この作品は中二病全快です。
設定完全無視な幻想郷が嫌な方、壊れ物が嫌いなお方はお戻りください。
尚、私の前作の設定全部引き継いでいる為、未読の方は是非読んでください。
以上、上の三点が守れる方はどうぞ。
チュンチュンどかーん
爽やかな雀の鳴く声と、イヤすぎる爆音で私は目が覚めた。
先の雀の鳴く声は兎も角、後の爆音は十中八九パチュリーのヤツが訳の解らん実験をして失敗したのだろう。
お姉さまが図書館の修理代も馬鹿にならないって嘆いていたわ。
「………………えいっ」
足に感じるどこか気持ちいい??感覚を確かめる為に布団をめくると、そこには私の足の親指を咥えたお姉さまがいた。
………朝っぱらから何をしているのだろうか、この姉は。
たぶん爽やかだった目覚めが台無しじゃないか。
「ちゅぱちゅぱ、おふぁようふりゃん」
「おはよう、お姉さま。まず私の親指を舐めるのを止めて頂戴」
「……むー、しょうがない子ね」
どっちがしょうがないのだろう、と問われたら間違いなくお姉さまだ。
そう、私は断言できる。
この幻想郷に来てからのお姉さまの暴走っぷりは目に余る。
周りが変態ばかりだから、自分もはっちゃけてもOKみたいな解釈をしたのだろうか??
「さてフラン、そろそろ昼食よ」
「そう、今日のメニューは何かしら??」
「咲夜から聞いた情報だと今日はスパゲッティだそうよ」
「私大好き」
「プロテインじゃなかったら」
そう、ね。
パチュリーの馬鹿の強攻策で強制的に全てプロテインスパになったのは記憶に新しいわ。
あの時は確かパチュリーがミートの缶を全て破壊してプロテインの缶を置いておいたのだったかしら??
お姉さまと私でズタボロにしておいたけど。
「まあ今度は咲夜が見張ってるから大丈夫よ、早く行きましょ」
「そうね、咲夜に任せていたら大丈夫よね」
動機は不純だが、思いは同じはずだと信じている。
食堂に行くと所々焦げて服の破れたパチュリーと小さい小悪魔が居た。
純粋に可愛らしいと思った。
それと同時に誰と小悪魔の間に作った子なのだろうかと思った。
「パチュリー、それ誰の子??」
「小悪魔」
「それは分かってるわ、お父さんは誰」
「何が分かってるかがさっぱりだわ、これが小悪魔よ」
………つまり小悪魔の隠し子では無かったと。
なーんだ、面白くないの。
……
………
「え??」
「パチュリーっ、貴様何やらかしてくれてんのよっ、図書館の天井の一部が丸ごと吹き飛んでるじゃないのっ」
私がパチュリーに問いただそうとすると、お姉さまが憤怒の表情で食堂に駆け込んできた。
先ほど妖精メイドの報告を受けて偵察に行って来たのだが、早かったな。
「一体どうやったらあんな見事に吹き飛ぶのよっ、紅魔館の金庫を空にするつもり??」
「そうならないでしょう、毎日馬鹿みたいに株で儲けてるクセに」
「あんたも稼げ」
そう、紅魔館の収入のほぼ百パーセントはお姉さまが株で儲けている。
私にはさっぱりだが、お姉さまにかかれば幾らでも儲かるらしい。
そう言う所は尊敬する。
「大体吹き飛んだって言ってもアレは必要な犠牲だったのよ」
「そう、吹き飛んで行った天井の残骸が湖に落ちて氷精以下ちびっこ達が永遠亭に担ぎ込まれたのも必要な犠牲な訳ね」
「勿論よ」
パチュリーったら凄い、お姉さまの嫌味を笑顔で受け流したわ。
しかし、犠牲者まで出して一体何がやりたかったのだ??
もちかしてその小さい小悪魔じゃないだろうな。
「で、紅魔館の資産1000万使ってやりたかった事って何かしら??」
その大半は慰謝料だろうな、きっと。
氷精の友達多いし、しゅん。
「勿論このちっさい小悪魔にする事よ」
「グングニルゥー♪」
わぉ、お姉さま私も参加していい??
ほぼ毎回の如く出番があるからって調子に乗ってるからここらで誰が主役か決めないと。
「あのー、いい感じに盛り上がってるところ悪いんですけどご飯です」
気が付いたら完璧に食事の用意がされていた。
小悪魔用のベビーチェアも。
一体何所から持ってきたのだろう、少なくとも私が使っていたヤツとは違うぞ。
勿論お姉さまが使っていたのとも。
「はい、小悪魔ちゃんはこっちでちゅよー」
大変よお姉さま、咲夜が罪を犯す直前の表情をしているわ。
早く止めないとまた四季映姫の所に迎えに行かなきゃ。
「あうー、さくやー」
「さて、お姉さんの部屋に行きましょうね??」
「そこまでよっ」
ナイスパチュリー、咲夜恥ずかしいから三途の川まで行かせないでくれ。
こちとら吸血鬼だから夜しか外出出来ないのに。
「もきゅもきゅ、それでパチェどうやったら小悪魔は元に戻るの??」
「ほっといたら戻るわ」
「相変わらずいい加減ね」
「それが私、パチュリー・ノーレッジ」
何時かの幼女大人化の際も結構いい加減だったろアンタ。
お姉さまが首吊る少し前に大人の状態で外に放り出したそうじゃないか。
美鈴から聞いたぞ。
「ま、困るのはパチェだから別にいいけど………病んでるわねぇ」
「外の人達が毎日朝牛乳を飲むのと一緒よ」
「とりあえず謝れ」
さっさと謝れ、世の中の牛乳を愛する人達に謝れ。
あと食堂の隅でロイヤルフレアを受けてへばってる咲夜にも謝れ。
そんなにドバドバミートの上からプロテイン掛けやがって。
もう別の料理じゃないか。
「うーん、やっぱりこれよね」
プロテインって中毒性有ったっけ??
明らかにパチュリーの表情はキめてる人のソレなんだが。
「うー」
「どうしたの??」
「ささらないー」
気がついたら小悪魔がフォーク片手にスパゲティと戦っていた。
そもそもスパゲティは絡める物で、刺す物ではない。
どうやら外見と一緒に精神まで幼くなったらしい。
「ほら、こうやるのよ」
「わー、ふらんありがとー」
「どういたしまして」
お姉さま、何羨ましそうな表情でこっちを見てるのよ。
私より五歳年上なんだからこんなちっちゃい小悪魔のマネしないでよ??
「ふらーん、私にも食べさせてー」
「うおりゃ」
うーん、咲夜のようには上手く刺さらなかったか、お姉さまったらなんでオープンゲットしてるのよ。
コウモリになった所為で食事に埃が入ったじゃない。
「はぁはぁ、さっきのは危なかったわ」
お姉さまは自分のイスの背もたれに突き刺さったフォークを引っこ抜くと、自分のと取り替えて食べ始めた。
さっきまで私が使っていたのを投げたのは失敗だったかもしれない。
「うーん、フランの味がする」
「どんな味よ」
「きっと甘酸っぱいのよ、青春ね」
「ちょっと黙ってろパチュリー」
「あうー、べとべと」
「ああー、もう可愛すぎ」
やばい、段々とカオスになってきた。
このままでは収集の付かないグダグダな展開になってしまう。
そうなったらお終いだ。
かくなる上はカオスの元凶を抹殺して……
「ああー、夜勤明けは疲れますねー。あ、美味しそうですね貰ってもいいですか??」
先ほどまで眠っていたであろう美鈴が姿を現した。
長い赤い髪は所々に寝癖が付いている。
後、普段の中華な服を着崩してる、少し咲夜が興奮してる。
なんで常識人が居ないんだろう、この屋敷。
「中国、私のを上げるわ」
「あ、本当ですか??貰います」
「ダメーーーーッ」
「チッ」
「え??え??」
このままムキスパを食べさせたらムキリンになってしまう。
そうなったら私一人で突っ込まなきゃダメじゃないか。
小悪魔は萌えキャラに路線変更したし。
「じゃ、じゃあ咲夜さん作ってくれます??」
「5秒待ちなさい」
「出来たわ」
あんた早すぎ、ほんと便利だな時止め。
反則じゃないか。
「うーん、さすが咲夜さんです」
「褒めても何もでないわよ」
「そうですか??ケーキくらいは出そうですけど」
「まったく、少しだけよ??」
咲夜は褒められる事に弱い為、少し褒めてあげればこの用におやつが貰えるのだ。
突如トランスする事を覗けばいいメイドなのになぁ。
「咲夜、今日もステキなご飯をありがとう、ケーキ頂戴」
お姉さま、すっごく棒読みだし本音駄々漏れよ。
おねだりって言うのはこう殺るの、じゃなくてこうやるの。
「さくやー、デザート食べたい」
「直に用意いたします」
少し幼女キャラを押し出せばイチコロだ。
ふふ、お姉さまったら悔しがってるわ。
「くっ、咲夜は私のメイドなのにっ」
「お姉さまは無に等しいカリスマに縋り付くからダメなのよ、いっそのことへたれになりなさい。
私なんて狂気設定完全無視よ、むしろ掛かって来いよ」
そんなごく一部にしか受けない設定なんて要らないわ。
なるべく多くの人からお菓子が貰えるキャラになれって小悪魔が言ってたもの。
お兄ちゃん、お菓子頂戴??
私完璧。
「パチュリー様はケーキ要ります??」
「一応小悪魔の分も含めて貰うわ」
「小悪魔さんのは用意してあります」
「そう、じゃあ私のもよろしく」
そういえば私の師匠は今幼女キャラか。
私より受けそうな気がする。
「それではどうぞ、今日のは腕によりをかけて作ったショートケーキです」
「勿論プロテイン入りよね??」
「パチュリー様は黙っていて下さい、そんなお菓子作りたくもありませんし、見たくもありません」
「むきゅー」
パチュリー、拗ねてもダメだ。
腕の半分がムキムキでは気持ち悪いだけだぞ。
「フランのイチゴ貰ったっ」
「ああーーーー!!」
目の前で、目の前で楽しみにしていたイチゴが取られた。
よりにもよってお姉さまに。
普段から槍を振り回しているからだろうか??フォークでの一撃は素早かった。
「むぐむぐ、美味しいわ」
私のイチゴが……
最後に食べようとしてたのに……
お姉さまの、お姉さまの。
「「「「バカァーーーーーッ」」」」
「んなっ、行き成りフォーオブアカインド!?フランが四人最高」
お姉さま、お姉さまには私の苦しみを味わってもらうわ。
最後に食べようと取っておいたイチゴの仇、絶対に取ってあげる。
私のスターボウブレイクでね。
「ふ、フラン??なんでボウガンを私に向けるのかしら??」
「それはね」
「お姉さまにね」
「私達のね」
「苦しみを味わってもらう為よ」
「さ、咲夜に頼めば他にも……」
「あ、イチゴはあれで最後ですよ、季節夏ですし」
だって、お姉さま。
ますます許せないよ。
「「「「スターボウブレイクッ」」」」
「ああー、四本のレーヴァンテインが飛んでくるーーー」
逃げた!!
逃がさない。
地獄の果てまで追い詰めて。
裸に引ん剥いて咲夜に差し出してやる。
「「「「まてーーーー」」」」
「オープンゲットォ」
「もきゅもきゅ、仲が良いわね」
「ホントですね」
「あうー、くりーむがぁ」
「食べてもいいですか??」
設定完全無視な幻想郷が嫌な方、壊れ物が嫌いなお方はお戻りください。
尚、私の前作の設定全部引き継いでいる為、未読の方は是非読んでください。
以上、上の三点が守れる方はどうぞ。
チュンチュンどかーん
爽やかな雀の鳴く声と、イヤすぎる爆音で私は目が覚めた。
先の雀の鳴く声は兎も角、後の爆音は十中八九パチュリーのヤツが訳の解らん実験をして失敗したのだろう。
お姉さまが図書館の修理代も馬鹿にならないって嘆いていたわ。
「………………えいっ」
足に感じるどこか気持ちいい??感覚を確かめる為に布団をめくると、そこには私の足の親指を咥えたお姉さまがいた。
………朝っぱらから何をしているのだろうか、この姉は。
たぶん爽やかだった目覚めが台無しじゃないか。
「ちゅぱちゅぱ、おふぁようふりゃん」
「おはよう、お姉さま。まず私の親指を舐めるのを止めて頂戴」
「……むー、しょうがない子ね」
どっちがしょうがないのだろう、と問われたら間違いなくお姉さまだ。
そう、私は断言できる。
この幻想郷に来てからのお姉さまの暴走っぷりは目に余る。
周りが変態ばかりだから、自分もはっちゃけてもOKみたいな解釈をしたのだろうか??
「さてフラン、そろそろ昼食よ」
「そう、今日のメニューは何かしら??」
「咲夜から聞いた情報だと今日はスパゲッティだそうよ」
「私大好き」
「プロテインじゃなかったら」
そう、ね。
パチュリーの馬鹿の強攻策で強制的に全てプロテインスパになったのは記憶に新しいわ。
あの時は確かパチュリーがミートの缶を全て破壊してプロテインの缶を置いておいたのだったかしら??
お姉さまと私でズタボロにしておいたけど。
「まあ今度は咲夜が見張ってるから大丈夫よ、早く行きましょ」
「そうね、咲夜に任せていたら大丈夫よね」
動機は不純だが、思いは同じはずだと信じている。
食堂に行くと所々焦げて服の破れたパチュリーと小さい小悪魔が居た。
純粋に可愛らしいと思った。
それと同時に誰と小悪魔の間に作った子なのだろうかと思った。
「パチュリー、それ誰の子??」
「小悪魔」
「それは分かってるわ、お父さんは誰」
「何が分かってるかがさっぱりだわ、これが小悪魔よ」
………つまり小悪魔の隠し子では無かったと。
なーんだ、面白くないの。
……
………
「え??」
「パチュリーっ、貴様何やらかしてくれてんのよっ、図書館の天井の一部が丸ごと吹き飛んでるじゃないのっ」
私がパチュリーに問いただそうとすると、お姉さまが憤怒の表情で食堂に駆け込んできた。
先ほど妖精メイドの報告を受けて偵察に行って来たのだが、早かったな。
「一体どうやったらあんな見事に吹き飛ぶのよっ、紅魔館の金庫を空にするつもり??」
「そうならないでしょう、毎日馬鹿みたいに株で儲けてるクセに」
「あんたも稼げ」
そう、紅魔館の収入のほぼ百パーセントはお姉さまが株で儲けている。
私にはさっぱりだが、お姉さまにかかれば幾らでも儲かるらしい。
そう言う所は尊敬する。
「大体吹き飛んだって言ってもアレは必要な犠牲だったのよ」
「そう、吹き飛んで行った天井の残骸が湖に落ちて氷精以下ちびっこ達が永遠亭に担ぎ込まれたのも必要な犠牲な訳ね」
「勿論よ」
パチュリーったら凄い、お姉さまの嫌味を笑顔で受け流したわ。
しかし、犠牲者まで出して一体何がやりたかったのだ??
もちかしてその小さい小悪魔じゃないだろうな。
「で、紅魔館の資産1000万使ってやりたかった事って何かしら??」
その大半は慰謝料だろうな、きっと。
氷精の友達多いし、しゅん。
「勿論このちっさい小悪魔にする事よ」
「グングニルゥー♪」
わぉ、お姉さま私も参加していい??
ほぼ毎回の如く出番があるからって調子に乗ってるからここらで誰が主役か決めないと。
「あのー、いい感じに盛り上がってるところ悪いんですけどご飯です」
気が付いたら完璧に食事の用意がされていた。
小悪魔用のベビーチェアも。
一体何所から持ってきたのだろう、少なくとも私が使っていたヤツとは違うぞ。
勿論お姉さまが使っていたのとも。
「はい、小悪魔ちゃんはこっちでちゅよー」
大変よお姉さま、咲夜が罪を犯す直前の表情をしているわ。
早く止めないとまた四季映姫の所に迎えに行かなきゃ。
「あうー、さくやー」
「さて、お姉さんの部屋に行きましょうね??」
「そこまでよっ」
ナイスパチュリー、咲夜恥ずかしいから三途の川まで行かせないでくれ。
こちとら吸血鬼だから夜しか外出出来ないのに。
「もきゅもきゅ、それでパチェどうやったら小悪魔は元に戻るの??」
「ほっといたら戻るわ」
「相変わらずいい加減ね」
「それが私、パチュリー・ノーレッジ」
何時かの幼女大人化の際も結構いい加減だったろアンタ。
お姉さまが首吊る少し前に大人の状態で外に放り出したそうじゃないか。
美鈴から聞いたぞ。
「ま、困るのはパチェだから別にいいけど………病んでるわねぇ」
「外の人達が毎日朝牛乳を飲むのと一緒よ」
「とりあえず謝れ」
さっさと謝れ、世の中の牛乳を愛する人達に謝れ。
あと食堂の隅でロイヤルフレアを受けてへばってる咲夜にも謝れ。
そんなにドバドバミートの上からプロテイン掛けやがって。
もう別の料理じゃないか。
「うーん、やっぱりこれよね」
プロテインって中毒性有ったっけ??
明らかにパチュリーの表情はキめてる人のソレなんだが。
「うー」
「どうしたの??」
「ささらないー」
気がついたら小悪魔がフォーク片手にスパゲティと戦っていた。
そもそもスパゲティは絡める物で、刺す物ではない。
どうやら外見と一緒に精神まで幼くなったらしい。
「ほら、こうやるのよ」
「わー、ふらんありがとー」
「どういたしまして」
お姉さま、何羨ましそうな表情でこっちを見てるのよ。
私より五歳年上なんだからこんなちっちゃい小悪魔のマネしないでよ??
「ふらーん、私にも食べさせてー」
「うおりゃ」
うーん、咲夜のようには上手く刺さらなかったか、お姉さまったらなんでオープンゲットしてるのよ。
コウモリになった所為で食事に埃が入ったじゃない。
「はぁはぁ、さっきのは危なかったわ」
お姉さまは自分のイスの背もたれに突き刺さったフォークを引っこ抜くと、自分のと取り替えて食べ始めた。
さっきまで私が使っていたのを投げたのは失敗だったかもしれない。
「うーん、フランの味がする」
「どんな味よ」
「きっと甘酸っぱいのよ、青春ね」
「ちょっと黙ってろパチュリー」
「あうー、べとべと」
「ああー、もう可愛すぎ」
やばい、段々とカオスになってきた。
このままでは収集の付かないグダグダな展開になってしまう。
そうなったらお終いだ。
かくなる上はカオスの元凶を抹殺して……
「ああー、夜勤明けは疲れますねー。あ、美味しそうですね貰ってもいいですか??」
先ほどまで眠っていたであろう美鈴が姿を現した。
長い赤い髪は所々に寝癖が付いている。
後、普段の中華な服を着崩してる、少し咲夜が興奮してる。
なんで常識人が居ないんだろう、この屋敷。
「中国、私のを上げるわ」
「あ、本当ですか??貰います」
「ダメーーーーッ」
「チッ」
「え??え??」
このままムキスパを食べさせたらムキリンになってしまう。
そうなったら私一人で突っ込まなきゃダメじゃないか。
小悪魔は萌えキャラに路線変更したし。
「じゃ、じゃあ咲夜さん作ってくれます??」
「5秒待ちなさい」
「出来たわ」
あんた早すぎ、ほんと便利だな時止め。
反則じゃないか。
「うーん、さすが咲夜さんです」
「褒めても何もでないわよ」
「そうですか??ケーキくらいは出そうですけど」
「まったく、少しだけよ??」
咲夜は褒められる事に弱い為、少し褒めてあげればこの用におやつが貰えるのだ。
突如トランスする事を覗けばいいメイドなのになぁ。
「咲夜、今日もステキなご飯をありがとう、ケーキ頂戴」
お姉さま、すっごく棒読みだし本音駄々漏れよ。
おねだりって言うのはこう殺るの、じゃなくてこうやるの。
「さくやー、デザート食べたい」
「直に用意いたします」
少し幼女キャラを押し出せばイチコロだ。
ふふ、お姉さまったら悔しがってるわ。
「くっ、咲夜は私のメイドなのにっ」
「お姉さまは無に等しいカリスマに縋り付くからダメなのよ、いっそのことへたれになりなさい。
私なんて狂気設定完全無視よ、むしろ掛かって来いよ」
そんなごく一部にしか受けない設定なんて要らないわ。
なるべく多くの人からお菓子が貰えるキャラになれって小悪魔が言ってたもの。
お兄ちゃん、お菓子頂戴??
私完璧。
「パチュリー様はケーキ要ります??」
「一応小悪魔の分も含めて貰うわ」
「小悪魔さんのは用意してあります」
「そう、じゃあ私のもよろしく」
そういえば私の師匠は今幼女キャラか。
私より受けそうな気がする。
「それではどうぞ、今日のは腕によりをかけて作ったショートケーキです」
「勿論プロテイン入りよね??」
「パチュリー様は黙っていて下さい、そんなお菓子作りたくもありませんし、見たくもありません」
「むきゅー」
パチュリー、拗ねてもダメだ。
腕の半分がムキムキでは気持ち悪いだけだぞ。
「フランのイチゴ貰ったっ」
「ああーーーー!!」
目の前で、目の前で楽しみにしていたイチゴが取られた。
よりにもよってお姉さまに。
普段から槍を振り回しているからだろうか??フォークでの一撃は素早かった。
「むぐむぐ、美味しいわ」
私のイチゴが……
最後に食べようとしてたのに……
お姉さまの、お姉さまの。
「「「「バカァーーーーーッ」」」」
「んなっ、行き成りフォーオブアカインド!?フランが四人最高」
お姉さま、お姉さまには私の苦しみを味わってもらうわ。
最後に食べようと取っておいたイチゴの仇、絶対に取ってあげる。
私のスターボウブレイクでね。
「ふ、フラン??なんでボウガンを私に向けるのかしら??」
「それはね」
「お姉さまにね」
「私達のね」
「苦しみを味わってもらう為よ」
「さ、咲夜に頼めば他にも……」
「あ、イチゴはあれで最後ですよ、季節夏ですし」
だって、お姉さま。
ますます許せないよ。
「「「「スターボウブレイクッ」」」」
「ああー、四本のレーヴァンテインが飛んでくるーーー」
逃げた!!
逃がさない。
地獄の果てまで追い詰めて。
裸に引ん剥いて咲夜に差し出してやる。
「「「「まてーーーー」」」」
「オープンゲットォ」
「もきゅもきゅ、仲が良いわね」
「ホントですね」
「あうー、くりーむがぁ」
「食べてもいいですか??」
ゲッターを幻想入りさせてたまるかああああ!
超爽やかな笑みを幻視したwwww
どうぞ つ[札束]
美鈴も再度幼女化したら、素晴らしいトリオが誕生するな
>翌日に感想も録に読まずに消去してしまいました
それはないよ・・・orz
けっこう好評だったのよ?
では、レス返しを。
1>
最近じゃスパロボぐらいでしか見ないよね。
2>
咲夜さん曰く天使の微笑みです。
3>
フラン「わーい、ありがとうお兄ちゃん」
4>
それは知りませんでした。
ですが、なんともグダグダで今更な作品だった為消去致しました。
読んで頂いて好評だった方には申し訳ありません。
変態で幼女で財布……称えればいいのか罵ればいいのかわかりません!!
意外なところでカリスマ激増www
毎月云億円と稼いでいるんだろうなぁ…
いろいろとなんかもう大胆な設定滅殺。紅魔さんたら開き直りも大全開ですなwww
とりあえずつかみのちゅんちゅんどかーんで吹きました。
6>
一応褒めてあげてください、がんばってるんです。たぶん。
7>
まあ、たぶん作者のだけだと思いますけどね、ここまでぶっ飛んでるのは。
8>
すみません、納得いかなかったもので。
9>
そして毎朝のフランへのセクハラでプラマイゼロです。
10>
儲けの大半はパチュリーの奇行で失っています。
11>
あらすじ、妹紅が冗談で言ったムキムキな人が好き発言を本気にした慧音がムキムキを目指すお話。
基本的に筋肉はちょっともう限界かなって思ってきてます。
いやぁ、もう設定無視でもOKなのが二次創作だと勝手に解釈してますから。
後ダークやシリアスなのは苦手なんです、書くの。
では、次回作があったらお会いしましょう。(現在3改定中・・・よりグダグダに)
崩壊は時間の問題か。
スターボウのボウは虹のことですよ。
ちょっと全財産でお菓子買ってくる!
しかしこれはいいカオス。