Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

黄昏染まる 幻想の社

2008/08/16 23:42:20
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黄昏に、染まる社に巫女は立つ。



鳥居より、柔風来たりて目を閉じる。



柔風来たる巫女の前。



優しく頭(こうべ)を撫でていく。



優しく優しく撫でられる。



その手が離れてまた撫でて。



その手は頭が振れる程。



くしゃりくしやりと撫でていく。



その手が離れ、また撫でて。



優しく、強く、撫でていく。



撫でて離れてまた撫でて。






幾刻時が過ぎたのか、巫女はそうっと目を開く。


黄昏深き鳥居を見れば
歳も変わらぬ乙女達。

揃いの装束身に纏い

踵返して鳥居を出やる。



残りし巫女は頭を垂れる


己を守りし巫女達に。


古(いにしえ)護りし巫女達に。
始めまして、万葉(まよう)です。

この文は、お盆なら博麗の代々の巫女さん達も帰ってくるんじゃなかろうか?
先代の巫女達は今の巫女…霊夢をちゃんと見守っているんじゃないか?そうだったらいいなぁと思い書いて見ました。

稚拙な文書に付き合い、最後まで読んでくださりありがとうございました。
万葉
コメント



1.名無し削除
五、七を多用しているので声に出して詠むと美しい文章ですね
こういうのは好きです。
2.名前が無い程度の能力削除
和んだ…心にしみるような作品でした。
3.万葉削除
コメント頂きありがとうございます、こうしてお返事が出来るのを非常に嬉しく思います。


今後も日々思った事、感じた事を文に載せていきたいです。

宜しくお付き合いの程を…
4.謳魚削除
ごーしち好きですごっそさま。
そう、全てはここから始まった。
まだ此処には綺麗で儚げな文を創る貴方が居た。
チーちゃんが、氷精が、蠱惑的な碧き純真が、貴方を虜にするまでは…………(よく分からない文をシリアル風味で打ってみましたごめんなさい)
5.万葉削除
レス返しを致します。
>>謳魚 様
お読み頂き有り難うございます。いや本当に嬉しいですね、こうして自分の過去作品を見てコメントが入っているのは。
まだまだ未熟者ではありますがお付き合い下さい。