紅魔館の門の前
今日はめーりんとフランが二人だけでお留守番
姉とメイドと本の虫はどこかに行っちゃった…
で…今日は暑い…そんでもって暇…
「めーりん…」
「なんですか?妹様…」
「暑い…」
「まあ、夏ですからね…」
「…暇…」
「お嬢様達、異変解決に行っちゃいましたからね…」
「めーりんは?」
「妹様が逃げ出さないように、遊び相手になってくれだそうです」
「わーい…でも今は暑いから…へばっていよう…」
「…魔理沙さんもきませんしね…」
「めーりん…」
「なんですか?」
「『暑い』と『暇』この二つをなんとかしてくれる覚悟はある?」
「私にそんな覚悟はありません!」
「…ねえねえ…何か無い?涼しくて暇つぶしになりそうな事…」
「…そうですね、でしたら私の手を両手で掴んでください」
「はーい!」
(がしっ)
「では行きますよ!」
(くるくる)
そのまま、フランを掴んでダブルラリアット
高速で回転するから風が当たって涼しい…
「あははっ!これ楽しい~♪」
「もう少し回転スピード上げますよ!」
「うん!」
(ぶんぶんぶん)
(あやややや?)
「…めーりん何か言った?」
「いいえ?多分天狗でしょう」
「そうなんだ…まあいいや、しばらく回転していよう」
数分後…
「…目が回った…」
「妹様もですか…」
「でも楽しかった♪」
「それは良かったです」
「…でもまた暇~」
「…今度は肩車でもしましょうか?」
「うん!」
(か~たぐ~るま~)
(ひょい!)
「うわ~たか~い!」
「それは良かったです」
「めーりん!あっち行って!」
「了解!」
(ぶーん!)
「今度こっち!」
「はいはい!」
(ハイスピーディーぶーん!)
「最速スピード!」
「峠最速にチャレンジ!親父を超えるスピード!」
(マッハ状態!)
「そして離脱!」
「いっけ~!」
(妹様スパイラル!)
紅魔館の傍に新しいクレーターができました
「…妹様…大丈夫ですか?」
「…大変…思っている以上に楽しかった…」
「いや…怪我してないんですか?」
「大丈夫、幼女だから」
「そうですか、幼女なら大丈夫ですね」
「めーりん!さっきのやつもう一回!」
「ええ~?危ないですよ!(主に周りが)」
「大丈夫!新しい必殺技がぼんやりと頭に浮かんだから!」
「そうですか!『フリャンバスター』を超える新技ですね?」
「あの技はお姉さまのパクリだから、自分の必殺技を作るの!」
「分かりました!必殺技の開発には私の体を使ってください!」
「それなら、後で添い寝して?」
「了解です!では、肩車…」
「かたぐるま~♪」
数日後…
「やっほ~う!久しぶりに魔理沙様だぜ~!今ならパチュリーは居ない!本を盗み放題だ!」
「そうは行きません!この紅m「ブレイジングースター!」
何時ものように魔理沙が美鈴の名前を呼ぶ前に特攻してくる
だが、美鈴の身体に当たるよりも先に…
「妹様!今です」
「わかった!」
魔理沙よりも少しだけ早く、隣からフランが飛んでくると
フォー・オブ・アーカインドで四人になり美鈴の手を全員で掴み
「「「「アーカインドオブ・へブンズクロス!」」」」
「なっ!?何で門の前にフランが居るんだ!?」
突っ込んできた魔理沙に対して美鈴が横回転
それと同時に美鈴の手を掴んだフラン四人が
回転しながら攻撃を加える
美鈴とフランの暇と好奇心のツープラトンを受けた魔理沙は
そのまま一日、フランの遊び相手になったとさ…
更に数日後…
「美鈴!」
「お嬢様?」
「私もフランと同じやつやりなさい!」
「ええ~!?」
そして、数分後
美鈴は右手にレミリア、左手にフランを掴んで回転していた
「ダブルラリアット!」
「「きゃははははっ!たのし~♪」」
これ以降、幻想郷の各地で三人合体技が流行ったのはいうまでも無い
騒霊三姉妹あたりが、元祖三人合体技の沽券をかけて勝負を申し込んできそう。
>「妹様が逃げ出さないように、遊び相手になってくれだそうです」
この面倒見の良いめーりんだと、例え本当は逃亡阻止でも、
「妹様が退屈しないように~
くらいのオブラートに包んでくれそう。
それの開発者の末路はっ
>霊夢がやってくるまで、後3分…
あ、もう遅いのね・・・
ところで「アーカインドオブフォーで四人になり」は「フォーオブアカインドで四人になり」の間違いでは…?
さて、地霊殿の委託待ちがはじまるお、、、