*基本ギャグですが、所々ちょっとグロい描写があります。
「「こ、これは一体どういうこと(だ)……?」」
自らの、白黒の綺麗なグラデーションを織り成す髪をつまみ、ずたずたの襤褸をまとった少女は呆然とつぶやいた。
震えているのだろうか、声が微妙にブレているように聴こえる。
少女の周囲は凄惨な有り様だった。
どうやら元は竹林だったと思わしきその場所はどこもかしこも満遍なく焼け焦げ、未だに小さな火が燻っている。
辛うじて焼け残った竹は無造作に薙ぎ倒され、地面には大小のクレーターが無数に作られていた。
僅かに差し込む朝日が、寂寥感を通り越していっそ清々しさすら感じさせた。
――そこはまさしく戦場の爪跡であった。
「「私は……輝夜なのか? いや、妹紅……?」」
肌寒さから目を覚まして既に数十分。
少女は未だに茫然自失の有様で、その場からピクリとも動こうとはしなかった。
――時間を遡り、昨晩のことである。
満月の夜、竹林の奥深くで二人の不死者、輝夜と妹紅は対峙していた。
理由は最早語るまでも無い、月に一度の殺し合いである。
だが、今回はいつもの勝負とはやや違った展開を見せた。
最初のうちこそいつも通りの殺し合いだったのだが……多分二人とも何か嫌なことがあったのだろう。
いつになくヒートアップしてしまった二人の死闘は、次第に弾幕ごっこから離れ、零距離での泥仕合へと移行した。
二人の不死者の超接近戦は、関節技やマウントの取り合いなんてチャチなもんじゃあ断じてない。
噛み付きだの目玉抉りだのもまだまだ序の口、力任せに骨を砕き腹をブチ破り、臓物を■■■■して■■い、■■が■■■■になるまで■■し、脳髄を■■■■■■■■■のだ。
更に内部から■■を爆破して■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■びっくりするほどリザレクション■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■段々とネチョ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■めそ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■のであった。
「「あーあーあー、段々思い出してきたわ」」
何やら一部検閲がかかったが、咋夜の死闘の最後は、半ば挽肉状態になった二人が仲良く折り重なるようにダブルノックダウンだった筈だ。
「「……つまりは、そういう事……なの(か)……?」」
段々と顔色が青ざめていくのを自覚する少女。
脳裏に浮かぶのはハンバーグの作り方だった。
少女は目を瞑ると、大きく息を吸い込んで――吼えた。
「「助けてえーーーりぃーーーーーん!!!!!」」
「……いつか、いつかこんな事が起こるのではないかと思ってたわ」
深く深く溜息をつきながら、永遠亭の薬師、八意永琳は眼前の少女を半眼で睨み付けた。
「だから殺し合いながらネチョるのだけは絶対にやめなさいと、以前あれ程……っ!」
「「あ、やっぱそれが原因だったの?」」
顔を赤らめ頭を掻くもこてる(仮名)。
そんな二人に永琳は更に盛大に溜息をつき、そしてちょっとだけ頬を染めながら口にした。
「お忘れですか、姫様? かく言う私も思い出したのはつい先ほどなのですが、ずっと昔にも同じ事があったでしょう?」
「「へ……?」」
はてと首を傾げて数千年の記憶を辿るもこてる(仮名)。
――それは未だ輝夜と永琳が主従として出来たてほやほやだった頃。
てゐも鈴仙も未だおらず。
それまでの左団扇な生活から文無しホームレスに転落した輝夜と、同じく着の身ひとつで慣れない地上暮らしを余儀なくされた永琳。
そりゃ不死者とはいえ人間、ストレスだって溜まる事もあるさ。
特に当時の輝夜はいきなり短歌とか詠みだしたり、常時薄目の微笑を保ってたりと、今をはるかに凌ぐ中二病っぷりだった。
しかも名のある貴族を尽く破滅させた我侭っぷりも健在だったりもしたわけで。
惚れた弱みで月を裏切って輝夜に味方した永琳だったが、当時はそりゃリミットがブレイクする事だってままあった。
そんな中のひとつ、初めて二人がガチで喧嘩した夜のことだ。
喧嘩の動機など憶えている訳も無いが、盗んだバイクで走り出したくなる程度のものである事は確かだったのだろう。
ともあれ喧嘩終了後、仲良く半挽肉と化した二人は、初めてストレートに気持ちをぶつけ合い、また死闘による極度の興奮状態にあった事も手伝って……まあその、■■■■な展開になったりした訳で。
「「――ああ、思い出したわ!! 確かにあの時も永琳と融合しちゃったんだっけ」」
ポンと手を叩き、大きく頷くもこてる(仮名)。
「「あの時は大変だったわ。 危うく名前が輝琳(かぐりん)になる所だったもの。 私が永夜(えいや)という名前を思いつかなければどうなっていた事やら」」
懐かしむようにHAHAHAとフランクに笑う。が。
「「手前ぇ、そんな大事な事忘れてんじゃねえ!!」」(妹紅)
「「仕方が無いじゃない! どんだけ昔の話だと思ってんのよ!?」」(輝夜)
精神までは融合していないらしく、傍から見れば壮絶なまでにシュールな一人芝居が始まった。
そのまま自分に向けて右手からブリリアントドラゴンバレッタ、左手からフジヤマヴォルケイノをブチかまそうとしているもこてる(仮名)に永琳が待ったをかける。
「待ちなさい、そんな事よりも重大な問題があるわ」
「「な、何……?」」
きりっと真剣な顔でビシッと指を差す永琳に、思わず姿勢を正してゴクリと唾を飲むもこてる(仮名)。
ふむ、と顎に指を当て考え込む永琳。
そのまま待つこと五分弱。やがて答えは出たらしく。
「……輝紅(かぐこう)か、妹夜(もぐや)か。 それが問題ね」
………………………………………………。
……………………。
…………。
((ダセェ……!!!!!))
戦慄と共に一歩下がるもこてる(仮名)。
流石は八意永琳。レミリア、にとりらに並ぶ、幻想郷四次元ネーミングセンスの持ち主であった。
「「って、名前なんてどうでもいいのよ!! この状態、何とかならないの(かよ)!?」」
「そう言われましても」
気を取り直して永琳に詰め寄るもこてる(仮名)に、困ったように首を傾げる永琳。
「あの時は確か一月ほどで、自然と元に戻れたはずですが」
「「え……そうだっけ?」」
そう。こくりと永琳はうなずく。
いかに蓬莱人とはいえ、ハンバーグの作り方と大差の無い方法で二身合体は不可能だった。
次第に肉体と魂に拒絶反応が生まれ、やがて肉体の崩壊と共に、元の二人へと分離したのだ。
「まぁ、しばらくはそのままで我慢してもらうしかないわね」
結局、永琳はそう結論付けた。
そしてその日から、もこてる(仮名)の試練の日が幕を開けたのであった。
一人上手で日に十三回はリザレクションしたり。(その都度永琳が治療した)
一日の行動についてアウトドア派の妹紅とインドア派の輝夜が、妥協案として、本気で胴体を真っ二つにしたり。(永琳が治療した)
事情を聞いた里の半獣から、無表情でひたすら頭突きを108連発ほど喰らったり。(永琳が治療した)
どこからか嗅ぎ付けたブン屋を右手にサラマンダーシールド、左手にパゼストバイフェニックスで香ばしい焼き鳥にしたり。(永遠亭も焼けた)
そんなこんなで約一月後――。
ようやく拒絶反応が始まり、突如苦しみだしたもこてる(仮名)に、永琳が万感の思いと共にアポロ13をゼロ距離でぶつける。
そして木っ端微塵に砕け散ったもこてる(仮名)がリザレクションすると、いともあっさり元の輝夜と妹紅の二人に分離したのだった。
「あー、とにかくひたすらに最悪な一ヶ月だった」
「あらそう? 私は楽しかったけど」
「あー?」
永遠亭の玄関前。見送りにきた宿敵に訝しげな視線を送る妹紅。
だって。輝夜はくすくす笑ってぽつりとつぶやいた。
「もこたんが私の事どう思っているか良くわかったし」
「――――っ!」
永琳との融合の時は、輝夜と永琳の絆を更に強固なものにした。
何故なら一心同体である為、精神は分かれていても考えてる事は相手に筒抜けなのだ。
永琳の忠誠と親愛の情を知った輝夜は、流石にちょっとだけ(本当にちょっとだけ)己が生活態度を見直した。
そして永琳も何だかんだで輝夜が自分に全幅の信頼を置いている事を知り、あふれ出る恍惚と鼻血と共に、更なる忠誠を誓ったのであった。
そして今回の融合。
逆恨みから始まり幾千の死闘を経て培った、千年モノのベジータライクなツンデレと。
更にそれ以上の時間をかけて熟成された、最早神気にまで昇華されたヤンデレ。
もういっそ清々しいほどに捻じ曲がってしまってはいるが、その根底にあるものはやはり『愛』だった。
互いの、互いに対する歪んだ感情をごまかし様も無く受け止めることになった二人。
妹紅はドン引きし、しかして心の奥底に湧き上がる感情を必死で否定しながら、復讐心とか少しは減らそうかなーと猛省した。
いっぽう輝夜は、むしろ興奮した。
もう悪態すらつけずに、真っ赤になりながら竹林の奥へと駆け去ってゆく妹紅を生暖かく見送る、と。
輝夜は、色んな理由により未だに不機嫌な永琳をどうなだめるかについて、思考を働かせることにしたのだった。
「「こ、これは一体どういうこと(だ)……?」」
自らの、白黒の綺麗なグラデーションを織り成す髪をつまみ、ずたずたの襤褸をまとった少女は呆然とつぶやいた。
震えているのだろうか、声が微妙にブレているように聴こえる。
少女の周囲は凄惨な有り様だった。
どうやら元は竹林だったと思わしきその場所はどこもかしこも満遍なく焼け焦げ、未だに小さな火が燻っている。
辛うじて焼け残った竹は無造作に薙ぎ倒され、地面には大小のクレーターが無数に作られていた。
僅かに差し込む朝日が、寂寥感を通り越していっそ清々しさすら感じさせた。
――そこはまさしく戦場の爪跡であった。
「「私は……輝夜なのか? いや、妹紅……?」」
肌寒さから目を覚まして既に数十分。
少女は未だに茫然自失の有様で、その場からピクリとも動こうとはしなかった。
――時間を遡り、昨晩のことである。
満月の夜、竹林の奥深くで二人の不死者、輝夜と妹紅は対峙していた。
理由は最早語るまでも無い、月に一度の殺し合いである。
だが、今回はいつもの勝負とはやや違った展開を見せた。
最初のうちこそいつも通りの殺し合いだったのだが……多分二人とも何か嫌なことがあったのだろう。
いつになくヒートアップしてしまった二人の死闘は、次第に弾幕ごっこから離れ、零距離での泥仕合へと移行した。
二人の不死者の超接近戦は、関節技やマウントの取り合いなんてチャチなもんじゃあ断じてない。
噛み付きだの目玉抉りだのもまだまだ序の口、力任せに骨を砕き腹をブチ破り、臓物を■■■■して■■い、■■が■■■■になるまで■■し、脳髄を■■■■■■■■■のだ。
更に内部から■■を爆破して■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■びっくりするほどリザレクション■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■段々とネチョ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■めそ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■のであった。
「「あーあーあー、段々思い出してきたわ」」
何やら一部検閲がかかったが、咋夜の死闘の最後は、半ば挽肉状態になった二人が仲良く折り重なるようにダブルノックダウンだった筈だ。
「「……つまりは、そういう事……なの(か)……?」」
段々と顔色が青ざめていくのを自覚する少女。
脳裏に浮かぶのはハンバーグの作り方だった。
少女は目を瞑ると、大きく息を吸い込んで――吼えた。
「「助けてえーーーりぃーーーーーん!!!!!」」
「……いつか、いつかこんな事が起こるのではないかと思ってたわ」
深く深く溜息をつきながら、永遠亭の薬師、八意永琳は眼前の少女を半眼で睨み付けた。
「だから殺し合いながらネチョるのだけは絶対にやめなさいと、以前あれ程……っ!」
「「あ、やっぱそれが原因だったの?」」
顔を赤らめ頭を掻くもこてる(仮名)。
そんな二人に永琳は更に盛大に溜息をつき、そしてちょっとだけ頬を染めながら口にした。
「お忘れですか、姫様? かく言う私も思い出したのはつい先ほどなのですが、ずっと昔にも同じ事があったでしょう?」
「「へ……?」」
はてと首を傾げて数千年の記憶を辿るもこてる(仮名)。
――それは未だ輝夜と永琳が主従として出来たてほやほやだった頃。
てゐも鈴仙も未だおらず。
それまでの左団扇な生活から文無しホームレスに転落した輝夜と、同じく着の身ひとつで慣れない地上暮らしを余儀なくされた永琳。
そりゃ不死者とはいえ人間、ストレスだって溜まる事もあるさ。
特に当時の輝夜はいきなり短歌とか詠みだしたり、常時薄目の微笑を保ってたりと、今をはるかに凌ぐ中二病っぷりだった。
しかも名のある貴族を尽く破滅させた我侭っぷりも健在だったりもしたわけで。
惚れた弱みで月を裏切って輝夜に味方した永琳だったが、当時はそりゃリミットがブレイクする事だってままあった。
そんな中のひとつ、初めて二人がガチで喧嘩した夜のことだ。
喧嘩の動機など憶えている訳も無いが、盗んだバイクで走り出したくなる程度のものである事は確かだったのだろう。
ともあれ喧嘩終了後、仲良く半挽肉と化した二人は、初めてストレートに気持ちをぶつけ合い、また死闘による極度の興奮状態にあった事も手伝って……まあその、■■■■な展開になったりした訳で。
「「――ああ、思い出したわ!! 確かにあの時も永琳と融合しちゃったんだっけ」」
ポンと手を叩き、大きく頷くもこてる(仮名)。
「「あの時は大変だったわ。 危うく名前が輝琳(かぐりん)になる所だったもの。 私が永夜(えいや)という名前を思いつかなければどうなっていた事やら」」
懐かしむようにHAHAHAとフランクに笑う。が。
「「手前ぇ、そんな大事な事忘れてんじゃねえ!!」」(妹紅)
「「仕方が無いじゃない! どんだけ昔の話だと思ってんのよ!?」」(輝夜)
精神までは融合していないらしく、傍から見れば壮絶なまでにシュールな一人芝居が始まった。
そのまま自分に向けて右手からブリリアントドラゴンバレッタ、左手からフジヤマヴォルケイノをブチかまそうとしているもこてる(仮名)に永琳が待ったをかける。
「待ちなさい、そんな事よりも重大な問題があるわ」
「「な、何……?」」
きりっと真剣な顔でビシッと指を差す永琳に、思わず姿勢を正してゴクリと唾を飲むもこてる(仮名)。
ふむ、と顎に指を当て考え込む永琳。
そのまま待つこと五分弱。やがて答えは出たらしく。
「……輝紅(かぐこう)か、妹夜(もぐや)か。 それが問題ね」
………………………………………………。
……………………。
…………。
((ダセェ……!!!!!))
戦慄と共に一歩下がるもこてる(仮名)。
流石は八意永琳。レミリア、にとりらに並ぶ、幻想郷四次元ネーミングセンスの持ち主であった。
「「って、名前なんてどうでもいいのよ!! この状態、何とかならないの(かよ)!?」」
「そう言われましても」
気を取り直して永琳に詰め寄るもこてる(仮名)に、困ったように首を傾げる永琳。
「あの時は確か一月ほどで、自然と元に戻れたはずですが」
「「え……そうだっけ?」」
そう。こくりと永琳はうなずく。
いかに蓬莱人とはいえ、ハンバーグの作り方と大差の無い方法で二身合体は不可能だった。
次第に肉体と魂に拒絶反応が生まれ、やがて肉体の崩壊と共に、元の二人へと分離したのだ。
「まぁ、しばらくはそのままで我慢してもらうしかないわね」
結局、永琳はそう結論付けた。
そしてその日から、もこてる(仮名)の試練の日が幕を開けたのであった。
一人上手で日に十三回はリザレクションしたり。(その都度永琳が治療した)
一日の行動についてアウトドア派の妹紅とインドア派の輝夜が、妥協案として、本気で胴体を真っ二つにしたり。(永琳が治療した)
事情を聞いた里の半獣から、無表情でひたすら頭突きを108連発ほど喰らったり。(永琳が治療した)
どこからか嗅ぎ付けたブン屋を右手にサラマンダーシールド、左手にパゼストバイフェニックスで香ばしい焼き鳥にしたり。(永遠亭も焼けた)
そんなこんなで約一月後――。
ようやく拒絶反応が始まり、突如苦しみだしたもこてる(仮名)に、永琳が万感の思いと共にアポロ13をゼロ距離でぶつける。
そして木っ端微塵に砕け散ったもこてる(仮名)がリザレクションすると、いともあっさり元の輝夜と妹紅の二人に分離したのだった。
「あー、とにかくひたすらに最悪な一ヶ月だった」
「あらそう? 私は楽しかったけど」
「あー?」
永遠亭の玄関前。見送りにきた宿敵に訝しげな視線を送る妹紅。
だって。輝夜はくすくす笑ってぽつりとつぶやいた。
「もこたんが私の事どう思っているか良くわかったし」
「――――っ!」
永琳との融合の時は、輝夜と永琳の絆を更に強固なものにした。
何故なら一心同体である為、精神は分かれていても考えてる事は相手に筒抜けなのだ。
永琳の忠誠と親愛の情を知った輝夜は、流石にちょっとだけ(本当にちょっとだけ)己が生活態度を見直した。
そして永琳も何だかんだで輝夜が自分に全幅の信頼を置いている事を知り、あふれ出る恍惚と鼻血と共に、更なる忠誠を誓ったのであった。
そして今回の融合。
逆恨みから始まり幾千の死闘を経て培った、千年モノのベジータライクなツンデレと。
更にそれ以上の時間をかけて熟成された、最早神気にまで昇華されたヤンデレ。
もういっそ清々しいほどに捻じ曲がってしまってはいるが、その根底にあるものはやはり『愛』だった。
互いの、互いに対する歪んだ感情をごまかし様も無く受け止めることになった二人。
妹紅はドン引きし、しかして心の奥底に湧き上がる感情を必死で否定しながら、復讐心とか少しは減らそうかなーと猛省した。
いっぽう輝夜は、むしろ興奮した。
もう悪態すらつけずに、真っ赤になりながら竹林の奥へと駆け去ってゆく妹紅を生暖かく見送る、と。
輝夜は、色んな理由により未だに不機嫌な永琳をどうなだめるかについて、思考を働かせることにしたのだった。
とくに「めそ」の前後!
まあ、でもやっぱり可愛いなこの二人w
……にとりんを、にとりんをお嬢様達と一緒にするなぁ!(ネーミングセンス的な意味で)
お化けキューカンバーとか格好いいじゃないか!
にとり乙wwwww