(映画のハイライトっぽい脳内補完を頼む)
「私たち門番隊は、レミリアの圧制を倒すべく決起する!」
全ての始まりは、紅 美鈴を筆頭とする、門番隊の蜂起だった。
その日から、紅 美鈴を先頭とする門番隊と、レミリア・スカーレットの指揮する室内メイドとの対立が激化する。
「たかだか門番の蜂起ごときで世界の何が変わるというの?」
権力を独占する紅の女王。両者の対立は決定的となる。
「小悪魔、あなたは革命側につくという話を聞いたわ」
「ええ、そうです。パチュリー様はお嬢様側ですよね(貴方にはたくさん協力していただきますよ。情報漏えいの意味でね)」
「そうね。もうそろそろ、平和な図書館も終わるのね(この子、自分が利用されていることに気づかないのかしら)」
陰謀渦巻く図書館。
「咲夜さん。あなたとこうして密会できるのも今夜で最後になるかもしれません」
「私とあなたは、両軍の指揮官。もしかしたら私たち、戦場で会うかもしれないわね」
「仮に敵同士だとしても、私は咲夜さんを愛しています」
「私もよ、美鈴」
戦いの狭間に苦しむ1つの可憐な愛。
「どうして理解し合えないの!?お願いだから、戦いなんてやめて!」
女王の妹が声高々に叫んでも、誰もその声に耳を傾けない。もう遅すぎた。
「武器を取れ!弾幕を張れ!自由を手にするために、正義の道を突き進めっ!」
「小癪な。全軍、すぐに出動。革命を語る者を1人残らず捕らえなさい」
両軍の衝突は避けられるものではなかった。血と涙に洗われて、戦いは極限を迎える。
先日まで同じ職場で働いていたメイドたちが、今は弾幕を交え、互いに傷つけあう。
「パチェ、戦場はどう?」
「私たちが有利よ、レミィ、いえ、レミィ閣下」
「敵の情報は?」
「小悪魔が、そうとは知らず流してくれたわ。あの子の日記にはすべてが書いてあるもの。軍をB地点に進めて」
「パチェ、B地点はもぬけのからよ。そう連絡がはいっているわ」
「ま、まさか、だって日記には…………!(まさか、これも全て計算の上なの?)」
騙しあい。
「門番長!我が門番隊の2割が戦闘不能に陥りました!戦力が足りません!」
「全員を正面に集めて!一転突破の陣を作ればなんとか足りるわ!」
「はいッ!」
傷つけあい。
「こ、小悪魔、どう、して…………」
「妹様、あなたが訴えた平和など、なんの役にも立たない、高貴で世間知らずなあなたならではの幻想です。
私たち下級悪魔の生活を、実態を、苦しみを知らないあなただからこそ、そんな幻想を抱けるのですよ!」
「わ、わたしは…………」
「もうしゃべらなくて結構です。今の紅茶を飲んだ以上、あなたに時間はそう残されていないのですから」
憎しみ。
「さ、咲夜さんッ!」
「美鈴、いつのまにか貴方も強くなったのね……私の負けよ………さあ、とどめを……」
「とどめなんて、させる訳ないじゃないですか!だって、私たちは………愛し合っているって………」
「そんなの、戦場では何の意味も持たないわ。それに、どうせ逃げ帰っても私は処刑されるだけ………」
「…咲夜さん……………」
「どうせ死ぬなら……貴方の手で………」
「……………ッ」
「さあ、早く!」
「咲夜さん、ゴメンなさいッ!」
悲しみ。
全てが交わる戦いの結末。壮絶な戦いの後に、彼女達を待ち受けるのは?
監督 八意 永琳
脚本 西行寺 幽々子
豪華キャストが送る衝撃作品!
【紅魔戦争 ~ 地獄の炎は紅より赤く】
「お嬢様、いや、レミリア・スカーレット。紅の座は私が継ぎます。私を支えてくれた大勢の同志の為にも」
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同時上映
【Te Ra Ko Ya Dreeeeeeeeeeam!】
「じゃあ、先生の得意分野でもある歴史の問題だ。本能寺の変を起こしたのは誰か、分かる人?」
「その時刻にアリバイがないのは、慧音先生、あなただけよ!」
「くッ、チルノ、賢くなったな」
>「門番長!我が門番隊の2割が先頭不能に陥りました!戦力が足りません!」
「戦闘不能」ですね。
あなたのた ぬけとりますよ。
つか本能寺の変と慧音はかんけーねえだろチルノ!
・・・多分。