「まだかしら」
白玉楼の一室の前にてゐ、文、紫、幽々子が集っていた。
「はあ、やっと着られたわ」
数秒して、セーラー服を着た永琳が現れた。
「うそっ、超可愛いんだけど」
途端、同様にセーラー服を着た紫が叫ぶ。
連鎖反応の様に面々が、可愛い、可愛いと連呼する。
勿論、全員紫が持ってきたセーラー服を着用している。
「私、いくつに見える?」
永琳がふと口にした。
沈黙。一同が一斉に目をそらした。
「じゅ、18?」
紫が周囲の顔色を窺いながら恐る恐る返答する。
「う、うん。18。」
「18だよね、みんな?」
「うん、そうだね。そうだよね」
誰一人としてそのような事は考えていない。
頭の中にあるのは、「自分の方が女子高生に近い」という霧のかかった幻想ばかりである。
「ほら、みんな背筋伸ばして」
「何て言うか、若いエキスが漲ってくる感じ」
「まじで? 私もなんだけど。腰痛とか幻想入りだし」
紫が手を振って、てゐを制した。
「やめて、女子高生はそんなこと言わないわ」
元々、紫が持ち込んだ文化である。
彼女に分があるのは致し方ない。流石にこの時ばかりは、全員が紫の優位性を認めざるを得なかった。
「やっべ、女子高生っぽい」
「ねえ、ちょっと外出てみね?」
一歩、女子高生に近づいた幽々子が提案した。
「妖夢も里へ使いに出したし」
「ぱねえ」
「ぱねえ」
「ぱねえ」
文達が、覚えたての単語でまた一歩女子高生へと近づいて行く。
勢いよく扉を開けて紫達は白玉楼の庭園へと躍り出た。
「なあ、もし誰かが見てたらどうするよ?」
「いや、どうするって」
「やっぱ、死刑ぢゃね」
「やっぱりぃ」
「ぱねえし」
突如、紫が叫んだ。
「きゃあ、みんな恐い」
再びの沈黙。女子高生になりきっている最中であったから我慢出来たものの、紫を除いた四人の顔に青筋が浮き出た。
「と、ところでさあ」
しばらくの間静かな庭で、紫の指導のもと女子高生言語習得に勤しんでいた永琳が深刻な顔をした。
「何」
「腰、痛くね?」
「分かるぅ、すっげえ痛ぇ」
先ほど「背筋を伸ばせ」と言ったばかりの紫ですら腰をさすりだした。
「肩も痛くね?」
「やっぱり?私って胸おっきめだから痛いんだと思ってたんだけど、みんなも痛いの?」
紫の言葉には誰も興味を示さなかった。
結局のところ普段、背筋も伸ばさず、ろくに運動もせず、忘れ去られていた筋肉たちが皺の奥で悲鳴を上げ始めたのである。
「そろそろ、妖夢が帰って来たらまずいし、家に戻らね?」
幽々子の提案で一同はぞろぞろと引き上げていく。
「あ~、超楽になったしっ」
普段の法衣に戻った紫が、声を上げた。
「やっぱ、女子高生への道は遠いわ」
てゐが永琳の腰をマッサージし始める。
「ま、今日はお試しだったけど。まさか、みんな辛い思いまでして女子高生になんかなりたくないわよねえ? 私一人だけこのまま女子高生になっちゃおうかな」
「そんな事ないわよ」
「私だってなれるわ」
いじましい叫びが上がる。
紫は笑った。
「そう言うと思って、三日後、特別講習を計画しておいたわ。これで女子高生に急接近よ。勿論参加しなくてもいいけどね」
「絶対に参加してやるわ。意地でも女子高生になるんだから」
「私も」
その時、襖を叩く音が聞こえた。
「幽々子様。ただいま戻りました」
「あら、お帰りなさい妖夢」
「あの」
妖夢が困ったような声を出した。
「どうしたの?」
「庭にいた幽霊の過半数が地獄に堕ちかけております」
白玉楼の一室の前にてゐ、文、紫、幽々子が集っていた。
「はあ、やっと着られたわ」
数秒して、セーラー服を着た永琳が現れた。
「うそっ、超可愛いんだけど」
途端、同様にセーラー服を着た紫が叫ぶ。
連鎖反応の様に面々が、可愛い、可愛いと連呼する。
勿論、全員紫が持ってきたセーラー服を着用している。
「私、いくつに見える?」
永琳がふと口にした。
沈黙。一同が一斉に目をそらした。
「じゅ、18?」
紫が周囲の顔色を窺いながら恐る恐る返答する。
「う、うん。18。」
「18だよね、みんな?」
「うん、そうだね。そうだよね」
誰一人としてそのような事は考えていない。
頭の中にあるのは、「自分の方が女子高生に近い」という霧のかかった幻想ばかりである。
「ほら、みんな背筋伸ばして」
「何て言うか、若いエキスが漲ってくる感じ」
「まじで? 私もなんだけど。腰痛とか幻想入りだし」
紫が手を振って、てゐを制した。
「やめて、女子高生はそんなこと言わないわ」
元々、紫が持ち込んだ文化である。
彼女に分があるのは致し方ない。流石にこの時ばかりは、全員が紫の優位性を認めざるを得なかった。
「やっべ、女子高生っぽい」
「ねえ、ちょっと外出てみね?」
一歩、女子高生に近づいた幽々子が提案した。
「妖夢も里へ使いに出したし」
「ぱねえ」
「ぱねえ」
「ぱねえ」
文達が、覚えたての単語でまた一歩女子高生へと近づいて行く。
勢いよく扉を開けて紫達は白玉楼の庭園へと躍り出た。
「なあ、もし誰かが見てたらどうするよ?」
「いや、どうするって」
「やっぱ、死刑ぢゃね」
「やっぱりぃ」
「ぱねえし」
突如、紫が叫んだ。
「きゃあ、みんな恐い」
再びの沈黙。女子高生になりきっている最中であったから我慢出来たものの、紫を除いた四人の顔に青筋が浮き出た。
「と、ところでさあ」
しばらくの間静かな庭で、紫の指導のもと女子高生言語習得に勤しんでいた永琳が深刻な顔をした。
「何」
「腰、痛くね?」
「分かるぅ、すっげえ痛ぇ」
先ほど「背筋を伸ばせ」と言ったばかりの紫ですら腰をさすりだした。
「肩も痛くね?」
「やっぱり?私って胸おっきめだから痛いんだと思ってたんだけど、みんなも痛いの?」
紫の言葉には誰も興味を示さなかった。
結局のところ普段、背筋も伸ばさず、ろくに運動もせず、忘れ去られていた筋肉たちが皺の奥で悲鳴を上げ始めたのである。
「そろそろ、妖夢が帰って来たらまずいし、家に戻らね?」
幽々子の提案で一同はぞろぞろと引き上げていく。
「あ~、超楽になったしっ」
普段の法衣に戻った紫が、声を上げた。
「やっぱ、女子高生への道は遠いわ」
てゐが永琳の腰をマッサージし始める。
「ま、今日はお試しだったけど。まさか、みんな辛い思いまでして女子高生になんかなりたくないわよねえ? 私一人だけこのまま女子高生になっちゃおうかな」
「そんな事ないわよ」
「私だってなれるわ」
いじましい叫びが上がる。
紫は笑った。
「そう言うと思って、三日後、特別講習を計画しておいたわ。これで女子高生に急接近よ。勿論参加しなくてもいいけどね」
「絶対に参加してやるわ。意地でも女子高生になるんだから」
「私も」
その時、襖を叩く音が聞こえた。
「幽々子様。ただいま戻りました」
「あら、お帰りなさい妖夢」
「あの」
妖夢が困ったような声を出した。
「どうしたの?」
「庭にいた幽霊の過半数が地獄に堕ちかけております」
早苗さん、早く来てこいつらの目を覚ましてやってください、ってか奇跡でなかったこ(略
それはともかく、早苗さん早くきてくれー!
早苗さん!どうにかしてくれ!
咲夜さんならセーラー服似合いそうだ
文、てゐは普通にセーフ。早苗さんや鈴仙にもセーラー服着せてくれないかな。
フランやチルノたち年少組に着させても面白そう。
騙されちゃダメだ、文は普段ミニスカだから違和感がないだけだ
1000歳以上いってるのにミニスカという普段着の方に問題があるんだ
ゼンイン、キチントシタジョシコーセージャナイカ!
アハハ!
という訳でだ、早苗さん出番だよ。このバb(フルボッコ
いや、てゐの年齢からすれば普通に4桁、行って5桁だとは思うが。
等と言ってみる
文とてゐはまだいいけど八意永琳18歳はちょっと無理があr(アポロ13
年齢的な意味ではなくてセーラー服が似合わないキャラがいることがよくわかっt(血雨
周りから「イメクラ」ってツッコまれてたけどねwwwwwww
衣玖姉18歳説
というか、このノリはむしろ婦人会の温泉旅行中のおば(ぼっしゅーと
それと同等規格なゆゆ様がババ(ryと言われないのか不思議で不思議で(死蝶
妄想した結果がこれだよ!
でもアウトと叫ぶ正直な自分もいるw
てかわざわざ女子高生の負の面ばかり抽出しなくても……。
うどんげは…そのまんまだったね