Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

東方 アリスとフラン その2

2008/09/02 20:02:25
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エピローグ
やはりあの手に持ってるものは・・・間違いないわね
過去の亡霊に泣きつくしかないなんて脆弱な  のすることね・・・
でも・・・期待してるわね脆弱な  さん


第二幕 地下事変

咲夜「ここがフランお嬢様のいる所です」
アリス「何・・・この魔方陣の数・・・」
パチェ「私の防御結界に紅白の結界をアレンジしたものよ」
アリス「相変わらずすごいわね。・・・それで中での魔法使用には問題はないの?」
パチェ「えぇ、さっき話したとおり中と外の空間を遮断するための結界よ」
アリス「中で何かあっても助けられない・・・と?」
咲夜「ご安心くださいあの日以外には私の能力とパチュリー様の水の護符で力が発揮できません」
アリス「あなたの能力で?」
咲夜「はい。空間制御下にてフランお嬢様を隔離しております」
アリス「・・・それは解除しておきなさい」
パチェ「駄目だわ!力が発揮できなくても能力は生きてるのよ!」
アリス「私はあの子の教育をしなくてはいけないのよ?隔離したままじゃ出来ないわ」
パチェ「そう・・・ね・・・咲夜、お願い」
咲夜「かしこまりました。空間内での能力使用を解除します」

アリス「じゃあ、行ってくるわね」
パチェ(まったく・・・無茶な事しなければいいけど・・・)








アリス(コンコン)「失礼するわ」
フラン「・・・誰?」
アリス「初めまして、フランドールお嬢様。私はアリス・マーガトロイドと言うわ」
フラン「・・・何しにきたの?」
アリス「レミリアから教育係を任されたのよ」
フラン「あいつが?・・・いまさら何をする気だよ・・・」
アリス「魔法の勉強よ。強すぎる力を制御しあの日の破壊行動を収めようと」
フラン「ふふっ・・・あいつがそんなこと言ったのか?」
アリス「そうよ」
フラン「そう・・・そんなにここから出したくないんだ」
アリス「それは違うんじゃない?」(意地悪な奴には見えたけどね)
フラン「ふん、もういいよ。私の力は押さえ込めるものじゃないよ。力を使わないと私が壊れてしまう」
アリス「そう・・・なら少し試してみる?」
フラン「・・・いいの?」
アリス「今は力が抑えられてるんでしょ?それとも私がそんなに弱そうに見えるの?」
フラン「無知なのは恐ろしいね。今でもあいつくらいの力は出せるんだよ」
アリス「あら?先に負け惜しみまでいうなんていい子ね」
フラン「・・・壊してあげる」
アリス「そう、なら私は遊んであげるわ」






フラン「レーヴァティン!」
アリス「上海、蓬莱」

フラン「キャハハッ!そんな人形消し炭にシテアゲル」
アリス「今のあなたになら本気を出すまでもないわね・・・」









フラン「これはヨソウガイ?十六爪炎壁!」
アリス(挟まれて避ける隙がない?でも、本人ががら空きね)「上海」










フラン「何?後ろにキテルノ?アリス?」
アリス「視覚操作の簡単な魔法よ」「アーティフルサクリファイス!」













フラン「・・・・・・」
アリス「上海はあとで直さないとね。フランは起きれる?」
フラン「卑怯よ・・・あんなの!」
アリス「力押しだけが全てではないの。弾幕はブレインよ」
フラン「うるさい!あんなのh」
アリス「ふーん。つまり魔法では私に勝てませんって事なのね」
フラン「そんな事ない!力さえ出せればすぐにでも!」
アリス「一つ・・・教えてあげるわ。力を求めた魔法使いの話よ」
フラン「何よ!そんなくだらないこと聞きたくない!!」
アリス「あら?まだお仕置きが足りないようね」
フラン「ぐっ・・・!」
アリス「ふふっ、いい子ね」






アリス「・・・昔ね魔界に一人の魔法使いがいたの。」
   「その子は小さな女の子だったけど、すでに禁書の扱いまでできるほど魔法の扱いに長けていた」
   「でもある日、魔界に人間の魔法使いが攻めてきたの。その女の子は勝負を挑んだわ。そして負けてしまったの」
フラン「そんなの・・・そいつが弱かったんじゃん」
アリス「フッ・・・そうね。続けるわ」
   「その子はさらなる力を求めたわ・・・自分の力量以上のものを、本気であの魔法使いを倒すために。
    そして禁術書の最後のページにある、相手を殺すためだけの魔法を使う覚悟を決めた」
フラン「それで?結局勝てたの?」
アリス「いいえ、また負けたわ。禁術書の力は絶対のはずだった・・・でもね、その子よりも禁術書の方が力を持っていたの、だから・・・その子がそれを扱うにはあまりに幼く、なにより経験が足りなかった」
   「自分の魔力の限界に気付いたその子は禁術書を大切な少女である時間をかけて封印した」
フラン「・・・ねぇ・・・分からないよ。何でその子は力を封印しちゃったの?力を求めることはそんなに悪いことなの?」
アリス「その子は力が全てではないと悟ったのよ。力はなくても・・・そんな禁術書に頼る必要なんてなかったの。
    叶えたい願いはそんな事ではなかったから」
フラン「願い?強くなる事とは違うの?」
アリス「そうね・・・いずれ分かるようになるわ」
フラン「えー!!」


アリス「どう?私と勉強する気になったかしら?」
フラン「んー、アリスとはまた戦いたいし、手の内を知るのも良いわね」
アリス「あら?私の魔法を見せる気はないわよ。ただあなたに力の扱いを教えるだけよ」
フラン「ちぇ・・・でも次は絶対負けないんだからね!」
アリス「そうね・・・」(この子は素直ね・・・これならすぐにでも私なんか・・・)
フラン「アリス?どうかした?」
アリス「えっ!なんでもないわ。さて、それじゃまずはケーキを作りましょう」
フラン「!!」














フラン「アリスのこと大好きだよ!!」
アリス「そんな顔ベタベタにして言われてもね・・・」
フラン「んー♪」
アリス(それにしてもこの地下の空間の広さ尋常じゃないわね・・・あのメイドの仕業かしら?・・・)
フラン「そうだよ」
アリス「えっ!?」
フラン「えへへ、顔に出てるよー」
   「咲夜が来てから地下はずっと広くなったの。前はベットとテーブルくらいしか物が置けなかったんだよ」
アリス「あぁ、だからだったのね」
   (キッチンにすでに材料が用意されてるとは・・・さすが完全で瀟洒なメイド・・・ね)


フラン「あーおいしかったー」
アリス「もう・・・もっと綺麗に食べれないのかしら」
フラン「・・・あのねアリス・・・」
アリス「ん?どうかした?」
フラン「また・・・ケーキ作ってくれる?」
アリス「フフッ、ええ喜んで。・・・それじゃそろそろ魔法の勉強をはじめるわよ」
フラン「うん♪」
コメント



1.名前が無い程度の能力削除
これはいい展開
続きが気になりますな
2.地球人撲滅組合削除
アリスならではの作品ですね。
続きを楽しみにしています。
3.名前が無い程度の能力削除
……ナニコレ?
4.名前が無い程度の能力削除
>>3
多分前作を読んでないんじゃないかな?
その2って書いてあるでしょ
その1があるのですよ
5.2008/09/01削除
>>1
嬉しすぎます・・・
>>2
涙腺が緩みました・・・
>>3
カタカナで書くとは深いですね
人は理解不能なモノに出会うと脳が驚き思考が止まってしまいす
もしまた私の作品をご覧になる時はその点に注意してください
>>4
すいません。たぶん私の文章のせいです
6.名前が無い程度の能力削除
戦闘時の描写が皆無なのは流石にどうかと思う
7.名前が無い程度の能力削除
キャラクターの書き分けは出来ているので「」の前に名前を入れるのは蛇足だと思います。

それとコメの4はトップページを100回読み直す事をオススメします。
8.2008/09/01削除
>>6
いや描写は8行ほど・・・って会話以外も入れろという事ですよね。精進します
>>7
助言ありがとうございます。次からそうする事にします
9.名前が無い程度の能力削除
面白かった。フランは可愛いし。
十六爪炎壁って何? って思ったけど、二次創作の妹様の技なんですねー。
できればスペルカードを使ってほしかったな。妹様は魅力的なスペカをたくさんお持ちですから。