Coolier - 新生・東方創想話ジェネリック

アリスの人間観察

2008/08/16 23:32:30
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この作品は、筋肉革命シリーズを読まないとさっぱりなお話です。
後、僅かながらアリスが壊れてます。
そういうのがイヤ、と言われる方は上の方にある[戻る]または[閉じる]を優しくタッチしてあげてください。

俺はバッチリだぜ、というお方はスクロールしてお進み下さい。















前書き

ふふ、始めまして私はアリス・霧雨。
マーガトロイドではないからそこんところよろしくね。
私は一ヶ月、引き篭もった魔理沙に渾身的な世話をして霧雨の姓を勝ち取ったわ。
まあ、そこの所はパチュリーの御陰だけど。
兎に角、私は霧雨よ。


…話がそれまくったわね。
今日は私のマイハニー魔理沙の一日を観察してみようと思うの。
最近魔理沙は活発と正反対の大人しい子になってしまった。
ここら辺は「筋肉革命2」を見たら理由が分かるわ。

と、また話が……
では、私の観察の始まり、始まり。





観察 朝


普段は魔理沙に起こされてから起きる私。
でも今日は違う。
裏を取られても良い様にアリバイまでバッチリな嘘を付いて早起きよ。
時計を見たら五時だった。

幾らなんでも早すぎね。
でも、魔理沙の可愛らしい寝顔が見れて私はハッピーよ。

「うーん、ありす~~~」
「ぶはっ」

い、一体どんな夢を見てるのかしら??
夢に私が出てきてるの??きゃほーーーう。

「ありす~むきむきにならないでぇ~~~~」

寝ながら泣くなんて器用ね魔理沙。
あれ??目から汁が………

「と、とりあえず起きて頂戴」
「うー、ありす??」

寝ぼけ眼でふにゃふにゃと喋る魔理沙もGOOD。
でもこのままだと永遠に観察が終わらない。
ここは堪えるのよ、アリス。私は出来る子。

「魔理沙、今日は用事が有るから朝食を早めに作って欲しいの」
「アリスの頼みならしょうがないな、わかったぜ」

うーん、と腕を伸ばし目が覚めたのか魔理沙はベットから降りていった。
その後、私は魔理沙が料理を始めたのを確認し、着替える。
ここら辺を手早く行い、人形達を家中に忍ばせる。
勿論人形の手の中には香霖堂で購入したカメラを持たせてある。
どんな萌えポイントも逃さないわ。

「よろしく頼むわよ、上海」
「シャンハーーイ」

上海に全てを託し私は自分の席に座った。
その間、魔理沙のエプロン姿をたっぷりと堪能する。
普段からエプロン付けてるじゃないかと思ったヤツ、前に出ろ。
今の魔理沙は服を着ていない。
つまり裸なんだよっ!!

「出来たぜアリス」
「ありがとう魔理沙」

これは結婚してから気が付いた事なのだが、魔理沙は料理が上手だ。
普段はそんな素振りは見せないのだが、本当に上手だ。
伊達や酔狂で一人暮らしをしていた訳ではなさそうだ。

「急ごしらえだから美味くできてるかはわからないけどな??」
「何言ってるのよ、魔理沙が作ってくれた事に意味があるんじゃない」
「なっ……」

うーん、相変わらず初心なのね。
結婚してもう大分立つのに。
でも、そんな所が可愛いわ。

本日の朝食。

鮎の塩焼き
豆腐の味噌汁
白米
漬物

朝からかなりの量だ。
でも、大丈夫。
魔理沙のご飯なら冥界の姫並みに食べれるから(検証済み)
さて、それでは嘘の用事をしに行きましょうか。


観察 朝~昼


家を出た私は森を出た所にあるなだらかな丘に来た。
ここからなら幻視をすれば家の中まで見れるのだ。
ちなみに幻視とは、魔力を目に集中させる事により視力を上げる魔法である。
魔理沙はこの魔法、初級なのに出来ないらしい。
うーん、やっぱり得意不得意ってあるわね。

っと、いけないいけない。
魔理沙が動き出したわ。

「する事がないから薬草園の面倒でも見るのかしら??」

普段は九時まで寝ている為、こんな朝早くには起きない。
よって暇になったのだろう。
裏庭の薬草園へと向かっている。
裸のままで。
頭はどうやらまだ眠っているようだ。

「……魔理沙、幾ら森に住んでるのが私と魔理沙だけだからって無用心すぎよ。上海」

私が上海に着替えを催促するように言うと、今まで屋根の上でカメラを構えていた上海が動いた。
サーと魔理沙の前に出ると、部屋の中を指差し必死にアピール。

『服着ろって言ってるのか??あー裸ののまま………』
『シャンハーイ』

上海ナイス、後で新しい服を作ってあげるわ。

ところで今の私ってまるで覗きじゃないかしら??
いえ、気のせいね。


観察 昼


薬草の面倒を見た後の魔理沙の行動は特に特筆する物もなかったわね。
普通に洗濯して干しただけだったし。

「こ、これはっ!!」

リビングに配備した人形から送られた情報は素晴らしいものだった。
魔理沙が私の枕を抱かかえて唸っている。

か、わ、い、い

『うー、アリスー』

あ、鼻血が………
キュッキュッ、これでよしと。

『唸っててもしょうがないし、昼飯にするぜ』

それなら私も昼食にしましょ。
魔理沙から渡されたオニギリ。
梅、オカカ、鮭らしいわね??
私、梅苦手なんだけど……

でも魔理沙が握ってくれた物を残すなんてトンでもない。

『アリスがいないと寂しいぜ』
「ばぶっ」

突然の言葉にご飯粒を吹いてしまった。
こ、此処に来て予想外の展開ね。
今後への期待が否応無しに上がるわ。

『一人で食べる飯って、こんなにも寂しかったんだな……』
『シャンハーイ』
『上海、慰めてくれるのか??』
『シャンハーイ』
『……ありがとな』

上海よくやったわ、ちょっと妬くけどよくやったわ。
さて、ご飯も終わったし幻視を再開しようかしら??
人形視点よりも自分で見たほうが色々萌えるわ。


観測 昼~夕方


ここに来て魔理沙の寂しさはピークに達したようだ。
洗濯物の中から私の服を取り出すと抱きしめて床に転がってしまった。
とりあえず全方位から人形達に写真を取らせておいた。

『アリスはまだ帰ってこないのかよー、アリスー』
「ごめんなさい魔理沙、今日はアナタが寝るまで観測を止めないの」

暫くすると魔理沙は洗濯物を畳み、リビングの机で薬の調合を始めた。
それと同時に私は上海の服を作っている。
まあこれ位見なくても楽勝よ、楽勝。

『……明日になったら今日の腹いせにこの薬を試してやるぜ』

全部筒抜けよ魔理沙、蓬莱使った材料をチェック。
…………なんだ、ただの媚薬じゃない。


……
………
…………ゑ??


そ、それって魔理沙、ようやく魔理沙から求めてきてくれるという事??
魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙魔理沙マリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサマリサまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。

はっ!!
いけない、ついつい魔理沙への思いがマスタースパークしちゃったわ。

『アリスがいけないんだぜ、私をこんな気持ちにさせるから………』

……魔理沙。
明日には帰るわよ。
それまで我慢して頂戴。


観測 夜


『とりあえず風呂に入るぜ』

最初の内はお風呂にも入るのを嫌がってたからよく一緒に入ったわね。
懐かしいわぁ。

「上海、蓬莱、GO」

この丘からでは反対に位置する浴室を覗くことは出来ない。
でも私にしか出来ない芸当がそこにある。

「いっけー、人形達っ」

天井裏、床下、壁の中、窓の外。
私の作ったありとあらゆる覗き用の抜け穴を使い人形達が配置に付く。
これで魔理沙の一挙一動すら見落とさないわ。

『……あ、アリスも居ないからいいよな??』

誰も居ないのにそう呟くと、魔理沙は私のタオルを使って体を洗い始めた。
とりあえずこれは永久保存ね。
ああーもう、こんな事なら予備のフィルムまで持たせておくんだったわ。

『………なんか見られてる気がするぜ』

鋭い!!っていうか今更だけど。
やはり全員フル動員はやりすぎただろうか??

『気の所為か、ここまで誰かが来るわけ無いしな』

たぶん、覗きならやるわよその位。
巷の噂じゃ人間の里の香霖という人が妖怪の山の山頂にある八坂神社に覗きに行ったらしいわね。
因みに苗字が香で、名が霖よ。
中国系かしら??

まあ、その人今捕まってるけど。


『ふー、いい湯だったぜ』

お風呂から上がった魔理沙は再び私の幻視の射程内に入って来た。
見える、見えるぞっ。

バスタオル一枚でふらふらしてました。

『アリスは帰ってこないし、保存の利く物でも作るか』

それって私が帰ってきても食べれるように??
ふふ、嬉しい事言ってくれるわね。

でも何で私の嫌いな物ばかり並べるのかしら??
もしかして些細な復讐??

『……たかだか人間の里で人形劇する位でこんなに時間が掛かる訳ないぜ。アリスの浮気者』

馬鹿ね魔理沙、私は永遠に魔理沙一筋よ。
それは毎晩確かめ合ってる事でしょう??

『今日はもう寝るぜ』

この時を、待っていたっ!!


即座に全員を寝室へ。
ベットの向いの棚に一列で並びなさい。
今朝の配置の通りによ。

『アリスのばか………』

暫くして、寝息が聞こえ始めると、上海が寝顔の写真を撮った。
これで作戦は完了ね。
帰って血の補充をしないとぶっ倒れるわ。








「アリスへ
どうせ夜何も食べてないだろうから用意しておいたぜ。
暖めてから食べろよ  
                 魔理沙」


机の上には八卦炉。
これ、出力調整が難しいのよね。

ま、折角の好意だし受け取りましょ。







その後、火照りまくった体を抱えて私は必死で寝室へと向かうのだった。
やられた、まさかすぐさま使ってくるとは………
ホントに人間の里で人形劇をした後だったらどうするんだ。
疲れて動けなくて、体が火照ってて。まるで地獄じゃないか。

とりあえず。




魔理沙と寝よう。







この後のページは破かれている。
この後は各自のご想像にお任せします。
尚、このネタを下さったお方に最大限の感謝を。
レスを見て一時間以内に仕上げた結果がこれだよっ。

二日の連続投稿は疲れるなぁ。
次は二日後位を予定してます。
紅魔レヴォリューション
コメント



1.時空や空間を翔る程度の能力削除
放置プレイも良いね~。
で、夜が明けたら一日中「にゃんにゃん」「パヤパヤ」ですね、
わかります。
2.名前が無い程度の能力削除
やべえ、なにがってもう魔理沙が可愛すぎてああああああ!


誤字報告
>魔理沙への重いがマスタースパーク

思いかと。なんかこのアリスなら確信犯な気がするけど。
3.名前ガの兎削除
なんという。
仕事速すぎだろうwww
やっぱり、貴方の作品は、いいな。
愛してるぜホント。
4.名前が無い程度の能力削除
まさか本当に書いていただけるとはwwwwwww

GJです!
もう大好きです!
5.名前が無い程度の能力削除
こりゃあ魔理沙、寝かせてもらえないな
まあ、魔理沙も望んだことだしwww
6.名前が無い程度の能力削除
>マーガトロイト
 マーガトロイド
7.紅魔レヴォリューション削除
読んでくれた方に感謝を。
ではレス返し。
1>
きのうは おたのしみでしたね
2>
誤字修正しました、気をつけてるんだけどなぁ
3>
ネタがあれば指がキーを打ってくれる。なかったら沈黙を貫いてくれる………
4>
あなたが私にネタをくれた人ですか??大好きです
5>
互いに合意の上です
6>
誤字修正しました

では、次回作でまた会いましょう。
8.名前を表示しない程度の能力削除
筋肉革命3の方にコメント入れたら既にあった件orz

>今の魔理沙は服を着ていない。
>つまり裸なんだよっ!!
起きぬけの料理で裸エプロンということはエプロン着ける前の就寝時も全裸だとぉ!?
けしからん、もっとやれ!!
9.名前が無い程度の能力削除
仕事が早すぎるwww

中国系のこーりんに誰も突っ込まないのはデフォでおkということがわかりました

ところでその写真一枚500円で売ってくれないか?
10.名前が無い程度の能力削除
>始めまして私はアリス・霧雨。
相変わらずつかみが秀逸ですね。
それと細かい話、「初めまして」ではないかと。

ところでこーりんの命があったことに驚いたのですが、コメントを一言。
11.紅魔レヴォリューション削除
8>
寝る際には互いの愛を確かめるため、衣服は邪魔になってしまいます。
9>
アリスが許可しません。
10>
誤字修正しました。
尚、こーりんはギャグキャラ補正が掛かっています。
絶対にこのSSでは死にません。

では、また会いましょう。