だけ男って言うのは
ちょっと辛いんで…もし良かったでいいんで」
そういわれて、咲夜が冷静さを取り戻して
「それなら喜んでお供する事にするわ」
そう伝えると
「なら…そろそろ行きましょうか」
「お願いします」
二人とも、袋小路からこっそりと出ると
甘味所に向かう事になった
「…あの、そんなに急がなくてもいいですから?」
「あ、あら…そう」
…何故か咲夜は嬉しそうだったが
そして、二人が甘味所につくと
お勧めの料理が運ばれてきた
「パフェですか?」
「え、ええ…子供っぽいかしら?」
心配そうに言う咲夜に対して
「そんな事無いですよ?それより男が
こんな所にいる事がおかしいことですからね」
紅龍はそう答えた
それよりも、咲夜の意外な一面を見れたことが
美鈴にとっての収穫であった
「と、ところで…」
「あ、はい、なんでしょうか?」
突然声をかけられて、美鈴が言葉を返すと
「お、お名前を聞いてもいいかしら?」
「…あっ」
名前を言うのを忘れていた…
(…まあ、偽名なら…)
「すいません言い忘れてましたね、紅龍といいます」
「へえ…良い名前ね…私の名前は咲夜…」
お互いが名前を伝えると不意に咲夜の表情が沈んだ
「どうかしましたか?」
「いえ、たいした事ではないんですけど…職場の事で」
咲夜の言葉を聞いて、美鈴が真剣な声になる
「(紅魔館の事で?)…よければお話を聞きますよ?」
その言葉に、咲夜が少しだけ言いずらそうにしたが
「すいません、見ず知らずに人に言えませんよね…」
「えっ?あ、そ、そんなわけでは…」
美鈴の話術で咲夜が話し始める
「…実は、私の同僚が…首になってしまって…」
そう言うと、具体的な勤め先(紅魔館の事)
を除いて、今回の首が余りにも酷いと思う事を話し始めた
「…確かに、良く仕事中に眠っていたりしたけど…首なんて…」
そこまで話して、咲夜が自分ばかり話している事にハッとする
「ご、ごめんなさい、こんな重い話をしちゃって…」
「いえいえ…その同僚の事、大切に思っているんですね…」
紅龍がそう答えると
「…ええ…私の仕事の愚痴をこぼせる相手と
主達の面倒を任せれるのは、あの子しかいないわ」
咲夜は嬉しそうにそう答えた
しばらくしてから、二人とも甘味所から出る
「ごめんなさい、御代まで払って頂いて」
「こちらからお願いしたんですから、当然ですよ」
二人で並んで歩いていると
「あ、そういえばこの辺に香水を売っているお店はありませんか?」
「香水?」
突然の事に咲夜が驚くが
「はい…変に思われるかもしれないですが
旅の途中で色々な匂いがつく事があるので必需品なんですよ」
そういわれて、咲夜も納得した
「なるほど、だったら一軒あるから教えてあげるわ」
そして、咲夜についてやってきたところは
「はい、ついたわよ」
「随分、僻地にあるんですね」
里に一軒だけある香水店
「…かなり高価だから、表通りには無いのよ」
「なるほど」
香水は、幻想郷の中ではかなりの高級品である
故に、表にあるよりもこっそりとした所の方が色々と
都合が良いのだ
お店の中に入ると、店主がやってきて
「うん?…お兄さん、恋人さんにプレゼントかい?」
そう一言、面白そうに話しかける
「えっ!?な、こ、恋人なんて…(真っ赤)」
こういうからかわれ方は、咲夜にとっては始めてである
だから、顔を赤くして反応してしまった
「あはは、そうですね…店主に一つ聞きたいのですが」
「はいはい、そのこに合いそうなものだね…」
お店の隅であうあう言っている咲夜を、少しだけ置いておいて
「いえ…それもですけど…実は…」
「…はい?あっ…わかりました…少しお待ちを…」
お店の店主がお店の奥に入っていく、そしてその間に
「あうあう…(赤)」
お店の隅であうあう言っている咲夜の元に紅龍が向かう
「…咲夜さん…(ぺちん)」
「ひゃい!?」
紅龍が咲夜の頭にデコピンをした
「落ち着いてくださいよ」
「……(こくこく)」
ちょっと痛かったのだろう
額を押さえて頷く咲夜であった
「…お待たせしました…」
咲夜が落ち着くと同時に、お店の中から店主が商品を持ってやってきた
「も、目的の物は手に入ったの?」
「はい、本当にありがとうございました咲夜さん」
今だ少し動揺している咲夜に対して
紅龍が微笑み返す
「そ、そう良かったわ(い、いけない…相手は今日始めて会った人なのに)」
いろんな意味で、今の咲夜も一杯一杯だった
「…そうそう…これプレゼントです」
紅龍がそう言って咲夜に対して何かを手渡した
「あ、あの…これ?」
おずおずと聞いてきた咲夜に、紅龍が答える
「お礼です、今日一日デートに付き合っていただいた」
「(で、デート!?)…そ、そうそれじゃあ遠慮なく…」
心の動揺を必死に隠そうとする咲夜
「…それでは…今日は一日ありがとうございました」
そんな咲夜を置いて、紅龍は後ろを振り返ろうとして
「あの…袖つかまれると困るんですが?」
「あっ…」
思わず咲夜の手が勝手に紅龍の袖を掴んでいた
「……え~と…」
「はい…」
「そ、その…」
「なんでしょう?」
咲夜が顔を赤くしながら何かを言おうとしていたので
紅龍もゆっくりと待つことにした
そして、少しだけまってから
「ま、また会えるかしら?」
そう伝えてきた、それに対して紅龍は
「…それが運命なら絶対に会えると思いますよ」
「えっ?」
「それでは、またいつか!」
渾身の笑みを浮かべて、咲夜の前から走り去っていった
そして、しばらくの間咲夜がボーっとしていたが
「…運命なら…か…」
己の主をそのまま体現した言葉に
咲夜は顔を赤くしながら
「…帰りましょうか」
嬉しそうにしながら、荷物を抱えて紅魔館に帰る事にした
里から少し離れた場所…
妖怪が出るとされているため、この時間は誰もいなかった
「…食べても良いのか?」
「お店で買った肉まんで良ければ」
「わは~♪」
故にそこにいるのは妖怪…
「うまうま~」
「一気に食べて喉を詰まらせても知りませんよ?」
…には見えないが妖怪達であった
片方は金髪の宵闇妖魔であるルーミア
もう片方は赤髪の男性であった紅龍
「げっふ…美味しかった」
「そうですか、それで情報は?」
「ちょっとまっててね?」
紅龍の言葉に、ルーミアが色々話し出す
「まず浪費している人は輝夜って人で…」
たいした事の無い情報から
「永琳のスリーサイズは…」
「それは言わなくてもいいですよ」
「そーなのか…残念」
幻想郷の機密情報まで
いろいろな事を話して
「それと、今永遠亭で庭師兼姫の子守りをする人を募集してる見たい」
「なるほど、庭師ですか…」
それなら、美鈴が永遠亭に忍び込むのはやりやすかった
「それと、どうも今日のお昼過ぎに鈴仙が過労で倒れたみたい」
「…なるほど…」
そう言われて、美鈴は納得できた
(…見えない影の正体…やはり彼女の線が濃いですね…)
「…これぐらいかな?」
「ありがとう…」
「気にしなくても良いよ…」
そこまで言うと、ルーミアが欠伸をする
「…徹夜したんですか?」
「…頑張ったよ…」
かなり無茶して情報を集めてきたのだろう
「…うぅ…もう駄目…」
本当に限界だったのだろうそこまで言うと
ルーミアはぱったりと倒れた
「…ありがとう感謝しますよ、ルーミア」
倒れたルーミアに膝枕をする紅龍
(さて、今日はこのまま私も寝ることにして…)
明日に永遠亭に向かう為の準備を頭の中で考えた
(…この香水…永遠亭で作られている物…)
居酒屋の店長が言った言葉
「鈴仙様が香水を買っていたそうですよ?」
それが、町での収穫であった
(…永遠亭に帰れば、もっと安価で手に入るのに、町で買ったのは何故か…)
一つの推測が成り立つ
「…硝煙と火薬の匂いをごまかす為…」
そこまで頭の中で整理すると
(さて、本格的に眠るとしますか)
用意していた毛布を取り出して
「…zzz…」
「よいしょっと…」
熟睡しているルーミアを抱き枕代わりにして
「おやすみなさい…」
眠りにつく美鈴であった
とってもスタイリッシュな紅龍ととっても乙女な咲夜さんのおかげで一層続きにwktkが止まりません!
…今回は特に要請があるわけではないみたいですが、一応差し入れをば。
つ『気合』『フランちゃんの出番』
咲夜さんがかわいすぎるww
もちろん、私も差し入れを。
つ気合
待ってましたよ特命門番!!
もはや脂肪の塊にすぎない人ですね、わかります。脇役さんの作品を読むようになってから、北斗七星の横に星が見えるようになりました。
脇役さん!新しい気合いよ!
つ「気合い」
乙女な咲夜さんが可愛すぎて、ぼかぁもう萌死してしまいそうです。
脇役さん、これで頑張って下さい。
つ「気合」
つ「激励」
つ「大激励」
\(^▽^)/
脇役さんは本当格闘漫画好きですね、同志よ
差し入れ
つ[14リットルの砂糖水]
感想らしいことは言えませんが、一つだけ、咲夜さんかわいいよ、咲夜さん。
(*゚▽゚)っ「気合」
もう続きにwktkしっぱなしです!!
さあ、また送るぞ~!!
つ「気合」
つ「声援」
乙女な咲夜さんが可愛い過ぎます…それにしても紅龍かっこいいなぁ。
まずは体を愛うて下さい。
ではお受け取りを!
つ[気力]
[滋養]
お返しになれば幸い!
≡[気合]
≡[支援]
≡[覇気]
≡[根性]
≡[1億万パワー]
ゆっくりがんばってね!
つ【気合】
ふっ・・・効いたぜ・・・
恩義を返すのが礼儀、
つ[気合×3]、[大激動]、[加速]、[必中]、[魂]、[幸運]
永淋の3サイズをスルーとは・・・というかあれ機密だったんですね。
つ[気合い避け]
ていうかハート様ww
次回も頑張ってください!
という訳でこいつを食らえ!
つ[信頼]
つ[友情]
つ[愛]
つ[祝福]
つ[応援]
つ[激励]
つ[大激励]
つ[期待]
つ[感応]
つ[こぁ分補給]
あと、乙女回路ぎゅんぎゅんな咲夜さんはゴチでした。
んー…自分からもこれを送ります。 つ[ガッツ]
『くっ、ガッツが足りない!』なんてことにならないよう頑張ってください
きゅうしょにあたった!
こうかはばつぐんだ!
ピチューン!!
ニヨニヨとニヤニヤのお返しを置いておきますね!
っ「やる気」「エリクサー」「フランの出番」「蓬莱の薬」
だめだwニヨニヨが止まらなくなるww
というわけで差し入れ
つ「気合」
つ「フランの出番」
つ「座薬」
不完全で乙女な咲夜さんも素敵でしたともええ
っ「気合」
っ「フランの出番」
っ「秋刀魚の塩焼き」
っ「栗ご飯」
咲夜さんの立ち回りがステキ過ぎます!
そしていつも通り
どおりゃ! ノシ=【気合】