Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方 アリスとフラン その3

2008/09/03 19:25:12
最終更新
サイズ
4.74KB
ページ数
1
エピローグ
私は   に従う。何があろうとも・・・
覚悟を決めたその日の   は美しかった
その姿は永遠に忘れない



第三幕 楽しい策略とやさしい陰謀

フラン「ここは昔・・・パチェと一緒に勉強した部屋だよ。咲夜の力は入れてないから少し狭いの」
アリス「え?パチェが結界の中に?維持はどうしてたの?」
フラン「・・・私の力を見たことが無かったの・・・」
アリス「あぁ、私と同じような扱いだったわけね」
フラン「・・・うん。でも、あの日に・・・」
アリス「そう・・・それにしてもここ中々いい本がそろってるわね。・・・これなんか一流の使い手の書き記したものだわ」
フラン「あ!それパチェが私に直接くれたやつだよ!」
アリス「あら、ごめんなさい。勝手に触ってしまって」
フラン「んーん、読んでもいいよ。それね・・・私には難しくて理解できないから・・・」
アリス「・・・基本的な事からと思ったけど止めね」
フラン「・・・えっ?怒った?ごめんなさい・・・」
アリス「違うわよ。この本はパチェに貰ったものでしょ。何度も読み込んだ痕があるわ。
    自分なりに必死に理解したかったのね・・・」
フラン「ぁ・・・うん・・・」
アリス「だから今日はこの本の中身について教えてあげるわ」
フラン「えっ!」「うん!ありがとうアリス!」




アリス「~であるから、この理論を説明するにはまずこの式を~」
フラン「ねぇ・・・何を言ってるか全然分かんないよ・・・」
アリス「ふふっ、少し意地悪が過ぎたようね」
フラン(むっ)
アリス「ごめんごめん。そうね分かりやすく言うと、これは高度な融合式を具体的な手法で記したものね」
フラン「全然わかんないよ。もっと親切に教えてよね!」
アリス「あら?さっきの自分の言葉を忘れたの?」
フラン「ぇ?」
アリス「無知なのが悪いんでしょ?」
フラン「アリスのイジワルー!」
アリス「ふふっ。ごめんなさい。でも、冗談を言い合うのも必要なことなのよ?そうすることで他人とのかかわりをもてるもの」
フラン「そんなの・・・知らない・・・」
アリス「今から覚えればいいのよ。時間はいくらでもあr」(るの?本当に・・・)
フラン「アリス?また考え事?」
アリス「・・・ごめんなさい。さぁ、そろそろ本の中身を実際に試してみましょう。その方が早いしね」
フラン「え!?出来るの?アリスすごーい!」
アリス「えぇ。・・・集中がいるわ、静かにね」
フラン「うん!」



アリス「はい。これが出来たものよ」
フラン「これは・・・くま?」
アリス「ふふっ、パチェもイジワルね」
フラン「どういうこと?」
アリス「これはね。お裁縫というものよ?」
フラン「お裁縫?」
アリス「そう。布と布を組み合わせてこの細い糸で縫っていくのよ」
フラン「これが魔法なの?」
アリス「あら?私はこれが魔道書なんて言ってないわよ?これは服とか私の使う人形なんかを作る技術よ」
フラン「・・・なに・・・それ・・・二人で馬鹿にしてるの?」
アリス「冗談はいったけど、あなたの事を馬鹿にしたつもりは無いわ。もちろんパチェもよ」
フラン「だって・・・こんなの何の役にも立たないじゃない!!」
アリス「本当にそう思うの?」
フラン「違うっていうの?私は自分なりに・・・魔力を・・・抑えようと」
アリス「そう。でもね勘違いはよくないわよ、フラン。外ではね、親しい間柄の友人にはプレゼントを贈る習慣があるの」
フラン「プレ・・・ゼント?」
アリス「そう。そしてこれをもらった日は覚えてるかしら。きっと大切な日に貰ったのでしょう?・・・誕生日かしら?」
フラン「・・・うん、誕生日だった・・・でもいままでそんなの貰った事無かったよ?」
アリス「ふーん、パチェは今頃泣いてるわね。・・・かわいそうに」
フラン「ぇ?ぇ?なんで?なにか悪いことした?力・・・抑えてるよ?」
アリス「そんなことじゃないわ、あなたは友人の気持ちを裏切ったのよ。それはパチェが図書館で見つけてきたものね。
    楽しみが無いあなたに何かできる事がないか、彼女が考えて選んでくれたものよ」
フラン「・・・そんな事・・・言ってくれなかった・・・」
アリス「自分で教えるつもりだったんだろうけど、すぐにあの日が来た。違う?」
フラン「・・・そう・・・だ・・・パチェの息が・・・前・・・あいつが来て・・・殺さかけた・・・」
アリス(感情の波が激しい・・・力が溢れてきてる!?止められないかも・・・でも・・・言わなきゃだめね)
   「フラン・・・こっちを見なさい」
フラン「なん・・・だ・・・!?」
アリス「このばか!過去に縛られて・・・なんで自分の殻に閉じこもるの!大事なのはね、今の自分と向き合うことなのよ!」
フラン「ぁ・・・ぁ・・・アリス。でも悲しいよ・・・寂しいよ・・・パチェにごめんって・・・言わなきゃ・・・」
アリス「それはあなたしだいよ。でも、その方法は教えるつもりよ?」
フラン「うっ・・・うっ・・・・・・・アリスって、本当にイジワル・・・だね」











アリス「・・・どう?落ち着いたかしら?」
フラン「うん・・・」
アリス「そう。じゃあ夜も遅いし今日はこれで失礼するわ。」
フラン「・・・アリス?」
アリス「どうかした?また明日にでも来るわよ?」
フラン「んーん、違うよ。アリスってここから出れるの?」
アリス「・・・え?」


















レミィ「人形遣いは?」
咲夜「はい。まだ生きてます」
レミィ「そう。じゃあ寝るわ」
咲夜「はい。お休みなさいませ」




パチェ(あ、そういえば結界の中にいれたのはいいけど出すのは難しいのよね・・・咲夜みたいに高度な空間制御出来たかしら?)








アリス(私ってはめられたの?)
フラン「ねーアリスー一緒に寝よー♪」
コメント



1.地球人撲滅組合削除
3ボスって基本面倒見がいい人ばかり揃っているけど、アリスは立派なお姉さんキャラですね。
嗚呼、また1人、フランの心の姉が増えていく。
あと、紅魔の取り巻きの皆さん、アリスの扱いひどくない?


ちょっとばかり言いたいことがあるとすれば、状況説明が少しばかり欲しいです。(フランが切れたところなど)
まあ、あくまでも私的意見ですので、貴方は貴方のスタイルでもいいと思いますよ☆
 
2.2008/09/01削除
>>1
助言助かります。もっと深くキャラを書きたいものです。あぁ、力が欲しい・・・
3.名前が無い程度の能力削除
面白かった。
続きも期待。