「今日もいい天気です…」
紅魔館門番隊宿舎の隣
そこは紅魔館の中で唯一まともに日光が入る所であった
屋敷の主は吸血鬼、日光は苦手だから
日の光が当たる所を門番隊の宿舎にしたのだ
「さて、そろそろ作物の収穫ができる時期ですね」
でも、日当たりが良い土地を置いておくのは勿体ない
そこで、門番長は余った土地を使って誰の迷惑もかけないで
作物を育てる事にした
「…休憩時間になったら、野菜を収穫しにいかないと…」
元来、この紅魔館の門番長といわれる人は
回りに迷惑をかけることを心底嫌った
頼まれた事は無理しない範囲でだがキッチリとこなすし
他の人が忙しい時に無理を言う事は無く
周りからある意味尊敬の目で見られていた
休憩時間の間に、門番長は自分が丹精込めて育てた野菜を収穫した
食べる人達の事を考えて、安全な水をほぼ毎日汲んできて水をやり
年に何回も収穫するという事はせず、虫がわくと困るから虫の妖怪と取引をして
こうして、量は少ないが安心で美味しい野菜を手作業で収穫する
もし、この野菜を作る事になれば、すごい手間とお金がかかるだろう
だが、この門番長はその作物を売りに出さず
「そうだ、霊夢さんと魔理沙さんにおすそ分けしよう」
額に汗を浮かべながら、笑顔でおすそ分けしてしまうのだ
収穫した作物を自分の部屋にもって帰ると、お鍋とオタマを手に持ち
「さて、今日は何を作りましょうか」
こっそりと料理を作る…だが、それは自分が食べるものではない
収穫した野菜を、特製のタレで味付けしている最中に何者かが部屋に入ってきた
「ちゅう~ごく~!」
「妹様…中国って呼ばないでくださいよ」
「えへへ…ごめんなさい」
まず始めに入ってきたのは、この屋敷の主の妹…フランドール・スカーレット
「今日はなにかしら?ちゅうごく…」
「ですから~お嬢様も中国って呼ばないでくださいよ~」
「冗談よ…で?今日は何を作ってるの?」
次に入ってきたのは、この屋敷の主であるレミリア・スカーレット
「ちゅうごく、私の分も有る?」
「私の事を『中国』って言うメイド長の分はありません!」
「ごめんごめん…謝るわ美鈴」
「すぐに準備しますから、そこで座っていてください」
この紅魔館のメイド長等を筆頭にして、紅魔館の面々が美鈴の部屋の中に入ってくる
そして、門番長が収穫した野菜を炒め物にした物を皿に盛り付けると
「はい、特製野菜炒めができましたよ!」
皆が座っているテーブルの上に置き両手を合わせる
「「「「頂きます!」」」」
紅魔館のトップ達が、安心して美味しい料理を食べる事ができるのは
ひとえに、表の世界からここにやってきた門番長が居るからである
「ねえ…美鈴?」
「なんですか?お嬢様」
「…表の世界に未練は無いの?」
「…周りに居るのは敵だらけの世界に…もう戻りたくはありませんよ」
美鈴がそう言うと、お皿を洗いに向かう
それを後ろで見ながら、レミリアは美鈴が居たとされる大陸にため息を着いた
「…美鈴が幻想に来たって事は…もうそろそろあの大陸も駄目になってるわね…」
そして、自分が美鈴を紅魔館に引き入れる事が出来た幸運を素直に喜んだ
そりゃ中国ダメになるわwww
まぁ、日本も東京オリンピック開催当時は、まだまだな国だった訳ですし、お隣さんもこれを気に変わる可能性も十分有り得るでしょうが。
美鈴と同じことを思っている華僑の方々も、大勢いるらしいですしね。
野菜を皆にふるまう美鈴となんと違うことか
あと、領海も還してください。そのたもろもろかえして関わらないでください。
ロシアと韓国もな
>周りに居るのは敵だらけの世界に
日本も変わらんです(台湾のトップも反日になったし・・・
気をつけて物見なきゃいかんね。彼の国はどうなることやら。
>>3.
HAHAHA 北の朝鮮も忘れちゃ駄目だゼ
後になって歴史を眺めてみれば、教科書数ページで終わるだけの話かもしれませんがね。
まぁ、それはさて置き。
美鈴の、中国ネタをこういう風に料理される脇役さんの腕に舌鼓。
もう美鈴愛が溢れまくってますな。
でも、言ってる事は間違ってないと思う。
そういった覚悟でこの作品を書き上げた脇役さんに尊敬の意を感じました。
そして日本は『お人好し』すぎる国だから、そこをつけ込まれ、各国に叩かれる…
もしや、幻想郷の外の中国は、『中国というもの』自体が無くなっているのかもしれない……
そして、そんな彼女が愛されているということは、
彼の国はそれに値するほど愛することができるということさ、何時の日か。
個人的には、主義主張の場ではないこういう場所で他国を誹謗しても仕方ないと思いますが。
更に個人的なこと。
一部のコメントを読んで、悲しくなりました。やはり、人は愚かですね…
ネットの世界で既に、お互いに死ねや発言が行き交う有様です
>日本は『お人好し』すぎる国
昔はお人よしでも決めるべき時には決める、言うべき事は言う日本人がトップであり、外交担当部署だった気がするのですが(最も、戦後間も無い頃限定か><)
それに引き換え、今の日本人は何時の間に、言うべき時に言わずに回りの強国に漬け込まれ放題な国になったのでしょうか
後、どこかで聞いた事があるのですが「本気で喧嘩した者同士は、何時の間にか熱い友情で結ばれてる」と言うのなら、
どれ位、本気で戦争すれば、世界各国が熱い友情で結ばれると言うのでしょうか?
どれ位、本気で中国と台湾と衝突(武力・若者同士のいざこざ含む)すれば、熱い友情で結ばれるのでしょうか?
楽観的な平和理論は、最早平和ボケの象徴なのでしょうか?
最後、話脱線してスマソ
その分だと幻想郷に飲兵衛が多いのも外の世界で酒飲みが減っているからという解釈も。
あんまり実際の外の世界とリンクさせた話は
いろいろと荒れるからやめときましょうよ・・・ここを2chにするのはしのびないんで
頼みます
自分自身ちょっと、ブラックジョークが過ぎた感がありますね、反省します
日本は『お人好し』ではなく『長いものに巻かれろ』だと思う
本気で喧嘩すれば仲良くなるというのは、国には当てはまりません
負けた国が、恨みを持って兵器を開発し、それに対して勝った国が兵器を作る
まあ、血を吐きながら続ける悲しいマラソンが出来上がるわけです
幻想郷に飲兵衛が多い理由は、神主様のおかげと
物価が高くなって皆発泡酒になるか、無理やりの無料が減ったからです
……幻想郷は…なんでも受け入れてくれます…
外に帰って来てくれるといいのですが(切実)