この小説は「筋肉革命1、2」の流れを汲んでいます。
よって、先にそちらを見ることをお勧めします。
なお、あれほどのギャグにする事は不可能の為、しょうもない話です。
注意、ムキムキなパチュリーさま、変態なレミリアが嫌なお方は華麗に戻るをクリック。
昼、目が覚めた私は大きく伸びをし、朝の一言。
「れみ・りあ・うー」
ブバッという従者の鼻血の音を聞き、私の一日は始まる。
「とりあえず咲夜、着替えさせて」
「かしこまりましたお嬢様」
鼻にティッシュを詰めた咲夜によって毎日私は着替えている。
前にも言ったと思うけど自分で着替えれない訳じゃないわよっ。
私ほど高貴な者なら自分では着替えないもの、って咲夜が言ってたんだから。
「今日のお昼ご飯は何かしらね」
「パチュリー様のリクエストで、プロテイン入りムキューオムライスです」
「そう、ムキューじゃなくてムキムキなオムライスな訳ね。
私のには血を入れておきなさい、当然プロテインは抜きよ」
「既に用意してあります」
「さすが咲夜」
それでこそ私の従者だ。
「ところで、今日の分は??」
「こちらに」
咲夜から渡されたモノを口に含み、噛む。
うーん、今日のもいい味だわ。最高。
「パチュリー様がお待ちですので食堂へ急ぎましょう」
「そうね、もきゅもきゅ」
紅魔館の誇る大食堂に入ると、其処にはフランが仁王立ちしていた。
「お目覚めから変態ねお姉さま、なんで妹の靴下を毎日噛んでるのかしら??」
「いやね、これやらないと一日のテンションががた落ち………」
「そう、関係ないわ」
フランに強制的に口を開かされると、喉の奥まで突っ込まんばかりに腕を突っ込まれる。
うげぇ、吐きそう。
「うわぁベトベト、次やったらお姉さまを壊すからね」
よし、明日もやろう。
なんだかんだ言って壊さないフランが好きよ。
「ところでパチェ、今日のリクエストは相当病んでるわね」
「あら、私はレミィの健康に気を使っただけよ」
「そう、所で最近いらない筋肉が増えたんだけれど」
「気のせいじゃないかしら??」
「………ゴラァッ、テメエは家をマッチョだけにするつもりか、アアァ??」
「レミィ、はしたないわ」
「あらいけない」
私ともあろうものが取り乱すなんてあってはならないわね。
そうよ、メイドが全員ガチムチになっても私は落ち着いたままで居るのよ。
「それではお召し上がりください」
咲夜によって並べられたオムライスをフランと同時に食べ始める。
フランのスプーンの握り方、ギュッと握り締めてから咲夜に訂正される。萌える。
パチェのスプーンの握り方、箸で食べてる。もうね、マナー云々問う気は失せたわ。
「ムグムグ、そういえば小悪魔はどうしたの??」
「小悪魔なら本の整理中よ、その後門番と食事」
「ふーん、忙しいのね」
「ええ、今日は特にね」
「なんで??」
「ちょっとね」
ああ、どうせ図書館でまたマチョリーになったんだろ。知ってるぞ。
パチュリーは興奮するとマチョリーへと変身できるのだ。
二度の変身における副産物らしい。
「また魔理沙??」
「いいえチルノ」
「うぇい!?」
「ちょーと、実験したくなって連れて来たのよ。
で、実験は成功したけど、暴走しちゃったわ」
「で、どうしたのよ」
「今??湖にポイッ」
ああ、ホントに常識まで飛んだのか日陰の魔女よ。
というかチルノは大丈夫なんだろうな。
「アタイったらサイキョーねっ!!」
ズドーンと食堂の壁を突き破って巨大なツララが突っ込んできた。
さっきの声といい、まさか………
「紹介するわ、色々と最強なチルノよ」
其処には大人で、ボンキュッボーンなチルノが居た。
うえぇい、咲夜が鼻血吹いたぜ。
「うわーい、最強だぁ」
おまえ女なら誰でもよくないか??
最近そう思う行動が多すぎるぞ。
「ふふん、アタイの魅力に声も出ないようね」
いや、突っ込む気力も無いだけ。
それにフランの食べる所見てたほうが得る物も多いし。
「さて、とりあえずチルノ戦果はどう??」
「さすがアタイ、全員そこのメイドみたいに鼻血吹いて倒れたわっ」
「そう、ムキムキの次はこれで行けるわね」
行けねえよ、どこまで紅魔館の威厳を落とせば気が済むんだこの魔女は。
最悪外の湖にポイッするぞ。
「お姉さま何ジッと見てるのよ、あげないわよ」
「いいのよ、フラン」
守るように皿を抱きかかえるフラン激萌え。
やっぱりフランが一番萌えるわ。
「よしチルノ次はルーミアを捕まえるわよ」
「サイキョーのアタイに任せてよ」
また新たな犯罪に手を染めそうだな、パチュリー。
もし捕まったらとっくに追い出してる事にしておくよ。
あ、小悪魔は置いていけよ??
数少ない常識人だから。
夜、吸血鬼のお時間だ。
しかし、今日は満月ではない為テンションもイマイチ。
むう、寝起きの靴下噛みが足りてないわね。
「こうなったらフランのパンツを頭にかぶるしか」
「なんでそうなるのよお姉さま」
「あらフラン、いい夜ね」
「そうね、お姉さまのアホ言さえ聞かなければ」
もう、フランったら冷たいわ。
でもそこが魅力の一つよ。
「さ、フラン私とお話しましょ」
「ヤダ、壁と話してたら??あとブラ返せ」
ああ、頭にのっけてたフランのブラを取られた!!
くー、折角洗濯する前に洗濯籠から抜き取ったのにぃ。
「なんでこんなにダメになったんだろ、昔はもう少しまともだったのに」
ブツブツと呟きながらフランは地下室に帰って行ってしまった。
残念、こうなったらパチェで暇を潰すか。
「あ、お嬢様」
「あら咲k………ふ、変装ね、バレバレよっ」
「え、ええ??」
「上手く咲夜に化けたつもりだろうけど胸が大きすぎたわね、咲夜は寄せて上げてもAカップなのよっ」
「う、うわーーーん、パチュリー様に大きくしてもらったのにぃーーーー」
あれ??もしかして本物だったの??
悪いことをしたわね、後で謝らないと。
それとパチェ、今すぐ私にもその魔法をかけなさい。
「へ??胸を大きくしろですって??」
「ダメです、絶対にダメですお嬢様っ、ただでさえもカリスマが枯渇しているお嬢様から萌えを取ったら何が残るんですかっ」
酷い言われようだ。
というかチルノやルーミア、果てはリグルはよくて私はダメなのか。
あとリグル、おまえメスだったんだな。イイ体しやがってチクショウ。
「いいですか、お嬢様。お嬢様から幼女キャラを取ったらダメなんです、ダメダメなんです。
ただでさえもより幼女な妹様は胸がワンランク成長なされてしまったのに、お嬢様まで大きくなったら私どうしたらいいんですかっ」
「とりあえず頭を冷やせばいいと思う」
「それならアタイの出番ねっ」
一瞬で巨大氷に閉じ込められた小悪魔が少し哀れだが、少し冷静になって貰おう。
「ふふ、チルノったらお転婆ね、女はもっと優雅に、美しくよ??」
誰だよコイツ、一瞬そう思ったがたぶんルーミアだ。
なんか髪が伸びてボンキュッボーンにコイツもなってる。チクショウ。
「ルーミアの言うとおりよチルノ。はしたないわ」
「そうね、リグル、ルーミア、少しはしたなかったわね」
うげぇ、なんというマリみて。
幻想郷での嗜みはどれだけ壊れるかだというのに。こいつらは。
あと、これだけペタンコキャラをきょぬーにしてるんだから私もいいだろ。
「ふふ、これこそ最強ね」
「パチェ、なんで私アナタと友達やってたか分からなくなってきたわ」
「ああ、そうそう私は別に構わないわよ」
「私がダメェェーーーーーーーー」
うわっ、凄い執念だ。あの氷を破って出てくるなんて。
そこまで私を永遠の貧乳にしたいのか、私だって勝ち組になりたいんだよ、勝ち組小悪魔っ。
「ダメよ小悪魔さん、レミリアさんは今大切なお話中よ??」
ナイスルーミア、よく小悪魔を闇に閉じ込めた。
あれ、でも声も聞こえなくない??
「さ、今のうちに」
「そうね、さぁパチェお願い」
「ええ、一瞬で済むわ。目を閉じててね??
キンニクキンニクフッキンゴバッフッキンジョウワンニトウキン」
すげえ怪しい呪文だな、パチュリー。すこぶる不安になるじゃないか。
あと途中で血、吐いたな。
「ふっ、成功よ」
「おおっ」
其処にはワンピースを押し上げて主張する私の胸。
というか下半身ほぼ露出してるわね、背まで伸びたから。
「パチェ、アナタと友達で本当によかったわ」
「私もよ、レミィ」
「ところで変えの服は無いかしら??」
「有るわ、小悪魔のだけど」
それでいいや、露出狂の仲間入りはしたくないし。
「ちなみに効果は三時間よ。
そろそろチルノはタイムアウトね」
「えー」
「大丈夫よ、私のように修行すれば変身を操れるようになるから」
オマエと一緒にするなマチョリー。
テメエのはベクトル完全に逆だろ、な??
「あー、お嬢様が貧乳じゃなーい」
「まだ言ってるの小悪魔??」
「あ、でもこれはこれでアリかも」
小悪魔も女なら誰もいいのか??
もうまともなのが居ない…………
ふと思った。
ベースがナイスバディな中国を最強にしたらどうなるのだろう。
「名案ね」
「ふふレミリアさんったら可笑しいことを考え付きますね??」
「でも私も少し興味あります」
「アタイもみてみたーい」
と、言うわけで連れて来た。
「なんで私ここに居るんでしょう」
「理由は一つよ、中国。女体の神秘を見せて頂戴」
「ふ、ふえぇぇぇぇぇぇ!!」
「とりあえずGO、あ詠唱はメンドイからカットね」
こんなでも良いのだろうか??
「あ」
「あらあら」
「これは………」
そこには小さいちゅーごくがいた。
そして、私も元に戻っていた。
なんでだよチクショウ。
「最強だぁ」
「レミィまで巻き込んだわね」
小悪魔が恍惚とした表情でそう呟いた。目つきは何所までも危ない。
しかし、詠唱カットした所為でこうなるとは。
「ま、三時間で切れるでしょ。さあ今日はお開きお開き」
なんてアバウト、直らなかったらどうするんだよ。
「あ、あう」
「さて、お持ちかえりするか」
カシャン
「お姉さま??」
「ふ、フラン!!」
「さっきは言いすぎたと思ってケーキ一緒に食べようと思ったのに………
まさか、まさかお姉さまが幼女拉致ってお持ちかえりしようとしてるなんてっ」
「ち、違うのよ、これは誤解なのっ」
「五階も六階もないわよっ、お姉さまの馬鹿ぁーーーーーーー」
「ふらぁぁぁーーーーーーーーーーーーん」
終わった、全てが終わった。
「お嬢様ぁー??」
きーこ、きーこ
「お嬢様ぁぁぁっ」
咲夜が間に合い私は一命を取り留めた。
妖怪でも無意識の行動とは恐ろしいものだ。
「あ、お姉さま気が付いた??」
「フラン………私は確か」
「部屋で首を吊ってたのよ、お姉さま」
「そう、確かフランに誤解されて嫌われたショックで死のうとしたんだったわね」
「あの、その事で謝りたいの………まさかお姉さまがそこまで追い詰められるなんて考えられなくて。その、ゴメンなさいっ」
フラン、こんなダメな姉でも許してくれるのね。
レミリア感動よ。
親が居なくても子は立派に育つのね。
まあ借金だけこさえて自殺した父親に、他所の男と何処かへ消えた母なんて居ない方がマシだな。
ホント保証人が母でよかったよ。
抱きついてくるフランの頭を優しく撫で、フランの背後に立つ咲夜に目を向ける。
「さて、今は何時かしら、咲夜」
「ただいま午前七時です」
「そう、寝るわ」
「はい、お休みなさいませ」
「あと、胸直ったのね」
「あ、はい」
「悪かったわね、偽者なんて言って」
「いえ、気にしてませんから」
「そう」
これが私の優雅な一日
レミリア様わかってらっしゃる
貴方様の作品を楽しみにしております
何あの詠唱反則だよ……。
もう少し時間があればルーミアの闇もどうにかしたかも
すごいよ小悪魔マジック
すげえ常識だwwwこの世界の住人になりてえ
ではレス返しを。
1>
レミリアはフランちゃんこそが至高の萌えだと思っています。
2>
パチュリー様は二度の変身で脳までマチョリーに………
3>
だが断る、この紅魔のもっとも好きな事の一つは自分を呼び出すやつにNOと言ってやる事だ。
4>
小悪魔マジックは某道化師並みです。
5>
幻想郷の住人になる為の最低限の事は常識を捨てることです。
6>
他にもEXチルノやEXリグルが……
>「あら咲k………ふ、変装ね、バレバレよっ」
>「え、ええ??」
>「上手く咲夜に化けたつもりだろうけど胸が大きすぎたわね、咲夜は寄せて上げてもAカップなのよっ」
>「う、うわーーーん、パチュリー様に大きくしてもらったのにぃーーーー」
ここらへん全部幻想の麓って所にある漫画とネタ被ってます。
本当ですね、先ほど確認しました。
今後こういったネタが被らないように注意します。
けれどチルノ君はそのままの君でいて